リヨン時代のフェキルが得意の左足だけでキャリア初ハット!【ハットトリック・ヒーローズ】

2020.08.09 09:00 Sun
Getty Images
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今回は、レアル・ベティスのフランス代表FWナビル・フェキルリヨン時代に決めたハットトリックだ。
◆フェキルが得意の左足だけでキャリア初ハット!


名門リヨンの下部組織で育ったフェキルは、2013年にトップチームに昇格。その年の8月にプロデビューを飾った。さらに、翌年の4月にプロ初ゴールを決めると、2015年にはリーグ・アン年間最優秀若手賞を受賞。今季からはベティスに加入している。
そんなフェキルは、2015年8月29日に行われたリーグ・アン第4節のカーン戦でキャリア初となるハットトリックを達成している。

まずは19分、ボックス手前でボールを持ったフェキルが相手DFと駆け引きしながらボックス左へと侵入。シュートコースを作ると、そのまま左足を振り抜き、ゴール右に流し込んだ。

そして44分、MFコランタン・トリソの絶好なロングパスで右サイドを突破したフェキルは、細かいボールタッチでボックス深くへと侵入。最後は相手DF二人の間から左足で狙いすましたシュートをゴール左隅へ流し込む。

最後は57分、見事なボールタッチでボックス内に侵入したMFマテュー・ヴァルブエナからのパスをまたも左足で決めてみせた。

得意の左足だけでハットトリックを達成したフェキルだが、そのスキルはフランス代表でも貴重なオプションになっており、世界王者に輝いた2018年のロシア・ワールドカップでも、途中出場がメインではあったものの7試合中6試合に出場している。

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