ネイマールのハットなど5発快勝のPSGが首位通過! 審判の人種差別発言で1日延期の一戦を制す《CL》
2020.12.10 04:39 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)のグループH最終節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsイスタンブール・バシャクシェヒルが9日にパルク・デ・プランスで行われ、5-1で勝利したPSGの首位通過が決定した。
8日に開催された同試合だが、前半14分にフォースオフィシャルによるイスタンブールBBSKのアシスタントコーチ、ウェボ氏に対する人種差別発言を受け、イスタンブールBBSKとPSGが抗議の意思を示すため、プレー継続を拒否。この前代未聞の一件により、翌日に延期されることになった。
そして、審判団をルーマニアのセットからマッケリー主審を中心とするオランダのセットに変更し、前日と同じメンバーで再開された試合。キックオフ前にはセンターサークルを両チームの選手が交互に囲む形で、『NO TO RACISM』を改めて訴えた。
0-0の前半14分から再開された試合は首位通過を目指すホームのPSGが押し込む展開に。すると、7分後の21分にはボックス手前左でヴェッラッティからパスを受けたネイマールが対峙した相手DFの股間を抜く技ありの仕掛けから見事な右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込んだ。
その後も球際の寄せ、ラインコントロールに甘さが見受けられるアウェイチームを相手にネイマールとムバッペが再三ラインブレイクで決定機に絡むと、38分には相手最終ラインの拙い対応からロングカウンターを発動。ラフィーニャの中央突破から右サイドのムバッペを経由したボールがボックス中央のネイマールに渡ると、相手GKに触られながらもネイマールの2点目が決まった。
迎えた後半、ラフィーニャに代えてディ・マリアを投入したPSGはそのディ・マリアのお膳立てからネイマールがハットトリック達成となる強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、立ち上がりの50分に後半最初のゴールを奪う。
57分には相手のセットプレーからイルファンのシュートがメフメト・トパルに当たって大きくコースが変わり、不運な形から1点を返される。それでも、直後の62分には鋭いカウンターからネイマール、ディ・マリアと繋ぎ、最後はゴール前でドフリーのムバッペがアルゼンチン代表MFのプレゼントパスを流し込み、すぐさま点差を元に戻した。
その後、週末のリーグ戦を睨んで一部主力をベンチに下げて試合をクローズに入った中、ネイマールやムバッペが積極的に6点目を狙ったものの、試合はこのまま5-1でタイムアップを迎えた。この結果、ネイマールのハットトリックの活躍によって快勝のPSGがグループHを首位通過した。
パリ・サンジェルマン 5-1 イスタンブール・バシャクシェヒル
【パリ・サンジェルマン】
ネイマール(前21)
ネイマール(前38)
ムバッペ(前42[PK])
ネイマール(後5)
ムバッペ(後17)
【イスタンブールBBSK】
メフメト・トパル(後12)
8日に開催された同試合だが、前半14分にフォースオフィシャルによるイスタンブールBBSKのアシスタントコーチ、ウェボ氏に対する人種差別発言を受け、イスタンブールBBSKとPSGが抗議の意思を示すため、プレー継続を拒否。この前代未聞の一件により、翌日に延期されることになった。
そして、審判団をルーマニアのセットからマッケリー主審を中心とするオランダのセットに変更し、前日と同じメンバーで再開された試合。キックオフ前にはセンターサークルを両チームの選手が交互に囲む形で、『NO TO RACISM』を改めて訴えた。
その後も球際の寄せ、ラインコントロールに甘さが見受けられるアウェイチームを相手にネイマールとムバッペが再三ラインブレイクで決定機に絡むと、38分には相手最終ラインの拙い対応からロングカウンターを発動。ラフィーニャの中央突破から右サイドのムバッペを経由したボールがボックス中央のネイマールに渡ると、相手GKに触られながらもネイマールの2点目が決まった。
さらに、42分にはゴール前に抜け出したネイマールとGKが交錯したこぼれ球をバッカーが押し込む。VARのレビューの結果、バッカーはオフサイドを取られたが、その前のGKギュノクとネイマールの接触プレーでPKが与えられ、キッカーのムバッペが冷静に流し込んだ。
迎えた後半、ラフィーニャに代えてディ・マリアを投入したPSGはそのディ・マリアのお膳立てからネイマールがハットトリック達成となる強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、立ち上がりの50分に後半最初のゴールを奪う。
57分には相手のセットプレーからイルファンのシュートがメフメト・トパルに当たって大きくコースが変わり、不運な形から1点を返される。それでも、直後の62分には鋭いカウンターからネイマール、ディ・マリアと繋ぎ、最後はゴール前でドフリーのムバッペがアルゼンチン代表MFのプレゼントパスを流し込み、すぐさま点差を元に戻した。
その後、週末のリーグ戦を睨んで一部主力をベンチに下げて試合をクローズに入った中、ネイマールやムバッペが積極的に6点目を狙ったものの、試合はこのまま5-1でタイムアップを迎えた。この結果、ネイマールのハットトリックの活躍によって快勝のPSGがグループHを首位通過した。
パリ・サンジェルマン 5-1 イスタンブール・バシャクシェヒル
【パリ・サンジェルマン】
ネイマール(前21)
ネイマール(前38)
ムバッペ(前42[PK])
ネイマール(後5)
ムバッペ(後17)
【イスタンブールBBSK】
メフメト・トパル(後12)
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