鹿島がACL権に望みを繋ぐ勝利! 上田の2試合連続2ゴールで清水撃破《J1》
2020.12.12 17:59 Sat
明治安田生命J1リーグ第32節の1試合が12日に県立カシマサッカースタジアムで催され、鹿島アントラーズ(5位/勝ち点55)が清水エスパルス(17位/同25)を2-0で下した。
今節を含む残り2試合で3位の座を目指す5位の鹿島は連勝を狙い、11月の月間MVPに輝いたエヴェラウドら前節の先発と同様の顔ぶれで今節へ。一方、ここ2試合連続ドローで17位の清水は4選手のメンバーチェンジを施して、宮本、成岡、鈴木、ジュニオール・ドゥトラをスタートから送り出した。
2012年以来白星なしの敵地に8年ぶりの勝利を目指して乗り込んだ清水だったが、3位滑り込みのためにも勝利が求められる鹿島が早々に動かす。右CKのチャンスを獲得した4分、ボックス中央でファン・アラーノのクロスに反応した町田が競り勝つと、こぼれ球をエヴェラウドが右足フィニッシュ。相手GKに弾かれたものの、跳ね返りを上田が右足で押し込み、先制した。
幸先よく先取した鹿島は続く12分、ファン・アラーノの持ち上がりでカウンターに持ち込むと、2試合連続ゴールで自身初のJ1二桁得点に王手をかける上田が躍動。敵陣センターサークル付近からのスルーパスに反応した前線の上田が相手最終ラインのの間を抜け出して、ボックス中央で相手GKを冷静に交わす。無人のゴールマウスに落ち着いて流し込み、清水を突き放した。
開始4分に続いての失点で、さらにプランが崩れてしまった清水は前半のうちに1点でも返そうと反撃に出るが、その糸口を見いだせない。ボールを奪い切れば、相手守備網を左右に揺さぶりながら突破口を探り、幾度かセットプレーのチャンスも手にしたが、上田の2試合連続となる2ゴールの活躍で勢いに乗る鹿島ディフェンス陣がしっかりと対応。攻め手を欠いた展開が続く。
89分に許した上田の決定機をGK大久保が阻止した清水は直後の90分にジュニール・ドゥトラがボックス右に抜け出してチャンスを作り出すが、マイナス方向の折り返しに反応した後藤がモノにできず、タイムアップ。勝ち点を「58」に伸ばした鹿島がともに引き分けの3位名古屋グランパス、4位セレッソ大阪との差を縮め、ACL出場権がかかる3位滑り込みの可能性を残した。
鹿島アントラーズ 2-0 清水エスパルス
【鹿島】
上田綺世(前4、前12)
今節を含む残り2試合で3位の座を目指す5位の鹿島は連勝を狙い、11月の月間MVPに輝いたエヴェラウドら前節の先発と同様の顔ぶれで今節へ。一方、ここ2試合連続ドローで17位の清水は4選手のメンバーチェンジを施して、宮本、成岡、鈴木、ジュニオール・ドゥトラをスタートから送り出した。
幸先よく先取した鹿島は続く12分、ファン・アラーノの持ち上がりでカウンターに持ち込むと、2試合連続ゴールで自身初のJ1二桁得点に王手をかける上田が躍動。敵陣センターサークル付近からのスルーパスに反応した前線の上田が相手最終ラインのの間を抜け出して、ボックス中央で相手GKを冷静に交わす。無人のゴールマウスに落ち着いて流し込み、清水を突き放した。
開始4分に続いての失点で、さらにプランが崩れてしまった清水は前半のうちに1点でも返そうと反撃に出るが、その糸口を見いだせない。ボールを奪い切れば、相手守備網を左右に揺さぶりながら突破口を探り、幾度かセットプレーのチャンスも手にしたが、上田の2試合連続となる2ゴールの活躍で勢いに乗る鹿島ディフェンス陣がしっかりと対応。攻め手を欠いた展開が続く。
劣勢の清水は反撃に転じようと、ハーフタイム明けに成岡を下げて後藤を投入すると、64分にも金井と中村を送り込み、76分に金子の交代カードも切り、前がかる。しかし、67分に遠藤を入れ、83分に永木、松村、荒木を一挙に投入した鹿島の前に攻撃が停滞。ただただ時間だけが過ぎていき、2点リードの鹿島が3点目を狙いに行きつつ、セーフティに試合をコントロールし続ける。
89分に許した上田の決定機をGK大久保が阻止した清水は直後の90分にジュニール・ドゥトラがボックス右に抜け出してチャンスを作り出すが、マイナス方向の折り返しに反応した後藤がモノにできず、タイムアップ。勝ち点を「58」に伸ばした鹿島がともに引き分けの3位名古屋グランパス、4位セレッソ大阪との差を縮め、ACL出場権がかかる3位滑り込みの可能性を残した。
鹿島アントラーズ 2-0 清水エスパルス
【鹿島】
上田綺世(前4、前12)
|
関連ニュース