最下位ブレシア主将がリーグ再開に待った「リーグ中止で僕らが降格しても構わない」

2020.05.25 19:25 Mon
Getty Images
ブレシアの元イタリア代表DFダニエレ・ガスタルデッロが、リーグ再開に向けて動き出すセリエAに待ったをかけた。イタリア『フットボール・イタリア』が伝えている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月中旬から中断されているセリエA。しかし、感染拡大が徐々に落ち着きを見せ始めたことから、6月中の再開を目指して動き始めている。

しかし、過密日程や開催に向けたプロトコル、そして健康上の問題など、問題は山積。無理に再開を急がず、場合によっては中止すべきとの声もあがっている。

そんな中、コロナ禍の影響を顕著に受けた地域の1つであるロンバルディア州のクラブであり、最下位に沈むブレシアの主将であるガスタルデッロはイタリア『Radio Anch’io Sport』のインタビューを通して、リーグを再開すべきではないとの見解を述べた。
「私は自分の考えを貫く。私の意見ではリーグを再開させることは、無理やり強制していると思う。選手の健康リスクを犯している」

「イタリアのここ以外の地域では、ロンバルディで何が起きたか認識されていないのかも知れない。我々は難しい時期を過ごし、多くの人々が死んだ。このみんなはなぜリーグ再開について考えているのかと私に聞くが、彼らが言いたいことが分かる。人々は愛する人を失ったんだ」
「何事も再開しなければならないが、先ほど言ったように、私の意見では、再開させるために躍起になってしまっていると思う」

「解決策は中止することだ。そうすれば次に何ができるか決断する時間が生まれる。最下位の私たちは降格することになる。その通りだ。しかしフットボールはみんなの情熱でなければならない。今、選手たちを見ると、その情熱を失っているように見えるし、その他の利益が見え隠れしている」

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バロテッリが人種差別被害に言及 「問題は自分がイタリア人であること」

ブレシアに所属するイタリア代表FWマリオ・バロテッリが、エラス・ヴェローナ戦で受けた人種差別行為に関して改めて自身の考えを語った。『ロイター通信』が伝えている。 バロテッリは3日に敵地で行われたセリエA第11節のヴェローナ戦に先発したが、54分にヴェローナの一部サポーターによる差別的なチャントの標的に。スタンドの方にボールを蹴り込み、抗議の意思を示すと、ピッチから立ち去ろうとしたが、チームメイトらになだめられ、最終的にフル出場した。 その騒動後、場内アナウンスで人種差別行為が続くようであれば中止する警告も発せられたが、ヴェローナ側はそうした事実を否定。会長を務めるマウリツィオ・セッティ氏や、イバン・ユリッチ監督は試合後、声を揃えて自チームのサポーターによる差別行為がなかったと主張。それでも、最終的には事態の収拾を図りたいクラブ側が、主犯格のウルトラスの一員に11年間のスタジアム入場禁止処分を科す決定を下した。 バロテッリはイタリアのテレビ『Italia 1』のインタビューで一連の事件に言及。自身にとって最も辛いことは、“イタリア人”にも関わらず差別被害を受けていることだという。 なお、今シーズンのセリエAで目立っている人種差別行為に関しては、ボスニア・ヘルツェゴビナ人MFミラレム・ピャニッチ(ユベントス)を除き、ブラジル人DFダウベルト・エンリケ(フィオレンティーナ)、イングランド人MFロナルド・ヴィエイラ(サンプドリア)、セネガル人DFカリドゥ・クリバリ(ナポリ)、コートジボワール人MFフランク・ケシエ(ミラン)、ベルギー人FWロメル・ルカク(インテル)と、イタリア国外出身の黒人選手だ。 その中でガーナ移民としてイタリアのパレルモで生まれ、3歳の頃にイタリア人夫妻の養子となり、イタリア人として育ってきたバロテッリは、その中での自身の人種差別被害により複雑な思いを抱いている。 「同じ人種差別被害に遭い、同じモンキーチャントを浴びた他のプレーヤーたちと自分は異なる境遇だと言いたいわけではないけど、問題は自分がイタリア人であるということなんだ」 また、バロテッリは生まれ故郷のクラブであるブレシアと、同じ地域のライバルにあたるヴェローナというクラブ、街にこれまで好感を抱いていたこと。今回の事件を愛娘がテレビ中継を通じて見ていたことを明かしている。 「正直なところ、ヴェローナのスタジアム、そこにいるファンたちが好きなんだ。彼らは対戦時にいつもユーモアと皮肉に溢れた方法で対戦相手を挑発してくるんだ」 「彼らが対戦相手のプレーヤーの気を逸らしたければ、それこそ千通りの方法があると思う。だけど、人種差別行為はその方法ではない」 「娘は今回の一件をテレビで観ていたんだ。そのことが3倍以上のダメージを与えているんだ」 「あらゆる種類の侮辱や挑発は対処できる。だけど、人種差別に基づく侮辱だけは決して受け入れられない。それは今までもこれからもだ」 「それをやった人間、繰り返しになるけど、それは少数の人間だけだったけど、あいつらは完全なバカ野郎だよ」 ここまでマフィアとの関係も深い各クラブのウルトラスを恐れてか、人種差別行為に関して手緩い対応が続くイタリアサッカー界だが、バロテッリのような被害者を守るためにもより抜本的な対策が求められるところだ。 2019.11.08 16:20 Fri

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