チェルシーの守護神問題はどうなる?開幕戦ではケパが起用もミドルシュートから失点…
2020.09.15 13:20 Tue
今夏の移籍市場で、クラブ史上最高額となる移籍金でドイツ代表MFカイ・ハフェルツを獲得するなど、すでに6人を獲得する超大型補強を敢行しているチェルシー。さらに7人目の補強として、スタッド・レンヌに所属するセネガル代表GKエドゥアール・メンディ(28)の獲得も目指している。そんな中チェルシーは14日にプレミアリーグ開幕戦でブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦。GKにはスペイン代表GKケパ・アリサバラガを起用した。試合は1-3で快勝を収めたものの、1-0の54分には、ボックス手前右からブライトンFWレアンドロ・トロサールにミドルシュートを打たれると、ゴール左隅に決まり、同点とされてしまっていた。
2018年夏にGK史上最高額の7160万ポンド(約101億5000万円)でチェルシーに加入したケパ。しかし、2019-20シーズンは不安定なパフォーマンスでフランク・ランパード監督からの信頼を失い、一時は元アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロにスタメンを奪われるなど、苦しいシーズンを過ごし、チームも上位陣で最多となる54失点を喫した。
ケパに関しては、俊敏性と反射神経が持ち味で、組み立てに参加できる足元の技術も持っているが、ミドルシュートやハイボールへの対応といったゴールキーピングの部分での課題が再三言われている。
ブライトン戦後のインタビューでは、フランク・ランパード監督が「ケパにはとても満足している。失点の場面で彼がもっと上手くやれたかどうか分からない。しかし、彼のプレーには自信があった。彼は私たちのGKで、私は彼に満足している」とケパへの信頼を口にしているが、新たな守護神候補としてメンディ獲得を望んでいることは明らかだろう。
メンディに関しては、リーグ・アン第2節以降ベンチ外となっており、チェルシー移籍が決定的な状況となっている。
◆ケパ、チェルシーでの好セーブ集
2018年夏にGK史上最高額の7160万ポンド(約101億5000万円)でチェルシーに加入したケパ。しかし、2019-20シーズンは不安定なパフォーマンスでフランク・ランパード監督からの信頼を失い、一時は元アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロにスタメンを奪われるなど、苦しいシーズンを過ごし、チームも上位陣で最多となる54失点を喫した。
ブライトン戦後のインタビューでは、フランク・ランパード監督が「ケパにはとても満足している。失点の場面で彼がもっと上手くやれたかどうか分からない。しかし、彼のプレーには自信があった。彼は私たちのGKで、私は彼に満足している」とケパへの信頼を口にしているが、新たな守護神候補としてメンディ獲得を望んでいることは明らかだろう。
一方のケパは、チェルシーでの定位置争いに燃えており、仮にメンディが加入しても残留が既定路線だ。昨シーズンのリーグ・アンで24試合19失点の堅守を築いた、レンヌの守護神であるメンディが加入となれば、強力なライバルとなるが、チェルシーのGK問題はどうなるだろうか。
メンディに関しては、リーグ・アン第2節以降ベンチ外となっており、チェルシー移籍が決定的な状況となっている。
ケパ・アリサバラガの関連記事
チェルシーの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
ケパ・アリサバラガの人気記事ランキング
1
チェルシーの守護神問題はどうなる?開幕戦ではケパが起用もミドルシュートから失点…
今夏の移籍市場で、クラブ史上最高額となる移籍金でドイツ代表MFカイ・ハフェルツを獲得するなど、すでに6人を獲得する超大型補強を敢行しているチェルシー。さらに7人目の補強として、スタッド・レンヌに所属するセネガル代表GKエドゥアール・メンディ(28)の獲得も目指している。 そんな中チェルシーは14日にプレミアリーグ開幕戦でブライトン&ホーヴ・アルビオンと対戦。GKにはスペイン代表GKケパ・アリサバラガを起用した。試合は1-3で快勝を収めたものの、1-0の54分には、ボックス手前右からブライトンFWレアンドロ・トロサールにミドルシュートを打たれると、ゴール左隅に決まり、同点とされてしまっていた。 <div id="cws_ad">◆ケパ、チェルシーでの好セーブ集<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJCc004RXJjcCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 2018年夏にGK史上最高額の7160万ポンド(約101億5000万円)でチェルシーに加入したケパ。しかし、2019-20シーズンは不安定なパフォーマンスでフランク・ランパード監督からの信頼を失い、一時は元アルゼンチン代表GKウィリー・カバジェロにスタメンを奪われるなど、苦しいシーズンを過ごし、チームも上位陣で最多となる54失点を喫した。 ケパに関しては、俊敏性と反射神経が持ち味で、組み立てに参加できる足元の技術も持っているが、ミドルシュートやハイボールへの対応といったゴールキーピングの部分での課題が再三言われている。 ブライトン戦後のインタビューでは、フランク・ランパード監督が「ケパにはとても満足している。失点の場面で彼がもっと上手くやれたかどうか分からない。しかし、彼のプレーには自信があった。彼は私たちのGKで、私は彼に満足している」とケパへの信頼を口にしているが、新たな守護神候補としてメンディ獲得を望んでいることは明らかだろう。 一方のケパは、チェルシーでの定位置争いに燃えており、仮にメンディが加入しても残留が既定路線だ。昨シーズンのリーグ・アンで24試合19失点の堅守を築いた、レンヌの守護神であるメンディが加入となれば、強力なライバルとなるが、チェルシーのGK問題はどうなるだろうか。 メンディに関しては、リーグ・アン第2節以降ベンチ外となっており、チェルシー移籍が決定的な状況となっている。 2020.09.15 13:20 Tue2
「彼がいなければチェルシーは別のチームになっていた」シュマイケル氏が守護神返り咲きのケパを讃える
ピーター・シュマイケル氏が、チェルシーの指揮官交代に関する持論を述べている。イギリス『メトロ』が伝えた。 チェルシーは9月初旬にトーマス・トゥヘル監督を解任し、ブライトンのグレアム・ポッター監督を引き抜いた。新体制において攻撃面には多くの課題が残るものの、守備面は公式戦5試合連続クリーンシートを記録するなど、就任から8試合で喫した失点はわずかに3つ。いまだ無敗を維持している。 シュマイケル氏は、その要因にGKケパ・アリサバラガの復活が大きいと述べている。ケパはしばらくGKエドゥアール・メンディの影に隠れていたが、今季はメンディの負傷離脱と監督交代が重なる千載一遇のチャンスを掴み、ブルーズの守護神に返り咲いた。 そしてここ数試合は、貧弱な攻撃陣を援護するかのようにビッグセーブを連発。現役時代にマンチェスター・ユナイテッドやデンマーク代表で長らく活躍したレジェンドGKは、ケパの活躍を手放しでたたえている。 「信じられないスタッツだ。ケパがいなければ、チェルシーはもっと違った姿になっていただろう。人々はよく、『監督を変えることに意味があるのか』と問う。ここにその大きな証拠が示されているじゃないか」 「ポッターがチェルシーに来たとき、メンディは素晴らしい活躍をしていた。だが、彼が負傷離脱し、ケパがプレーすることになった。しっかりフィットし、上手くやっていると思う」 「ポッターは以前のパフォーマンスに縛られない。彼のチームを見ていると実際にそれがわかるよ」 「彼は新鮮な目を持ってやってきて、ケパという一人の選手の運命を変えたんだ。ケパは上手くそれに応えた。驚くべきメンタリティを備えていることを示しているね。それはGKの能力の50パーセントとも言えるもので、どれだけ賢明か、どれだけプレッシャーに強いか、どれだけ失敗から立ち直れるかということだ」 「それらは全てGKのパフォーマンスを左右する。このレベルではセービング自体はそれほど大したことではない。うまくいかないときにどうリカバーするかが重要なのだ」 2022.10.25 15:35 Tue3
夏に大粛清が濃厚なチェルシー、史上最高額で獲得した守護神も放出候補に
チェルシーは今夏の移籍市場で守護神を売りに出す可能性があるという。 冬の移籍市場では総額3億2300万ポンド(約521億9000万円)を投じて計8選手を乱獲していながら、調子が上向く様子が全く見えないチェルシー。そのため、今夏の移籍市場では多くの選手を売却する可能性があると見られている。 冬にも見られた複数年契約を結んだ選手たち。イギリス『デイリー・メール』によると、現行契約の満了が近づく選手たちとも契約延長を結ぶ考えがある一方で、2年以上の契約に応じない選手は移籍させる考えがあるという。 オーナーのトッド・ベーリー氏は契約期間が残り2年になる選手たちに対してこのルールを適用するとのことで、夏に契約するか、移籍するかの判断を委ねるという。 契約延長が近いとされているのはフランス代表MFエンゴロ・カンテ。今シーズン終了後に契約が満了を迎えるが、2026年夏までの3年契約を結ぶとされている。 一方で、2024年夏に契約が切れるクロアチア代表MFマテオ・コバチッチはマンチェスター・シティへの移籍の噂が浮上も、チェルシーは契約延長に動きたいとのこと。同じタイミングで契約が切れるアメリカ代表FWクリスチャン・プリシッチは手放す考えがあるようだ。 2025年夏に契約が切れる選手も対象となっており、その中の1人が元スペイン代表GKケパ・アリサバラガ(28)とのこと。今シーズンはプレミアリーグで16試合に出場し、チャンピオンズリーグ(CL)でも6試合に出場する正守護神。しかし、かつてのパフォーマンスはもう出せていないとし、売り時だと見られている。 2018年8月にアスレティック・ビルバオから7200万ポンド(約117億5700万円)をかけて獲得し、GKの移籍金最高額を誇っているが、その価値はもうないとのこと。大きな損失にはなるが、良いオファーが来れば手放すだろうとのことだ。 なお、モロッコ代表MFハキム・ツィエクやドイツ代表FWカイ・ハヴァーツなども売却候補だとされている。 2023.03.04 21:45 Sat4
カシージャス氏が古巣マドリーの後輩を称賛! ベリンガムは「フェノメノ」、クルトワは「重傷を負っていても最高のGK」
元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏が古巣レアル・マドリーの選手たちについて言及した。イタリア『TUTTOmercatoWEB』が伝えた。 今夏、元フランス代表FWカリム・ベンゼマやスペイン代表FWマルコ・アセンシオといった選手たちがチームを去った一方、ドルトムントからイングランド代表MFジュード・ベリンガムを獲得したレアル・マドリー。そのベリンガムはここまでの公式戦10試合で13ゴール3アシストを記録し、ラ・リーガ首位につけるチームの原動力となっている。 2015年夏に退団するまで通算725試合にわたりマドリーのゴールマウスを守り続けたレジェンド守護神のカシージャス氏は、イタリア・トレントで開催されたイベント内で今シーズンのレアル・マドリーについて言及。すぐさまチームの中心となったベリンガムのことを「フェノメノ」と表現した。 「さまざまなシーズンで重要な変化がある中、現在と未来を保証してくれる非常に強力な若者がやってきた。いくつかの変化があるにもかかわらず、今のレアル・マドリーは強い。ジュード・ベリンガムはわずかな期間でレアルと選手たちにとっての基準となった。20歳にして彼はフェノメノ(怪物)だ」 また、自身の憧れの選手が元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏だったことを明かし、同世代の元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン氏を「これまで見てきた中で最高のGK」と評したカシージャス氏は、現マドリーの守護神についてもコメント。長期離脱中のベルギー代表GKティボー・クルトワや、その穴を埋めるべくチェルシーからレンタルで加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガの能力の高さを称賛した。 「今、最高のGKはクルトワだ。たとえ重傷を負っているとしてもね」 「どうしてもベルギー人(クルトワ)と比較されるが、私はケパが本当に好きだ。彼は多くの批判を受けているが、私としては彼はよくやっていると思うし、クルトワの代わりを非常にうまく務めている。クルトワの代役としてレアル・マドリーのGKになるのは簡単なことではない」 2023.10.13 16:34 Fri5
クルトワ復帰にインフル感染…CL決勝帯同できぬルニンが悲しみ吐露「人生最大の試合になるはずだった。つらい」
レアル・マドリーのウクライナ代表GKアンドリー・ルニンが悲しみに暮れる。スペイン『Relevo』が伝えている。 今季のマドリーは開幕直後にGKティボー・クルトワが重傷で離脱。クラブはGKケパ・アリサバラガの緊急補強に動いたが、多くの試合でゴールマウスを守るのはルニンとなった。 ラ・リーガ優勝とチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に大貢献したルニン。しかし、最終盤にきて復帰したクルトワが3試合連続クリーンシートを達成し、6月1日のCL決勝・ドルトムント戦はベンチに座ることが確実とされた。 そんななか、インフルエンザ感染による隔離措置でロンドン・ウェンブリー遠征へも帯同できないことになり、ルニンはSNSに「人生で最も重要な試合になるはずだった。チームメイトと準備さえできないことが辛い」と投稿した。 現在、水面下で2029年6月までの延長を目処とした契約交渉が進んでいるというルニン。今季の活躍を背景に代理人がクラブへ様々な“圧力”をかけてきたというが、署名はチームがCL決勝から帰還後に行われるとの見立て。 つい先日には、戦火のウクライナを離れてマドリードへ呼び寄せた母スヴィトラーナさんから「アンチェロッティさん!ルニンがスターターですよね。彼をCL決勝で起用しなければ高い代償を払うことになりますよ」というコメントも。 インフル感染前の時点で、ドルトムント戦のクルトワ起用を受け入れていたとされるが、来季こそは定位置を奪えるか。卓越したGKであることは間違いない。 2024.05.31 18:05 Friチェルシーの人気記事ランキング
1
【プレミアリーグ第37節プレビュー】最終節前の変則開催、アーセナルvsニューカッスルなど注目カード満載
先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日にイングランド勢対決となったヨーロッパリーグ(EL)決勝が開催される影響で、16~20日に分かれての変則開催となる。 フライデーナイト開催となる2試合ではいずれもビルバオでのELファイナルを控える、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムが、いずれもアウェイで上位のチェルシーとアストン・ビラと対戦する。 16位のユナイテッドは前節、ウェストハムとの下位対決に臨んで0-2の敗戦。EL準決勝2ndレグ直後の試合ということもあり、若干のターンオーバーを敢行して臨んだホームゲームだったが、試合の際で相手に上回られて敗戦。加えて、DFヨロの負傷というアクシデントに見舞われ、リーグ戦は7試合勝利なしに。最優先はあくまで週明けのタイトルを懸けた大一番となるが、これ以上の離脱者は避けつつも、これ以上の不甲斐ない戦いは見せられない。 一方、5位のチェルシー(勝ち点63)は前節、ニューカッスルとのアウェイゲームで0-2の敗戦。開始直後にMFトナーリに先制点を奪われた上、前半半ば過ぎにはFWジャクソンの相手DFに対するエルボーがレッドカードと判断され、数的不利を背負うと、そのままホームチームに押し切られて公式戦連勝が「5」でストップ。トップ5争いでギリギリ出場圏内にとどまるが、下位との勝ち点差が縮まっている。対戦相手は大幅なターンオーバーが見込まれるが、残り試合で主砲ジャクソンをサスペンションで起用できず、最終節は1ポイント差で7位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点62)とのアウェイゲームとなるため、勝ち点3奪取は必須だ。MFパーマーやFWペドロ・ネト、MFエンソ・フェルナンデスら主力の活躍に期待したい。 17位のスパーズは前節、クリスタル・パレスとのホーム開催のロンドン・ダービーで0-2の敗戦。GKにキンスキーを起用するなどユナイテッド同様に大幅にメンバーを入れ替えたエクスキューズはあったが、再三の際どいオフサイド判定などに助けられなければ、大差での敗戦もあり得た不甲斐ないパフォーマンスだった。また、決勝に向けては右の膝蓋骨の手術を受けたMFクルゼフスキが起用できない痛恨のアクシデントにも見舞われており、リーグ5戦未勝利で臨むアストン・ビラとのアウェイゲームでは主力のコンディション維持とともに中盤や前線のオプションも試したいところだ。 対戦相手となる6位のアストン・ビラ(勝ち点63)は前節、難敵ボーンマス戦を1-0で勝利。ライバルの取りこぼしを活かして逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ望みを繋げた。負傷のFWラッシュフォードが今季絶望で、MFラムジーはボーンマス戦の退場で不在となるが、今のスパーズ相手のホームゲームであれば、勝ち点3を掴み取る可能性は高い。 サンデーナイト開催となる5試合では2位のアーセナル(勝ち点68)と3位のニューカッスル(勝ち点66)の直接対決が最注目カードとなる。 アーセナルは前節、王者リバプールとのアウェイ開催の頂上決戦を2-2のドローで終えた。圧倒された前半に2点のビハインドを背負ったが、後半にFWマルティネッリとMFメリーノのゴールで追いつく。だが、そのメリーノが2枚目のイエローカードで退場となり、試合終盤は割り切った守備的な戦いで勝ち点1を持ち帰る形となった。得失点差を考えれば、残り2試合で勝ち点1を得られればトップ5確定となるが、マグパイズ相手に2位の座を譲ることはできない。このホーム最終戦ではサスペンションのメリーノに加え、MFライス、MFジョルジーニョが負傷で不在と難しい戦いを強いられるが、負傷明けのFWハヴァーツの復帰も追い風に総力戦で勝ち点3を手にしたい。 一方、ニューカッスルは前節、チェルシーとの大一番を制して来季CL出場権獲得へ大きな勝ち点3を手にした。これで2位浮上のチャンスを得た一方、依然として最大の目標であるCL出場権獲得への戦いは続いており、気を引き締めて臨みたい。対ガナーズは今季の公式戦3試合全勝となっており、良いイメージでエミレーツ攻略といきたい。 マンデーナイトにはMF三笘薫を擁する9位のブライトン&ホーヴ・アルビオンと、MF遠藤航が所属する王者のリバプールが対戦する。 ブライトンは前節、好調のウォルバーハンプトン相手に2-0の勝利。負傷明けの三笘も途中出場で復帰を果たした。ただ、フォレストの試合結果によって来季のヨーロッパ出場の可能性は潰え、残り2試合ではトップハーフフィニッシュが目標となる。それだけに、コンディションが万全ではない三笘らの起用には慎重な対応も必要となるが、今季2桁ゴール達成まであと1ゴールに迫るだけにその偉業達成を期待したい。 一方、リバプールも優勝決定後にチェルシー、アーセナルのロンドン勢相手に1分け1敗の結果に終わっており、アンフィールドで行われるパレスとの最終節を前に白星を取り戻したいところ。遠藤と三笘の日本人対決も期待しつつ、王者らしい戦いぶりを見せてほしい。 17日のFAカップ決勝から中2日となる20日に試合を行うマンチェスター・シティとクリスタル・パレスは、それぞれボーンマスとウォルバーハンプトンと対戦する。 4位のシティ(勝ち点65)は前節、FWハーランドが先発復帰となったセインツ戦で痛恨のゴールレスドロー。FAカップ決勝に弾みを付けられず、逆に、連勝が「4」でストップし、CL出場権争いにおいてよりシビアな立場に。まずは今季唯一のタイトルが懸かる聖地ウェンブリーの大一番に集中しつつ、ホーム最終戦では難敵チェリーズ相手に勝ち点3を奪取し、MFデ・ブライネのホームラストマッチを白星で飾りたいところだ。 MF鎌田大地を擁する12位のパレスはトップハーフフィニッシュへ若干の可能性を残すとともにホーム最終戦という部分で、在籍13年のDFウォードを白星で送り出すべくしっかりとした戦いを見せたい。 《プレミアリーグ第37節》 ▽5/16(金) 《27:30》 アストン・ビラ vs トッテナム 《28:15》 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド ▽5/18(日) 《20:00》 エバートン vs サウサンプトン 《22:15》 ウェストハム vs ノッティンガム・フォレスト 《23:00》 ブレントフォード vs フルアム レスター・シティ vs イプスウィッチ 《24:30》 アーセナル vs ニューカッスル ▽5/19(月) 《28:00》 ブライトン vs リバプール ▽5/20(火) 《28:00》 クリスタル・パレス vs ウォルバーハンプトン マンチェスター・シティ vs ボーンマス 2025.05.16 19:00 Fri2
ククレジャ弾のチェルシーがEL決勝控えるユナイテッドにシャットアウト勝利、CL圏内死守で最終節へ【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第37節、チェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドが16日に行われ、チェルシーが1-0で勝利した。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れてチャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシー(勝ち点63)は、プレミアリーグ初先発となる19歳ジョージが最前線で起用された。 一方、前節ウェストハム戦を落として連敗となった16位ユナイテッド(勝ち点39)は5日後にヨーロッパリーグ決勝を控える中、主力を起用した。 開始5分にパーマーの絶妙スルーパスからマドゥエケに決定機のあったチェルシーだったが、ポゼッションする入りとしたユナイテッドが16分に先制しかける。 CKの流れで攻め残っていたマグワイアがブルーノ・フェルナンデスのクロスにボレーで合わせてネットを揺らしたが、VARが入りわずかにオフサイドでゴールが取り消された。 助かったチェルシーは24分、R・ジェームズの強烈なボレーが左ポストに直撃。ここから盛り返したチェルシーはハーフタイム間際の追加タイム1分にビッグチャンス。パーマーのダイレクトシュートが枠を捉えたが、GKオナナのセーブに阻まれゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半、52分にマウントがゴールに迫ったユナイテッドが前半同様に良い入りとすると55分、ロングカウンターからブルーノ・フェルナンデスが際どいシュートを放って牽制。 しかし61分、チェルシーがPKを獲得しかける。カイセドのスルーパスに抜け出したジョージがボックス内でGKオナナに倒されて直後はPK判定も、VARが入ってノーファウル判定に覆った。 それでも71分、チェルシーに先制点。R・ジェームズの華麗なターンからのクロスをククレジャがダイビングヘッドで押し込んだ。 両サイドバックの攻撃参加で試合を動かしたチェルシーは73分に追加点の絶好機。しかしパーマーのスルーパスを受けたマドゥエケはGKとの一対一を仕留めきれなかった。 それでも79分にGKロベルト・サンチェスがアマドのシュートを好守で阻止したチェルシーが1-0でシャットアウト勝利。CL圏内を死守した中、最終節は暫定4ポイント差とした7位ノッティンガム・フォレストと対戦する。 チェルシー 1-0 マンチェスター・U 【チェルシー】 マルク・ククレジャ(後26) 2025.05.17 06:16 Sat3
主力起用でチェルシーに惜敗、EL決勝控えるアモリム監督は試合勘を重視「試合を戦って準備をすることが最良だと判断」
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が16日に行われ、0-1で敗れたプレミアリーグ第37節チェルシー戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のトッテナム戦を控えるユナイテッドは、主力を起用。チェルシー相手に互角以上の戦いを見せるも71分に被弾して惜敗となった。 アモリム監督は試合勘を重視し、主力を起用したことを明かした。 「前回の試合ではフィーリングが良くなかった。そこを改善したかった。そして決勝までの準備期間が5日ある。2日は完全休養とし、次の2日間で決勝に向けて準備をする。今日起用しないと、10日間試合がないまま決勝を迎える選手が居た。それは嫌だった。だから決勝に向けて完全に回復できる時間があると考え、試合を戦って準備をすることが最良だと判断した。それに我々はユナイテッドであり、毎試合戦う必要がある」 プレミアリーグ3連敗でEL決勝を迎えることになった点については次のように述べた。 「それは認めざる得ない。今はEL決勝に向けて準備し、トロフィーを獲得することを目指す。そして次のシーズンへの準備をすることが最善だ。今季は苦戦を強いられているが、どうすることもできない。過去を顧みず、今を見つめる必要がある」 2025.05.17 11:00 Sat4
ユナイテッドに競り勝ちCL出場圏内で最終節へ、マレスカ監督は「何年も前のチェルシーとは違う」と現チームへの理解を求める
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督が16日に行われ、1-0で勝利したプレミアリーグ第37節マンチェスター・ユナイテッド戦後にコメントした。 前節ニューカッスルとの上位対決に敗れ、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位アストン・ビラに勝ち点で並ばれた5位チェルシーが、ヨーロッパリーグ決勝を控えるユナイテッドをスタンフォード・ブリッジに迎えたホーム最終戦。 主力を起用してきたユナイテッドに対して互角の攻防で推移した中、チェルシーはゴールレスで迎えた71分にDFリース・ジェームズのクロスをDFマルク・ククレジャがダイビングヘッドで押し込み、1-0の辛勝とした。 CL出場権獲得まであと一歩としたマレスカ監督はロマン・アブラモビッチ元オーナーの下、潤沢な資金をバックに栄光を築いた過去のチェルシーと現チームは別物だと訴えた。 「個人的には問題は、あなた方マスコミ全般にあると思っている。あなた方はチェルシーは何年も前と同じ状況だと思っているが、それは違う。私もチェルシーに居るからといって他のクラブより多くの資金を期待してはいない。それよりも大切なものを築き上げることが目的だ。サポーターには我々を信じて欲しい。正しい方向に進んでいるのだから」 接戦を制したユナイテッド戦については「オフ・ザ・ボールの面で素晴らしい試合ができたと思う。最後までとてもアグレッシブにプレーし、高い位置からもプレッシャーをかけ続けた。勝利に相応しいプレーだったと思う。幾つかの解決策に取り組み、それから得点できたことも良かった」と勝利に値するパフォーマンスだったと見解を述べた。 チェルシーは最終節、暫定4ポイント差の7位ノッティンガム・フォレストと対戦する。 2025.05.17 10:00 Sat5