低調マドリー、ホームでシャフタールに敗れて今季CL黒星スタート…《CL》
2020.10.22 03:59 Thu
2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループB第1節、レアル・マドリーvsシャフタールが21日にアルフレド・ディ・ステファノで行われ、アウェイのシャフタールが2-3で勝利した。
直近のラ・リーガで格下カディスを相手に今季初黒星を喫したジダン監督率いるチームは、今週末にバルセロナとのエル・クラシコを控える中、軽傷を抱えるセルヒオ・ラモスをベンチ外としたほか、ベンゼマ、クロース、ヴィニシウスをベンチスタートに。ヨビッチ、アセンシオ、ロドリゴの3トップを採用した。
立ち上がりにアセンシオが続けてフィニッシュまで持ち込むなど、攻勢を仕掛ける入りとなったマドリーだが、徐々に攻めあぐねて相手の鋭いカウンターに晒される。14分にはマイコンのフィードに抜け出したマルロスにGKと一対一の決定機を許すが、ここはGKクルトワのビッグセーブで事なきを得る。
だが、以降も攻撃から守備の切り替えの鈍さが目立つホームチームは、ここからまさかの展開を強いられる。
この連続失点で完全に集中の糸が切れたマドリーは、ややファウルが増えるなど冷静に試合を運べない。すると、42分には左サイドから長い距離をドリブルで運んだソロモンにテテとの連係からペナルティアーク付近に抜け出され、3点目まで献上した。
ホームで屈辱的な3点ビハインドで試合を折り返したマドリーは、ロドリゴに代えてエースのベンゼマをハーフタイム明けに投入。立ち上がりからリスクを冒して前に出ると、54分にはモドリッチがボックス手前から強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、反撃の狼煙を上げる。
さらに、59分にはヨビッチに代わって投入されたばかりのヴィニシウスが高い位置でマルロスからボールを奪ってそのままボックス内に侵入。冷静にゴール左隅にシュートを流し込み、瞬く間に点差を1点に縮めた。
残り時間を考えれば、ここから逆転まで見えてきたマドリーだったが、この連続ゴールでホッとしたのか、以降は押し込むものの、なかなか決定機まで持ち込めなくなる。逆に、前がかりなところを相手に引っくり返され、テテやマルロスにビッグチャンスを与えるが、相手のフィニッシュの精度にも助けられ、何とか1点差を維持する。
その後、試合終盤にかけて人数をかけた攻撃で3点目を目指すマドリーは、試合終了間際にゴールネットを揺らす。92分、セットプレーの二次攻撃からボックス手前のバルベルデの地を這う強力なミドルシュートがGKの手を弾いてネットに吸い込まれた。
これで3点差を追いつき辛くも勝ち点1を引き寄せたかに思われたが、VARのレビューの結果、GKの前でオフサイドポジションにいたヴィニシウスが視界を遮ってプレーに関与したとの判定でゴールは取り消しとなった。そして、試合はこのままタイムアップ。
公式戦2試合連続の低調な戦いぶりで今季CL初戦を黒星でスタートすることになったマドリーは、連敗という苦しい流れの中で週末のクラシコに臨むことになった。
レアル・マドリー 2-3 シャフタール
【レアル・マドリー】
モドリッチ(後9)
ヴィニシウス(後14)
【シャフタール】
テテ(前29)
OG(前33)
ソロモン(前42)
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昨シーズン、ラウンド16でマンチェスター・シティに敗れた大会最多優勝を誇るマドリーは、3年ぶりの覇権奪還を目指してシャフタールとの今季CL初戦に臨んだ。立ち上がりにアセンシオが続けてフィニッシュまで持ち込むなど、攻勢を仕掛ける入りとなったマドリーだが、徐々に攻めあぐねて相手の鋭いカウンターに晒される。14分にはマイコンのフィードに抜け出したマルロスにGKと一対一の決定機を許すが、ここはGKクルトワのビッグセーブで事なきを得る。
だが、以降も攻撃から守備の切り替えの鈍さが目立つホームチームは、ここからまさかの展開を強いられる。
29分、左サイドからドリブルで内へ切り込んだコルニレンコにボックス中央でうまく潰れられると、ボックス右でボールを受けたテテに先制点を決められる。さらに、直後の33分にはボックス手前右のテテに強烈なミドルシュートを打たれると、GKクルトワが前に弾いたボールに反応したデンチーニョとの競り合いの中でDFヴァランが自軍ゴールにボールを流し込む、痛恨のミスが起きる。
この連続失点で完全に集中の糸が切れたマドリーは、ややファウルが増えるなど冷静に試合を運べない。すると、42分には左サイドから長い距離をドリブルで運んだソロモンにテテとの連係からペナルティアーク付近に抜け出され、3点目まで献上した。
ホームで屈辱的な3点ビハインドで試合を折り返したマドリーは、ロドリゴに代えてエースのベンゼマをハーフタイム明けに投入。立ち上がりからリスクを冒して前に出ると、54分にはモドリッチがボックス手前から強烈なミドルシュートをゴール右隅に突き刺し、反撃の狼煙を上げる。
さらに、59分にはヨビッチに代わって投入されたばかりのヴィニシウスが高い位置でマルロスからボールを奪ってそのままボックス内に侵入。冷静にゴール左隅にシュートを流し込み、瞬く間に点差を1点に縮めた。
残り時間を考えれば、ここから逆転まで見えてきたマドリーだったが、この連続ゴールでホッとしたのか、以降は押し込むものの、なかなか決定機まで持ち込めなくなる。逆に、前がかりなところを相手に引っくり返され、テテやマルロスにビッグチャンスを与えるが、相手のフィニッシュの精度にも助けられ、何とか1点差を維持する。
その後、試合終盤にかけて人数をかけた攻撃で3点目を目指すマドリーは、試合終了間際にゴールネットを揺らす。92分、セットプレーの二次攻撃からボックス手前のバルベルデの地を這う強力なミドルシュートがGKの手を弾いてネットに吸い込まれた。
これで3点差を追いつき辛くも勝ち点1を引き寄せたかに思われたが、VARのレビューの結果、GKの前でオフサイドポジションにいたヴィニシウスが視界を遮ってプレーに関与したとの判定でゴールは取り消しとなった。そして、試合はこのままタイムアップ。
公式戦2試合連続の低調な戦いぶりで今季CL初戦を黒星でスタートすることになったマドリーは、連敗という苦しい流れの中で週末のクラシコに臨むことになった。
レアル・マドリー 2-3 シャフタール
【レアル・マドリー】
モドリッチ(後9)
ヴィニシウス(後14)
【シャフタール】
テテ(前29)
OG(前33)
ソロモン(前42)
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