クラブ史上初の決勝Tを戦う横浜FM、ポステコグルー監督は信念貫く「自分たちがやってきたサッカーをやり続ける」

2020.12.06 23:05 Sun
©Y.F.M.
6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16・水原三星ブルーウィングス(韓国)戦に向け、横浜F・マリノスアンジェ・ポステコグルー監督が記者会見に出席した。

グループHを首位通過し、クラブ史上初となるラウンド16進出を果たした横浜FM。相手はグループGで2位となった水原三星に決定した。

ここからは一発勝負となり、負ければ即敗退となるノックアウトステージ。ポステコグルー監督は、「明日の試合も楽しみにしている」とコメント。「グループステージでやってきたこと、グループステージはチャレンジングなものだったが、良い結果で突破できた」とし、グループステージ突破を改めて喜んだ。
明日の試合については「明日からの試合はノックアウトステージになる。全く違ったゲームになる」とこれまでと位置づけは変わるとコメント。しかし「自分たちのサッカーをすること。そこをしっかりまた見せられればと思う」とし、これまでと変わらず自分たちのサッカーを貫いていくことを強調した。

攻撃的なスタイルでポゼッションを高めるサッカーを標榜するポステコグルー監督。“アンジェボール”とも呼ばれるアクションサッカーを志向しているが、「自分たちがやってきたサッカーをやり続けることを非常に重要視している。自分のキャリアの中でも続けていることで、信じてやっていることだ」とコメント。「その結果、たくさんの成果、成功ももたらしてきた。日頃から選手たちに伝えていることだが、信じてやっていくこと、成果を上げてしっかり自分たちで味わっていく」とし、信じて貫くことで、結果を得られるとした。
また、「毎試合毎試合違うサッカーをしていたら、今自分はここにいないと思う」とし、相手に合わせてスタイルを変えることはないとコメント。「この信じていることこそ、サッカーがもたらしている内容を身をもって痛感しているし、成功をしっかりもたらしてきた。そこをブレずにやることは大事に位置付けている」とし、ブレない気持ちが大事だと語った。

グループステージでは中2日での連戦となることから選手をローテーションして起用。最終戦は試合に出ていなかった選手も起用した。

その点については「グループステージはチャレンジングなものだったし、3日おきの試合だった。ローテーションという部分を見ながら、選手たちの良いコンディションをグループステージでは続けられた」とし、ローテーションしながらもうまくチームが機能できたと手応えをコメント。「自分はインターナショナルなゲームの経験があり、グループステージ突破したことによってノックアウトステージ、負ければ終わりという状況での戦いとなる。その中で90分で決着が着かなければ延長もある」とし、常に結果が求められる戦いが始まるとした。

また、「違ったプレッシャーもある。試合に懸ける思いも強まってくるし、次のチャンスはない。しっかり結果を残さなければ次のチャンスはない」とし、「まずは自分たちのサッカーをしっかりすることによって、それができれば結果がついてくると思うし、自分たちのサッカーをやることで結果がついてきた」とコメント。「その中で自分たちのサッカーができなければ、相手に主導権を握られ、すごく難しい状況になってくると思う。それは自分も含めて、チーム全体で頑張っていくところなので、明日の試合でも自分たちのサッカーをみせていきたい」とし、しっかりと横浜FMらしいサッカーを見せて勝ち上がると意気込んだ。

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朴一圭が“横浜FM愛”をより強くして帰還 「どんな形であれ戻るのが最大の目標だった」

横浜F・マリノスは11日、新体制発表会を開催した。 昨季からの巻き返しを目指して、スティーブ・ホーランド新監督のもとで船出を切った横浜FM。昨季までの主力に退団者が多く、転換期を感じさせる今オフだが、2019年の優勝メンバーから復帰者もいる。それがサガン鳥栖から完全移籍加入のGK朴一圭だ。 2019年に横浜FM入りし、優秀選手賞に輝くほどの活躍でチームのJ1優勝に貢献したが、ACLでの登録枠により、2020年10月から鳥栖へ。志半ばの移籍だったが、心が横浜FMから離れることはなかったようだ。 「(ACLでの登録)枠の問題で移籍という形になったけど、僕自身は自分の力が足りずに出ざるを得なかったと思っている。そのときに思ったのはもう一度力をつけて、どんな形であれ、戻るのが最大の目標だった」 そうした思いを秘めつつ、鳥栖での4年では絶対的守護神として君臨。横浜FMのオファーは鳥栖のJ2降格後に届いたといい、驚きとともに「月並みだけど、諦めずにやれば夢は叶うのかなって」と振り返り、「即決で行きたいとの旨を代理人に伝えた」と明かす。 2度目の横浜FM入りだが、「あのときは見る目も違ったし、僕もJ1の舞台にチャレンジする意味合いだった」とFC琉球から加入した2019年のときとは異なり、自信をつけての帰還。横浜FMでの重圧とともに、どれだけ通用するか「ワクワク感がある」とも話す。 水沼宏太らが抜けたタイミングでの復帰となる35歳GKは「自分がチームをまとめ上げる役割をするイメージは持っていなかったけど…」としつつ、必要ならチームを引っ張っていく役割を担う覚悟も示す。 「別に嫌いではないし、鳥栖でも嫌われ役を買いながらやってきた。クラブが良い方向に進むのであれば、そういう役も買いながらやっていきたい」 「でも、キー坊(喜田拓也)も、ナベコー(渡辺皓太)も、勝くん(永戸勝也)も、マツケン(松原健)も、それこそ(飯倉)大樹くんもいる」 「僕だけじゃなく、伝えられる選手はたくさんいるし、僕一人で何かをするというよりはみんなで力を合わせてやっていければと思う」 横浜FMを外から見てみて、横浜FM愛をより一層強くしての帰還。「このエンブレムの重みを良い意味で伝えていくこと」も自身ができることの1つと考えるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】2025年のマリノスはトリコロールカラーの襟付きユニ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="L3Jd7Fpjd8k";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.12 14:15 Sun

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