浦和FWマルティノスもプレーしたキュラソー代表監督に名将・ヒディンク氏が就任

2020.08.22 10:10 Sat
Getty Images
数々の代表チームやクラブチームを指揮し、名将として知られるオランダ人指揮官のフース・ヒディンク氏(73)が新たな挑戦をスタートさせる。
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『FOX Sports』によると、ヒディンク氏はキュラソー代表の監督兼テクニカル・ディレクター(TD)に就任したようだ。ヒディンク氏は、これまでオランダ代表の監督を2度務めた他、韓国代表、オーストラリア代表、ロシア代表、トルコ代表と5カ国の代表チームを指揮。また北朝鮮の育成部門のディレクターも務めた他、U-21、U-22中国代表でも監督を務めた経験がある。
クラブチームでもPSVやフェネルバフチェ、バレンシア、レアル・マドリー、レアル・ベティス、チェルシー、アンジ・マハチカラで指揮を執っていた。

キュラソーは、オランダ領でありベネズエラの北部に位置する小さな島国。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)に属する国で、近年は力をつけている。
日本で馴染み深いのは浦和レッズのFWマルティノスが代表選手としてプレーしていたことだろう。

CONCACAFは20日に、2022年のカタール・ワールドカップ(W杯)の予選組み合わせを発表。キュラソーはグループCに入り、グアテマラ、セント・ビンセントおよびグレナディーン諸島、キューバ、イギリス領ヴァージン諸島と同居していた。

ヒディンク氏は監督就任について「明白ではなかったが、「ノー」ということは難しかった」と新たな挑戦を決断。「キュラソーは近年、大きな進歩を遂げており、選手とスタッフが国際的な階段を一段上がれるように手助けをしたいと考えている」と代表チームの強化に意気込みを見せた。

ヒディンク氏は代表チームを構成するにあたり、可能な限り能力の高い選手を招集したい意向。「誰が出場できるのかを知りたい。もちろん、代表チームでサッカーをすることはいつだって良いことだ」と語っている。

オランダ人選手の中にはキュラソー出身の両親を持つ選手も多く、今夏マンチェスター・ユナイテッドからブレーメンにレンタル移籍したU-21オランダ代表FWタヒス・チョン(20)やアヤックスのU-19オランダ代表DFユリエン・ティンバー(18)などがいる。

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