難敵ベティスに苦戦も後半の2発で勝ちきったアトレティコがバウンスバック!《ラ・リーガ》

2020.10.25 06:16 Sun
Getty Images
アトレティコ・マドリーは24日、ラ・リーガ第7節でベティスとホームで対戦し、2-0で勝利した。

ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループA第1節のバイエルン戦を0-4と惨敗したアトレティコ。そのアトレティコは中2日の過密日程で迎える今節に向けて、バイエルン戦から先発を4人変更。フェリックスやカラスコ、H・エレーラらに代えてコレア、レマル、トレイラらが先発に名を連ねた。

3勝3敗で8位のベティスに対し、スアレスとM・ジョレンテが2トップを組んだ[4-4-2]の布陣で臨んだアトレティコは、立ち上がりからボールを保持するベティスに攻め込まれる時間が続いたが、13分には右サイド高い位置でパスを受けたモントーヤのクロスをW・カルバーリョに頭で合わせられたが、このシュートはGKオブラクがキャッチして難を逃れた。
堅い守りでベティスの攻撃を凌ぐアトレティコは20分、トリッピアのパスをボックス右で収めたコレアの折り返しからスアレスがダイレクトシュートを放ったが、これは枠の左に逸れた。さらに27分にも、W・カルバーリョのクリアミスを敵陣で奪ったスアレスがボックス手前からシュートを狙ったが、これもゴール左に外れた。

ハーフタイムにかけては、ボールポゼッションで上回るベティスに押し込まれるも、最後の場面では相手のフィニッシュの精度の低さに助けられ、ゴールレスで前半を終了した。
迎えた後半、アトレティコはトレイラとレマルを下げてカラスコとH・エレーラを投入。すると開始早々の46分、左サイドでスローインを受けたエルモソのパスからボックス左に侵入したM・ジョレンテが縦に切り込むと、飛び出したGKのニアを抜いたシュートがゴールネットを揺らした。

M・ジョレンテの電光石火弾で先制したアトレティコは、55分にピンチを迎える。W・カルバーリョのスルーパスでボックス右に抜け出したサナブリアに一対一の状況を作られたが、これは飛び出したGKオブラクが好セーブ。

追加点で畳みかけたいアトレティコは、57分にコレアを下げてフェリックスを投入。すると58分、ボックス左手前でパスを受けたH・エレーラのコントロールショットが右ポストを直撃。さらにこぼれ球をボックス右のスアレスがダイレクトで折り返すと、ファーサイドのカラスコが左足ボレーで合わせたが、シュートはGKブラーボのセーブに阻まれた。

追加点のチャンスを逃し続けるアトレティコだが、72分に追い風が吹く。フェリックスのスルーパスでDFの裏に抜け出したカラスコが、ペナルティアーク手前でモントーヤに倒されると、VARの末にモントーヤにはレッドカードが提示され退場処分となった。

数的有利となったアトレティコは76分、相手CKからロングカウンターを仕掛ける。クリアボールを拾ったフェリックスのロングスルーパスで抜け出したカラスコがドリブルでボックス内まで侵入。GKとの一対一を迎えたが、シュートはGKブラーボの好セーブに防がれた。

攻勢をかけるアトレティコだったが、83分にアクシデント。プレー中に右モモ裏を痛めたカラスコがプレー続行不可能となり、ビトロを緊急投入した。それでもアトレティコは、後半アディショナルタイム1分にロージとのコンビネーションでベティス守備陣を翻弄したスアレスがゴールネットを揺らし、2-0で勝利。

難敵相手に苦しみながらも勝ち切ったアトレティコがリーグ戦無敗キープに成功すると共に、ミッドウィークのCLザルツブルク戦に弾みを付けた。

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