ムニル、FIFAから2度目の物言いでモロッコ代表デビューならず…再びCASに上訴の意向
2020.10.10 21:14 Sat
                セビージャに所属するFWムニル・エル・ハダディ(25)は、依然としてモロッコ代表でのプレーを諦めていない。『ESPN』が伝えている。
スペイン人の母親とモロッコ人の父親との間に生まれたムニルは、今回のインターナショナルマッチウィークでモロッコ代表に選出された。
以前にもモロッコ代表入りを目指したムニルは、過去にスペイン代表としてユーロ2016予選のマケドニア代表戦に出場していたことを理由に、国際サッカー連盟(FIFA)から国籍変更を却下された。さらに、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への訴えも棄却されていた。
しかし、先月に選手の国籍変更に関する規定が変更され、21歳以上で最初の国のA代表でプレーしていないなど、各種の条件を満たした場合、国籍変更が可能となった。
ムニルに関しては前述のスペイン代表デビュー時の年齢が19歳であったことなど、各種の条件を満たしていたことで、王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は今回のインターナショナルマッチウィークでムニルを招集。
FRMFの声明によると、FIFAは前述の規則変更によってスペインA代表歴は国籍を変更するうえで問題ないとしながらも、同選手が21歳を過ぎた段階でU-21スペイン代表としてプレーしていたことが、規則違反にあたると主張。これにより、改めて同選手の国籍変更を却下したという。
なお、FRMFは今回のFIFAの決定を不服として、CASに対して再び訴えを起こす意向であることを明かしている。
また、ムニルも自身の公式SNSを通じて、「僕は諦めていない。そして、このユニフォームを着てモロッコを代表してプレーするためにやるべき仕事を続けていくつもりだ」と、新たな決意を口にしている。
                    
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                    
                    
                                            スペイン人の母親とモロッコ人の父親との間に生まれたムニルは、今回のインターナショナルマッチウィークでモロッコ代表に選出された。
以前にもモロッコ代表入りを目指したムニルは、過去にスペイン代表としてユーロ2016予選のマケドニア代表戦に出場していたことを理由に、国際サッカー連盟(FIFA)から国籍変更を却下された。さらに、スポーツ仲裁裁判所(CAS)への訴えも棄却されていた。
ムニルに関しては前述のスペイン代表デビュー時の年齢が19歳であったことなど、各種の条件を満たしていたことで、王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は今回のインターナショナルマッチウィークでムニルを招集。
9日に行われたセネガル代表との国際親善試合でデビューを飾る予定だったが、FIFAはその試合前にFRMFに対して、ムニルの国籍変更を許可できないとの通知を行った。
FRMFの声明によると、FIFAは前述の規則変更によってスペインA代表歴は国籍を変更するうえで問題ないとしながらも、同選手が21歳を過ぎた段階でU-21スペイン代表としてプレーしていたことが、規則違反にあたると主張。これにより、改めて同選手の国籍変更を却下したという。
なお、FRMFは今回のFIFAの決定を不服として、CASに対して再び訴えを起こす意向であることを明かしている。
また、ムニルも自身の公式SNSを通じて、「僕は諦めていない。そして、このユニフォームを着てモロッコを代表してプレーするためにやるべき仕事を続けていくつもりだ」と、新たな決意を口にしている。
ムニル・エル・ハダディの関連記事
モロッコの関連記事
| 
                                    
                                     | 
                                
ムニル・エル・ハダディの人気記事ランキング
1
    バルサの逸材、17歳MFガビがスペイン代表最年少デビュー記録!
バルセロナに所属するMFガビが、スペイン代表での最年少出場選手となった。 スペイン代表は6日、UEFAネーションズリーグ2020-21ファイナルズ準決勝でイタリア代表と対戦。ユーロ2020準決勝で敗れた相手にリベンジを果たすべく挑んだ。 この試合で、ルイス・エンリケ監督はサプライズを起こし、今回がスペイン代表初招集となったガビを先発起用して驚かせた。 ガビは、17歳62日でのスペイン代表デビューとなり、これが史上最年少に。スペイン『マルカ』によると、1936年に17歳284日でスペイン代表デビューを果たした、アンヘル・スビエタの記録を塗り替えたこととなる。 バルセロナのカンテラ出身のガビは、今シーズンのプレシーズンマッチで躍動。ファーストチームへと昇格を果たすと、ロナルド・クーマン監督に重宝され、ここまでラ・リーガで5試合に出場し1アシスト、チャンピオンズリーグでも2試合でプレーしていた。 デビューから間もないガビは、バルセロナでのプレー時間が275分間であり、これは史上2番目に少ない時間でのスペイン代表デビューに。史上1位は同じくバルサの下部組織育ちのムニル・エル・ハダディで、126分間のプレーで代表デビュー。現在はモロッコ代表へと国籍を切り替えている。 <span class="paragraph-title">【動画】すでに衝撃のプレー!バルサのカンテラ時代で輝きを見せているガビ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJkdFg0VUJsWSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.10.07 13:25 Thuモロッコの人気記事ランキング
1
    「私のようだった」ガットゥーゾがW杯で感動した選手「27歳の頃の自分に似ている」
バレンシアで指揮を執るジェンナーロ・ガットゥーゾ監督に、カタール・ワールドカップで印象的な選手がいたようだ。スペイン『アス』が伝えている。 アルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたカタールW杯。日本代表を含め、多くの感動とサプライズに満ちた見応え十分の大会となった中、個人的にも大きく名を挙げた選手も少なくない。 ガットゥーゾ監督はそんな一人であるモロッコ代表のMFソフィアン・アムラバト(26)について、『アス』のインタビューで「自分に似た選手」と評し、強く印象に残っていることを語った。 「自分に似た選手は長いことお目にかかれていなかったが、W杯で注目していたのはアムラバトだった。彼のプレーは私が27歳だった頃に似ていて、とても感動したよ」 W杯でのアムラバトはクロアチアとの3位決定戦を含む全7試合でフル出場し、モロッコのベスト4入りに大きく貢献。所属先のフィオレンティーナでも主力としてプレーしているが、今回の活躍を受けてビッグクラブの関心の的になっているようだ。 2022.12.26 14:45 Mon2
    マネやサラー、アフリカ最優秀選手候補が10名に絞られる…若手にはユナイテッドMFハンニバルも
アフリカサッカー連盟(CAF)は11日、2021-22シーズンの男子最優秀選手賞の候補者10名を発表した。 2020-21シーズンは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響もあり受賞が中止に。2019年以来となる。 2019年に受賞したのは今夏リバプールからバイエルンへと移籍したセネガル代表FWサディオ・マネ。その前の2年間はリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーが受賞していた中、今年も2人はノミネートされている。 6月30日に30名の候補が発表されていた中、10名にまで絞られたリスト。マネ、サラーの他には、プレミアリーグを制したマンチェスター・シティのアルジェリア代表MFリヤド・マフレズや、今年のアフリカ・ネーションズカップで最多の8ゴールを決めたFWヴァンサン・アブバカル(カメルーン/アル・ナスル)らが残っている。 なお、ミランでセリエAを制し、バルセロナへ移籍したコートジボワール代表MFフランク・ケシエなどは10名に残れなかった。 また、最優秀若手選手賞には日本代表とも対戦した、マンチェスター・ユナイテッドのチュニジア代表MFハンニバル・メイブリら5名が候補として残っている。最終結果は7月21日に発表される。 ◆アフリカ年間最優秀選手賞候補10名 リヤド・マフレズ(アルジェリア/マンチェスター・シティ) カール・トコ・エカンビ(カメルーン/リヨン) ヴァンサン・アブバカル(カメルーン/アル・ナスル) モハメド・サラー(エジプト/リバプール) ナビ・ケイタ(ギニア/リバプール) セバスティアン・アラー(コートジボワール/アヤックス→ドルトムント) アクラフ・ハキミ(モロッコ/パリ・サンジェルマン) エドゥアール・メンディ(セネガル/チェルシー) カリドゥ・クリバリ(セネガル/ナポリ) サディオ・マネ(セネガル/リバプール→バイエルン) ◆アフリカ年間最優秀若手選手賞候補5名 ダンゴ・ワッタラ(ブルキナファソ/ロリアン) カマルディーン・スレマナ(ガーナ/レンヌ) カリム・コナテ(コートジボワール/ザルツブルク) パプ・マタル・サール(セネガル/メス) ハンニバル・メイブリ(チュニジア/マンチェスター・ユナイテッド) 2022.07.11 21:10 Mon3
    モロッコ代表FWがジャンプ力でC・ロナウド超え!?ポルトガル戦でゴールより高く跳ぶ2.78mのヘディング弾
モロッコ代表FWユセフ・エン=ネシリが素晴らしい身体能力を発揮した。 10日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)でポルトガル代表と対戦したモロッコ。自慢の堅守で相手の攻撃を防ぐと、42分に左サイドからのクロスにエン=ネシリがヘッドで合わせ、1-0で勝利。アフリカ勢史上初のベスト4進出を決めた。 この時のエン=ネシリは、最高到達点278センチメートルを記録したとされているが、これがポルトガルのエースFWクリスティアーノ・ロナウドの過去の記録を更新したかもしれない。 イギリス『SPORTBIBLE』は、同様にその高さで注目を集めたC・ロナウドのゴールと比較。2019年12月に行われたセリエA第17節サンプドリア戦で、当時ユベントスに所属していたC・ロナウドは最高到達点256cmを記録していた。 だが、スペイン『アス』によると、当時レアル・マドリーのC・ロナウドは2013年2月に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16のマンチェスター・ユナイテッド戦で最高到達点293cmのヘディングシュートを決めていたといい、その場合だとC・ロナウドの記録は破られていないことになる。 データを取っているのが別々の場所のため、純粋な比較はできないかもしれないが、2人とも尋常ではない跳躍力だ。 なお、身長は2人とも188cmだ。 <span class="paragraph-title">【写真】サッカーゴールより高い!エン・ネシリが最高到達点2.78mのヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/En-Nesyri.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【動画】C・ロナウドが記録した最高到達点256cmの衝撃ゴール</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ6ZXBVazFtdyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 2022.12.13 11:52 Tue4
    フランス、ウパメカノとラビオ不在でモロッコ戦へ
フランス代表のDFダヨ・ウパメカノとMFアドリアン・ラビオがモロッコ代表戦の先発を外れることになったようだ。フランス『レキップ』が報じている。 カタール・ワールドカップ(W杯)で史上3カ国目となる大会連覇を目指すフランスは、準々決勝で優勝候補の一角、イングランド代表を2-1で撃破。悲願達成まであと2勝に迫る。 そして、14日に行われる準決勝ではここまでベルギー代表、スペイン代表、ポルトガル代表を破り、アフリカ勢史上初となるベスト4進出の快挙を成し遂げたダークホースと対戦する。 『レキップ』によると、その難敵との大一番に臨むレ・ブルーだが、風邪による体調不良で前日のトレーニングセッションを欠席していたウパメカノとラビオの回復が間に合わず、ベンチ入りの有無は不明もスタメンを外れることになるという。 そして、DFイブラヒマ・コナテとMFユスフ・フォファナが代役を担うという。 ただ、ふくらはぎの打撲を負っていたMFオーレリアン・チュアメニを含め、それ以外にイングランド戦からメンバー変更はないとのことだ。 なお、『レキップ』の報じたモロッコ戦の先発メンバーは以下の通り。 ◆フランス代表スタメン(モロッコ戦) GK ウーゴ・ロリス DF ジュール・クンデ ラファエル・ヴァラン イブラヒマ・コナテ テオ・エルナンデス MF アントワーヌ・グリーズマン オーレリアン・チュアメニ ユスフ・フォファナ FW ウスマーヌ・デンベレ オリヴィエ・ジルー キリアン・ムバッペ 2022.12.15 01:36 Thu5
    