再離脱のバルサ安部裕葵、今度は全治2カ月か

2020.12.17 02:45 Thu
Getty Images
バルセロナは16日、日本代表FW安部裕葵が右足大腿二頭筋を損傷したことを報告した。

13日に行われたセグンダB(スペイン3部)第9節のエスパニョールB戦に出場した安部。しかし、途中出場からわずか3分後の77分に負傷し、交代を余儀なくされていた。

2019年夏に鹿島アントラーズから加入した安部だが、今年2月に右足大腿二頭筋断裂で長期離脱を強いられ、8月には新型コロナウイルス感染で自主隔離。11月に再び同じ箇所を負傷してしまい、今回の試合が今季のリーグ戦では6試合ぶりの出場だった。
クラブの発表によると、三度同じケガで、復帰時期は「本人の回復次第」と伝えている。一方でスペイン『SPORT』によれば、離脱は少なくとも2カ月は強いられるとのことで、またもや安部は試練に見舞われることとなった。

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