【ラ・リーガ第30節プレビュー】過密日程の中、上位チームによる直接対決!
2020.06.19 19:00 Fri
今週ミッドウィークに行われた第29節では首位のバルセロナ、2位のレアル・マドリーが揃って快勝し、再開後も好調を維持。一方、第2集団は前節に続き取りこぼしが目立った中、今季最多5ゴールの大爆発を見せたアトレティコ・マドリーが4位に浮上している。
各チームがほぼ中2日、3日での過密日程を強いられている中、今節は首位のバルセロナと3位のセビージャ、2位のレアル・マドリーと5位のレアル・ソシエダが対峙する2つの上位対決に注目が集まる。
前節、FWメッシの2試合連続ゴールの活躍などにより格下レガネスにきっちり勝ち切ったバルセロナは、再開後2戦連続複数得点にクリーンシートと上々の再スタートを切っている。とはいえ、対戦相手はいずれも降格圏のチームであり、サンチェス・ピスファンに乗り込む今回の上位対決で真価が試されることになる。
ここまでセティエン監督は過密日程を考慮して積極的にターンオーバーを図っているが、今節ではDFセルジ・ロベルト、MFデ・ヨング、DFユムティティと3人の主力クラスがケガの影響で招集外となっており、各選手の疲労と共にやや難しいやりくりを強いられそうだ。そういった中、3戦連発が期待されるメッシと共に、復帰後初ゴールが期待されるFWスアレス、不振が囁かれるFWグリーズマンと前線の役者の働きに期待したい。
一方、対戦相手のセビージャは再開初戦のセビージャ・ダービーで快勝も前節のレバンテ戦では試合終盤のオウンゴールよって逃げ切りに失敗し、痛恨のドローとなった。今節の結果次第で2ポイント差のアトレティコに抜かれる可能性があるだけに、前回対戦で0-4の大敗を喫した苦手な相手に対して何とか勝ち点を得たいところだ。
前節、オサスナ相手にFWフェリックスのドブレーテなど、シーズンを通じて課題とされた得点力不足を解消する大勝を飾ったアトレティコは、15位のバジャドリーを相手に連勝を狙う。再開後は前節のFWジエゴ・コスタに加え、MFカラスコ、FWモラタとアタッカー陣に満遍なくゴールが生まれており、今夏の獲得候補と見られるDFサリスを擁するアウェイチーム相手に今節は誰がゴールをこじ開けるか。
FW久保建英、MF乾貴士を擁する18位のマジョルカと、16位のエイバルは再開後初白星を目指し、それぞれ最下位のレガネス、6位のヘタフェと対戦する。
リーグ戦5試合連続スタメンを飾っている久保だが、前節のビジャレアル戦ではやや消化不良のプレー内容となっており、残留を争う直接のライバル相手にその鬱憤を晴らすような活躍を期待したい。一方、アスレティック・ビルバオとの自治州ダービーで出場機会がなかった乾は、先発起用の可能性は低いものの、上位相手の一戦でポジション奪取に繋がるパフォーマンスを期待したい。
《ラ・リーガ第30節》
▽6/19(金)
《26:30》
グラナダ vs ビジャレアル
マジョルカ vs レガネス
《29:00》
セビージャ vs バルセロナ
▽6/20(土)
《21:00》
エスパニョール vs レバンテ
《24:00》
アスレティック・ビルバオ vs ベティス
《26:30》
ヘタフェ vs エイバル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バジャドリー
▽6/21(日)
《21:00》
セルタ vs アラベス
《26:30》
バレンシア vs オサスナ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー
各チームがほぼ中2日、3日での過密日程を強いられている中、今節は首位のバルセロナと3位のセビージャ、2位のレアル・マドリーと5位のレアル・ソシエダが対峙する2つの上位対決に注目が集まる。
前節、FWメッシの2試合連続ゴールの活躍などにより格下レガネスにきっちり勝ち切ったバルセロナは、再開後2戦連続複数得点にクリーンシートと上々の再スタートを切っている。とはいえ、対戦相手はいずれも降格圏のチームであり、サンチェス・ピスファンに乗り込む今回の上位対決で真価が試されることになる。
一方、対戦相手のセビージャは再開初戦のセビージャ・ダービーで快勝も前節のレバンテ戦では試合終盤のオウンゴールよって逃げ切りに失敗し、痛恨のドローとなった。今節の結果次第で2ポイント差のアトレティコに抜かれる可能性があるだけに、前回対戦で0-4の大敗を喫した苦手な相手に対して何とか勝ち点を得たいところだ。
バルセロナ同様に2連勝で2ポイント差を維持するレアル・マドリーは前節、バレンシア相手に3-0の快勝。エースFWベンゼマのドブレーテに加え、今季開幕前に前十字じん帯断裂の重傷を負ったFWアセンシオが復帰戦で早速ゴールを挙げる鮮烈な活躍をみせ、難敵相手に実りある勝利となった。ただ、直近2試合はいずれもホームゲームであり、再開後初のアウェイゲームとなるソシエダ戦では多くの制限がある遠征の影響などが懸念材料となる。ただ、対戦相手は再開後1敗1分けとパフォーマンスを低下させており、3-1で勝利した前回対戦と比べても戦い易いかもしれない。
前節、オサスナ相手にFWフェリックスのドブレーテなど、シーズンを通じて課題とされた得点力不足を解消する大勝を飾ったアトレティコは、15位のバジャドリーを相手に連勝を狙う。再開後は前節のFWジエゴ・コスタに加え、MFカラスコ、FWモラタとアタッカー陣に満遍なくゴールが生まれており、今夏の獲得候補と見られるDFサリスを擁するアウェイチーム相手に今節は誰がゴールをこじ開けるか。
FW久保建英、MF乾貴士を擁する18位のマジョルカと、16位のエイバルは再開後初白星を目指し、それぞれ最下位のレガネス、6位のヘタフェと対戦する。
リーグ戦5試合連続スタメンを飾っている久保だが、前節のビジャレアル戦ではやや消化不良のプレー内容となっており、残留を争う直接のライバル相手にその鬱憤を晴らすような活躍を期待したい。一方、アスレティック・ビルバオとの自治州ダービーで出場機会がなかった乾は、先発起用の可能性は低いものの、上位相手の一戦でポジション奪取に繋がるパフォーマンスを期待したい。
《ラ・リーガ第30節》
▽6/19(金)
《26:30》
グラナダ vs ビジャレアル
マジョルカ vs レガネス
《29:00》
セビージャ vs バルセロナ
▽6/20(土)
《21:00》
エスパニョール vs レバンテ
《24:00》
アスレティック・ビルバオ vs ベティス
《26:30》
ヘタフェ vs エイバル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs バジャドリー
▽6/21(日)
《21:00》
セルタ vs アラベス
《26:30》
バレンシア vs オサスナ
《29:00》
レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
選手登録できないダニ・オルモ、パウ・ビクトルもサウジアラビアへ…バルサは28名でスーペル・コパに臨む
選手の登録を巡り問題が発生しているバルセロナだが、クラブは強い態度を崩さないようだ。 バルセロナは、夏に獲得したスペイン代表MFダニ・オルモ、そしてFWパウ・ビクトルに関して、特例措置を利用して選手登録を行っていた。 慢性的な財政難に陥り、自転車操業状態が続いているバルセロナ。ダニ・オルモやパウ・ビクトルはそもそも登録不可能だったが、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱を利用し、特例措置を受けていた。 その登録期限は2024年12月31日まで。バルセロナは、ラ・リーガが定めたサラリーキャップ制度に違反しており、資金を調達しない限り両選手は登録が抹消されることとなっていた。 バルセロナはそれを逃れようと特例措置の延長を求めたが、当初から決められていた期限が変更されることはなく、ラ・リーガ、スペインサッカー連盟(RFEF)が共同で完全拒否の声明を発表。2人はフリーの状態となっている。 それでも抵抗を続けているバルセロナだが、規則を守らない限りはメンバーに復帰させることは不可能。しかし、サウジアラビアで行われるスーペル・コパに向けたメンバーにはダニ・オルモ、パウ・ビクトルの両者が名を連ねることとなった。 試合は9日に行われる中、両選手の出場資格は現時点でなし。ただ、バルセロナは諦めておらず、7日にも予防的な措置を要求し、それが成功すると踏んでいるようだ。 いずれにしても、バルセロナが望む結末になるためには資金を手にする以外はない状況。ラ・リーガとRFEFの規則の問題点を突きたい考えもあるようだが、どういった結末を迎えるだろうか。 2025.01.06 23:35 Mon2
ラ・リーガとRFEFが共同声明、ダニ・オルモ&ビクトルのバルセロナ2選手の登録認めず
ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)は4日、バルセロナが要求するスペイン代表MFダニ・オルモ(26)とスペイン人FWパウ・ビクトル(23)の選手登録を認めない意向を共同声明で発表した。 両者は今回の決定に際して以下の声明を伝えている。 「FCB(バルセロナ)が2025年1月3日にLALIGAの経済管理に関する要件を満たし、クラブが関連文書を完了した後、LALIGA予算検証機関は、FCBスポーツチーム費用制限を前述の日付から延長することを決議した」 「この点に関して、FCバルセロナから紹介された選手のライセンスの申請を受けた監視委員会は、適用される連盟規則を分析した結果、ライセンスが取り消された選手が、同じシーズン中に、すでに所属していた同じクラブチームでライセンスを取得することを禁じるRFEF一般規則第130.2条および第141.5条の文言解釈に従い、FCバルセロナが選手ダニエル・オルモおよびパウ・ビクトルに申請した事前ビザおよび最終ライセンスを発給しないことに同意する」 これにより1月からオルモに加え、ビクトルの登録が抹消となる。両選手はDFアンドレアス・クリステンセンとDFロナルド・アラウホの長期離脱を活用して、今季ここまで特例措置により登録されていた。 バルセロナは『Spotifyカンプ・ノウ』のVIP席を中東の投資家に売却や取締役の個人保証などのによって登録を実現させるべく動いていたが、この努力も実らず。 ただ、ジョアン・ラポルタ会長は今回の決定に対して、国立スポーツ評議会(CSD)に異議申し立てを行い、土壇場での逆転登録を目指すつもりだ。 2025.01.05 00:03 Sun3
「察したら去る」 F・デ・ヨングが思うバルサ退団のタイミング…加入後のタイトル数にも言及
オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングがバルセロナを去るタイミングを語った。 2019年夏にアヤックスでの活躍が認められ、バルセロナの門を叩いたF・デ・ヨング。バルセロナで移籍初年度から主力に数えられる存在となり、アヤックス時代に師事したエリク・テン・ハグ前政権下のマンチェスター・ユナイテッドらの関心が囁かれる時期も幾度かありながら、通算226試合で18得点22アシストをマークしている。 これまでもバルセロナ愛を言葉にし、忠誠を誓う27歳だが、ピッチ内での状況が芳しくなければ移籍も辞さぬようだ。オランダメディア『Voetbal International』のインタビューで明かす。 「周りは僕がこのままバルセロナに残りたいと考えているかもしれないけど、それはフットボール以外でも生活が心地良いからだ。それは確かだけど、ピッチでの出来事に比べたら二の次だ」 「ここで十分に力を発揮できなかったり、貢献できていなかったり、チームで何も勝ち取れないと察したら、もう去るだろう」 「僕はキャリアの岐路に立っているんだ。まだバルセロナでの1年半が残っているのに、新聞ではそれが問題だと書かれているけど、僕にとって、今は違う。まずは再びフットボールがしたい」 「それからクラブの計画に目をやり、家族や代理人と話し合って自分が何を望むかを決断する」 そう語るF・デ・ヨングは今季で6年目となるバルセロナでの歩みにも触れ、「バルサは僕にとって夢のクラブだったし、今もそう」としつつ、チームとしてのタイトル数という部分を残念がった。 「小さい頃からここでプレーしたかったんだ。今もこのクラブでの日々を楽しんでいるけど、実生活のように、すべてが理想どおりというわけじゃない」 「『ヒーローに会ってはいけない』という言葉があるのは理由があるよね? ここで契約にサインしたとき、5年が経ってもリーガやコパ・デル・レイ、スーペルコパでそれぞれ1回ずつしか優勝できないなんて思ってもいなかった」 「最低でもその倍は優勝できると思っていたから、トロフィーの数は残念だね。でも、その過程で前もって予測できない出来事が常に起こるものさ」 昨季終盤に負った足首の負傷が長引き、今季開幕に間に合わずのF・デ・ヨング。2024年10月1日のチャンピオンズリーグでようやく初出場したが、ハンジ・フリック新監督のもとでスターターとしての出番が限られ、出場した公式戦13試合で実に2回のスタメンにとどまる。 2025.01.03 14:30 Fri4
ダニ・オルモ登録問題に揺れるバルセロナ、コパ・デル・レイ快勝後フリック監督は「戻ってくることを望んでいる」と吐露
バルセロナのハンジ・フリック監督が4日に行われたコパ・デル・レイ3回戦、4-0で快勝したバルバストロ戦後にコメントした。 FWロベルト・レバンドフスキのドブレーテ、MFパブロ・トーレの1ゴール2アシストの活躍で快勝とし、新年初戦を制したバルセロナ。しかしフリック監督は登録問題に揺れるMFダニ・オルモ、FWパウ・ビクトルにまず言及した。 「誰もがオルモとパウが戻ってくることを望んでいる。それが我々に言える唯一のこと。他に何もできないんだ。チームはこの問題を切り離そうとした。現場はプロとして対応しなければならないからね」 一方で重傷から復帰して先発したDFロナルド・アラウホについては「90分プレーでき、現在の彼の状態がわかった。フィールドでよくコミュニケーションを取ってくれるし、リーダーの一人だよ」と復帰を喜んだ。 また、4日後に行われるアスレティック・ビルバオとのスーペル・コパ準決勝に向けてはバルバストロ戦完全休養のFWラミン・ヤマルの出場を示唆した。 2025.01.05 09:15 Sun5