「なかなかこういったマッチメイクはできない」強豪・メキシコとの対戦についてMF柴崎岳「非常にシビアな場面ができてくる」

2020.11.16 19:20 Mon
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日本代表は16日、17日に控えるメキシコ代表戦に向けて取材に応対した。13日のパナマ代表戦では、南野拓実のPKを守り切って1-0で勝利した日本。一方のメキシコは、14日に韓国代表と親善試合を行い、先制を許したものの、一気に3ゴールを奪って3-2と逆転勝利を収めていた。

前日トレーニング前、MF柴崎岳(レガネス)がメディア取材に応対した。

パナマ戦ではダブルボランチで先発出場し82分までプレーした柴崎。前線でのコンビネーションについては「攻撃面の連携という部分では、前回3バックでやった時よりも、コンビネーションというポイントで言えば、時間が経つにつれてある程度全体でイメージを共有できた実感はあります」とポジティブに捉えているとのことだ。

17日に対戦するメキシコは、ワールドカップでも強豪相手に互角に戦う強豪国の1つだが、「凄く良い機会を与えてもらったなという気持ちでいますし、なかなかこういったマッチメイクはできないので、試合をチームとしてどう捉えていくかです」と、強豪との対戦は良いものだとコメント。「チームの指標となる試合だと思います」と日本の立ち位置を測れる試合だと語った。

メキシコ戦で意識することについては「日本代表はどういった相手でも自分たちのプレーに目線を置いて、自分たちがどうプレーするか」と、相手に合わせる前に自分たちのプレーを出すことを意識したいとのこと。「相手によってという部分もありますが、まずは自分たちがどうプレーしていくかを重きに置いてやってきたので、それはどんな相手にでもということも森保監督は毎回話しています」とし、しっかりとパフォーマンスを出す事が大事だとした。

メキシコについては「メキシコという強豪相手でも、ヨーロッパという中立地でも、これまでと同じベースで自分たちがプレーできるかが大きなテーマだと思います」と、強豪に臆する事なく戦う事が重要だとし、「チャレンジすることもそうですし、臆せずに自分たちが今まで積み上げてきたプレーをそういった相手にチャレンジしていくという部分は大きなテーマになると思います」といつも通りのプレーを出せるかが重要だとした。

メキシコと韓国の試合を観た柴崎は「簡単に自分たちのボールを手放さないというチームコンセプトからいうと、ビルドアップからチャレンジしていくことになると思います」と日本がチャレンジする部分はビルドアップだとコメント。韓国戦で見つけたポイントは「韓国戦に関して言えばかなりハイプレスできていましたが、1つ2つ剥がされると後ろに大きなスペースが生まれていた」とプレス回避が重要になるとのこと。「日本との試合でどうアクションしてくるかを見てみないとわかりませんが、そういった展開になった時はしっかりとボールを動かして相手を崩せるプレー、それは今まで積み上げてきたものにチャレンジするというテーマだと思います」と相手を崩すプレーを心掛けたいとした。

メキシコの強力な3トップについては「みんな言わずと知れたプレーヤーですし、そういったレベルの高い攻撃陣に対して、今日本代表としては結果としては守備面ではクリーンシートが続いていますが、守備の部分で積み上げている部分。攻撃だけじゃなく、守備面でもそういった相手にどれだけチャンスを作らせないかがキーポイントになると思います」とし、無失点を継続していくために、チャンスを作らせないことが大事だと語った。

中盤でのデュエルがかなり重要性を増すことになると思うが「中盤のデュエルというところは1つポイントになるのは間違いないかなと思いますし、流動的なポジションにどうオーガナイズして奪いに行くか。自分たちにとってネガティブなところは作りたくないので、中盤の選手がどれだけ連動して中央を締めるとか、ディフェンスラインと連携してハーフスペースの使い方への対応、ボックスの45度のスペースを誰がついて誰が埋めるとか、チームワークやパスワークのレベルも1つ上の相手だと思っているので、今まで以上に非常にシビアな場面ができてくると思います」とし、中盤での攻防が大きな試合のポイントになるとも語った。

本来であればカタール・ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選を行うタイミングだが、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で延期に。その一方で、強豪国であるメキシコと対戦することが叶った。

このタイミングでの試合実現については「僕たちは色々な状況下でその場で対応しなくてはいけないですので、こういった機会をポジティブに捉えるということしかないです」と、試合ができることをプラスに考える必要があるとコメント。「アジア予選と世界の強豪国と戦うのはサッカーの質が変わってきます。アジアの戦い方、プレッシャーもあります」とアジア予選であれば別の展開もあったとコメント。しかし「違った側面ではヨーロッパで活躍している選手がいるメキシコ、国としても高いレベルを維持している国との対戦は、ワールドカップや自分たちがもっと先を見据えた上で、こういった相手と今やれるのは個人的には良いことだと思います」とし、強豪国との対戦は良い機会だと捉えているようだ。
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JFA代表ベストイレブンカレンダーもストライカー不足?/六川亨の日本サッカーの歩み

2020年の日本代表のヨーロッパ遠征は2勝1分け1敗に終わった。コロナが再び猛威を振るいつつあるヨーロッパで、海外組だけとはいえ試合ができたのは僥倖だった。ただ、その内容はというと、攻撃陣に不安を感じたのも事実である。浅野も鈴木も、決めるべきチャンスを決められず、「決定力不足」という課題をクリアすることはできなかった。 “ポスト大迫"探しは急務であるが、このままではベテランの岡崎に再登場してもらわなければならないのだろうか。 国内組では小林と三笘の川崎Fコンビが今シーズンはコンスタントに得点しているものの、国際レベルで通用するかどうか疑問が残るし、三笘はストライカーというよりはサイドアタッカーに近いタイプ。五輪代表でも2トップかシャドーでの起用になるだろう(1トップなら鹿島の上田に期待)。 といったところで、来年の元旦に決勝戦を迎える天皇杯は第100回の記念大会だ。JFA(日本サッカー協会)が創設されたのは1921年のこと。来年9月で創立100周年を迎える。本当なら100周年という節目の年を迎え、様々な記念行事やイベントが開催されるところだが、コロナの終息が見えない現状では自粛もやむをえない。 それでもJFAは、100周年記念企画として「1921-2021歴代日本代表ベストイレブンカレンダー」(2200円・税込)を制作し、11月から販売を開始した。これは「あなたの『ベストイレブン』を教えてください」というアンケートを8月5日から14日まで実施し、7520票の投票により選ばれた11人で構成されたカレンダーである。 ただ、JFA創設年の1921年から今日までの歴代日本代表ベストイレブンと一口に言っても、ベルリン五輪(1936年)でスウェーデンを破ったときの選手のプレーを見たことのあるファンは皆無だろう。1964年の東京五輪でアルゼンチンを倒した日本代表や、1968年メキシコ五輪で銅メダルを獲得した時のイレブンを覚えているファン・サポーターも限られているはず。 その結果、選ばれた11人は次のようになった。 1月/三浦知良 2月/川口能活 3月/中田英寿 4月/中村俊輔 5月/小野伸二 6月/中澤佑二 7月/遠藤保仁 8月/長谷部誠 9月/本田圭佑 10月/内田篤人 11月/長友佑都 12月/全員 こちらのイレブンについては、説明も不要だろう。 <div id="cws_ad"><br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ6dmY0SERPaSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> キング・カズはW杯の出場こそないものの、全盛時は(「現役時代は」というフレーズが使えないため)無類の勝負強さを発揮した。チームが苦境に陥ったとき、なんとかしてくれたのがカズだった。GK川口も勝負強さには定評があったし、4度のW杯出場に加え、ルックスもよかった。 中田ヒデはローマ時代に日本人で初めてセリエA優勝を経験。中村と小野は国内にとどまらずヨーロッパのリーグ戦でも活躍した。中澤と遠藤は海外でのプレー経験こそないが、「ボンバーヘッド」や「コロコロPK」などマネのできない武器を持っていた。 長谷部は類い希なキャプテンシーに加え、いまなおフランクフルトの主軸としてプレーしているし、本田もボタフォゴで現役を続行している。ACミランで成功したとは言えないが、背番号10を託されたことは今後も語り継がれることだろう。内田と長友が両サイドバックを務めた日本代表は、いま思うとなんて贅沢だったのか。ウッチーはケガで現役を引退したが、ユウトにはできるだけ長く現役を続けて欲しい。 正直、妥当なアンケート結果だと思う。11人中6人が中盤の選手で、2人がサイドを上下動して運動量を求められるポジションということからも、海外で通用する日本人の特性を表している。GK川口とCB中澤はポジション的にも必要だし、存在感も際だっていた。 そしてカズである。アンケートに投票した世代が何歳くらいか不明だが、メキシコ五輪の得点王でJSL(日本サッカーリーグ)通算202ゴール、日本代表でも国際Aマッチ75ゴールで最多記録を保持する釜本邦茂氏をベストイレブンに選ぶ世代もけして少なくはないはずだ。 カズと同世代のJリーガーでは、得点王になった福田、ゴン中山、その後は高原、前田、Jリーグ最多得点記録保持者で3年連続得点王の大久保らがいるものの、いずれも代表での活躍・印象という点でキングを凌ぐことはできなかったようだ。 と同時に、このアンケートからも日本はストライカー不足であることがわかるのではないだろうか。 カズに代わるストライカーとしては、冒頭に書いた岡崎くらいしか思いつかないし、ヨーロッパでの活躍という点では岡崎はもちろん、香川もカズより上に来るだろう。しかし香川だと中盤の攻撃的な選手ばかりになりFWがいなくなってしまう。 日本代表はいつの時代も「ストライカー募集中」ということだ。 <div id="cws_ad"><hr>【文・六川亨】</br>1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2020.11.24 18:40 Tue
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