もう総仕上げの時期なんだけど…/原ゆみこのマドリッド

2020.06.07 19:30 Sun
©Atlético de Madrid
「ちょっと怠け気味かもしれない」そんな風に私が眉をしかめていたのは土曜日、アトレティコが週末2日間を練習休みにしたのを知った時のことでした。いやあ、リーガの各クラブが活動を再開して早4週間が経過。今週はいよいよチーム全員揃ってのセッションも可能となり、いよいよ来週末の試合に向けて、どこもラストスパートに入ったはずなんですけどね。来週日曜の対戦相手、アスレティックも土曜にはサン・マメスで秘密特訓をしている中、これまでシメオネ監督が欠かさず続けてきた水曜定休に加え、土日も休養日にするって、一体どういう余裕なのでしょう。

まあ、どちらにしろ、この新型コロナウィルス流行によるparon(パロン/リーガの中断期間)後のプレシーズン練習はかなり特殊で、足慣らしの親善試合もまったくありませんからね。それどころか、いきなり実戦に突入した後は週末、ミッドウィークと怒涛の展開となり、11節を7月19日までに一気に消化。幸い国内の感染状況も収まってきたため、リーガ再開の計画段階で言われていた事前1週間の合宿や、終了までの1カ月半ぶっ続けという長期合宿の案はいつの間にか、立ち消えになっていたんですが、もしや一旦始まると、選手たちもおいおい休めないとあっての温情だった?

だってえ、お隣のレアル・マドリーなどはこの土曜、来週日曜午後7時30分からのエイバル戦を想定して、同じ時刻にエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノで紅白戦をやっていたんですよ。ええ、試合が中断したのを利用して、3月から絶賛改装工事中のサンティアゴ・ベルナベウについてはどうやら、スタンドにファンを入れての興行が可能となるのは早くても10月だろうとクラブは計算。今季終了までの5試合はバルデベバス(バラハス空港の近く)の敷地内にあるRMカスティージャのホームで開催することにしたため、あまりここのピッチに慣れてない選手たちにそびえ立つスタンドに遮られない夕方の日差しや、TV中継に備えて増強した照明、この時間帯の暑さなどを体験させる必要があったんだと思いますけどね。
金曜にはフットバレーを楽しんだマドリーではもう、負傷で欠けているメンバーは練習再開前、自宅で踵を骨折したヨビッチだけ。3月にダラスで受けた足首の手術から完全回復したアザールなども早速、partidillo(パルティディージョ/ミニゲーム)でgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を披露していましたし、チーム全員が首位バルサとの勝ち点2差を引っくり返し、3年ぶりのリーガ優勝をゲットしてやろうと意欲満々なのは、ファンにとっても喜ばしい限りかと。

一方、アトレティコより勝ち点1多くて、5位にいる弟分のヘタフェも土曜にはコリセウム・アルフォンソ・ペレスの近くにある練習場でミッチリとトレーニング。こちらは火曜からマルベジャ(スペイン南部のビーチリゾート)でキャンプを張っているグラナダと来週金曜に対戦とあって、アルバセテとの中断試合の後半部分を火曜に繰り上げられたラージョ程ではなくとも、他より早く準備しないといけないんですが、今頃になって、30代FWトリオの一角、マタが累積警告で出場停止になることが発覚するとは!いやまあ、ホルヘ・モリーナもアンヘルも健在ですし、3カ月近く間が空いたおかげで、ヘタフェも負傷者が一人もいなくなったんですけどね。
同様に2年間の長きに渡って、苦しんできたヒザのケガの最終リハビリをしているシマノフスキ以外、今週はタリンとルイバルも練習に復帰したお隣さんのレガネスも土日返上でセッションを開催。木曜に続いて、日曜にも試合開始時間に近い午後7時にブタルケで来週土曜のバジャドリー戦に向けたリハーサルをするんですが、意外だったのはここ数日、来週からスペイン全土の70%近くが警戒事態緩和フェーズ3に移行することが決まったのを受け、2部のラス・パルマス、オビエド、サラゴサ、そして1部でも最下位のエスパニョールがスタジアムの収容人員3割の観客を入れることを要請。

いやまあ、バルセロナはマドリッドと一緒でやっとフェーズ2になるんですが、この段階でも闘牛場などは人数を制限しつつ、観客が入れるみたいですし、とにかく1部残留を争っているチームにとっては、ファンの応援があるとないのでは大違いですからね。当然、現在19位で残り11節に懸けているレガネスも4000人弱でもいいから、ブタルケのスタンドにサポーターを呼びたいんじゃないかと思いましたが、入場前の検温やソーシャルディスタンスを守った席配置などの面倒を嫌ったか、クラブは今季中、スタジアムの門戸をファンに開く気はないそう。

うーん、CSD(スポーツ上級委員会)のイレーネ・ロサノ委員長も感染第2波防止の方を重視、とりあえず最初の2節は全て無観客試合にするように言っていましたけどね。実際、金曜にスタジアムツアーを再開したものの、始めの2試合がアウェイ戦でワンダ・メトロポリターノには来週末まで戻って来ないせいか、アトレティコからはスタンド解放のかの字も聞こえてこないんですが、「Tiene que haber igualdad/ティエネ・ケ・アベール・イグアリダッド(公平であるべきだよ)。どこかのスタジアムにファンがいたら、他のとこにもいないとね」というコケの意見ももっともかと。

え、そのコケがラジオに話していたインタビューでは珍しく、独創的な発言もあったんじゃないかって?いやあ、私が驚かされたのは、「Si se suspende todo, este año somos campeones de la Champions/シー・セ・ススペンデ・トードー、エステ・アーニョ・ソモス・カンペオネス・デ・ラ・チャンピオンズ(もし打ち切りになったら、ウチは今季のCL王者さ)。だってボクシングみたいにボクらは現チャンピオンを倒したんだから」という意見で、いえ、確かにアトレティコは中断前、最後の試合となった、CL16強対決2ndレグでリバプールに勝利。

アンフィールドで2ゴールを挙げ、その直後に始まった自宅待機期間には、「通しては2回程、延長戦は3、4回見たかな。Cada vez que lo veo se me pone la piel de gallina/カーダ・ベス・ケ・ロ・ベオ・セ・メ・ポネ・ラ・ピエル・デ・ガジーナ(見る度に鳥肌が立つよ)」とマルコス・ジョレンテも言っていたように、昨年の6月1日にワンダでトロフィーを掲げ、プレミアリーグが今月半ばに再開次第、今季のリーグ優勝も決まりそうな相手を2連勝で退けるという、見事な試合ではありましたが、でもそんなのもう、3ケ月も昔のことですからね。

おまけにCL、ELは複数の国のチームが残っているため、大会の再開は全ての国でコロナによる国境封鎖が解け、自由に行き来できるようになってからが大前提。一応、8月に再開予定とは言われているものの、準々決勝以降を一発勝負にするエクスプレス方式を採用するのか、CL決勝予定地のイスタンブールから無観客試合では採算が取れないという文句が出ているのもあり、他の都市でファイナルフォー開催となるのか、まだ全然、予測がつかないんですよ。

もちろん、この水曜に今季限りでのアトレティコ退団を発表。同じアルゼンチン人でチームメートとしても一緒にプレー、2011年からは二人三脚で働いていたシメオネ監督の下を離れ、独り立ちする”モノ”・ブルゴス第2監督の「Me quiero retirar del Atlético siendo campeón/メ・キエロ・レティラール・デル・アトレティコ・シエンドー・カンペオン(チャンピオンになって、アトレティコから引退したい)。最後までCL優勝という夢を追い求めるよ」という野望が叶えられるなら、それに越したことはないんですけどね。

とはいえ、アトレティコが準々決勝進出を決める1日前にはメスタジャでの16強対決2ndレグが無観客で開催。1stレグ4-1の大敗に続き、3-4で連敗した上、相手アタランタのガスペリーニ監督がその試合中もコロナ感染の症状があったことを先日認め、その後、バレンシアのスタッフ、選手に何人も感染者が発生する結果になったなど、今季のCLはとにかく、イレギュラーなことが多すぎてねえ。

そんなシーズンにアトレティコが優勝しても、とりわけ通算13回のCL制覇歴を誇るお隣さんなどには鼻で笑われてしまうような気がしないではないんですが、まあそれはそれ。今はサウールも「Pensé muchas veces que no se acabaría esta Liga/ペンセ・ムーチャス・ベセス・ケ・ノー・セ・アカバリア・エスタ・リーガ(今季のリーガは最後までやらないんじゃないかと何度も考えた)」と告白していましたが、6位のまま、打ち切られるのは幸い回避。せっかく残り試合でクラブの最低目標である4位以上、来季のCL出場権獲得を果たすチャンスが巡ってきたのですから、ここはまずリーガに集中してもらわないと。

ちなみに今回のプレシーズン中にケガをしたジョアン・フェリックス、そしてコレアも金曜にはグラウンドでの個人練習を始めたアトレティコなんですが、アスレティック戦での先発メンバーはほぼ固まっているよう。GKオブラクにDF陣はトリピアー、サビッチ、ヒメネス、ロディ、前線はモラタとジエゴ・コスタ。中盤は不動のカンテラーノトリオ、コケ、サウール、トマスに加え、残り一席をコレア、ビトロ、カラスコ、レマル、エレーラで争っているのだとか。何せ、ここに来て、最初は来週日曜午後1時からとなっていたにも関わらず、ビルバオ(スペイン北部)の予想気温が26度と、あまり高くなかったせいか、いきなり午後2時キックオフに変更されていましたからね。それでも湿度が結構あるため、体感温度は30度近くになるそうですが、この再開リーガは天気予報によって、開始時間が移動するため、お気に入りのチームの試合生中継を楽しみにしているファンは小まめに情報をチェックしておいた方がいいですよ。

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アトレティコ・マドリーのスペイン代表FWアルバロ・モラタと妻のアリス・カンペロさんの馴れ初めをイギリス『SPORTBIBLE』が伝えている。 レアル・マドリーの下部組織出身であるモラタは、出場機会を求めて2014年にユベントスへ移籍。その後、マドリーが買い戻しオプションを発動させたことでユベントスを去ったが、チェルシー、アトレティコを経て2020年9月に2年間のレンタル移籍という形で再加入した。 昨シーズンは公式戦48試合に出場して12ゴール9アシストの成績を残していたが、ユベントスが買い取りオプションを行使しなかったことで、今シーズンは再びアトレティコでプレーしている。 レアル・マドリーでプレーしていた頃の2017年6月にモデルのカンペロさんと結婚したモラタだが、出会いのきっかけはユベントス時代の2016年。それもインスタグラムのダイレクトメッセージだったという。 過去のインタビューでカンペロさんがその馴れ初めを明かしている。 「彼は私の写真を見て、たくさんの人に私を知っているか、紹介してほしいと頼んでいましたが、共通の友人はいませんでした」 「だから彼は(インスタグラムで)私にメッセージを送ってきました。私は長い時間をかけて彼と返信しあい、私たちは会うことになりました」 「会ってみて、彼はとても真面目な人だとすぐに分かり衝撃を受けました。例えば、最初のデートの2週間後、彼は私の家族に会うために8時間かけて車を走らせ、翌日の朝早くからトレーニングをしなければならないにもかかわらず、かなり遅くにトリノに帰っていきました。それ以外にもたくさんのことをしていました」 積極的にアピールを続けたモラタだが、見事にそれが実って交際8カ月後には結婚。カンペロさんも恋に落ちたという。 「彼の友人や家族はこんな彼を見たことがないと言っていたし、彼は私と結婚したいと言い続けていました。結局、彼は私たちが付き合い始めてから8カ月後に私にプロポーズしたんです。それから5年近く経ち、3人の子供が生まれました」 「本当に恋に落ちると優先順位が変わって、好きな人と何かを築きたいと思うものなのでしょう。私の場合もそうでした」 2人は、今も互いのインスタグラムで2ショットや家族の写真を度々共有。幸せな家庭を築いている。 <span class="paragraph-title">【写真】美男美女な2人の最新2ショット!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CfY4H-KrG95/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/CfY4H-KrG95/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Alice Campello Morata(@alicecampello)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.08.23 21:45 Tue
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UEFAが2014年ベストイレブン候補40名を発表

▽UEFA(欧州サッカー連盟)は25日、ユーザーが選出する2014年ベストイレブンの投票受付を公式サイト上で開始した。 ▽『UEFA.com』の記者が選出した40人の候補選手の中には、GKマヌエル・ノイアーやDFフィリップ・ラーム、MFアリエン・ロッベンなど、バイエルンから最多の9人が選出。続いて、昨季のCL制覇でデシマ(10度目のCL優勝)を達成したレアル・マドリーから8人が候補に入った。 ▽そのほか、昨季CLのファイナリストであるアトレティコ・マドリーから4人が選出。そのアトレティコ・マドリーからチェルシーへ移籍したGKティボー・クルトワとFWヂエゴ・コスタも入っている。 ▽ユーザーによる投票は2015年1月6日(火)の日本時間21時まで。1月9日(金)にUEFAの公式サイトで発表される。40人の候補選手は以下のとおり。 ◆UEFAユーザー選出の2014年ベストイレブン候補選手40人 GK ベト(セビージャ) ティボー・クルトワ(アトレティコ・マドリー⇒チェルシー) マヌエル・ノイアー(バイエルン) ジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス) DF セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー) ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー) ディエゴ・ゴディン(アトレティコ・マドリー) ミランダ(アトレティコ・マドリー) ヴァンサン・コンパニ(マンチェスター・シティ) パブロ・サバレタ(マンチェスター・シティ) フィリップ・ラーム(バイエルン) ダビド・アラバ(バイエルン) ジェローム・ボアテング(バイエルン) メフディ・ベナティア(ローマ⇒バイエルン) マッツ・フンメルス(ドルトムント) エセキエル・ガライ(ベンフィカ⇒ゼニト) MF トニ・クロース(バイエルン⇒レアル・マドリー) ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー) ハメス・ロドリゲス(モナコ⇒レアル・マドリー) イバン・ラキティッチ(セビージャ⇒バルセロナ) アルダ・トゥラン(アトレティコ・マドリー) コケ(アトレティコ・マドリー) アンヘル・ディ・マリア(レアル・マドリー⇒マンチェスター・ユナイテッド) ヤヤ・トゥーレ(マンチェスター・シティ) アリエン・ロッベン(バイエルン) シャビ・アロンソ(レアル・マドリー⇒バイエルン) マルコ・ロイス(ドルトムント) ポール・ポグバ(ユベントス) FW クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリー) ガレス・ベイル(レアル・マドリー) カリム・ベンゼマ(レアル・マドリー) リオネル・メッシ(バルセロナ) ネイマール(バルセロナ) ヂエゴ・コスタ(アトレティコ・マドリー⇒チェルシー) アレクシス・サンチェス(バルセロナ⇒アーセナル) ロベルト・レヴァンドフスキ(ドルトムント⇒バイエルン) トーマス・ミュラー(バイエルン) カルロス・テベス(ユベントス) ズラタン・イブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン) ジョナタン・ソリアーノ(ザルツブルク) 2014.11.25 23:39 Tue

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