新時代の息吹、世界一を目指すフリースタイルフットボーラーIbukiが大切にする「“フットボール”のカルチャー」

2020.11.29 20:30 Sun
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IBUKI YOSHIDA x GOALSTUDIO
“フットボール”という単語を含みながら、どこか知っているものとは別物だと錯覚してしまうほど華やかで、アクロバティックな“フリースタイルフットボール”。日本はもちろんのこと、世界各国に多くのプレーヤーがいる中で、2020年には世界連盟公式ワールドランキングで日本人歴代最高の2位にも輝いたのが「Ibuki」だ。

今、最も注目を集める若手プレーヤーの一人ともされる24歳のIbukiだが、競技歴は7年。世界の頂点にあと一歩に迫っているフリースタイルフットボーラーのルーツ、そしてその視線の先にあるものとは。

「フリースタイルフットボールという競技を始めたのが高校1年生の時、16歳でした。始めて2年半ぐらい経った頃に世界大会に初出場して、3年になったぐらいで日本チャンピオンになり、そこから大会で勝てるようになって、最近だとアジア大会で優勝することができたり、世界ランキングで日本人歴代最高位の2位にまで入ることができています」

◆サッカーを始めたのは中学生

スタイリッシュなプレー、そして大技を繰り出す際の鋭い表情とは違い、どこか人懐っこい印象も感じるIbuki。3年で日本チャンピオンになったため、幼い頃からサッカーボールと友達だったのかと思ったが、サッカーを始めたのは中学校からだというから驚きだ。

「元々はサッカー少年でした。ただ、サッカーを始めたのも少し遅くて、中学生の頃でしたね。中学生からだと今のサッカー少年たちからすると遅めのスタートだと思うんですが、そこで入ったクラブチームが結構特殊でテクニックに特化したクラブでした。その影響も少なからず受けて、サッカーを辞めた後にフリースタイルに走ったのかなと思います」

サッカーを始めるまでは水泳を習い事でやっていた程度というIbukiだが、サッカーを始めたキッカケも「めちゃくちゃシンプルで、仲の良い友達がやるからやりたいという。それだけです(笑)」と絵に描いたようなもの。しかし、一流になる人間の中には、何てことないことがキッカケということは多い。

兵庫県加古川市出身のIbukiは、中学を卒業すると神戸市立科学技術高校に進学。サッカー部は全国高校サッカー選手権の出場経験もあり、2009年のインターハイではベスト8に入るほど。県内でも力のある高校だ。

「少しサッカーが強い高校に行ったんですけど、結構蹴って、走ってというチームで、そこのサッカーをやった時のギャップが凄まじく、今までやってきたサッカーと同じようで違うという感じになりました。プラス、ケガが重なったりして、腐ってしまったというか、『もういいわ』ってなって、サッカー部を辞めてしまいました」

中学でサッカーを始めたIbukiにとって、高校の部活はイメージと違いギャップに悩むことに。結局部活を辞めたが、その結果が日本一のフリースタイルフットボーラー誕生のキッカケとなった。

「サッカーをやっている頃からリフティングの技とかは結構得意な方でした。どこのチームや学校にもいる、なんかよく分からないけど“リフティングは無駄にうまいやつ”みたいなタイプでした」

◆「初めて生で見たときは、ちょっと怖かった(笑)」
IBUKI YOSHIDA x GOALSTUDIO

独学でフリースタイルフットボールの道を歩み出したIbukiだが、当初は上手くいかなかったことも多かった。しかし、始めて1カ月ほどで大きく道が拓けた。

「始めて1カ月ぐらい経った頃に関西のコミュニティに参加したんですが、そういう人が30人ぐらい集まっていました。初めて生で見たときは、ちょっと怖かったです(笑)。だいぶ離れたところで座って見ていました」

「ただ、いざ輪に入って教えてもらうと、すでに専門でやっている人たちは知識がたくさんあって、そこを踏まえて教えてもらうと、成長は凄く早かったです。普通だったらその日にできるのは無理だろうという中級者向けの技も、すぐにできたりしました」

コツを掴んだIbukiはみるみる成長。始めて1年も経たないうちに大会へと出場する。しかし、普段とは違い、大会では新たな敵に立ち向かうこととなった。

「緊張と一発勝負の緊張感に飲まれて、リフティングすらまともにできない。緊張しすぎて、自分の足が自分の足じゃないみたいな感覚になりましたね。めちゃくちゃ調子に乗りかけていたのを、良いタイミングでへし折られたというか(笑)。そこからそういう場所で勝ちたいという気持ちが強くなって、どんどん大会に出ていくという形になりました」

初めての大会では普段通りのプレーができなかったIbukiだが、場数をこなすことで緊張への対応を学んだという。

「結局のところ、緊張に関しては正直今もありますし、いつまでもあり続けると思います。ただ、緊張の種類とか、なぜ緊張しているのか、そこに対する向き合い方は変わったかなと思います」

「初めて日本一になった時の話ですが、マインドとしては勝てるという風にはそこまで思っていなかった大会で、ポンポンポンと勝ち上がって優勝できてしまいました。それまでは、自分は頑張らないと全然勝てないと思っていたのが、1回勝つことによって、自分はきちんと集中してやることやれば、今の日本のレベルでは勝てるという自信がつきました。そこからは変わったかなと思っています」

◆世界を知り生み出された“Ibuki Style”

結果が自信に繋がるという事はよくあるが、Ibukiもまさにそれを体感した1人だ。そのIbukiは世界に出る事で1つの発見をすることになる。その経験が、後に“Ibuki Style”と呼ばれる唯一無二のプレースタイルに繋がる。

「初めて海外の世界大会に行った時が生まれたキッカケです。当時色々な大会に出た上で、これまでやってきた人たちとは埋められない経験の差がハッキリとあるなと感じていました。ただ、それはこのままどうにもしなければ、年数が経っても変わらないと思っていて、どうやったら打ち崩せるかなと考えた時に、その人たちがしていない経験を積もうと思って、当時日本人がほとんど出ていない世界大会に行ってみました」

「フリースタイルフットボールは、日本人のプレーヤーとその他の国のプレーヤーでハッキリと二極化しているというか、アートだと見ている日本人のカルチャーと、スポーツだと見ている外国人のカルチャーがあります。世界大会に行って、よりスポーツ寄り、競技志向の考えだったり、それを元に生まれたプレーヤーを初めて現地で生でたくさん見て、そこで自分が出る事でどう評価されるかを肌で感じました。それを感じた時に、今まで日本で日本人の感性しか聞いていなかったところに、今まで持っていなかった感性がドロップされました」

その結果、魅せる力と戦える力を合わせたスタイルを生み出し、「スキルのグラフがあるとしたら、全体的に大きくなりつつも、何箇所かはものすごく尖らせた風になっていった」と語る自身の形、“Ibuki Style”を確立していったのだ。

そこから自身のスタイルを追求していったIbuki。一方で、フリースタイルフットボールといえば、「ストリートカルチャー」も要素としてあり、テクニックやパフォーマンスに加えて、ファッション性も高い。Ibukiは自身も、そこにこだわりはあるという。

「昔は結構スポーティな服装でやっていました。最近は本当にその時のフィーリングで好きなシューズで、色々蹴る時のテンションもありますけど、のんびりリラックスしたり、本気で練習するときで多少変化はありますが、好きな服を着てやるようになったかなと。より自分の場合はカジュアルですね。私服で出かけてそのまま蹴れるというイメージです」

◆数ミリ単位の繊細さが求められるファッション

一方で、大会となるとそのファッション性は、勝負へのこだわりにも変化する。一般人には感じられないわずかな差が、大きな差を生むこともあるようだ。

「大会に臨むときに、(優勝を)狙いに行く大会となると、ファッションを色々遊びたい気持ちもあるんですが、パンツは絶対同じものから変えないとかあります。パンツ1枚、素材だったり、サイズだったり、様々なところがちょっと変わるだけでも、技の感覚が変わってしまうので、数ミリ単位の違いがプレーの違いを生んできます。こいつって決めた一本、または同じのを何枚も持ってずっと履き続けたりします」

数ミリ単位の微妙な変化がパフォーマンスに繋がると語ったIbukiは、「GOALSTUDIO」の世界中にいるアンバサダーの1人だ。タイトルを狙いにいく大事な大会でも「GOALSTUDIO」のアパレルは大きな役割を果たすという。

「サッカー、フットボールというラインで出たアパレルではあまり好きなブランドがなかったんです。「GOALSTUDIO」が出てきてから、フットボールからもしっかりカッコいい服が出てきて、かつ機能性もすごく高い服が多いです。フリースタイラーとしては、かなりありがたいです。フットボールをルーツにしていて、カッコよくて、機能性も高いって完璧じゃないですか(笑)」

「忖度はないですよ。それこそ、自分を含め日本人も各国のフリースタイルの「GOALSTUDIO」のアンバサダーも、それぞれメチャクチャ好きで着用していると思いますし、大会でも着ています。どんどんプレーヤーやシーンにも広まっていますね。フリースタイルフットボーラーってプレーに関わる部分はすごく正直で、蹴りにくいとか、少しでも動きづらいとかしたら、良い良いと口では言いながらも着てなかったりします。「GOALSTUDIO」のウェアに関しては目に見えて浸透しているので、機能性の面でも良いと感じています」

ファッションを含めて勝負にこだわり続け、今や世界も認めるフリースタイルフットボーラーとなったIbuki。世界を知った事で大きく羽ばたくこととなった。その後は、日本大会で優勝し、その他の大会でも優勝。2019年にはアジアチャンピオンを決める「Asian Pacific Freestyle Football Championship」で優勝し、世界ランキング2位に上り詰めた。

数々の結果を残し、一気にその名を世界に轟かせることになったIbukiだが、今でも壁にぶち当たっているという。

「フリースタイルフットボーラーという人生を選んだ中で、結局大会においても、世界チャンピオンになる以外に満足するものがないかなと思っています。始めた当初の世界一になるという部分は今でも大事にしているので、僕個人のフリースタイルとの向き合い方でいうと、これからもあり続けます」

「あとは、これを仕事として選んで、ライフスタイルとして生きているので、このフリースタイルというカルチャーをもっと広げたり、外の世界で、エンターテインメントの枠組みで戦いたいというのがあります。そういう要素になると、周りを見渡したら壁しかないです。ずっと叩きまくっています」

◆広める為のカギは、いかに“フットボール”に近づけるか
IBUKI YOSHIDA x GOALSTUDIO

競技面では世界一になることを目指す一方で、日本にフリースタイルフットボールというものを広げていく使命をも背負うIbuki。ただ、広げていくことが簡単ではないことも理解している。そこで大事にしたいのが、“フットボール”の要素だという。

「個人的に考えている部分でいうと、フリースタイルフットボールは元のルーツは“フットボール”にあって、サッカーボールと体1つで楽しめるというのが根本にあると思います。ただ、フリースタイルフットボールが発展していくにつれて、プレーヤーのレベルはどんどん上がり、神業みたいな領域にプレーヤーたちは達していって、その人たちが頂点を争っている。そのレベルは本当に凄まじいと思いますが、今それを見た人たちが、始めたいと思うかというと、なかなかもはや突拍子も無いレベルに行きすぎて難しいかなと思います」

「“フットボール”がルーツにあって、フリースタイルフットボールという名前で各々好きにやった結果、“フットボール”からはどんどん離れていった部分もあるかなと思っています。それはそれで、ストリートカルチャー的な、そういう部分が育っていて良いと思いますが、もう少し“フットボール”のカルチャーに寄り添ったシーンやコミュニティの作り方が必要かなと思っています」

「個人の理想でいうと、“フットボール”という大きな円の中に、リフティングというものは小さな円で存在している。ただ、フリースタイルは“フットボール”の外に別の円でいるイメージがあります。その円の半分でも3分の1でも“フットボール”の円に重なるような位置に持っていきたいなと思います」

簡単ではないことに挑戦し続けるIbuki。志す“フットボール”との融合は、カルチャーとして広めていく上では避けては通れない道となるだろう。そのIbukiがこの先に目指す事は、フリースタイルフットボールを始めた時と変わらない。

「真っ先に達成したい目標は世界チャンピオンです。世界チャンピオンになる、世界ランキング1位になる。始めた当初からずっと思っていて、真っ先に達成したいです」

「その先でいうと、自分でもそのシーン、コミュニティを作っていく側の人間だと思うので、フリースタイルフットボールを一時的なブームではなく、きっちり文化として良さ、魅力を伝えていきたいというのがあります。カルチャーとしての楽しみ方、ライフスタイルとして楽しむものだという文化を根付かせていければと思っています」

世界の頂点を目指すIbuki。世界中の多くの人が苦しんでいる新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で中止となっていた2020年の日本選手権が来年2月に開催される。まずは、そこでの日本一が世界一への挑戦の新たな一歩となる。

取材・文:菅野剛史

【Ibuki】
本名は吉田伊吹。兵庫県加古川市で1996年7月4日に生まれ(24歳)。身体の柔軟性を生かしたオリジナル技やスタイリッシュさを併せ持ち、"Ibuki Style"とも呼ばれる唯一無二のプレースタイルで世界から注目を浴びるプロ・フリースタイルフットボーラー。​2020世界連盟公式ワールドランキングランクでは歴代日本人最高位の2位に。現在は神戸を拠点に国際大会への出場、全国各地イベントでのパフォーマンス、レッスン、大会運営など、多岐に渡る動きを見せている。
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「シティのラヒーム・スターリングを挙げたいですね。リバプール時代に17歳でデビューした時からずっと見ていて、リバプールで4年間過ごして、その時は年間一桁しか得点が取れませんでした」 「シティに移ってからの4年間で、30試合以上出場しているんですけど、1年目が6点、2年目が7点、3年目に18点取っています。そして昨年が17点を取っていると。今シーズンは開幕して4試合で5点取っているんですよね」 「取れていない時期というのは、スピードもあってチャンスも作り出すし、自分でも決定的なチャンスを作り出すけども、シュートがあまり上手くなくて、外しているシーンをかなり多く見てきました」 「昨年、一昨年あたりからシュートの決定力がかなり上がってきて、得点力が上がってきていると。監督からの信頼も非常に厚いという中で、またさらに今シーズンはブレイクする年になるんじゃないかなと思います」 「シティは非常に理詰めでサッカーのスタイルを作っているチームで、それぞれの攻撃や守備の立ち位置がある程度決まっていて、その中でどうやって相手を崩すかというボールの流れと人の流れが、割と決まっている部分があります」 「その中でもちろん技術がないとできないんですけど、スターリングなんかは元々あるスピードから技術的なシュートが上手くなって、チームの中の自分のポジショニングやボールを受けるタイミング、走り出すタイミングという戦術的な部分がチームにフィットして来ていてレベルアップしている。若い頃のただスピードがあって粗っぽい選手から、25歳になって円熟味が増して来ているというのは、スターリングの成長でもありますし、今シーズンはチャンピオンズリーグでもさらに凄い存在になっていくんじゃないかと思います」 <span style="font-weight:700;">──今シーズンは決定機でパスが来る印象もありますし、チームメイトの信頼もさらに増している印象ですが</span> 「基本のスタートは[4-3-3]の左でスタートしますが、そこからインサイドに入って来て、間で受けてドリブルで突破して、カットインのシュートをしたり。右サイドから崩して入って来るボールに対して、入っていくタイミングやポジショニングが凄く良いので、おそらくワンタッチシュートも増えていると思います」 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【独占インタビュー】横浜FMの優勝を望む中澤佑二「また横浜が盛り上がるかな」

現役時代は東京ヴェルディ、横浜F・マリノスでプレーし、日本代表としても活躍した中澤佑二さん。現在はテレビ番組やラジオ番組への出演をする一方で、ラクロスの指導者としても活躍している。 苦労を重ねてプロサッカー選手になった中澤さんは、ストイックさを全面に出していた現役時代とは打って変わり、穏やかな表情でインタビューに応じてくれた。 ピッチの中で見ていた景色と、少し距離をおいて見るサッカーの違いとは、また、引退後の生活についても明かしてくれた。 取材・文・写真:菅野剛史 <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/vWiy3xKs7tM" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> <span style="color:#2a51d1;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆「筋肉がみるみる減っている」</span> <span style="font-weight:700;">──始球式を行いましたが、日産スタジアムと比べて横浜スタジアムの雰囲気は?</span> <div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190711_26_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️CWS Brains,LTD.<hr></div> 日産スタジアムが良い悪いではないですが、客席とピッチが凄く近いなと思いましたし、客席が急というか、高さを感じました。 球場と言われるだけあって、また違った雰囲気の中、始球式をやりました <span style="font-weight:700;">──横浜F・マリノスと横浜DeNAベイスターズはコラボを行なっていましたが、現役引退後に始球式のオファーが来た時の心境は?</span> 僕でいいのかなと。何回も僕で大丈夫ですか?と聞きました(笑)。せっかくこういった素晴らしい機会をいただいたので、是非やらせてくださいと言いました <span style="font-weight:700;">──現役時代は油物を食べないなどストックな生活を送られていましたが、引退後の食生活は変化しましたか?</span> 「そんなに変わっていないですね。番組やテレビで揚げ物を食べる機会は増えましたが、私生活は意外と変わらないですね」 「なくても大丈夫ですし、あったら食べるんでしょうけど。中澤家の食卓も今まで通り動いているので変わらずですね」 <div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190711_26_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️CWS Brains,LTD.<hr></div> <span style="font-weight:700;">──体のコンディション維持などは変化されましたか?</span> 軽く1日2~30分ジョギングするだけですね。サッカーはほとんどやれていないですし、ジョギングして、ちょっと腹筋をするぐらいですね。筋肉がみるみる減っていっています。 (かなり実感していますか?)実感しますね。ウエストとかだいぶ細くなりました <span style="color:#2a51d1;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ラクロス界を変えていきたい!</span> <span style="font-weight:700;">──テレビ出演やラクロスの指導など引退後の新しいチャレンジはいかがですか?</span> 楽しいですね。今まで自分はサッカーしかやってこなかったですが、ラクロスというものに対してやらせていただいている部分もあり、その中で色々な新しい発見があります サッカーでは当たり前のことがラクロス界では全く通用しないこともたくさんありました。少しずつラクロス界をサッカー界で当たり前のような、グラウンドがサッカー専用の様にラクロス専用のものがあったりとか、ラクロスの練習、その場所がクロスやボールを使ってはいけないという場所があるので、そういったところもたくさんあります ラクロスをやりたい子供たちはたくさんいるんですが、なかなか環境が整っていなくて、どうしても諦める子がたくさんいるので、そういったところを改善していきたいなと思いますし、それにチャレンジしたいなと思います <span style="font-weight:700;">──これから新しくチャレンジしたいことは?</span> 今考えているのが、ラクロスの方で資格があるみたいで、指導者のテストがあるので、チャレンジしてみたいなと思います。勉強ですね コーチというか、そういったものがあると指導する上でも、色々なことが教えられると思いますし、サッカーしか知らないので、ラクロスの基礎的な部分も含めて勉強できるんじゃないかなと。それによって子供達にもちゃんと教えることもできます。 監督がルールとかちゃんと理解しないといけないと思うので、そういったところをなくしていきたいと思います <span style="color:#2a51d1;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆横浜FMが優勝すれば「また横浜が盛り上がる」</span> <div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190711_26_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©️J.LEAGUE<hr></div> <span style="font-weight:700;">──引退されて改めて外から観た今シーズンの横浜F・マリノスは?</span> 昨年は新しいチャレンジ、新しいサッカーをするということで色々と苦労した部分はあると思うんですが、今年は2年目ということと、やろうとしているサッカーに対してちゃんと理解している選手がたくさんいると思います 今は優勝争いをしていることもありますし、非常に良いチームになっているんじゃないかなと思います このままマリノスのサッカーを貫いてもらって、優勝争い、優勝というものをしてもらえれば、また横浜が盛り上がるかなと思います <span style="font-weight:700;">──Jリーグでプレーする前にブラジルでプレーされましたが、ブラジルでサッカーをする難しさはどこにありますか?</span> 僕が行った頃はブラジルではサッカーはお金を稼ぐものであると言われていまして、日本人はお金を払ってサッカーを学びに行くということでした。お金に対する価値観が違いましたね みんながお金を稼いで家族により良い生活をさせたいというのがサッカー。日本はそうではなく、ただプロになりたい、上手くなりたいという思いで行っていたので、サッカーに対するの想いのギャップ凄く感じました。プロになりたいということは生活がかかっているというのが、向こうで感じたことですね <span style="font-weight:700;">──観る側の人たちの思いも違いますよね?</span> 自分たちがお金を払って観に来ているんだから、ちゃんとした試合をしないとスタジアムから出られないぞぐらいの雰囲気で毎試合やっています だから選手も死に物狂いでやりますし、試合で負けたりすると、家族の身の安全が関わってくるので、1試合に懸ける思いというのは日本とは全然違うかなと思います。それぐらい勝負事に対して厳しい国だと思います <span style="color:#2a51d1;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆CBに必要なのは「一対一で負けないこと」</span> <span style="font-weight:700;">──コパ・アメリカを戦った日本代表を観た感想は?</span> 率直な感想は、若いんですけど堂々とプレーしているなと思います。僕の若い頃は緊張したり硬くなったりがありましたが、今の若い子はそれすらも当たり前のように、代表ですら当たり前のように堂々とプレーしているので メンタル的には充実しているのかなと思います <span style="font-weight:700;">──コパ・アメリカで気になった日本人選手は?</span> 久保(建英)くんはすごく取り上げられていますので、これ以上言うこともないかと思いますし、今後またヨーロッパで活躍するプレーヤーだと思います もう1人と言われても良い選手が多いので…若い子たちの名前をあげても大体がヨーロッパでプレーしている選手なので、これからじゃないかなと思います。今は久保くんで良いんじゃないですかね <div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190711_26_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> <span style="font-weight:700;">──中澤さんが考える日本人センターバックに必要な事は?</span> 色々センターバックって現代サッカーでは求められることがたくさんありますが、元々のセンターバックとして最低限やらなくてはいけないことは点を取られないこと、相手フォワードに絶対一対一で負けないということが元々やらなければいけない最低限のことだと思います この2つの部分をしっかりと日本人CBも土台において、プラスアルファでビルドアップをするとか、良いパスを出すとか、良いシュートを打つとかという所を磨いていければと思います 特にヨーロッパでは局面での一対一が本当に大事になると思うので、そこで負けないように日々トレーニングに励んでもらえればと思います 2019.07.11 19:00 Thu
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【インタビュー】“ナガラジェンヌ”でもある『サカつくRTW』秘書就任の井上里奈さんがFC岐阜&サッカー愛を語る

セガが誇る大人気サッカーゲームサカつくこと『プロサッカークラブをつくろう!』のシリーズ最新作、サッカークラブ経営シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド』(以下、『サカつくRTW』)で公式秘書に就任した井上里奈さんが超ワールドサッカー編集部を訪問してくれた。 東海エリア代表として全国サカつく秘書オーディション秘書リーグに出場していた井上さんは、2度の選考会をトップの成績で通過。その素顔は、地元のクラブでもあるFC岐阜をこよなく愛する“ナガラジェンヌ”だった。 そこで、今回はインタビューを実施。秘書就任の意気込みはもちろんのこと、溢れ出る岐阜愛、サッカー愛を語ってもらいながら、好きな選手や理想のクラブ像まで語っていただきました。 取材・文・写真:菅野剛史 取材協力:セガ <span style="color:#496fd6;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆長谷部選手が一番好き、岐阜はビクトル選手</span> 出身は岐阜なんですけれども、岐阜に小さい頃からずっと長い間住んでいたので、その頃家の近くにFC岐阜のホームスタジアムである長良川競技場が近くにあったので、そういった意味で小さな頃からサッカーを身近に感じていました サッカーを好きになったキッカケは、近くにサッカースタジアムがあったことも大きいんですが、東京に来てからは色々なクラブチームがありますし、サッカーをより身近に感じる機会が多くなりました。最初は日本代表戦がメインで、サッカーが放送されるときに見る感じでしたが、今は色々な媒体でサッカーを見ることができるので、そういったもので見ています。今はチャンピンズリーグが時期なので、チャンピオンズリーグも注目しています <span style="font-weight:700;">──FC岐阜以外に好きなチームや選手はいらっしゃいますか?</span> 長谷部(誠)選手が好きなので、浦和レッズがそういった繋がりで今も好きですし、今はドイツのフランクフルトに所属していて、ヨーロッパリーグにも出ているので、そういったものを見たりしています。選手を好きになって、サッカーやそのチームを追い掛けることをしているので、長谷部選手は個人的に一番好きです <span style="font-weight:700;">──長谷部選手を好きになったキッカケは?</span> 日本代表でキャプテンも務めていましたし、長い間代表戦で見ることができたので、『若いのにキャプテンをやってる。この人すごい!』っていう風になって、どんどん好きになっていった感じです <span style="font-weight:700;">──FC岐阜では好きな選手はいらっしゃいますか?</span> FC岐阜ではGKのビクトル選手です。ビクトル選手がイチオシ選手です。もちろん、風間(宏矢)選手や、2019シーズンから加入した前田(遼一)選手も凄く注目選手だと思いますが、ビクトル選手は2018シーズンも本来ならば入っていた点を何度も何度も防いでくれました 点数、結果には表れないんですが、(失点が)0とか1で抑えた影にビクトル選手の活躍があったというのは、実際に試合を見ないとわからないんですよね。見たからこそ分かる楽しさがあると思います。頑張ってくれたビクトル選手は今シーズンも応援しています <span style="font-weight:700;">──今注目している若手選手はいらっしゃいますか?</span> ありきたりですが、久保建英選手やまだカンテラですが中井(卓大)くんですね。5年後、10年後が楽しみです <span style="color:#496fd6;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆一緒に成長して行くのがJリーグの魅力</span> <span style="font-weight:700;">──現在もスタジアムには観戦に行かれますか?</span> 岐阜にいた頃は近くにスタジアムがあったので行くことはできていましたが、今はなかなかスタジアムに足を運ぶことができていないです。放送などで見たりしますが、今はスタジアムに足を運べていないので、今年はたくさん足を運びたいと思います <span style="font-weight:700;">──ファンとしてJリーグを見られていますが、魅力と感じる部分は?</span> チームは地元ありきだと思いますが、一緒に成長して行く感があるなと思っています。地元が岐阜なので、FC岐阜の話しかできないですが、Jリーグに参入して10年目になりますが、色々と紆余曲折あって、5年前の2014シーズンにはラモス(瑠偉)監督が就任して、川口能活選手や難波(宏明)選手が入って、どんどん盛り上がって行くのを肌で感じることができました それに伴ってファンの数やサポーターの数も増えて、スタグルもすごく充実して行くのが分かると、一緒に成長している気がするなというのがJリーグの魅力だと思います 最初からJ1で活躍しているチームは、確立されているからこそ楽しいんですけど、一緒に成長していけるというのは、J2やJ3の方があって、応援して行くという点でも一緒に成長できると思います <span style="font-weight:700;">──地域として周囲の変化は感じましたか?</span> 土日になると道が緑色になります。バスも走るんですが、バスも緑色なので、一面緑になります。『今日あるわ試合』ってなります。それも、年々増えている感じがするので、嬉しくなります 順位の割にサポーター数がいいんです。年間平均でも7位とかで。順位は下から数えた方が早いんですが、そういったところでも地元に密着していて暖かいチームだなと思います <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/cws20190328sega_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div> <span style="color:#496fd6;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆理想のクラブ像は「ファンと一緒に作っていく」</span> <span style="font-weight:700;">──今回『サカつくRTW』で秘書になられましたが、秘書就任が決まった時の心境は</span> 最初はもちろん嬉しかったですが、私に務まるのかなと不安もありました。サッカーが好きな気持ちはたくさんありますし、『サカつくRTW』のオーディションをいただいた時よりも、色々なことを知ってどんどん好きになっていったので、一緒に成長していければいいかなという思いなので、今は気負わずに楽しんで秘書をやっていければと思います <span style="font-weight:700;">──秘書を務めるとした場合、理想のクラブ像はありますか?</span> 今はリアル「サカつく」と言われている取り組みがあって、直接ファンの意見が反映されるチームが色々増えています。それがFC町田ゼルビアとか、Jリーグではないですが奈良クラブとか。選手と運営とファンが近い所得作っているのは凄くいいなと思います 町田に至っては、『ゼルつく』という『FC町田ゼルビアをつくろう』(Abema TV)という番組があるので、ファンの声を直接運営に反映できるシステムがあるので、そのようなファンと一体になって作っていくことがJリーグの醍醐味だと思います もちろんファンサービスやファンイベントも大事だと思いますが、何かファンと一緒に作っていけるような運営ができたらいいなと思います <span style="font-weight:700;">──『サカつくRTW』はプレイされていますか?</span> やっています。今コツコツやっているんですが、何年目の壁があるようで、その壁の1つにぶち当たっています。どうやったら強くなるかなというのを、試行錯誤しながら、色々なサイトを見ながらやっています <span style="font-weight:700;">──JリーグモードではFC岐阜の選手を獲りたくなりますか?</span> もちろんです。今はJリーグモードがあるので、Jリーグモードでは国内の選手がいっぱい出てきますし、岐阜の選手が出てきたら取り敢えず強くても弱くてもスカウトしています <span style="font-weight:700;">──ロード・トゥ・ワールドモードもやられていますか?</span> 最初に星5の選手が何回か引けると思うんですけど、最初にポール・ポグバ選手を獲得して、凄く使いやすくてずっと育てていきました。選手を好きになって、マンチェスター・ユナイテッドも好きになったので、最初のポール・ポグバ選手に凄く思い入れがあって、今も追い掛けています <div style="position: relative;text-align:center;padding-bottom: 56.25%;height: 0; overflow: hidden;" id="cws_ad"><iframe style="position: absolute;top:0; left:0; width:100%;height:100%;" src="https://www.youtube.com/embed/HAe2m-Vb3SE" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture" allowfullscreen></iframe></div> 2019.03.28 21:00 Thu
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【インタビュー】強い決意を胸に楽しむことを忘れない、なでしこのエース・岩渕真奈

2019年、なでしこジャパンにとって4年に一度の大きな大会が待っている。FIFA 女子ワールドカップだ。 2020年の東京オリンピックに向け、なでしこジャパンにとって大事な大会。その大会でエースとしての活躍が期待されるのが岩渕真奈だ。 これまで幾度となくケガに立ち向かい、復活し続けている岩渕。なでしこジャパンの一員としての充実した1年を振り返る一方で、これまでの大きな大会で貢献できていないことへの葛藤も垣間見せた。 取材・文・写真:菅野剛史 取材協力:アディダスジャパン <span style="color:#ee03a9;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆仲が良いチームはやっぱり強い</span> <span style="font-weight:700;">──2018シーズンを振り返って</span> INAC神戸の活動に関しては、カップ戦もリーグ戦も2位という結果で、非常に悔しいですし、個人的にも納得のいくシーズンではなかったので、まだまだチームの力になりたいなという気持ちが強くなったシーズンかなと思います <span style="font-weight:700;">──なでしこジャパンの活動では今まででも一番充実した1年だったかと思いますが</span> やっとというか、監督が代わってから少しずつチームらしくなってきました。2018年の1年の活動を通して、タイトルの懸かった試合が多かったり、自分自身も積み重ねていくうちに自分を出せる環境になってきました。代表活動だけを見たら、充実していたシーズンだったと思います <span style="font-weight:700;">──ドイツではケガで思うようなプレーができなかったことも多かったと思います。日本に戻ってきて2年ほど経ちますが、変化などはありますか</span> 正直、日本のリーグと海外のリーグを比べられないぐらいサッカーの種類が違うので、正直言うとなんとも言えないです。ただ、若い頃の日テレベレーザでの立ち位置と、今のINAC神戸での立ち位置は違うので、そういった部分でピッチの上でもそうですが、色々な部分で成長は少しずつできるのかなと思います <span style="font-weight:700;">──クラブでも代表でも年下の選手が増えてきているかと思いますが、立場が変わっての心境の変化はありますか?</span> 若い時から色々な経験をさせてもらって、素晴らしい選手たちとプレーできたので、自分自身良いところをしっかり盗んで、これからずっと続くなでしこジャパンでそういったことが途切れないように、しっかり自分も下の子に慕われる選手になれたら良いなと思います。ピッチの上でしっかり信用される選手になりたいです <span style="font-weight:700;">──チームメイトとの関係はSNSなどを通じても仲の良い雰囲気が伝わってきますが、間の世代としての振る舞いの難しさなどはありますか</span> ピッチに入ったら何も変わらないと思うので、特に意識していることはないですが、仲が良いチームはやっぱり強いと思います。ピッチの上で助け合えるチームが強いと思うので、日頃から特に意識はしてないですが、全員で楽しくできたらと思っています <span style="color:#ee03a9;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ピッチの上で引っ張れたって言いたい</span> <span style="font-weight:700;">──2019年はなでしこジャパンの活動も多くなり、女子ワールドカップも控えています</span> 色々な意味で充実した1年にしたいなと思っています。過去2大会のワールドカップには出ていますが、自分自身で納得行く大会かと言われたら、決してそうではないので、大会が終わって、結果も自分自身のプレーも充実したと言えるシーズンにしたいですね <span style="font-weight:700;">──今大会はチームの中心選手としての活躍が期待されていますが、意気込みは強いですか</span> 自分が試合にしっかり出て優勝するのと、あまり関われずに優勝るのは違うと思うので、ピッチの上で引っ張れたって言いたいなと思います <span style="font-weight:700;">──世界のチームとやる上ではドイツでのプレーも生かされると思いますが</span> そういった舞台で活躍しないと意味がないと思います。ドイツから日本に帰ってきて、ケガが多かったから悔しい海外生活だったと言われるのはあまり嬉しくないので、自分自身はピッチの上でしっかり成長したんだぞと言うのを見せたいです <span style="font-weight:700;">──アジア以外との国も2018年は多かったと思いますが、実際にプレーしてやれると実感する部分はありましたか</span> ワールドカップやオリンピックで戦う相手は欧米の選手が多いので、日頃の練習でできていたドイツでの生活は充実していました。本当にそういった選手を相手にすることがあまりないので、2018年を振り返ってもたくさん試合ができたというのは、経験としてプラスになっていると思います <span style="font-weight:700;">──体格差がよく取り上げられますが、欧米の選手と戦う時のポイントはご自身の中にありますか?</span> 体格差と言われると分からないですが、海外の選手のディフェンスは個で取りに来るイメージなので、1つ剥がせたらというのはあります。日本はチームとして守るということがあるので、自分自身は相手のタイミングを外したりは、海外の選手の方がやりやすいです。すばしっこさや小回りというのは意識しますが、体格差は特に気にしていません <span style="font-weight:700;">──フィジカル面、体格差以外の部分で勝れるということですね</span> 日本の良さである技術の部分やチームワークを出さないと勝てる相手ではないと思うので、そこはチーム全員で意識してやれたら良いなと思います <span style="color:#ee03a9;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆女子サッカーに責任を持つ</span> <span style="font-weight:700;">──2019年は女子W杯があり、2020年には東京オリンピックがあります。改めて、今大会への意気込みを</span> 世界の舞台に立てるという喜びを感じながら、1試合1試合楽しんで、全員で勝ちに行きたいです。あとは、ワールドカップの結果で東京オリンピックでの女子サッカーの注目度も変わってくると思います 2019年の女子W杯で優勝したから、東京オリンピックにたくさんの人が来てくれたと言えるぐらい、たくさんの人に観てもらいたいので、それを自分たちの力で女子サッカーに責任感を持って、良い結果を残せたらと思います <span style="color:#ee03a9;font-weight:700;font-size:1.1em;">◆「スパイクの力を借りたい」</span> <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190214_20_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div><span style="font-weight:700;">──現在はCOPAを履かれていますが、実際に使用した感触などはいかがですか</span> 皮が柔らかいので、1つ1つのトラップだったり、パスというのを自分自身は繊細にやるタイプではないんですが、このスパイクを履いて、1つ上のレベルに行けたら良いなと思っています <span style="font-weight:700;">──観ていたイメージでは繊細なプレーをされるのかなと思っていました</span> 丁寧にやろうという気持ちはありますが、特にカッコイイ技もできるタイプではないです。スパイクの力を借りてできたら良いなという感じです(笑) <span style="font-weight:700;">──スパイクを選ぶ上での一番のポイントはありますか?</span> やっぱりフィット感だったり、たまに靴擦れができるスパイクは昔あったので、そういったことが無いようにということですね。あとは軽いスパイクが好きです <span style="font-weight:700;">──スピードを生かすという点でも軽い方が?</span> 同じ靴を履くなら軽い方が良く無いですか?(笑)。そういった感じです <span style="font-weight:700;">──デザインや見た目の好みはありますか?</span> 見た目はこのスパイクが黒と黄色なのであまり言えないんですが…カッコイイものより可愛いスパイクの方が履きたいと思います(笑) <span style="font-weight:700;">──白いスパイクのイメージがありますが</span> 明るい色のスパイクは個人的には好きですね <span style="font-weight:700;">──試合中のスパイクのフィット感などはプレーに影響を与えますか</span> ありますね。意識の問題だとは思いますが、今日はなんか違うなとか。スパイクの紐の締め具合1つでも、緩いと気になったりしてしまうので、スパイクを選ぶというのはサッカー選手にとっては大きなことだと思います <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="http://bit.ly/2GrjIla" target="_blank">岩渕真奈選手が着用の『EXHIBIT PACK』は<br/>アディダス オンラインショップでチェック</a><hr></div> 2019.02.14 12:15 Thu
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