【ラ・リーガ第19節プレビュー】共に心機一転の久保vs岡崎の日本人対決! 乾&武藤が首位アトレティコに挑戦!

2021.01.19 22:05 Tue
Getty Images
先々週に開催された第18節では大雪の影響でアトレティコ・マドリーvsアスレティック・ビルバオの一戦が延期となった中、2位のレアル・マドリーはオサスナとのアウェイゲームを0-0のドローで終える痛恨の結果に。一方、3位のバルセロナはグラナダ相手に4-0の快勝を収めている。

先週末のコパ・デル・レイ開催に伴い、ミッドウィーク開催となる第19節では、アスレティックの優勝に終わったスーペル・コパを戦ったバルセロナとマドリー、レアル・ソシエダ、アスレティックがすでに日程を消化。残りの8試合が改めて開催される。

その中で注目を集めるのは、共に心機一転を図るMF久保建英を擁する13位のヘタフェ(勝ち点20)と、FW岡崎慎司擁する最下位のウエスカ(勝ち点12)よる日本人対決だ。
ポジション争いに苦しむビジャレアルとのレンタル契約を早期解消し、ヘタフェに新天地を求めた久保はデビュー戦となったエルチェ戦で最高のデビューを飾った。

加入からまもなくチーム練習なしにぶっつけ本番でメンバー入りを果たすと、相手の退場で数的優位を得た1-1の状況の64分にピッチに送り込まれた背番号5は、得意とする右サイドでプレー。カットインからの左足のシュートで相手GKにセーブを強いると、このこぼれ球をFWマタがタップインし、決勝点をおぜん立て。さらに、積極的な仕掛けから入れたクロスを味方が競ったプレーでPKが与えられ、実質2点に絡む形で3-1の勝利に貢献した。
そして、このデビュー戦で指揮官、チームメイトの信頼を早くも勝ち取った久保はホームデビュー戦となるウエスカ戦でのスタメン起用も期待される。ボルダラス監督は守備面で高強度のプレーを求めるためベンチスタートの可能性もあるが、最下位相手のホームゲームということもあり、攻撃的な采配に期待したいところだ。

対する岡崎在籍のウエスカは前節のベティス戦の敗戦後にミチェル監督が解任となり、昨夏までエルチェを率いたパチェタ新監督を招へい。新指揮官の下で逆転での残留を目指すことに。エルチェ時代には[4-4-1-1]や[4-4-2]を志向しており、岡崎は2トップの一角での起用が見込まれるが、指揮官交代によって序列が大きく変わる可能性もあり、この初陣から積極的なアピールが求められる。

また、MF乾貴士とFW武藤嘉紀を擁する15位のエイバル(勝ち点19)は首位を走るアトレティコ(勝ち点41)との難しい一戦に臨む。前節のレバンテ戦では乾が待望の今季初ゴール、直近のコパ・デル・レイのナバルカルメロ戦では武藤が今季公式戦3ゴール目を挙げたが、いずれの試合も逆転負け。とりわけ、コパ・デル・レイでは3部相手の1-3の惨敗となっており、公式戦連敗中のチーム状況は芳しくない。格上とのこの一戦でも劣勢必至だが、2人のサムライの意地に期待したい。

一方、前節のアスレティック戦は延期も、12日に開催された開幕節延期分でセビージャに2-0の快勝を収めたアトレティコは5連勝を達成。すでにコパ・デル・レイを敗退しており、フレッシュな状態でこのアウェイゲームに臨めるはずだ。ただ、セビージャ戦で圧巻のパフォーマンスを披露したDFトリッピアーが一時処分凍結となっていた賭博問題による10週間の出場停止処分が確定し、再び起用不可となった点は懸念材料だ。ただ、FWジエゴ・コスタの後釜としてリヨンからFWムサ・デンベレが加入しており、デビュー戦でのプレーに注目が集まるところだ。

そのほかでは4位のビジャレアル(勝ち点32)と、7位のグラナダ(勝ち点27)による上位対決、アトレティコ戦完敗からのリバウンドメンタリティが試される6位のセビージャ(勝ち点30)の一戦も注目カードだ。

《ラ・リーガ第19節》
▽1/19(火)
《27:00》
カディス vs レバンテ
バジャドリー vs エルチェ
《29:30》
アラベス vs セビージャ

▽1/20(水)
《27:00》
ヘタフェ vs ウエスカ
《29:00》
ベティス vs セルタ
《29:30》
ビジャレアル vs グラナダ

▽1/21(木)
《27:00》
バレンシア vs オサスナ
《29:30》
エイバル vs アトレティコ・マドリー

▽12/15(火)
レアル・マドリー 3-1 アスレティック・ビルバオ

▽12/16(水)
バルセロナ 2-1 レアル・ソシエダ

ウエスカの関連記事

エイバルは29日、ウエスカのMF橋本拳人(31)を完全移籍で獲得することを発表した。 フリートランスファーでの加入となり、契約期間は1年間。延長オプションもあるという。 FC東京の下部組織育ちの橋本は、2012年2月にトップチーム昇格。ロアッソ熊本への期限付き移籍を経験すると、FC東京で日本代表にも上り詰め 2024.08.29 18:33 Thu
セビージャは12日、ウエスカの元スペイン代表GKアルバロ・フェルナンデス(26)が完全移籍で加入することを発表した。契約期間は2025年夏までの1年間となる。 オサスナの下部組織育ちのフェルナンデスは、モナコやエストレマドゥーラでプレー。2019年7月にウエスカに完全移籍する。 その後、ブレントフォードやエ 2024.08.13 12:30 Tue
2023-24シーズン限りでの現役引退を発表していたFW岡崎慎司(38)が、東京都内で引退会見を実施した。 清水エスパルスでプロキャリアをスタートさせた岡崎。ダイビングヘッドや気持ちのこもったプレー、泥臭さもあるゴールゲッターとして飛躍すると、2011年1月にシュツットガルトへと完全移籍しヨーロッパでのキャリアを 2024.06.17 21:25 Mon
ウエスカは3日、元日本代表MF橋本拳人(30)の退団を発表した。 FC東京の下部組織出身の橋本は、ロアッソ熊本への期限付き移籍を経験するなどし、そのFC東京でレギュラーに定着。日本代表としてもプレーすると、2020年7月にロシア・プレミアリーグのFCロストフに完全移籍した。 ロストフでは結果を残していた中、 2024.06.03 22:12 Mon
ウエスカに所属するMF橋本拳人が衝撃ゴールを叩き込み、チームの窮地を救ったた。 12日、セグンダ・ディビシオン第39節が行われ、ウエスカはアウェイでエルチェと対戦した。 シーズンも残り4試合となった中、ウエスカは勝ち点42で18位に位置。下位4チームが自動降格するリーグで、ギリギリの残留争いを戦っている。 2024.05.13 22:55 Mon

ラ・リーガの関連記事

「何かイケてない週末だったわね」そんな風に私が嘆いていたのは月曜日。リーガ22節でマドリッドの4チームにまったくいいところがなかったことを思い出していた時のことでした。といっても負けたのは兄弟分ダービーに挑んだラージョだけで、アトレティコとヘタフェは引分けだったんですけどね。唯一、勝ったレアル・マドリーにしても決して強 2026.02.03 10:18 Tue
「そりゃ敗退はしてないけどさ」そんな風に私が呟いていたのは木曜日。前夜のショックから立ち直ろうと努めていた時のことでした。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ最終節はまたしてもメトロポリターノのスタンドに座り、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の2元中継でベンフィカvsレアル・マドリーを追いながら、 2026.01.31 11:46 Sat
「補強のアテもないのに4人も出すなんて一体、何考えているんだろう」そんな風に私が憤りを感じていたのは月曜日。冬の移籍市場が閉まるまで1週間しかないにも関わらず、アトレティコは選手を獲らないかもしれないという噂が聞こえてきた時のことでした。日曜日のマジョルカ戦後、シメオネ監督が「Seguramente buscaremo 2026.01.27 17:33 Tue
「もしかしたら、とてもオメデタイ人たちだったのかも」そんな風に私が呆れていたのは木曜日、アリ・サミ・イェン・スポル・コンプレクシから引き揚げるアトレティコの選手たちが、CLリーグフェーズのトップ8に「Nos vamos a meter/ノス・バモス・ア・メテール(ウチは入れる)」と確信していたという、マルカ(スポーツ紙 2026.01.24 20:00 Sat
「たった3日で雰囲気がガラッと変わったら、そっちの方が怖いよね」そんな風に私が訝っていたのは月曜日。レバンテ戦でミソギは済んだため、ベルナベウのファンはCLモナコ戦でレアル・マドリーを応援してくれるはずという楽観論をスポーツ紙で読んだ時のことでした。 スペイン・スーパーカップ(スーペルコパ)決勝でバルサに負けた後 2026.01.21 17:00 Wed

ウエスカの人気記事ランキング

1

ウエスカが昨季エルチェを1部昇格に導いたパチェタ氏を新指揮官に招へい

FW岡崎慎司の所属するウエスカは12日、新指揮官にパチェタ氏(52)を招へいしたことを発表した。 ウエスカでは同日、ラ・リーガ18試合を消化して1勝9分け8敗の最下位に沈んでいたことを受け、ミチェル前監督(45)を解任していた。 パチェタ氏はこれまでオビエドやエルクレスの監督を歴任。2018年2月より指揮を執ったエルチェでは昨季、昇格プレーオフを勝ち抜いて1部昇格に導いていた。 2021.01.13 02:00 Wed
2

最下位ウエスカ、40歳フランシスコ・ロドリゲス氏が監督就任

▽ウエスカは10日、スペイン人のフランシスコ・ロドリゲス氏(40)を新監督に招へいしたことを発表した。 ▽9日に成績不振を理由にレオ・フランコ前監督を解任したウエスカは、ここまでリーグ戦第8節を終えて1勝2分け5敗で最下位に位置。沈みゆく船の舵取りを任されたのが、前監督のさらに1歳年下の若手監督だった。 ▽ロドリゲス氏は、現役時代はアルメリアやアルバセテでプレー。2010年の引退後すぐにアルメリアのアンダーチームの監督に就任すると、2013-14シーズンには同クラブのトップチームを任され、これまでの監督キャリアではそのシーズンが唯一のラ・リーガでの指揮となっていた。 ▽直近では、17-18シーズンにスペイン2部のルーゴを率いて12位の成績。また、今年6月末にはコルドバ監督に就任したものの、クラブの財政難によって8月頭に辞任していた。 2018.10.11 13:17 Thu
3

ウエスカ、シティからベネズエラ代表MFエレーラをレンタル! 昨年11月の日本代表戦にも出場

ウエスカは16日、マンチェスター・シティからベネズエラ代表MFヤンヘル・エレーラ(21)を今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 10代半ばからベネズエラ国内で将来を嘱望される逸材の1人と評されたエレーラは2017年2月にシティに完全移籍で加入。その後、すぐさまシティの姉妹クラブのニューヨーク・シティFCに武者修行に出されて2シーズンで公式戦38試合に出場していた。 また、FIFA U-20ワールドカップ(W杯)2017でベネズエラ代表の3位入賞にキャプテンとして大きく貢献した逸材セントラルMFはフル代表でもここまで9試合に出場し1ゴールを記録。昨年11月に行われた国際親善試合の日本代表戦でもプレーしていた。 2019.01.17 00:07 Thu
4

1部昇格のウエスカがパブロ・インスーアをシャルケから買い取り

ウエスカは8月1日、スペイン人DFパブロ・インスーア(26)をシャルケから買い取ったことを発表した。新たに2023年6月までの3年契約を結んだ。 デポルティボの下部組織出身のインスーアは2017年夏にシャルケに加入。度重なるケガで1試合の出場にとどまり、翌シーズンからウエスカにレンタル。戦いの場を再びスペインに戻した。 しかし、ウエスカでの1年目は十字じん帯断裂の大ケガに見舞われ、これが影響したのかレンタル2年目の今季の出場も9試合のみだった。 それでもウエスカは買い取りオプションを行使し完全移籍へ移行。センターバックとしての守備力と足元の技術を高く評価しているようだ。 なお、元日本代表FW岡崎慎司も所属するウエスカは、今季のラ・リーガ2部で優勝し、2シーズンぶりの1部昇格を果たしている。 2020.08.01 21:30 Sat
5

ベティスに完敗のウエスカが3連敗… 途中出場の岡崎も決定機を決められず《ラ・リーガ》

岡崎慎司の所属するウエスカは11日、ラ・リーガ第18節でベティスと対戦し0-2で敗戦した。岡崎は80分からプレーした。 今季リーグ戦1勝で最下位に沈むウエスカ(勝ち点12)が、12位のベティス(勝ち点20)をホームに迎えた一戦。今季2勝目を目指すウエスカは、前節のバルセロナ戦から先発を3人変更。ミッドウィークのコパ・デル・レイ2回戦でフル出場した岡崎は、リーグ戦2試合連続のベンチスタートとなった。 試合が動いたのはゴールレスで迎えた後半。一進一退の展開が続く中、ベティスは78分にフェキルのパスで右サイド深くまで侵入したエメルソンのクロスをニアでマンディが合わせ、ゴールネットを揺らした。 先制を許したウエスカは、80分にモスケラを下げて岡崎を投入。すると82分、インターセプトを狙ったアコクが後方からのタックルで岡崎を倒すと、この試合2枚目のイエローカードで退場処分となった。 数的優位となったウエスカは、後半アディショナルタイム1分に決定機。バイタルエリア手前からオンティベロスがゴール前に浮き球のパスを送ると、飛び出した岡崎が後方からのボールに左足で合わせたが、しっかりミートできず、シュートは惜しくもGKブラボにキャッチされた。 すると逆にベティスは93分、自陣からロングカウンターを仕掛けるとドリブルで持ち上がったサナブリアが右サイドへ展開。これを受けたフェキルのクロスをゴール前に駆け上がったサナブリアがダイビングヘッドでゴールに叩き込んだ。 結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。ウエスカは3連敗。一方、勝利したベティスは3試合ぶりの白星となった。 2021.01.12 07:40 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly