【2022年カタールへ期待の選手vol.59】爆発的なスピードと攻撃力で東京五輪左サイド争いに名乗り!/畑大雅(湘南ベルマーレ/DF)
2020.12.12 16:30 Sat
12月6日の湘南ベルマーレ対ガンバ大阪戦。ガンバの右MF福田湧矢に先制点を奪われ、リードを許していた湘南は前半34分、中川寛斗がPKを決めて同点に追いついた。これを演出したのが、19歳の左ウイングバック・畑大雅。齊藤未月のロングパスを受け、鋭いドリブルで深い位置をえぐり、折り返したところに飛びこんだ松田天馬が昌子源のファウルを誘う形になったのだ。これだけ試合に出させてもらっていて、突破やクロスで求められている基準は毎試合高くなっている。そういう中で今回みたいにPKを誘発したりとかチャンスは何回か作れましたけど、自分のアシストもゴールも生まれていない。そこにこだわっていきたいと思っています」と本人はあくまで謙虚な物言いをする。確かに湘南はこの試合を落としたが、左サイド・畑の存在感は光るものがあった。今年、市立船橋高校から入団したルーキーとは思えないダイナミックさは、BMWスタジアム湘南で実際に視察していた日本代表の森保一監督の目にも留まったことだろう。
彼は日韓ワールドカップイヤーの2002年1月に生まれ、東京都西多摩郡で育った。祖父はアメリカ人で父は元プロボクサーというから、生来の身体能力を備えていたのだろう。中学時代はAZ'86東京青梅に在籍。同クラブから市船に進んでプロになった3つ上の先輩・原輝綺(鳥栖)の活躍を目の当たりにし、同じルートを選択した。
市船時代は1・2年時は朝岡隆三監督(現ジェフ千葉U-18監督)、3年次は波多秀吾現監督の指導を受け、右サイドバックを主戦場としながら守備力に磨きをかけるとともに、スピードを生かす技術を身に着けた。こうした成長をU-16日本代表の森山佳郎監督にも評価され、2019年U-17ワールドカップ(ブラジル)にも出場。西川潤(セレッソ大阪)や若月大和(シオン)らとともに世界舞台を経験。そのキャリアを引っ提げ、2020年に湘南入りした。
しかしながら、シーズン序盤は出番を得られなかった。コロナ禍でリーグ中断を余儀なくされていた3月にも「プロのレベルの高さにまだ適応しきれていない」と難しさを感じている様子だった。その後、活動休止にも追い込まれ、新人Jリーガーとしては心細く感じたこともあっただろう。
鈴木冬一が扁桃炎を患い、戦列を離れた10月からチャンスをつかみ、10月18日の柏レイソル戦で今季初先発。そこから12試合連続でスタメンを張り、ダイナミックさに磨きをかけている。
「攻撃面で言えば、僕のよ良さを最大限生かしてくれるような配置で出させてもらっているので、最近はだんだんとよさを出せるようになってきたと感じています。自分が一番得意なのはタテへの突破。それを消しにくる相手が多いですけど、インスイングのクロスだったり、ワンツーを使いながらもっと抜け出すシーンを作っていけば、突破の回数も自然と増えてくると思ってトライしています」と本人も試合に出ることで推進力をより発揮する術を体得しつつある様子だ。
一方、課題とされる守備面も、改善に向けた努力を怠ってはいない。
「守備の部分では、まず球際でつぶすところ。(冒頭の)ガンバ戦でパトリックに2失点目を取られた時も、タテパスが入った時につぶせていれば、あの失点は無かったと思います。あとは単純にラインコントロールの部分だったりとか、チャレンジ&カバーという基本的なところがまだまだできていないので、そこから意識して取り組んでいきたいと思います」と畑は自分に足りない部分を明確に見据えている。
同ポジションの鈴木冬一が2021年からスイス1部のローザンヌへ完全移籍することが本決まりになりつつあるだけに、畑の活躍の場はより一層増えそうだ。本人としては本職の右サイドで勝負したいところだろうが、左もそん色なくこなせるのは大きなアドバンテージ。半年後に迫った東京五輪メンバー滑り込みを考えても、左サイドは絶対的存在といわれた杉岡大暉(鹿島)が新天地で出番を失っているため、非常に混とんとしている。
尊敬する先輩の原や菅大輝(札幌)、相馬勇紀(名古屋)、東俊希(広島)といったタイプの異なる左サイドのプレーヤーもいて、サバイバルは極めて厳しいが、ここで一歩抜け出すことができれば、「ポスト・長友佑都(マルセイユ)」への道にも一歩近づく。12月21日から千葉・幕張の高円宮記念JFA夢フィールドで行われる東京五輪代表合宿の招集も有力視されるだけに、貪欲にチャンスをつかみに行ってほしいものだ。
もともとフィジカル的には頭抜けたポテンシャルを備え、市船で鍛えられた強靭なメンタルも持ち合わせている畑の伸びしろは非常に大きい。大器の予感を漂わせるアウトサイドの今後に期待を寄せたい。
彼は日韓ワールドカップイヤーの2002年1月に生まれ、東京都西多摩郡で育った。祖父はアメリカ人で父は元プロボクサーというから、生来の身体能力を備えていたのだろう。中学時代はAZ'86東京青梅に在籍。同クラブから市船に進んでプロになった3つ上の先輩・原輝綺(鳥栖)の活躍を目の当たりにし、同じルートを選択した。
しかしながら、シーズン序盤は出番を得られなかった。コロナ禍でリーグ中断を余儀なくされていた3月にも「プロのレベルの高さにまだ適応しきれていない」と難しさを感じている様子だった。その後、活動休止にも追い込まれ、新人Jリーガーとしては心細く感じたこともあっただろう。
7月4日のリーグ再開直後はベンチ外がしばらく続いた。本職の右サイドにはキャプテンマークを巻く岡本拓也が君臨し、左サイドにも今季急成長した鈴木冬一が定着。目覚ましい活躍ぶりを身近で見ることになった。そんな苦境にめげず、先へ先へと突き進めるのが明るく前向きな畑のいいところ。
鈴木冬一が扁桃炎を患い、戦列を離れた10月からチャンスをつかみ、10月18日の柏レイソル戦で今季初先発。そこから12試合連続でスタメンを張り、ダイナミックさに磨きをかけている。
「攻撃面で言えば、僕のよ良さを最大限生かしてくれるような配置で出させてもらっているので、最近はだんだんとよさを出せるようになってきたと感じています。自分が一番得意なのはタテへの突破。それを消しにくる相手が多いですけど、インスイングのクロスだったり、ワンツーを使いながらもっと抜け出すシーンを作っていけば、突破の回数も自然と増えてくると思ってトライしています」と本人も試合に出ることで推進力をより発揮する術を体得しつつある様子だ。
一方、課題とされる守備面も、改善に向けた努力を怠ってはいない。
「守備の部分では、まず球際でつぶすところ。(冒頭の)ガンバ戦でパトリックに2失点目を取られた時も、タテパスが入った時につぶせていれば、あの失点は無かったと思います。あとは単純にラインコントロールの部分だったりとか、チャレンジ&カバーという基本的なところがまだまだできていないので、そこから意識して取り組んでいきたいと思います」と畑は自分に足りない部分を明確に見据えている。
同ポジションの鈴木冬一が2021年からスイス1部のローザンヌへ完全移籍することが本決まりになりつつあるだけに、畑の活躍の場はより一層増えそうだ。本人としては本職の右サイドで勝負したいところだろうが、左もそん色なくこなせるのは大きなアドバンテージ。半年後に迫った東京五輪メンバー滑り込みを考えても、左サイドは絶対的存在といわれた杉岡大暉(鹿島)が新天地で出番を失っているため、非常に混とんとしている。
尊敬する先輩の原や菅大輝(札幌)、相馬勇紀(名古屋)、東俊希(広島)といったタイプの異なる左サイドのプレーヤーもいて、サバイバルは極めて厳しいが、ここで一歩抜け出すことができれば、「ポスト・長友佑都(マルセイユ)」への道にも一歩近づく。12月21日から千葉・幕張の高円宮記念JFA夢フィールドで行われる東京五輪代表合宿の招集も有力視されるだけに、貪欲にチャンスをつかみに行ってほしいものだ。
もともとフィジカル的には頭抜けたポテンシャルを備え、市船で鍛えられた強靭なメンタルも持ち合わせている畑の伸びしろは非常に大きい。大器の予感を漂わせるアウトサイドの今後に期待を寄せたい。
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徳島ヴォルティスは1日、サポーターの行為に対する処分を発表した。 問題が起きたのは11月27日に行われた明治安田生命J1リーグ第37節の湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの一戦。この試合では、11月23日に急逝した湘南のMFオリベイラ(23)を追悼するセレモニーがピッチで行われたが、その際に不適切な発言が確認された。 この行動に対し徳島は11月29日に岸田一宏 代表取締役社長名義で謝罪文を掲載「特定された行為者に対しては、厳正な対応をおこないます」としていたが、その処分が発表された。 徳島は、当該行為を行ったサポーターに対して、事実確認と処分内容を通告。対象者は1名であり、無期限の入場禁止処分を下すとともに、Jリーグや日本サッカー協会、その他Jクラブが主管する全ての試合への入場が禁止されることとなった。なお、応援団体登録を受理しているサポーター団体の登録者ではなかったとのことだ。 徳島は、岸田社長名義で改めて謝罪するとともに、サポーターへのマナー遵守徹底を管理していくとした。 「本日、11月27日の明治安田生命J1リーグ第37節湘南ベルマーレ戦にて「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に抵触するとともに、あまりにも敬意を欠いた不適切な発言をおこなった行為者への処分をご報告いたしました」 「この事象によりご不快な思いや多大なるご迷惑をおかけした湘南ベルマーレのファン・サポーターの皆さま、株式会社湘南ベルマーレ様、関係者の皆さまをはじめ、湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに対してあらためて心より深くお詫び申し上げます。そして、Jリーグを応援いただいております全ての皆さま、全ての関係者の皆さまに心より謝罪を申し上げます」 「ファン・サポーターをはじめとする多くの皆さまは、コロナ禍で生じた様々な制限や我慢の中でも「新しい観戦様式」に基づいてルールやマナーを守った上で観戦をしていただいております。そのような中で発生した今回の行為は誠に遺憾でなりません。クラブとして、一部の心無きサポーターが引き起こした本事象は決して許すことのできない行為であると重く受け止め、無期限の入場禁止という厳正な対応をさせていただきました」 「徳島ヴォルティスではこの度の事象を厳粛に受け止め、観戦マナーや観戦ルール(ヤジ・暴言含む)、 Jリーグ禁止事項(ホーム・アウェイに関わらず)などを遵守いただけない方には厳格な対応で臨み、今後の再発防止に向けて管理・監視の徹底を図ってまいります。何卒、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます」 今回の件は、試合後、湘南のホーム最終ゲームということもあり試合後にセレモニーが実施。キャプテンのDF岡本拓也がオリベイラの死を悼むスピーチとともに、ファン・サポーターへの挨拶。その後、山口智監督が挨拶。静まり返ったスタジアムで言葉に詰まりながらもオリベイラに向けた言葉に耳が傾けられる中、徳島サポーターから「湘南ありがとう。湘南バイバーイ」という声が聞こえる、あり得ない事態が起きていた。 また、徳島サポーターは11月20日に行われたFC東京戦ではブーイングの行為を行い、2週続けてサポーターの問題行動が確認されていた。 <span class="paragraph-title">【動画】試合後のセレモニーで岡本拓也がオリベイラを追悼</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SwYesnVEtco";var video_start = 383;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2021.12.01 09:48 Wed4
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【明治安田J1リーグ第4節】 2024年3月17日(日) 15:00キックオフ 湘南ベルマーレ(10位/4pt) vs 浦和レッズ(12位/4pt) [レモンガススタジアム平塚] <span class="paragraph-subtitle">◆求められる対応力、可変システムで一段上へ【湘南ベルマーレ】</span> 今までの戦い方であった3バックから4バックに変えていた湘南だったが、前節は3バックに戻すことに。使い分けをしていくシーズンとなる中で、チームとしての戦い方は変わらない。 可変システムを使える湘南。ハードワークは継続しつつ、相手に合わせて戦えるだけの対応力が必要となるが、その土台はある。 開幕3試合で1勝1分け1敗のスタートとなったが、ここから勝ち点を伸ばせるかどうかがカギ。攻守のバランスを保ちながらも、攻撃面はやはりポイントに。ここまで2ゴールで様々な役割をこなすことになりそうな池田昌生がどのようなパフォーマンスを見せるか注目だ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:富居大樹 DF:鈴木雄斗、大岩一貴、キム・ミンテ、杉岡大暉 MF:池田昌生、茨田陽生、田中聡、平岡大陽 FW:ルキアン、鈴木章斗 監督:山口智 <span class="paragraph-subtitle">◆ついに掴んだ初勝利、連勝へ【浦和レッズ】</span> 開幕から苦しい戦いが続いていたが、前節はアウェイで北海道コンサドーレ札幌を相手にシーズン初勝利を記録した。 新体制、大型補強、リーグタイトルと多くのプレッシャーがある中で、結果に繋がらない苦しい時期を乗り越えたが、ここから上がっていけるかがポイントだ。 そんな中で新たな悩みの種が。DFアレクサンダー・ショルツが負傷してしまい、また負傷者が出ることとなった。 それでも今季から加入したDF佐藤瑶大がしっかりと代役を務め、選手層の厚さがプラスに働くことに。しばらく軸が抜けるものの、大きな影響はなさそうだ。 となればポイントは攻撃陣。前節も勝利したとはいえ、0-1の辛勝。攻撃陣が機能してこそ本領発揮というところだが、ストライカー陣の奮起はあるのか注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:西川周作 DF:酒井宏樹、佐藤瑶大、マリウス・ホイブラーテン、渡邊凌磨 MF:伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、小泉佳穂 FW:前田直輝、チアゴ・サンタナ、関根貴大 監督:ペア・マティアス・ヘグモ 2024.03.17 12:40 Sun5