浦和が0-2から一時逆転許すも柴戸弾で劇的勝利! 札幌との計7発の乱戦制す《J1》
2020.09.13 15:05 Sun
明治安田生命J1リーグ第16節の1試合が13日に札幌ドームで行われ、アウェイの浦和レッズが4-3で北海道コンサドーレ札幌を下した。
目下2連敗中で9試合ぶりの勝利を目指す12位札幌と、ここ2試合で白星から遠ざかる7位浦和の一戦。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督にとって、昨年8月以来の古巣戦となる。その札幌は前節のスタメンを5選手を入れ替え、宮澤、ルーカス・フェルナンデス、菅、駒井、チャナティップを起用。一方、4選手の変更を施した浦和はレオナルドをベンチに置き、岩波、エヴェルトン、武藤、杉本をスタートからピッチに送り出した。
立ち上がりからボールの主導権を握りにかかり、リズム良くフィニッシュの形を作り出した札幌だが、前からの守備でカウンターを狙う浦和も相手ゴールを迫っていく。すると、10分にハイラインの背後を抜け出した興梠が相手GKと一対一の展開を迎えるなど反抗した浦和は11分、バイタルエリア左からボックス左に仕掛けた関根が後追いしたチャナティップに倒され、先制機となるPKのチャンスを獲得。キッカーの杉本が冷静に沈めた。
立ち上がりからの攻勢ムードに水を差された札幌は引き続きボールを動かしながら攻め入るが、7試合ぶりの先発機会で今季初ゴールをマークした杉本が流れからも輝きを放つ。自陣右サイドの青木が相手ハイラインの背後にロングフィードを上げた20分、抜け出した杉本がバイタルエリア中央で進藤の寄せを身体でブロックして、ボックス中央から右足フィニッシュ。体勢を崩しながらボールをゴールに流し込み、札幌を突き放した。
浦和のカウンターにも晒され、立て続けの失点で試合を難しくしてしまった札幌だが、攻めの姿勢を失うことなく、チーム全体を前に押し上げると、31分に敵陣右サイドで対面の関根をドリブルで翻弄したルーカス・フェルナンデスが右足でクロスボールを供給。ファーサイドで待つジェイがバックステップを踏みながら頭で合わせると、GK西川の頭上を越したボールがゴールマウス右に吸い込まれ、前半のうちに1点を返してみせる。
ジェイの2発で勢いづき、このままひっくり返しを狙う札幌はハーフタイム明けからキム・ミンテを投入した後半も立ち上がりから攻勢に回り、浦和に守りを強いる。そうしたなか、攻撃に力を注げない浦和は55分にマルティネスとレオナルドを同時投入。続く61分にも柴戸を送り込み、流れを引き寄せにかかるが、64分にアンデルソン・ロペスとドウグラス・オリヴェイラの交代カードを切り、より前がかった札幌のペースが続く。
すると、攻撃の主導権を握り続けた札幌がついに勝ち越す。右CKのチャンスを獲得した67分、キッカーの福森が左足インスイングのクロスボールを供給すると、ニアサイドの宮澤が頭で合わせようと反応。その宮澤と競り合った杉本がヘディングでクリアを試みたが、跳ね返し切れず、頭をかすめたボールが浦和のゴールマウスに吸い込まれ、札幌が逆転に成功した。
0-2から逆転を許してしまった浦和だが、それでも73分に残る交代枠で山中と汰木を投入して、反撃ムードを駆り立てると、この姿勢が実る。80分、セットプレーの流れから敵陣左サイドでボールを受けた汰木が右足でクロスボールを供給すると、これが相手GKの処理ミスを誘発。ゴール前でこぼれ球にいち早く反応した槙野が押し込み、浦和が追いついてみせる。
一歩も譲らずの戦いを転じる両者が次の1点を巡り、その後も激しい攻防戦を展開するなか、札幌が残る交代カードで高嶺と白井を送り込み、9試合ぶり白星へのこだわりをみせるが、浦和の執念が上回る。後半アディショナルタイム4分、ゴール前の柴戸がボックス右深くを突破したマルティノスの折り返しに泥臭く合わせ、土壇場で逆転。計7発の乱戦を制した浦和が柴戸の劇的な今季初ゴールで3試合ぶりの白星を手にしている。
目下2連敗中で9試合ぶりの勝利を目指す12位札幌と、ここ2試合で白星から遠ざかる7位浦和の一戦。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督にとって、昨年8月以来の古巣戦となる。その札幌は前節のスタメンを5選手を入れ替え、宮澤、ルーカス・フェルナンデス、菅、駒井、チャナティップを起用。一方、4選手の変更を施した浦和はレオナルドをベンチに置き、岩波、エヴェルトン、武藤、杉本をスタートからピッチに送り出した。
立ち上がりからの攻勢ムードに水を差された札幌は引き続きボールを動かしながら攻め入るが、7試合ぶりの先発機会で今季初ゴールをマークした杉本が流れからも輝きを放つ。自陣右サイドの青木が相手ハイラインの背後にロングフィードを上げた20分、抜け出した杉本がバイタルエリア中央で進藤の寄せを身体でブロックして、ボックス中央から右足フィニッシュ。体勢を崩しながらボールをゴールに流し込み、札幌を突き放した。
浦和のカウンターにも晒され、立て続けの失点で試合を難しくしてしまった札幌だが、攻めの姿勢を失うことなく、チーム全体を前に押し上げると、31分に敵陣右サイドで対面の関根をドリブルで翻弄したルーカス・フェルナンデスが右足でクロスボールを供給。ファーサイドで待つジェイがバックステップを踏みながら頭で合わせると、GK西川の頭上を越したボールがゴールマウス右に吸い込まれ、前半のうちに1点を返してみせる。
チームとしても4試合ぶりの得点となり、J1ホーム通算200得点を達成した札幌はその勢いに乗じて攻勢ムードを高めると、6試合ぶりのゴールを挙げたジェイのストロングヘッダーぶりが再び炸裂する。セットプレーの流れから二次攻撃に転じた35分、敵陣右サイドの福森が左足でゴール前にクロスボールを供給。ファーサイドのジェイがトーマス・デンの頭上からヘディングシュートに持ち込むと、これが決まり、追いついた。
ジェイの2発で勢いづき、このままひっくり返しを狙う札幌はハーフタイム明けからキム・ミンテを投入した後半も立ち上がりから攻勢に回り、浦和に守りを強いる。そうしたなか、攻撃に力を注げない浦和は55分にマルティネスとレオナルドを同時投入。続く61分にも柴戸を送り込み、流れを引き寄せにかかるが、64分にアンデルソン・ロペスとドウグラス・オリヴェイラの交代カードを切り、より前がかった札幌のペースが続く。
すると、攻撃の主導権を握り続けた札幌がついに勝ち越す。右CKのチャンスを獲得した67分、キッカーの福森が左足インスイングのクロスボールを供給すると、ニアサイドの宮澤が頭で合わせようと反応。その宮澤と競り合った杉本がヘディングでクリアを試みたが、跳ね返し切れず、頭をかすめたボールが浦和のゴールマウスに吸い込まれ、札幌が逆転に成功した。
0-2から逆転を許してしまった浦和だが、それでも73分に残る交代枠で山中と汰木を投入して、反撃ムードを駆り立てると、この姿勢が実る。80分、セットプレーの流れから敵陣左サイドでボールを受けた汰木が右足でクロスボールを供給すると、これが相手GKの処理ミスを誘発。ゴール前でこぼれ球にいち早く反応した槙野が押し込み、浦和が追いついてみせる。
一歩も譲らずの戦いを転じる両者が次の1点を巡り、その後も激しい攻防戦を展開するなか、札幌が残る交代カードで高嶺と白井を送り込み、9試合ぶり白星へのこだわりをみせるが、浦和の執念が上回る。後半アディショナルタイム4分、ゴール前の柴戸がボックス右深くを突破したマルティノスの折り返しに泥臭く合わせ、土壇場で逆転。計7発の乱戦を制した浦和が柴戸の劇的な今季初ゴールで3試合ぶりの白星を手にしている。
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