ラツィオ指揮官、CL権獲得に「魔法がかかったような夜」

2020.07.24 09:55 Fri
Getty Images
ラツィオシモーネ・インザーギ監督が来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に喜びの心境を語った。

ラツィオは23日に行われたセリエA第35節のカリアリ戦に臨み、45分に先制点を献上したが、後半の立ち上がりにセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチのゴールで同点に。60分に記録したイタリア代表FWチーロ・インモービレのゴールで2-1の逆転勝利を収め、3試合を残して4位以内を確定させ、CL出場権を獲得した。

ラツィオを13年ぶりのCL出場権獲得に導いたS・インザーギ監督は試合後、『DAZN』のインタビューで「魔法がかかったような夜だった。13年後にこんなことが起こるなんてイメージし難いものだったが、自信もあった」と述べると、逆転勝ちをこう振り返った。
「正直に言って、追いかける展開だったが、今日は冷静だった。ベンチにも試合の流れを変えられる選手たちがいたからね」

また、セリエAと並行してCLの戦いに挑む来季に向け、今夏の補強を司るスポーツディレクター(SD)のイグリ・ターレ氏に対する信頼を口にすると、チーム編成の必要性を説いた。
「来季は10月から3日置きに試合がやってくる。それに向け、大きなスカッドを用意しておかなければならない。しかし、準備はできていると確信している」

そして、セリエA得点ランキングトップの31得点を挙げるインモービレにも言及。CL出場権を獲得した今、チームとして全力でサポートしていく姿勢を示した。

「我々としては彼にゴールデンブーツを獲得してもらいたい。簡単じゃないだろうが、アシストランキングでトップのルイス・アルベルトがいることを考えると、そこに向かってトライできるはずだ」

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スールシャールがベシクタシュを立て直すも...主砲インモービレ“だけ”急失速「ノルウェー人によって多数の選手が蘇ったのに…」「決定力が低下」

ベシクタシュを立て直したオーレ・グンナー・スールシャール監督だが…。トルコ『Fanatik』がノルウェー人指揮官の悩みを代弁する。 1月にベシクタシュの指揮官として現場復帰したスールシャール監督。トルコ1部で首位と勝ち点20差の5位に沈んでいたチームは、“童顔の殺し屋”の就任から勝ち点差こそ縮まらずも攻守が安定し、現在は目下3連勝中である。 しかし、監督交代によって全ての選手が幸せを享受するというわけではない。 ベシクタシュのエースは今季加入した元イタリア代表FWチーロ・インモービレ(35)。セリエA通算201得点のストライカーは、スールシャール監督就任まで公式戦22試合14得点と、低空飛行するチームで孤軍奮闘が目を引いた。 ところが、スールシャール監督就任から出場全7試合ノーゴールと急失速。 すべて先発起用というなか、トルコ紙いわく「決定的なシュートを外すなど決定力が落ちた印象」といい、指揮官は次戦でインモービレのベンチスタートを検討しているとのことだ。 「ノルウェー人指揮官は間違いなくベシクタシュのサッカーを向上させ、衰退していた何人かの選手も彼の指導で蘇ったのである。しかし何故かセンターフォワードの彼だけが、期待通りのパフォーマンスを披露できなくなった…」 2025.02.28 21:51 Fri
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“アルバニアの巨人”ラツィオのターレSDが退任を明言! ミランやナポリが招へい画策中「長く激しい冒険だった」

ラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるイグリ・ターレ氏(49)が退任を明言した。イタリア『メディアセット』が伝えている。 長年のカルチョファンには馴染みが深い“アルバニアの巨人”ことターレ氏。2008年にラツィオでスパイクを脱ぐと、そのままクラブに留まり、15年間にわたって移籍市場を統括するSDとして活躍してきた。 その手腕は確かな評価を得ており、財布の紐をめったに緩めないことで知られるクラウディオ・ロティート会長の下、即戦力となり得る若手選手の獲得でスカッドを強化。最たる例はセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチだろう。 一方、今シーズンのラツィオがセリエAにおけるロティート会長体制での最高順位となる2位でフィニッシュしたなか、ターレ氏は以前からマウリツィオ・サッリ監督との確執が噂されており、契約も6月末まで。ミランやナポリが招へいを画策中と言われている状況だ。 そしてついに5日、イタリア『TG1』に出演したターレ氏は自ら退任を明言。SDという重要なポストを長きにわたって託してくれたロティート会長への感謝を語った。 「ラツィオで歩んだ素晴らしい18年間(現役時代含む)に終止符が打たれる。この選択をしたのはかなり前だが、シーズンの最後にラツィオの利益を見届けてから言おうと決めていたよ」 「チャンピオンズリーグ(CL)出場という目標を達成すべく、並外れた選手たちで強力なチームを築いてきたと自負している。この目標を達成するには十分な素質を持った選手たちだ。喜び、敗北、トロフィー、あらゆるものが積み重なった、長くて激しい冒険だったよ」 「ロティート会長への感謝は伝えきれない。この先もイグリ・ターレであり続けることが感謝を示すひとつだろうか? 私に寄り添ってくれたファン、選手、スタッフ、親しくしてくれた全員にも感謝を伝えたい。決して忘れることはないよ」 丁寧に、誠実に、ラツィオ関係者への感謝を述べたターレ氏。新天地のひとつに噂されるミランはリッキー・マッサーラSD、そしてテクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏を解任する決断を下したようだが、ターレ氏の去就やいかに。 2023.06.06 15:29 Tue

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