【2022年カタールへ期待の選手vol.59】爆発的なスピードと攻撃力で東京五輪左サイド争いに名乗り!/畑大雅(湘南ベルマーレ/DF)
2020.12.12 16:30 Sat
12月6日の湘南ベルマーレ対ガンバ大阪戦。ガンバの右MF福田湧矢に先制点を奪われ、リードを許していた湘南は前半34分、中川寛斗がPKを決めて同点に追いついた。これを演出したのが、19歳の左ウイングバック・畑大雅。齊藤未月のロングパスを受け、鋭いドリブルで深い位置をえぐり、折り返したところに飛びこんだ松田天馬が昌子源のファウルを誘う形になったのだ。これだけ試合に出させてもらっていて、突破やクロスで求められている基準は毎試合高くなっている。そういう中で今回みたいにPKを誘発したりとかチャンスは何回か作れましたけど、自分のアシストもゴールも生まれていない。そこにこだわっていきたいと思っています」と本人はあくまで謙虚な物言いをする。確かに湘南はこの試合を落としたが、左サイド・畑の存在感は光るものがあった。今年、市立船橋高校から入団したルーキーとは思えないダイナミックさは、BMWスタジアム湘南で実際に視察していた日本代表の森保一監督の目にも留まったことだろう。
彼は日韓ワールドカップイヤーの2002年1月に生まれ、東京都西多摩郡で育った。祖父はアメリカ人で父は元プロボクサーというから、生来の身体能力を備えていたのだろう。中学時代はAZ'86東京青梅に在籍。同クラブから市船に進んでプロになった3つ上の先輩・原輝綺(鳥栖)の活躍を目の当たりにし、同じルートを選択した。
市船時代は1・2年時は朝岡隆三監督(現ジェフ千葉U-18監督)、3年次は波多秀吾現監督の指導を受け、右サイドバックを主戦場としながら守備力に磨きをかけるとともに、スピードを生かす技術を身に着けた。こうした成長をU-16日本代表の森山佳郎監督にも評価され、2019年U-17ワールドカップ(ブラジル)にも出場。西川潤(セレッソ大阪)や若月大和(シオン)らとともに世界舞台を経験。そのキャリアを引っ提げ、2020年に湘南入りした。
しかしながら、シーズン序盤は出番を得られなかった。コロナ禍でリーグ中断を余儀なくされていた3月にも「プロのレベルの高さにまだ適応しきれていない」と難しさを感じている様子だった。その後、活動休止にも追い込まれ、新人Jリーガーとしては心細く感じたこともあっただろう。
鈴木冬一が扁桃炎を患い、戦列を離れた10月からチャンスをつかみ、10月18日の柏レイソル戦で今季初先発。そこから12試合連続でスタメンを張り、ダイナミックさに磨きをかけている。
「攻撃面で言えば、僕のよ良さを最大限生かしてくれるような配置で出させてもらっているので、最近はだんだんとよさを出せるようになってきたと感じています。自分が一番得意なのはタテへの突破。それを消しにくる相手が多いですけど、インスイングのクロスだったり、ワンツーを使いながらもっと抜け出すシーンを作っていけば、突破の回数も自然と増えてくると思ってトライしています」と本人も試合に出ることで推進力をより発揮する術を体得しつつある様子だ。
一方、課題とされる守備面も、改善に向けた努力を怠ってはいない。
「守備の部分では、まず球際でつぶすところ。(冒頭の)ガンバ戦でパトリックに2失点目を取られた時も、タテパスが入った時につぶせていれば、あの失点は無かったと思います。あとは単純にラインコントロールの部分だったりとか、チャレンジ&カバーという基本的なところがまだまだできていないので、そこから意識して取り組んでいきたいと思います」と畑は自分に足りない部分を明確に見据えている。
同ポジションの鈴木冬一が2021年からスイス1部のローザンヌへ完全移籍することが本決まりになりつつあるだけに、畑の活躍の場はより一層増えそうだ。本人としては本職の右サイドで勝負したいところだろうが、左もそん色なくこなせるのは大きなアドバンテージ。半年後に迫った東京五輪メンバー滑り込みを考えても、左サイドは絶対的存在といわれた杉岡大暉(鹿島)が新天地で出番を失っているため、非常に混とんとしている。
尊敬する先輩の原や菅大輝(札幌)、相馬勇紀(名古屋)、東俊希(広島)といったタイプの異なる左サイドのプレーヤーもいて、サバイバルは極めて厳しいが、ここで一歩抜け出すことができれば、「ポスト・長友佑都(マルセイユ)」への道にも一歩近づく。12月21日から千葉・幕張の高円宮記念JFA夢フィールドで行われる東京五輪代表合宿の招集も有力視されるだけに、貪欲にチャンスをつかみに行ってほしいものだ。
もともとフィジカル的には頭抜けたポテンシャルを備え、市船で鍛えられた強靭なメンタルも持ち合わせている畑の伸びしろは非常に大きい。大器の予感を漂わせるアウトサイドの今後に期待を寄せたい。
彼は日韓ワールドカップイヤーの2002年1月に生まれ、東京都西多摩郡で育った。祖父はアメリカ人で父は元プロボクサーというから、生来の身体能力を備えていたのだろう。中学時代はAZ'86東京青梅に在籍。同クラブから市船に進んでプロになった3つ上の先輩・原輝綺(鳥栖)の活躍を目の当たりにし、同じルートを選択した。
しかしながら、シーズン序盤は出番を得られなかった。コロナ禍でリーグ中断を余儀なくされていた3月にも「プロのレベルの高さにまだ適応しきれていない」と難しさを感じている様子だった。その後、活動休止にも追い込まれ、新人Jリーガーとしては心細く感じたこともあっただろう。
7月4日のリーグ再開直後はベンチ外がしばらく続いた。本職の右サイドにはキャプテンマークを巻く岡本拓也が君臨し、左サイドにも今季急成長した鈴木冬一が定着。目覚ましい活躍ぶりを身近で見ることになった。そんな苦境にめげず、先へ先へと突き進めるのが明るく前向きな畑のいいところ。
鈴木冬一が扁桃炎を患い、戦列を離れた10月からチャンスをつかみ、10月18日の柏レイソル戦で今季初先発。そこから12試合連続でスタメンを張り、ダイナミックさに磨きをかけている。
「攻撃面で言えば、僕のよ良さを最大限生かしてくれるような配置で出させてもらっているので、最近はだんだんとよさを出せるようになってきたと感じています。自分が一番得意なのはタテへの突破。それを消しにくる相手が多いですけど、インスイングのクロスだったり、ワンツーを使いながらもっと抜け出すシーンを作っていけば、突破の回数も自然と増えてくると思ってトライしています」と本人も試合に出ることで推進力をより発揮する術を体得しつつある様子だ。
一方、課題とされる守備面も、改善に向けた努力を怠ってはいない。
「守備の部分では、まず球際でつぶすところ。(冒頭の)ガンバ戦でパトリックに2失点目を取られた時も、タテパスが入った時につぶせていれば、あの失点は無かったと思います。あとは単純にラインコントロールの部分だったりとか、チャレンジ&カバーという基本的なところがまだまだできていないので、そこから意識して取り組んでいきたいと思います」と畑は自分に足りない部分を明確に見据えている。
同ポジションの鈴木冬一が2021年からスイス1部のローザンヌへ完全移籍することが本決まりになりつつあるだけに、畑の活躍の場はより一層増えそうだ。本人としては本職の右サイドで勝負したいところだろうが、左もそん色なくこなせるのは大きなアドバンテージ。半年後に迫った東京五輪メンバー滑り込みを考えても、左サイドは絶対的存在といわれた杉岡大暉(鹿島)が新天地で出番を失っているため、非常に混とんとしている。
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14日、明治安田J1リーグ第23節の湘南ベルマーレvsジュビロ磐田がレモンガススタジアム平塚で行われ、5-0で降格圏の湘南が勝利した。 前節は浦和レッズを相手に7試合ぶりに勝利を挙げた湘南。アウェイでビハインドながら、最終盤の2ゴールで逆転勝利を収めていた。その湘南は、その浦和戦から1名を変更。山田直輝に代えて、茨田陽生を起用した。 対する磐田は、前節は川崎フロンターレとホームで2-2のドロー。残留争いをしている中で、ライバルにもなりかねない湘南との一戦には、川崎F戦から1名を変更。前節負傷交代したGK川島永嗣に代わり、GK杉本光希がプロ初先発を飾った。 残留争いのライバルとなりうる両者の対決。慎重な入りを見せた両者だったが16分、ボックス内で縦パスを受けたルキアンがリカルド・グラッサに後ろから掴まれて倒されるもノーファウルの判定。そのままプレーが続くと、磐田がカウンター。完全に抜け出したマテウス・ペイショットがボックスに入ったところでキム・ミンテに倒されてホイッスルが鳴る。 磐田に対してのPKがとられたかと思いきや、その前のルキアンが倒されたシーンにVARチェックが入ることに。オン・フィールド・レビューにより主審が湘南に対してPKを与えることに。さらに、リカルド・グラッサに対してレッドカードが出されて一発退場。抗議した山田大記にもイエローカードが出された。 このPKをルキアンがしっかりと決め切り、湘南が先制に成功。磐田はビハインドとなった上に、数的不利になることに。 先制した湘南は数的有利ということもあり押し込んでいると、38分に追加点。敵陣でボールを奪い切った高橋直也が持ち出すと、ボックス内でパスを受けた池田昌生がしっかりと蹴り込み、湘南が追加点を奪った。 良い時間帯に追加点を奪った湘南は44分に左サイドから崩すと、畑大雅、鈴木淳之介がボックス内でワンツー。最後は畑のグラウンダーのパスをルキアンがダイレクトで蹴り込み、前半だけで3点のリードを奪った。 勢いに乗る湘南は前半アディショナルタイム6分にもビッグチャンス。右CKからの茨田陽生のクロスをキム・ミンテがボックス中央でヘッド。しかし、これはライン上でギリギリクリアされる。 湘南が3点リードした中、磐田はハーフタイムにマテウス・ペイショット、松本昌也を下げて、西久保駿介、平川怜を投入して流れを掴みにいく。 しかし先にスコアを動かしたのは湘南。52分に右サイドからハイボールが上がると、ボックス内でキム・ミンテがヘッド。力のない浮き球となった中、ギリギリのところで落ちてきたボールをGK杉本がキャッチできず。すると、ルキアンがこぼれ球を蹴り込み、ハットトリック達成。磐田は痛恨のミスから4失点目となった。 リードを広げが湘南は、62分にハットトリックのルキアン、2点目を奪った池田を下げて、福田翔生、石井久継を投入。磐田は上原力也を下げ、ブルーノ・ジョゼを投入する。さらに69分には、湘南が畑と鈴木章斗に代えて、吉田新、根本凌を投入。吉田は初出場となった。 すると湘南は75分にさらにゴールを重ねる。自陣から右サイドに展開していくと、鈴木雄のグラウンダーのアーリークロスに対して途中出場の根本が走り込んでニアサイドで合わせてゴール。栃木SCから復帰した根本にとってはJ1初ゴールとなった。 湘南が大きくリードした中、80分に再びアクシデント。磐田のゴール裏でサポーターに何かがあったとのことで主審が試合をストップ。担架を持ったスタッフが駆け寄り、試合が一時中断する。 およそ5分ほど中断して試合は再開。その後も湘南が精力的にプレーしていくが、ゴールは生まれずにタイムアップ。残留争いのシックスポインターは、湘南が5ゴールで快勝。リーグ戦連勝を決めた。 湘南ベルマーレ 5-0 ジュビロ磐田 【湘南】 ルキアン(前22、前44、後7) 池田昌生(前38) 根本凌(後30) <span class="paragraph-title">【動画】ルキアンが古巣相手にゴールを奪う!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1812442759711555841?ref_src=twsrc%5Etfw">July 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.14 21:07 Sun3
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22日、明治安田J1リーグ第31節の湘南ベルマーレvsセレッソ大阪がレモンガススタジアム平塚で行われ、アウェイのC大阪が1-2で勝利した。 前節のアルビレックス新潟戦を落とし、連勝を逃した17位湘南。残留に向け少しでも勝ち点を積み上げたいなか、出場停止のルキアンなどに代わり、阿部浩之や平岡大陽、畑大雅がスタメン入りした。 対する12位C大阪は8試合未勝利、4連敗中とより苦しい状況。前節は横浜F・マリノス相手に0-4の大敗を喫した。こちらも3人変わり、北野颯太、喜田陽、奥田勇斗が先発メンバーに加わった。 序盤から押し込んだのは湘南。12分には右サイドのタッチライン際で得たFKから阿部がクロスを上げ、鈴木章斗が頭で合わせる。 リードを許したC大阪だったが、北野のスルーパスからレオ・セアラがゴールに迫る場面も。すると21分、右サイド高い位置でインターセプトしたルーカス・フェルナンデスがそのままえぐり、ゴール前へラストパス。レオ・セアラが押し込んだ。 さらに24分、ロングボールからゴール前に抜け出したのはまたもレオ・セアラ。GKまでかわして流し込み、エースの今シーズン20点目でC大阪が瞬く間に逆転する。 連続得点で勢いに乗ったC大阪。37分にはゴール前で収めたレオ・セアラが左足シュートも、これは枠の左へ外れる。 レオ・セアラが痛めた様子もあったC大阪だが、無事プレーを継続。そのままアウェイチームのリードで試合を折り返す。 後半は同点を目指す湘南が再び積極的な入り。53分の小野瀬康介のシュートはゴールの左に流れる。 反撃を許さないC大阪は、61分にリードを広げるチャンス。北野が前線でインターセプトすると、自ら持ち上がり右足でフィニッシュ。シュートは抑えきれず、バーを越えてしまった。 すると湘南も鈴木章斗のヘディングシュートでゴールに接近。波状攻撃から鈴木雄斗の右クロスに合わせたが、左ポストに阻まれる。 まず失点を避けたいC大阪は、65分に進藤亮佑を投入して5バックに変更。ゴールに向かう姿勢は崩さず、75分には為田大貴がGKとの一対一に。ここはGK上福元直人が防ぎ、こぼれ球に反応した喜田のシュートはブロックに遭った。 あと少し同点弾に及ばない湘南もベンチが動き、福田翔生、松村晟怜を投入。福田は早速遠めからシュートを打っていく。 その後も互いに選手を入れ替えながら終盤へ。後半アディショナルタイムにはパワープレーを仕掛けていった湘南だが、キム・ミンテに訪れた絶好機は逃してしまう。 結局後半はスコア動かず、1-2のまま試合終了。逃げ切ったC大阪は6月30日以来となる9試合ぶりの白星。攻勢としながら追いつけなかった湘南は2連敗となった。 湘南ベルマーレ 1-2 セレッソ大阪 【湘南】 鈴木章斗(前12) 【C大阪】 レオ・セアラ(前21、前24) <span class="paragraph-title">【動画】今季20点目! レオ・セアラがC大阪を逆転に導く</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">本日2ゴール!!今シーズン20点目は、貴重な逆転ゴール<br><br> ゴール動画 <br> 明治安田J1リーグ 第31節<br> 湘南vsC大阪<br> 1-2<br> 24分<br> レオ セアラ(C大阪)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/J7lc9vyhYF">pic.twitter.com/J7lc9vyhYF</a></p>— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1837825365974126644?ref_src=twsrc%5Etfw">September 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.22 21:09 Sun4
【J1注目プレビュー|第36節:湘南vs札幌】奇跡を目指した札幌も崖っぷちの戦い、湘南は4連勝で1桁を目指す
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月9日(土) 14:00キックオフ 湘南ベルマーレ(12位/44pt) vs 北海道コンサドーレ札幌(19位/33pt) [レモンガススタジアム平塚] <h3>◆勝って残留に手をかけられるか【湘南ベルマーレ】</h3> 湘南が持っている終盤の勝負強さはどこからやってくるのか。伝統にもなりつつある終盤戦の強さは今シーズンも変わらず、現在4連勝。降格圏にいたチームは12位まで浮上した。 残り3試合でまだ残留が確定していない状況だが、いかに今シーズンの残留争いが厳しいものになっているかを示している。 今節勝利すれば大きく残留争いから抜け出すことになるが、敗れれば残り2試合でも安心はできない状況だ。ジュビロ磐田の消化が1試合少ないため、追いつかれる可能性はゼロではない。しっかりとホームで勝利したいところだ。 チームとしては守備の安定感に加えて、攻撃陣が多彩な動きを見せてしっかりと得点を重ねている。4連勝中は複数得点を続けていることは大きな成長。1桁順位を目指して残り3試合を走り抜きたい。 ★予想スタメン[3-3-2-2] GK:上福元直人 DF:大岩一貴、キム・ミンテ、鈴木淳之介 MF:鈴木雄斗、田中聡、畑大雅 MF:小野瀬康介、平岡大陽 FW:福田翔生、鈴木章斗 監督:山口智 <h3>◆J1残留へラストチャンス【北海道コンサドーレ札幌】</h3> 前半戦を終えた時点での状況を考えれば、よくここまで粘っていると言えるのかもしれない。奇跡の大逆転残留を目指してきた札幌は後半戦で多くの勝ち点を積み上げ、残り3節でも残留の可能性を残している。 残留ラインとの勝ち点差は「6」。今節を終えれば残り2試合と考えれば、首の皮一枚繋がっているという状況。今節勝てなければ、降格が決定する可能性も多いにある。 前節は連勝を目指した中でセレッソ大阪とドロー。先制しながらも追いつかれてしまった悔しい結果となったが、受けに回った戦い方はやはり改善の余地がある。しっかりと主導権を握り、アグレッシブさを保つことが重要となるだろう。 状態は悪くない。あとは崖っぷちに立っているプレッシャーに押し潰されないかどうか。リードを奪われたとしても、冷静に振る舞えるかがポイントとなりそうだ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:菅野孝憲 DF:髙尾瑠、岡村大八、パク・ミンギュ MF:近藤友喜、大﨑玲央、菅大輝 MF:駒井善成、青木亮太 FW:鈴木武蔵、白井陽斗 監督:ミハイロ・ペトロヴィッチ 2024.11.09 09:30 Sat5
【J1注目プレビュー|第21節:湘南vs京都】共に敗北は許されない…残留争いライバル同士の“シックスポインター”
【明治安田J1リーグ第21節】 2024年6月30日(日) 19:00キックオフ 湘南ベルマーレ(18位/16pt) vs 京都サンガF.C.(19位/15pt) [レモンガススタジアム平塚] <span class="paragraph-subtitle">◆敗北は許されない一戦【湘南ベルマーレ】</span> 3チームが自動降格となる今シーズン。熾烈な残留争いが予想される中、真っ只中の降格圏18位にいる湘南。後半戦初戦は川崎フロンターレ相手に、1-1のドロースタートとなった。 先制された中でなんとか追い付いてのドローは勝ちある勝ち点「1」。少し離されつつある中で、現状は4チームに絞られている状況で、貴重な勝ち点「1」となる。 これまでは入れ替え戦などの枠に救われてきたこともあったが、今季は救済は全くなし。3チームが問答無用でJ2行きとなるだけに、早く勝ち点を積み上げなければいけない。 このところの試合は内容は光が見えているものの、勝利には繋がっていない。前節もチャンスを作りながら相手GKの好守にも阻まれた。いかに精度高くゴールを奪うか。残留争う死闘で負けなど許されない。 ★予想スタメン[3-3-2-2] GK:ソン・ボムグン DF:舘幸希、大野和成、鈴木淳之介 MF:鈴木雄斗、田中聡、畑大雅 MF:池田昌生、山田直輝 FW:福田翔生、ルキアン 監督:山口智 <span class="paragraph-subtitle">◆敗北は許されない一戦【京都サンガF.C.】</span> 前節はホームに柏レイソルを迎えて2-2のドロー。負けはしなかったが、勝ち切ることができなかったという試合だ。 5連敗を抜け出し、なんとか勝ち点を拾い始めている中で、相手は下位に沈むチームだったが、わずかに1勝。互いに必死に勝ち点を奪いに行く中で、差をつけられないことが今の実力ということだ。 そんな中で今節も残留争いのライバルである湘南との対戦。第2節で対戦し敗れた相手だけに、リベンジを果たし、相手を上回っていきたい。 前節も最後の最後に追いつかれるという不安要素を残したドロー。守備面の脆弱さはシーズン当初から続いており、この位置にいる要因の1つ。耐え切れない守備を前に、攻撃陣が奮起できるのか。それとも燻る攻撃陣を支えるために守備陣が奮起するのか。古巣対決となる曺貴裁監督がどんな準備をするかにも注目だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:ク・ソンユン DF:福田心之助、アピアタウィア久、鈴木義宜、佐藤響 MF:平戸太貴、川﨑颯太、松田天馬 FW:豊川雄太、一美和成、原大智 監督:曺貴裁 2024.06.30 14:10 Sun湘南ベルマーレの人気記事ランキング
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好調同士の神奈川ダービーは横浜FMが後半ATの逆転弾で公式戦5連勝! 湘南は2度追いつかれて6試合ぶり敗戦【明治安田J1第37節】
30日、明治安田J1リーグ第37節の湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスがレモンガススタジアム平塚で行われ、アウェイの横浜FMが2-3で勝利した。 すでにJ1残留を決めている15位湘南。終盤に入って勝ち点を伸ばし、直近5試合無敗。1-1のドローに終わり、連勝が4で止まった前節の北海道コンサドーレ札幌戦からは3人変え、根本凌、池田昌生、鈴木淳之介が先発した。 対する9位横浜FMも直近2連勝、5試合負けなしと好調。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を含めると4連勝で神奈川ダービーに臨んだ。ACLEの浦項スティーラーズ戦から中2日の今節は、大幅にメンバーを入れ替えたなか、最前線はアンデルソン・ロペス、宮市亮、井上健太の3トップとなった。 立ち上がりは湘南が攻勢も、5分には横浜FMに決定機。天野純のフィードから左サイドの宮市が折り返し。井上がゴール前フリーで走り込んだが、シュートはGK上福元直人のビッグセーブに阻まれる。 ペースを握り始めた横浜FMだが、湘南も速攻から前へ。すると27分、小野瀬康介の左CKからニアで大岩一貴がフリック。鈴木章斗が左足で押し込み、湘南が先制した。 鈴木章斗の今シーズン10点目でリードを得た湘南。35分にはボックス手前正面で得たFKから鈴木章斗が直接狙うが、これはバーを越える。 前半のうちに追いつきたい横浜FMも、宮市、加藤聖と左サイドから繋ぎ、天野が左足でフィニッシュ。ゴール左隅に飛んだが、GK上福元が抑えた。 続いて右サイドの井上の折り返しから植中朝日のワンタッチシュートがあった横浜FMだが、これも決めきれず。41分の宮市のダイビングヘッドは叩きつけたボールが枠の上に飛んだ。 両チーム交代なしで後半を迎えると、押し込む横浜FMが53分に反撃。畠中槙之輔が右サイドへロングボールを供給し、受けた井上がグラウンダーのクロス。アンデルソン・ロペスが左足アウトサイドで合わせ、GK上福元の手を弾いてゴールに吸い込まれた。 得点ランキング首位を走るエースの24ゴール目で追いついた横浜FM。57分には宮市に代えてヤン・マテウスを投入。流れを変えたい湘南も続き、福田翔生と平岡大陽をピッチに送り込む。 すると福田が67分に早速仕事。GK上福元のロングボールを最前線で収め、最終ライン裏へ。GKポープ・ウィリアムの位置を見てループを選択し、湘南が再び勝ち越した。 福田も今シーズン10点目を記録した湘南はさらに3分後、平岡のスルーパスを右ポケットの福田へ。対角のファーサイドにシュートを決めたが、VARによりオフサイドと判定され、追加点は取り消された。 リードを広げられかけた横浜FMは、エウベル、水沼宏太、山村和也の3選手を投入。しかし、湘南の勢いは止まらず、78分には左サイドを持ち上がった畑大雅が自らシュートまで持ち込む。 耐えた横浜FMは、89分に再びの同点ゴール。右サイドを崩すと、水沼のクロスからファーで構えていた加藤が強烈なシュート。これはGK上福元に弾かれたが、抜け目なく狙っていた天野がゴール前のルーズボールを押し込んだ。 2度追いつかれた湘南は後半アディショナルタイム、鈴木淳之介がこぼれ球からミドルも枠の上。横浜FMもアンデルソン・ロペスのポストプレーからヤン・マテウスもシュートを飛ばす。 執念を見せる横浜FMは後半アディショナルタイム4分、ヤン・マテウスが劇的な逆転ゴール。前線でボールをカットすると、アンデルソン・ロペスからリターン。ボックス内に侵入し、冷静に左足でシュートを沈めた。 CKを得た湘南はGK上福元も上がって同点ゴールを目指したが、追いつけず試合終了。点の取り合いを制した横浜FMがリーグ戦3連勝、公式戦5連勝とした一方、湘南は6試合ぶりの黒星を喫した。 湘南ベルマーレ2-3横浜F・マリノス 【湘南】 鈴木章斗(前27) 福田翔生(後22) 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(後8) 天野純(後44) ヤン・マテウス(後45+4) <span class="paragraph-title">【動画】ヤン・マテウスが劇的決勝弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>瞬く間の逆転劇!<br>\<br><br>相手のミスから横浜FMが劇的な逆転弾<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%86%E3%82%A6%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ヤンマテウス</a> が左足で冷静にネットを揺らす<br><br>明治安田J1第37節<br>湘南×横浜FM<br>Live on DAZN<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B9%98%E5%8D%97%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#湘南横浜FM</a> <a href="https://t.co/d82c34jbVq">pic.twitter.com/d82c34jbVq</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1862753530030731331?ref_src=twsrc%5Etfw">November 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.30 18:21 Sat2
7月の月間優秀監督賞、J1は7月全勝の湘南・山口智監督!J2は徳島・増田功作監督、J3は今治・服部年宏監督が受賞
Jリーグは13日、7月度の明治安田Jリーグ月間優秀監督賞を発表した。 7月度は明治安田J1リーグが湘南ベルマーレの山口智監督、明治安田J2リーグが徳島ヴォルティスの増田功作監督、明治安田J3リーグがFC今治の服部年宏監督の受賞となった。山口監督は通算3度目、服部監督は通算2度目、増田監督は初受賞となる。 山口監督率いる湘南は、7月に行われたJ1リーグ3試合全勝。ジュビロ磐田戦では大量5得点を奪う大勝を飾っており、チームは現在降格圏から抜け出すなど好調を維持している。 選考委員会の総評と山口監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「ぶれずに落ち着いてベンチワークしている。動じず自分のサッカーをやり続け、選手も動じず湘南スタイルを築いている」 槙野智章委員 「順位が高くなかったチームをここまで上げた手腕は素晴らしい。メンバー選考もチームマネジメントも、内容も結果も素晴らしかった。選手が見て安心できる監督」 北條聡委員 「破竹の3連勝は見事。3バックの両脇に鈴木淳之介と髙橋直也を据える采配が的中。ビルドアップを向上させ、攻守のレベルを大きく引き上げた」 丸山桂里奈特任委員 「開幕から失点が多かったチームを改善し、FW含めた守備がハマり始め今月3連勝。アウェイで乗り込んだ古巣のガンバ戦も、試合を通して強度高く勝ちきった」 ◆山口智監督(湘南ベルマーレ) 「この度は、このような素晴らしい賞に選んでいただきありがとうございます。この賞は、選手はもちろん、コーチング、メディカル、サポートスタッフ、クラブの日々の積み重ねの成果が成績として表すことができ、それを評価してもらえた賞だと思うので“月間優秀チーム賞”としてみんなで喜びたいと思います」 「また、どんな時も支えていただいているファン、サポーターの皆さまにも感謝をお伝えしたいですし、これからも一緒に戦ってもらいたいです。この賞を励みにこれからもチーム全員で地道に日々向き合っていきたいと思います」 増田監督率いる徳島は、7月のJ2リーグ2試合で勝利。4月には最下位になるなど苦しんでいたチームは息を吹き返し、現在はリーグ中位にまで順位を上げている。 選考委員会の総評と増田監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「苦しい時期を乗り越え、チームをよく立て直した。今後に期待したい」 寺嶋朋也委員 「4月に最下位だったチームの指揮を引き継いで見事に立て直して中位へ上昇。7月は2連勝で文句なし。攻守のハードワークを取り戻しただけでなく、選手の立ち位置を整理し、縦パスを差し込むタイミングも洗練されてきた。上位との対戦が続く8月の奮闘に期待」 丸山 桂里奈特任委員 「2試合5得点でシュートまで行くシーンも多かった。特に甲府戦では交代選手で流れを変えて逆転。柿谷選手を中心とした良い攻撃パターンができている」 植松隼人特任委員 「過去4試合負けなしが続いており、7月の2試合を勝利していることは大きな自信に繋がっている。補強した選手も出てきたことで前線にパワーを感じられるようになった」 ◆増田功作監督(徳島ヴォルティス) 「選考委員の皆さま、この度は徳島ヴォルティスを選んでいただき、大変光栄に思います。序盤、苦しい時期もありましたが、選手、スタッフ、クラブが目の前の勝利のためにハードワークして諦めずに戦い続けてきたことが、少しずつ結果に結びついてきていると感じます」 「8月からも厳しい戦いが続きますが、クラブ、サポーター、選手、スタッフが勝利に向けて全力で戦っていきたいと思います。シーズン終了後に笑顔で終われるよう、更に強くなっていきたいと思います」 服部監督率いる今治は、7月のリーグ戦4試合で全勝。全試合で複数得点を記録するなど攻撃力の高さを示し、J3リーグで2位と好位置につけている。 選考委員会の総評と服部監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「チームスタイルに変化を加え、安定して勝点を積み上げた点を評価。また、若い選手をうまく使いながら戦っている点も素晴らしい」 平畠啓史委員 「7月4連勝、6月最後のゲームを含めれば5連勝。7月すべての試合で複数得点。守備も安定し、順位も2位。チームを上昇気流に乗せた」 橋本英郎委員 「ポゼッションを目指すチームから守備の固い、堅守速攻型に変化を加えて勝負強さが出てきた」 丸山桂里奈特任委員 「今月負けなしの上、全試合で複数ゴール。いろんな選手がゴールをしていて、攻撃に多くの選手が絡んでいるので好調の維持が期待できる」 ◆服部年宏監督(FC今治) 「ありがとうございます。と言っても僕自身の力は微々たるもので、選手がピッチの中でやってくれた結果だと思います。常に支えてくれているコーチングスタッフとメディカルスタッフ、マネージャー、ホーム戦でしっかりと準備してくれるバックスタッフ、そしていつも熱い声援を送ってくれるサポーターの方々のおかげだと思っています。本当にありがとうございます」 「7月の試合は全てが理想通りというわけでありませんでしたが、チームが一丸となって勝ちたい気持ちが出た試合や、自信を持ちながら戦える試合が増えてきました。成長した4試合だったと思います。この先、さらに厳しい戦いが続くと思います。自分たちができることを確認しながら、成長しながら戦っていきたいと思います」 2024.08.13 17:00 Tue3
湘南“10番”山田直輝が右ヒラメ筋損傷…練習中に負傷
湘南ベルマーレは26日、MF山田直輝の負傷を報告した。 今季はここまで公式戦13試合で1ゴールの山田。18日のトレーニング中に負傷し、全治こそ明らかにされていないものの、右ヒラメ筋損傷との診断を受けたという。 湘南はあと7試合となる今季の明治安田J1リーグで8勝8分け15敗の17位。降格圏18位で1つの未消化試合を残すジュビロ磐田とは勝ち点で並んでいる。 2024.09.26 15:11 Thu4
湘南在籍9年のMF山田直輝が契約満了…公式戦184試合25得点「本当にありがとうございました」
湘南ベルマーレは29日、MF山田直輝(34)との契約満了を発表した。 山田は浦和レッズの下部組織育ちで、2009年にトップチーム昇格。2015年から2017年まで湘南ベルマーレに期限付き移籍。また、2019年7月からも期限付き移籍でプレー。2020年に完全移籍で加入した。 湘南ではJ1通算114試合9得点、J2通算39試合5得点を記録。リーグカップでは20試合7得点、天皇杯で11試合4得点を記録していた。 山田はクラブを通じてコメントしている。 ーーーーー 2024シーズンをもって、湘南ベルマーレを退団することになりました。 9シーズンにわたり、湘南ベルマーレの山田直輝を応援してくださったファン・サポーターの皆さま、本当にありがとうございました。 9年もの間プレーの場を与えてくださった会長、社長をはじめ、クラブスタッフの皆さま、そしてスポンサーの皆さまにも心から感謝申し上げます。 僕は湘南ベルマーレに2度も救っていただきました。その恩は計り知れません。いつしか僕がプレーする目的は、ベルマーレへの感謝と恩返しになっていました。 「このチームを絶対にJ1に居続けさせる!」その気持ちを胸に、全力で戦ってきました。 だからこそ、ファンやスタッフの皆さんからの「直輝頼んだぞ」「ヤーマン助けてくれ」という言葉は、いつも驚くほどの力を与えてくれました。 こんな僕を頼ってくれて、本当にありがとう。 皆んなと過ごした9シーズン 本気で闘い 本気で悔しがり 本気で喜び 本当に楽しかった! 改めて湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに感謝申し上げます。 そして湘南ベルマーレのさらなる活躍を楽しみにしています。 本当にありがとうございました。 ーーーーー 2024.11.29 18:47 Fri5