もう止まらないといいけど…/原ゆみこのマドリッド

2020.06.16 20:00 Tue
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「気休めにはなるかも」そんな風に私が肩をすくめていたのは月曜日、先週木曜から怒涛のスタートを切った再開リーガ最初の28節が終わったばかりというのに、一番先行きが心配なマドリッドの弟分がもう火曜にはカンプ・ノウを訪問。その試合前記者会見でセティエン監督が「Habrá rotaciones, no correremos riesgos/アブラ・ロタシオネス、ノー・コレモス・リエスゴス(ローテーションがあるだろう。危険は冒さないよ)」と言っているのを聞いた時のことでした。いやあ、とはいえ、レガネスは1月にもコパ・デル・レイ16強対決でバルサと顔を合わせ、グリーズマン、レングレ、メッシx2、アルトゥールによるgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)を喰らって、5-0で大敗しているんですけどね。

となると、久保建英選手が健闘したにも関わらず、0-4でマジョルカを一蹴するのに貢献したアルトゥーロ・ビダル、ブライトワイテ、ジョルディ・アルバ、メッシがお休みしてくれたとて、あまり変わりはないような気がしますが、とにかくコパの時点ではエン・ネシリのセビージャ移籍の傷も癒えていなかったレガネスの前線で孤軍奮闘、その後、2月にデンベレが重傷を負ったのに伴う特例移籍で河岸を変えたブライトワイテは出ない方がファンの気持ちも幾分、軽くなる?大体、当人からして、サン・モシュ改め、ビジット・マジョルカ・エスタディでバルサ初ゴールを挙げて強気になったか、「レガネス相手にプレーする意欲は高いよ。ウチは優勝をしたいんだから、勝ち続けないとね」と古巣が2部降格の瀬戸際にあることなど、すっかり他人事になっていましたからね。

もちろん、こんな苦しい状態でリーガ首位との対決を迎えるのは先週末土曜、必勝を胸にバジャドリー戦に挑みながら、開始2分、アワジエンがすぐ側までGKクェジェルが出て来ていたことを確認せず、頭で適当にバックパス。ゴール方面に転がったボールをウナルに奪われ、いきなり失点していたのを始め、後半9分、元レガネスでお隣さんのヘタフェを経由してバジャドリーに移ったラウール・カルネロはまだ温情が残っていたか、シュートを空振りしてくれたんですけどね。後ろにいたアルカラスに2点目を決められてしまっては、もうお手上げです。残り6分にはサリスがアサレをエリア内で倒してゲットしたPKを決め、1-2と追い上げてくれたオスカルさえ、火曜午後10時(日本時間翌午前5時)からの試合では累積警告で出場停止となれば、アギーレ監督が望みうる最高の結果はスコアレスドローしかないかも。
まあ、それでも先週末は最下位のエスパニョールがGKパチェコの早期退場も幸いし、アラベスに2-0で勝利。レガネスと同じ勝ち点になったものの、マジョルカに加え、17位のセルタもビジャレアルに負けたため、残留ラインとの差は勝ち点3で変わっていませんからね。金曜にはマジョルカとの直接対決も控えていますし、まだまだ諦めるには早いんですが、同じ火曜の午後7時30分にはコリセウム・アルフォンソ・ペレスでお隣さんがエスパニョールと対戦。こちらでも援護射撃が期待できるとありがたいんですが…。

それが、新型コロナウィルスウィルス流行によるparon(パロン/リーガの中断期間)にCL出場圏4位のレアル・ソシエダと同じ勝ち点の5位という、兄貴分のアトレティコすら、1つ上回る順位で入った優秀な弟分もこの再開節では躓いてしまったんですよ。ええ、ヘタフェは一足先の金曜にアウェイのグラナダ戦を迎え、前半19分にホルヘ・モリーナから受けたボールをデイベルソンがシュート。これはGKルイ・シウバに弾かれてしまったんですが、ククレジャが滑り込んでティモルに繋いだところ、見事な一撃で先制点を奪ってくれたのには驚いたの何のって。
でも、すんなり行かないのがこの再開リーガの落とし穴で、後半24分、何の変哲もないFKから、カルロス・フェルナンデスがヘッドしたボールがGKダビド・ソリアの手を弾いてゴールになってしまったと思いきや、ティモルがケガの手当て中でピッチ外に出ていた隙を突かれ、34分にもカルロス・フェルナンデスに2度撃ちで逆転弾を許してしまうとは!

うーん、「Era un partido controlado, hemos entrado con 8 o 9 minutos de apatía/エラ・ウン・パルティードー・コントロラードー、エモス・エントラードー・コン・オチョ・オ・ヌエベ・ミヌートス・デ・アパティア(コントロールできていた試合だったのに8、9分間、ウチは無気力になってしまった)」(ボルダラス監督)のは何となく、再開後は毎試合義務になった前後半30分にあるお水休憩や親善試合並みにせわしない拡大交代枠5人制のせいもある気がしないでもないんですけどね。しょっちゅうピッチで選手が倒れていた前半同様、後半もロスタイム6分とたっぷり反撃する時間はあったんですが、ヘタフェは1-2のまま、負けてしまいましたっけ。

そして満を持しての日曜日、ちょっと情けないながら、弟分の足踏みを利用しないといけないアトレティコはどうだったのかというと。いやあ、午後2時キックオフということで、再開リーガの慣例となった当日移動でなく、前日にいよいよ、一般販売が開始された定価13.95ユーロ(約1700円)のクラブロゴ入りウィルス不透過マスクを着用し、意気揚々と彼らはビルバオ(スペイン北部)入り。

シメオネ監督の「この異例のプレシーズン、チームはまだ2人のFWを同時に支える準備ができていない。その間はprefiero explotar la potencia de Diego y Álvaro en distintos momentos del partido/プレフィエロ・エクスプロタル・ラ・ポテンシア・デ・ディエゴ・イ・アルバロ・エン・ディスティントス・モメントス・デル・パルティードー(ジエゴとアルバロの力を試合の異なる時間帯で活用したい)」という前日会見の言葉通り、モラタはベンチ、中断直前のCL16強対決リバプール戦2ndレグで2ゴールを挙げたMFのジョレンテが2トップの片割れに抜擢されています。

でもねえ、序盤こそ、アスレティックを押し込んで攻めていたため、それでも良かったんですが、今季の彼らの普遍の課題はゴールなんですよ。案の定、ジョレンテのアシストで絶好のシュートチャンスを迎えたカラスコは枠を外してしまうし、そうこうするうちに形勢が逆転。いつの間にか自陣に引きこもっていた挙句、いえ、ユーリのシュートは再開後もリバプール戦同様、頼りになるGKオブラクがジャンピングセーブしてくれたんですけどね。その彼も前半36分、ユーリのクロスをムニアインがトマスに先んじて放った一撃は止められず、先制されてしまったから、さあ大変!

いやまあ、実際はまだ私が誰がミスの元凶なのか、プレーを反芻してるうちに、近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)が警戒事態による営業自粛期間中に試合中継局との契約を解除。おかげで慌てて申し込むことになったネット中継とラジオ実況に1分程の時差があったため、久々に聴くオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)のアトレティコ番記者の「Gooool!」という絶叫の後、あっと思う間もなしにボールがサウールからコケに繋がり、そのスルーパスでコスタが今季自身3点目を挙げ、スコアはイーブンになったんですけどね。

おかげで先日、脳腫瘍の摘出手術をした女子チームのビルヒニア・トレシージャ応援のため、コスタが彼女のユニフォームを掲げて祝うなんてこともできたんですが、後半17分には早くもアトレティコは3人、アスレティックも2人と交代ラッシュがスタート。34分にはアリアスが至近距離からシュートしながら、GKウナイ・シモンを破れないという悔しいシーンもあったものの、後から入ったモラタもコレアもゴールを挙げることはできず、アトレティコはクラブ史最多に並ぶ1シーズン14回目、アウェイ戦では今季8回目となる引き分けで試合を終了です。

いやあ、サウールなど、「en esta nueva normalidad jugamos cada tres días y no hay tiempo para pensar/エン・エスタ・ヌエバ・ノルマリダッド・フガモス・カーダ・トレス・ディアス・イ・ノー・アイ・ティエンポ・パラ・ペンサール(この新しい平常状態では3日おきに試合があるから、考えるための時間はない)。次の対戦に頭を切り替えないと」と言っていたんですけどね。今季の彼らはアウェイ戦たったの3勝と、苦手にしているのは今に始まったことじゃないんですから、中断期間の3カ月余り、少しはその理由を考えなかった?だってえ、途切れたのがCL準々決勝進出決定直後とあって、選手たちもそのままずっと舞い上がっていたのかもしれませんが、リーガの現実はシビアなんですよ。

ええ、「hay que sumar de tres para poder clasificarnos a la Champions/アイ・ケ・スマール・デ・トレス・パラ・ポデール・クラシフィカールノス・ア・ラ・チャンピオンズ(CL出場権を得るためには勝ち点3を積んでいかないと)」とコケも言っていた通り、ラッキーにも日曜最後の試合ではオサスナがかつて、シメオネ監督の下でプレーしたアドリアン・ロペスのPKゴールでレアル・ソシエダと1-1で引き分けてくれたものの、アンダルシアダービーでベティスに勝った3位セビージャとは勝ち点差4(月曜の29節でレバンテと引分け5になった)、ヘタフェと同じポイント数になっただけで、6位のままですからね。早々に4位の座を回復しておかないと、来季はクラブが収入1憶ユーロ(約122億円)減となり、選手たちも売却や、更なる給料カットに見舞われかねませんよ。

そんなアトレティコはこの水曜、午後10時から、再び鬼門のアウェイでオサスナと対戦するんですが、嬉しいのはこのアスレティック戦は出場停止だったジョアン・フェリックスが戻って来ることで、プレシーズン期間中に痛めたヒザも全快しているため、少しは攻撃の幅が広がるかも。相手も降格圏から勝ち点10離れたことですし、気が緩んでくれる可能性もありますしね。とにかく木曜にお隣さんが7位バレンシアと当たるため、少なくとも勝ち点差3あるEL出場圏内は安泰だなんて、後ろ向きな姿勢にはならないでくださいね。

え、それよりバルサが大勝した後、首位と勝ち点差5で日曜にバルデベバス(バラハス空港の近く)にあるエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノでリーガデビューしたレアル・マドリーの方が気になるって?いやあ、当日正午に集合した彼らは優雅に個室で午後を過ごした後、私など、以前見学した時、乗せてもらったミニバスかカートで来るんだろうと想像していたんですけどね。チームは寮から300メートルしか離れていないスタジアムまでを徒歩で移動。確かにこのエイバル戦には観客をまったく入れず、敷地内には関係者しかいないとなれば、選手たちもいい足慣らしになったかと思いますが、ジダン監督の選んだ再開初戦スタメンはサプライズが1つあって、19才のロドリゴがベンゼマと足首の手術から完全回復したアザールと並び、3トップの一角を占めることに。

まあ、ディ・ステファノをホームとするRMカスティージャでのプレー経験を生かしたかったのかもしれませんが、彼がどうのこうの言う前にマドリーは開始早々の4分、先制点をゲット。ええ、ベンゼマがエリア内で粘って出したボールをクロースが狙い、正確な弾道でシュートを決めてしまったとなれば、メンディリバル監督の「Los equipos con jugadores de talento notan menos esa falta de capacidad física/ロス・エキポス・コン・フガドーレス・デ・タレントー・ノタン・メノス・エサ・ファルタ・デ・カパシダッド・フィシカ(タレントのある選手のいるチームはフィジカルが不足していてもあまり目立たない)」という意見に大きく頷けるかと。

もちろんそれだけではなく、33分にはセルヒオ・ラモスが自陣で取り戻したボールを持って上がり、ベンゼマとアザールが連携しているうちに敵エリア内まで到達。シュート位置でボールを持っていた後者も復帰記念ゴールを挙げたかったはずですが、70メートル激走していたキャプテンを無視することはできず、ラモスに2点目の栄誉を贈ります。更に37分にも今度は第2キャプテンのマルセロが発奮、アザールのシュートがGKドミトロビッチに弾かれた後、敵DFが中途半端にクリアしたボールを捉え、3点目を入れてしまったとなれば、もう勝負はあった?

ただ、前半の効率の良さが災いしたか、カルバハルが足首の打撲でハーフタイムに交代。中断直前に負けたベティス戦でのミリトン大失敗を受け、このプレシーズン中に右SBの特訓をしたらしいメンディが入った後半の彼らはパッとせず、あまつさえ、15分にはペドロ・レオンのCKから、オスカル・プラノのシュートがビガスに当たり、態勢の崩れたGKクルトワも止められずに1点を返されてしまう破目に。その直後、ジダン監督は太もも筋肉痛のラモス、復帰初試合で無理しない方がいいアザール、そしてロドリゴを下げ、CBミリトン、ベイル、ビニシウスを一気に投入したんですが、ほとんど改善はしませんでしたっけ。

それこそ、終盤投入された乾貴士選手のシュートをGKクルトワが弾いたりと、もしサンティアゴ・ベルナベウ満員の観客の下、同じプレーを続けていたら、スコアとは無関係にpito(ピト/ブーイング)の対象になっていたはずですが、ラ・リーガが導入したプレステゲーム風のスタンドの観衆背景アニメーションとイメージ音声はそんな微妙なリアクションを表現するまでには至らず。エイバルも追加点を挙げることはなく、そのまま3-1でマドリーが勝利したんですが…まあ、ジダン監督も後半のお水休憩の際にはかなり怒っていたように、今季はチームが途中からリラックスして、勝ち点を落とすことも多かったですしね。

この試合前日にふくらはぎを負傷、全治1、2週間となったルーカス・バスケス、ナチョ、マリアーノ、ヨビッチは間に合いませんが、おそらくこちらも大規模ローテーションが予想される木曜午後10時からのバレンシア戦にはもっと緊張感の持続が必要かと。ちなみに相手は初戦、レバンテとのバレンシアダービーに終盤ロドリゴのゴールで勝利目前となりながら、またしてもディカビがペナルティ。土壇場でレバンテと1-1の痛恨の引き分けをしたにも関わらず、CBの頭数不足で代わりがいないという気の毒な状況のよう。その分は温存されたアセンシオやイスコら、まだまだ攻撃陣にタレントが豊富なマドリー有利に運びそうではありますが、この再開から5節、全てバルサの後にプレーしないといけないのは心理的にちょっとイヤかもしれません。

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ライプツィヒが19歳の主力、ベルギー代表MFフェルメーレンの完全移籍を発表! アトレティコからの買取義務OP発動

RBライプツィヒは17日、アトレティコ・マドリーからレンタル移籍加入しているベルギー代表MFアーサー・フェルメーレン(19)の完全移籍加入を発表した。 なお、今回は特定の条件を満たしたことにより、レンタル加入時に定められていた買い取り義務オプションが発動。契約期間は2029年6月までとなる。 また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は2000万ユーロ(約32億1000万円)となった。 フェルメーレンは2022-23シーズン途中から母国ベルギーのアントワープでレギュラーに定着。ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)優勝やチャンピオンズリーグ(CL)を経験した。 2024年1月にアトレティコへ完全移籍。しかし、ディエゴ・シメオネ監督からはほとんど起用されず、2024年8月にライプツィヒへ買い取りオプション義務付きのレンタル移籍を果たした。 ドイツでは立ち位置を確保し、ここまでブンデスリーガで15試合1アシストを記録。CLとDFBポカールも含め、公式戦22試合に出場している。 ライプツィヒに完全移籍することとなった19歳MFは、クラブを通じて喜びを語った。 「RBLに長くいられることをとても嬉しく思っている。ライプツィヒに来た初日から居心地の良さを感じていた。選手としての成長という観点では、夏の契約時にクラブが言っていた通りの展開になっている。試合にたくさん出てさらに成長し、ピッチでチームに貢献する機会を得られた」 「RBライプツィヒは大きな可能性を秘めたクラブとして評判が高い。若い選手が最高レベルで実力を証明し、自らの成長における次のステップに進むことができる。一緒に達成したいことがまだたくさんある。今後が本当に楽しみだ!」 2025.01.17 20:48 Fri
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現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed

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