ストライカー泣かせのセルヒオ・ラモス、ラ・リーガのDF最多得点記録に並ぶ

2020.06.16 16:45 Tue
Getty Images
レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがまた1つ記録を打ち立てた。スペイン『アス』が伝えている。

約3カ月の中断を経て再開したラ・リーガ。14日に行われたエイバル戦で、マドリーは3-1で勝利。セルヒオ・ラモスは今シーズンの公式戦8ゴール目を記録し、ベンゼマの19ゴールに次いで、チーム内2位につけている。

このゴールで、マドリー通算92ゴール(641試合)としたセルヒオ・ラモスだが、ディフェンダーとして異常なまでの得点力のすごさがわかるデータがある。

最大のライバルであるバルセロナを例に出すと、現在はJリーグのヴィッセル神戸でプレーするMFアンドレス・イニエスタは、674試合に出場しながら57ゴールに留まっている。また、同じサイドバックとセンターバックでプレーしたDFカルレス・プジョルは593試合で19ゴールであり、100ゴールに近づくセルヒオ・ラモスの記録の凄さがわかるだろう。
また、キャリアを通したゴール数では、マドリーで記録した92ゴールに加え、セビージャで3ゴール、スペイン代表で21ゴールを記録しており、まさかの3桁である116ゴールとストライカー顔負けの得点数を記録しているのだ。

なお、ラ・リーガでの通算は67ゴールとなり、これはディフェンダー登録選手としてリーガ史上最多タイ記録に。バルセロナOBで現在はオランダ代表監督を務めるロナルド・クーマン氏の記録に並んだ。
ちなみに、クーマン氏はバルセロナでPKキッカーを務めており、67ゴール中46ゴールがPKによるもの。セルヒオ・ラモスはPKで11ゴールのため、その凄さはやはり異次元と言えるだろう。

◆セルヒオ・ラモスのレアル・マドリーでのシーズン別得点数

2005/06:6ゴール(46試合)
2006/07:6ゴール(42試合)
2007/08:6ゴール(45試合)
2008/09:6ゴール(42試合)
2009/10:4ゴール(40試合)
2010/11:4ゴール(46試合)
2011/12:4ゴール(51試合)
2012/13:5ゴール(40試合)
2013/14:7ゴール(51試合)
2014/15:7ゴール(42試合)
2015/16:3ゴール(33試合)
2016/17:10ゴール(44試合)
2017/18:5ゴール(42試合)
2018/19:11ゴール(42試合)
2019/20:8ゴール(35試合)
合計:92ゴール(641試合)

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「今年は力強いスタートを切りたい」2025年の戦いへ意気込むアンチェロッティ監督…今冬補強&バルサにも言及

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、2025年の戦いに向けた意気込みを語った。 ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ(CL)連覇を最大の目標に掲げて2024-25シーズンに臨んだマドリー。ラ・リーガではバルセロナの急失速によってアトレティコ・マドリーと1ポイント差の2位に付ける一方、新フォーマット移行のCLではプレーオフ圏内ギリギリの20位と難しい状況で2024年の戦いを終えた。 そして、巻き返しを図る2025年はバレンシア自治州の深刻な豪雨洪水被害によって延期されたバレンシアとのリーグ戦でスタートを切る。 アンチェロッティ監督は3日にメスタージャで行われる第12節延期分の一戦に向けた公式会見に出席。2025年の戦いへの意気込みとともに、今冬の補強やピッチ内外で苦境に陥るバルセロナに関する質問への返答など、いくつかのトピックに触れた。 会見の冒頭では2025年の戦い、目の前に控えるバレンシアとの一戦に言及。ルベン・バラハ前監督を解任し、カルロス・コルベラン新監督を招へいした19位のチームを警戒しつつ、勝利で力強いスタートを切りたいと意気込んだ。 「我々は新たな挑戦でスタートするが、それに耐えるつもりだ。監督が変わっていつも我々を苦しめるチームとの厳しい試合になるだろう。今年は力強いスタートを切りたい。この試合は重要な挑戦だ」 「チームは調子がいい。残りのメンバーも我々に良い影響を与えてくれた。全員が戻ってきてやる気に満ち、調子がいいと感じている」 「ピッチ上で我々が目にするであろうものを見ると、監督が変わったチームだ。新しい監督が来ると、各プレーヤーのモチベーションは常に一段と上がる。個人的なレベルでは、バラハはバレンシアで素晴らしい仕事をしたが、フットボールではこういうことは起こるものだと理解しなければならない。新しい監督が新しいアイデアを持ってやって来たので、そういう意味で厳しい試合になると予想している。雰囲気がどうなるかはわからないが、我々は試合に集中しなければならず、それ以上のことは考えない」 2025年の戦いに向けてはこれまでと変わらず、常勝軍団に一番に求められる「勝つこと」にこだわって戦っていく考えだ。 「2024年と比べて新しいことは何もない。試合に勝たなければならない。11月の不調の後、チームは本当によく反応し、今はずっと良くなっている。モチベーションは高く、負傷したプレーヤーも戻ってきた。アラバも再び我々と一緒にトレーニングしている。チームの雰囲気は良く、試合に勝っている限りそれは続くだろう」 質疑応答ではリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドら守備陣を中心とする補強の可能性に関する質問が飛んだ。 ただ、イタリア人指揮官は「どうなるかはわからない。1月にはたくさんの試合があり、それに集中している。移籍市場について話し合うのは現時点では簡単ではない。私は自分のチームに満足しているし、いくつか困難もあったが、それを乗り越えることができた」と、いつも通りにのらりくらりの応対となった。 さらに、2024年末の急失速に、スペイン代表MFダニ・オルモの選手登録問題が話題を集めるバルセロナに対しては、ライバルへの敬意や配慮を見せながらもタイトル争いやリーグのルールに関して自身の見解を示した。 「(バルセロナの失速)誰もそんなことは予想していなかった。リーガの競争レベルは、優勝に必要なポイント数を減らすことを意味している。アトレティコも戦いに加わっており、それが不確実性を高めている。リーガは90ポイント未満で優勝できるかもしれないと思う」 「バルセロナとアトレティコはどちらもリーガを争うライバルだ。どのチームも調子を落とす可能性がある。11月の我々の場合がそうだったが、それに対する反応で再び競争力が増す。3チームすべてがリーガ優勝のチャンスは同じだ」 「(ダニ・オルモの問題)それについてはあまり知らない。私が言えるのは、すべてのクラブ、組織、ルールを尊重しなければならないということだけだ。詳細を何も知らないので、その質問には答えられない」 2025.01.03 20:35 Fri

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