ファブレ電撃解任のドルトムント、大迫先発復帰のブレーメンに辛勝《ブンデスリーガ》

2020.12.16 06:38 Wed
Getty Images
ブンデスリーガ第12節、ブレーメンvsドルトムントが15日に行われ、1-2でドルトムントが競り勝った。ブレーメンのFW大迫勇也は76分までプレーしている。

前節ライプツィヒ戦を0-2と完敗した13位ブレーメン(勝ち点11)は、ライプツィヒ戦で先発を外れた大迫がスタメン復帰となった。

対する5位ドルトムント(勝ち点19)は、低調な戦いぶりでシュツットガルト相手に5失点大敗を喫し、ファブレ監督を電撃解任とした。アシスタントコーチのテルジッチ氏を昇格させた中、シュツットガルト戦のスタメンからジャンに代えて16歳ムココを初先発で抜擢した。
立ち上がりから押し込んだドルトムントは12分、FKの流れからルーズボールをボックス中央で拾ったラファエウ・ゲレイロが蹴り込んで先制する。

先制後はドルトムントがポゼッションして試合をコントロール。しかし28分、ブレーメンがワンチャンスで追いつく。ボックス手前右からモフワルドがミドルシュートをゴール右隅に蹴り込んだ。
追いつかれたドルトムントは32分、ボックス右に侵入したロイスのクロスをブレーメンDFがクリアにかかったボールがポストに直撃。さらに41分にはFKからアカンジがボレーで合わせるも、ゴール至近距離からのシュートはGKパブレンカの守備範囲に飛んでしまう。

1-1で迎えた後半、開始5分にムココに決定機が訪れたが、ロイスの右クロスをミートしきれず枠に飛ばせなかった。

ドルトムントが攻勢をかけるものの、徐々に膠着状態に陥っていった中、72分にドルトムントに勝ち越しのチャンス。モレイの右クロスをロイスがヘディングで合わせたが、GKパブレンカの好守に阻まれた。

前線から守備をこなし、一定のキープ力を見せていた大迫が76分にピッチを後にした1分後、ドルトムントにPKが与えられる。

GKパブレンカがクロスボールをファンブルし、慌ててボックス内のアカンジを倒してしまった。このPKをロイスはパブレンカに止められるも、ルーズボールを押し込んで勝ち越しに成功。

その後、フンメルスがハムストリングを痛めるアクシデントがあったものの、ドルトムントが競り勝ち、ファブレ前監督解任後の初戦を白星で飾っている。

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