スパーズ、ケイン2戦連発もパレス相手に痛恨ドロー…次節リバプールとの首位攻防戦を2位で迎える可能性…《プレミアリーグ》

2020.12.14 01:38 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第12節、クリスタル・パレスvsトッテナムが13日にセルハースト・パークで行われ、1-1のドローに終わった。

前節、アーセナルとのノースロンドン・ダービーを2-0で制して首位キープに成功したトッテナムは、ミッドウィークに行われたヨーロッパリーグ(EL)でもアントワープに快勝し、グループ首位通過を決定した。

来週ミッドウィークに同勝ち点で並ぶ2位のリバプールとの首位攻防戦を控える中、11位のパレスとのロンドン・ダービーではアーセナル戦からロ・チェルソに代えてエンドンベレを起用した以外、同じメンバーを起用した。
立ち上がりからボールを握って堅守速攻を狙うホームチームを押し込むトッテナム。開始9分にはアルデルヴァイレルトのフィードに反応したソン・フンミンがボックス右からシュートを狙うが、これは枠を外れる。さらに、20分にはセットプレーの流れからソン・フンミンのクロスをケインがドンピシャのヘディングで合わせるが、これはGKグアイタの好守に阻まれた。

徐々にゴールを匂わせる攻撃を見せるアウェイチームは23分、ボックス手前でソン・フンミンから短いパスを受けたケインが右足を豪快に振ると、強烈な無回転シュートに対してGKグアイタが逆を突かれる形となり、ボールをはじき切れずにそのままネットに吸い込まれた。
ソン・フンミンのおぜん立てからケインに2試合連続ゴールが生まれたトッテナムは以降もゲームをコントロールしつつ、前に出てきたホームチームに対してカウンターで追加点を狙う。33分にはベルフワインの抜け出しからこぼれ球に反応したエンドンベレに決定機も、ここはGKグアイタの好守に遭う。

その後、前半終盤にかけてはパレスの攻勢を受ける形となるが、43分のエゼの決定的なシュートは右ポストに救われて前半を1点リードで終えた。

後半も引き続きビハインドを追うパレスがトッテナム陣内でプレーする時間が続くが、ザハやエゼの鋭い仕掛けやベンテケの高さに対してトッテナム守備陣は冷静に対応する。ただ、前半に比べてなかなか良い形で攻撃に持ち込めず、66分のホイビュルクの強烈なミドルシュートもわずかに枠の左ヘ外れる。

後半半ばを過ぎてモウリーニョ監督はエンドンベレに代えてロ・チェルソを投入し、中盤の守備強度を上げつつ決定的なパスを出せるアルゼンチン代表MFに追加点をもたらすチャンスメークを期待する。

だが、連戦の影響かなかなか攻撃にパワーをかけられずにいると、押し込まれた状況の中で同点ゴールを奪われる。81分、自陣右サイドで与えたFKの場面でキッカーのエゼがゴール前に入れたボールをGKロリスがキャッチに行くが、ゴール前に飛び込んできた味方と相手がブラインドとなったか、手前でバウンドしたボールをこぼしてしまう。これをシュラップに押し込まれた。

リーグ5試合ぶりの失点で逃げ切りに失敗したトッテナムは失点直後にレギロン、ベルフワインに代えてベン・デイビスとデレ・アリを投入。86分にはオーリエのシュート性のクロスをゴール前のケインが頭でコースを変えて枠に飛ばすが、ここはGKグアイタのビッグセーブに遭う。さらに、試合終了間際の93分にはボックス手前左の好位置で得たFKの場面でキッカーのダイアーがゴール左上隅の絶妙なコースにシュートを飛ばす。だが、これもグアイタの見事なセーブに阻まれ、勝ち越しゴールを挙げることはできなかった。

そして、試合はこのまま1-1のドローに終わり、中位のパレス相手に逃げ切り失敗のトッテナムは次節のリバプールとのビッグマッチを首位ではなく2位で迎える可能性が出てきた。

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【プレミアリーグ第9節プレビュー】アーセナルvsリバプールの上位対決、チェルシーとニューカッスルは連戦初戦に

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