期待大の新シーズン、手腕試されるランパード監督「プレッシャーは標準、決して浮き足立つことはない」

チェルシーのフランク・ランパード監督が、プレミアリーグ開幕節のブライトン戦に向けた記者会見に出席した。

12日についに開幕する2020-21シーズンのプレミアリーグ。チェルシーは14日にブライトンと対戦する。今夏のチェルシーは稀に見る大型補強を敢行し、市場の話題を独占。名実ともに優れた選手たちを獲得し、チームのレベルを飛躍的に上げた。

一方で就任2年目のランパード監督にはその分プレッシャーがかかる。指揮官はそれを認めた上で、補強が優勝に直結するものではないと主張。リバプールやマンチェスター・シティと比較して、長期的な視野を持つべきであるという考えを示した。
「昨季よりもいい成績を収めなければというプレッシャーはとりわけ強いわけではない。標準的だ。仕事の範疇にあるものだ」

「我々が獲得した選手について様々な意見があることは知っている。チームの向上に必要なビジネスを成功させるために団結出来た。我々は良い意味でそれを成し遂げたと思っているよ。興奮してもおかしくない事だが、新しい選手たちをチームに馴染ませて、チームが出来るだけ上手く機能するようにするために少しは注意しておかなければならない」「周りの人は我々は挑戦的かどうか語ることが出来る。過去2シーズンはリバプールとマンチェスター・シティに大きく水をあけられる結果となった。我々はまずそのギャップを埋めて、チームが連携して自信をつけていかなければならない」

「プレミアリーグを制覇するために必要なことはわかっている。近年でリーグを支配してきたチームを見ると、彼らはリクルート、コーチング、練習場での改善がピッチに反映されるという点で、数年に渡って続いてきた物語なのだ。選手を獲得したから優勝しなければならないという簡単な話ではないのだ」

「私は我々が成長できることを願っている。期待があることも知っているし、それから逃げるつもりもない。だが、我々は決して浮き足立つことはない」

また、エバートンへのレンタル移籍が噂されるイングランド代表DFフィカヨ・トモリに関しても言及。具体的な動きはないと強調し、ブライトン戦に向けて準備を整えていることを伝えた。

「フィカヨは今日、ブライトン戦に向けてトレーニングを行った。彼に明確に向上してほしいという思いはない。ただ一生懸命努力してほしい。そしてダービー・カウンティや昨シーズンに見せてくれた労働倫理を示してほしい。彼は私が公平にチームを選ぶ監督ということを知っているはずだ」