ヘルタFWカルーが愚行…SNSに投稿したライブ動画がコロナ対策軽視のイメージ与える

2020.05.05 15:30 Tue
Getty Images
ヘルタ・ベルリンは4日、新型コロナウイルス(COVID-19)に関連する不適切なSNSの投稿を行った元コートジボワール代表MFサロモン・カルーに対して厳重な処分を科した。

コロナ禍で3月13日以降、長期に渡る中断が続いているブンデスリーガ。5月中旬の再開を目指していると言われる中、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)主導の下で各クラブは本格的な練習再開に向けて、2度の新型コロナウイルスの検査を実施している。

そういったセンシティブな状況にも関わらず、大きな騒動を引き起こしてしまったのが、かつてフェイエノールト、チェルシー、リールなどで活躍した34歳のベテランFWだ。
カルーは『フェイスブック』の公式アカウントのライブ配信機能を使い、クラブハウスでの同僚たちとのやり取りや、給与面の愚痴の言い合い、コロナウイルス検査の様子をクラブの許可なく配信した。

すでに当該投稿は削除されているが、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)のガイドラインの遵守が求められている中、カルーがチームメートやスタッフと握手などのボディコンタクトを行っている様子や、ドイツ人MFジョーダン・トルナリガがコロナ検査を受けている様子が配信されていた。
そして、ヘルタの選手たちがコロナウイルス対策を徹底していないように映る当該投稿を受け、クラブはすぐさま公式声明を発表。カルーに対して著しい規律違反を理由に、フットボール活動の停止という厳重処分を科した。

「サロモン・カルーがロッカールームの様子を動画撮影していたことは規律違反に相当する」

「また、当該投稿によってヘルタ・ベルリンというクラブ、プレーヤー全体がソーシャル・ディスタンスと公衆衛生のガイドラインを遵守していないというイメージを与えることになった」

「しかし、クラブとしてそういった不適切な行動はあくまで1人のプレーヤーが行ったものだということを明確にしたい。もちろん、他のプレーヤーが彼の握手に応じたという事実は、クラブとしてよりソーシャル・ディスタンス遵守の徹底を促す必要性を感じている」

また、ヘルタに続きDFLは、「ヘルタ・ベルリンのロッカールームから配信されたサロモン・カルーの投稿は全く容認できないものだ。とりわけ、ガイドラインにのとった行動をしているプレーヤーやクラブにとって、事態の深刻さを欠く彼の行動は許容できないものだ」、とカルーを強く非難している。

自身の思慮を欠く行動によってブンデスリーガ全体を巻き込む混乱をもたらしたカルーは、ヘルタの公式サイトを通じて自身の行動を全面的に謝罪している。

「コロナウイルスを真剣に受け止めていないという印象を与えて申し訳なく思っています。今回の行動を謝罪します」

「ただ、実際のところ、私はコロナウイルスに対して大きな懸念を抱いています。とりわけ、ドイツほど医療環境が整っていないアフリカの人たちを心配しています」

「今回の行動を浅はかだったと悔いています。チーム全員が陰性判定だったという事実に浮かれていた部分もあったと思います。また、動画がライブ配信されていることに気付かずに、今回の騒動に巻き込んでしまったすべての同僚に謝罪します」

今回のカルーの行動によって各クラブのコロナウイルス対策が徹底されていないのではないかという疑念がドイツ国内で生まれており、早期再開に向けて大きく水を差すインシデントになってしまったようだ。

サロモン・カルーの関連記事

ボタフォゴに所属する元コートジボワール代表FWサロモン・カルーが、クラブの状況や本田圭佑について語った。 フェイエノールトやエセクター、チェルシー、リール、ヘルタ・ベルリンなどヨーロッパの各国でプレーしたカルー。チェルシー時代にはプレミアリーグやチャンピオンズリーグ制覇に貢献していた。 そのカルーは、202 2021.02.22 13:25 Mon
先日、かつてアーセナルやバルセロナで活躍していた元カメルーン代表MFアレクサンドル・ソングが、ジブチのアルタ・ソラール7に加入することが決まった。 プレミアリーグファンにはやや懐かしい名前だったはずだが、ソングのようにかつてプレミアリーグで活躍しながら、今は遠く離れた場所でプレーを続ける選手たちは多くいるようだ。 2020.11.19 12:05 Thu
日本代表を支えた2人がブラジルの地で初めてチームメイトになるのだろうか。 MF本田圭佑が所属するボタフォゴのファンが、現在無所属となっており、本田と共に日本代表を支えてきたMF香川真司(31)の獲得キャンペーンを始めたようだ。ブラジル『LANCE』が伝えた。 ボタフォゴは、2020年1月にフィテッセから本田 2020.10.20 16:28 Tue
先週末に開幕を迎えたプレミアリーグだが、第2節ではチェルシーvsリバプールというビッグマッチがスタンフォード・ブリッジで行われる。 両チームとも、開幕戦を勝利で飾っているが、リバプールは昇格組のリーズ・ユナイテッドに3失点を喫するなど守備面の課題を露呈。DFヴィルヒル・ファン・ダイクのミスは置いておいても、前半は 2020.09.19 16:00 Sat
ボタフォゴは14日、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第10節でヴァスコ・ダ・ガマと対戦。2-3と惜敗した。MF本田圭佑は先発出場し、前半42分に途中交代となっている。 ◆本田圭佑も出場!ヴァスコ・ダ・ガマの3ゴール ここまでリーグ戦1勝と波に乗れないボタフォゴは、同じリオ・デ・ジャネイロで上位のヴァスコ・ 2020.09.14 16:00 Mon

ヘルタ・ベルリンの関連記事

レバークーゼンがヘルタ・ベルリンの10番確保に近づいている。 逆転でのブンデスリーガ連覇はやや厳しい状況ではあるものの、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権をすでに確保したレバークーゼン。指揮官シャビ・アロンソの去就は不透明ではあるものの、クラブは来季に向けた動きを進めている。 ドイツの『キッカー 2025.04.19 18:00 Sat
2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のヘルタ・ベルリンは17日、シュテファン・レイトル氏(47)を新監督に招へいしたことを発表した。 昨夏に就任したクリスティアン・フィエル監督の下で今シーズンを戦ってきたヘルタ・ベルリンは、ここまでリーグ戦22試合で7勝4分け11敗の14位と低迷しており、16日に成績不振を理由に同監 2025.02.18 10:00 Tue
2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のヘルタ・ベルリンは16日、クリスティアン・フィエル監督(44)との契約解除を発表した。 フィエル監督は昨夏に昨季限りで退任したパル・ダルダイ前監督の後任としてヘルタの監督に就任。2年ぶりのブンデスリーガ昇格を目指すチームだったが、開幕戦から黒星を喫するなど不安定なパフォーマンスが 2025.02.17 11:30 Mon
ブラジルで異なる2クラブがほぼ同時に同じ監督の就任を発表。しかし、二重契約ではないのだという。スペイン『Relevo』が伝える。 9日、ブラジル4部(セリエD)のナシオナル・デ・パトスが、マルセリーノ・パライバ氏(49)が新監督に就任すると発表。 マルセリーノ・パライバ氏は通算5キャップの元ブラジル代表FW 2025.02.11 13:45 Tue
ザスパ群馬は23日、元日本代表MF細貝萌(38)の現役引退を発表した。 群馬県前橋市出身の細貝は、前橋育英高校から2005年に浦和レッズでプロ入り。センターバックやサイドバックでプレーしたのちにボランチでプレーした。 2011年にレバークーゼンへと移籍し、海外でのプレーに挑戦。アウグスブルク、ヘルタ・ベルリ 2024.10.23 09:33 Wed

ブンデスリーガの関連記事

最終節を前に前節、FW町野修斗のホルシュタイン・キールとMF三好康児のボーフムの降格が決定したブンデスリーガ。最終節の注目は3チームによる残り2枠を懸けたチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いに絞られた。 そのCL出場を争うMF堂安律の4位フライブルク(勝ち点55)は3位フランクフルト(勝ち点57)と対戦する。フ 2025.05.17 14:00 Sat
バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナ 2025.05.16 19:30 Fri
ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(28)が今シーズン限りで退団。夏に移籍を果たすことになるという。ドイツ『ビルト』が伝えた。 板倉は2019年1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに完全移籍。そのままオランダのフローニンヘンへ2度のレンタル移籍を経験すると、その後はシャルケにレンタル移籍。2022年7月 2025.05.16 14:45 Fri
ウニオン・ベルリンは15日、ドイツ人MFラニ・ケディラ(31)との契約延長を発表した。契約期間に関する詳細は明かされていない。 今シーズンもブンデスリーガ31試合に出場し、最終節の古巣アウグスブルク戦はクラブ通算150試合目のメモリアルゲームとなる31歳MFは、今回の契約延長に際してクラブに対する想いを語った。 2025.05.15 23:43 Thu
フランクフルトは15日、ディノ・トップメラー監督(44)との契約を2028年6月30日まで延長したことを発表した。 オリバー・グラスナー前監督の退任に伴い、2023-24シーズンからフランクフルトの新指揮官に就任したトップメラー監督。 就任1年目は前年の7位を上回るブンデスリーガ6位フィニッシュに導くと、2 2025.05.15 21:30 Thu

サロモン・カルーの人気記事ランキング

1

プレミアリーグ版“あの人は今”イレブンを英紙選出!Jリーガーも名を連ねる

先日、かつてアーセナルやバルセロナで活躍していた元カメルーン代表MFアレクサンドル・ソングが、ジブチのアルタ・ソラール7に加入することが決まった。 プレミアリーグファンにはやや懐かしい名前だったはずだが、ソングのようにかつてプレミアリーグで活躍しながら、今は遠く離れた場所でプレーを続ける選手たちは多くいるようだ。イギリス『サン』がそういった選手たちでベストイレブンを組んでいる。 <div id="cws_ad">◆フェルマーレンが決めたバルセロナ初ゴール<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJ5SVZjQnFSViIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> GKはかつてリバプールにも所属した元オーストラリア代表GKブラッドリー・ジョーンズが選出。ジョーンズはサウジアラビアのアル・ナスルで今も守護神として活躍している。 最終ラインはセンターバックが3枚並んでいる。ニューカッスルで21年間プレーしたイングランド人DFスティーブン・テイラーに加え、元リバプールの元スロバキア代表DFマルティン・シュクルテルが入っている。シュクルテルはトルコのイスタンブール・バシャクシェヒルでセンターバックとして活躍し、今季はチャンピオンズリーグにも出場中だ。 そして、左のセンターバックに選ばれたのがヴィッセル神戸のベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン。日本ではJリーグでの活躍を見ている分、この中に名前が挙がるのは違和感があるが、アーセナルでプレーしていたのは2014年までであり、日本で約1年半プレーするフェルマーレンがイギリスでこういった認識を受けるのも無理はないか。 中盤には実力者たちが名を連ねる。チェルシーでの活躍が印象的な元コートジボワール代表FWサロモン・カルーは、ブラジルのボタフォゴでMF本田圭佑とともにプレー。マンチェスターでしのぎを削った元オランダ代表MFナイジェル・デ・ヨングと元ポルトガル代表FWナニは、それぞれカタールとアメリカでプレーを続けている。 また、しばしばマンチェスター・ユナイテッド最悪の補強の一人として名前が挙がる元カメルーン代表MFエリック・ジェンバ=ジェンバは、2016年からスイス5部のベレイゲス=ヴァロルブでプレー。39歳となった今も現役を継続中だ。 その他、かつてリバプールで活躍し、現在は下部組織時代を過ごしたニューウェルズ・オールドボーイズでプレーする元アルゼンチン代表MFマキシ・ロドリゲスやイングランド9部で現役復帰した元ジャマイカ代表FWリカルド・フラーもこのイレブンに選ばれた。 まさに“あの人は今”シリーズに登場してきそうな面々が揃ったイレブン。彼らのキャリアはまだ続いていく。 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/premierpc.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;"><hr></div> ◆プレミアリーグ版“あの人は今”イレブン(括弧内はプレミアリーグでの所属クラブ) GK ブラッドリー・ジョーンズ(38)/アル・ナスル(ミドルズブラ、リバプール) DF スティーブン・テイラー(34)/ オリッサ(ニューカッスル) マルティン・シュクルテル(35)/ イスタンブール・バシャクシェヒル(リバプール) トーマス・フェルマーレン(34)/ヴィッセル神戸(アーセナル) MF サロモン・カルー(35)/ボタフォゴ(チェルシー) アレックス・ソング(33)/ アルタ・ソラール7(アーセナル、ウェストハム) ナイジェル・デ・ヨング(35)/ アル・シャハニア(マンチェスター・シティ) エリック・ジェンバ=ジェンバ(39)/ ベレイゲス=ヴァロルブ(マンチェスター・ユナイテッド) ナニ(33)/オーランド・シティ(マンチェスター・ユナイテッド) マキシ・ロドリゲス(39)/ ニューウェルズ・オールドボーイズ(リバプール) FW リカルド・フラー(41)/ ハンリータウン(ストーク・シティ、ポーツマス) 2020.11.19 12:05 Thu
2

「この状況にウンザリしていた」物議醸した本田圭佑の退団、元同僚のカルーがボタフォゴの問題と退団の理由明かす

ボタフォゴに所属する元コートジボワール代表FWサロモン・カルーが、クラブの状況や本田圭佑について語った。 フェイエノールトやエセクター、チェルシー、リール、ヘルタ・ベルリンなどヨーロッパの各国でプレーしたカルー。チェルシー時代にはプレミアリーグやチャンピオンズリーグ制覇に貢献していた。 そのカルーは、2020年7月にボタフォゴへと加入。カンピオナート・ブラジレイロ・セリエAでは25試合に出場し1ゴールを記録。しかし、チームは2部へ初めて降格していた。 2020年1月に加入した本田とともにボタフォゴを再建するための切り札としてカルーを獲得。その他にも、名の知れた選手を獲得に動いていたが、最悪の結末に終わった。 その結果、チームの財政危機は最悪の事態となり、本田はシーズン終了前に退団。カルーも財政面の問題から移籍させられる状況となっている。 そんな中『BBC』のアフリカ版でカルーがインタビューに応じ、ボタフォゴでのプランが大きく崩れていったことを明かした。 「僕たちは最も経験豊富な選手だったけど、新しい環境に立たされることとなった。言葉の壁もあるし、ブラジルでのサッカーのプレー方法は異なるんだ。とても個性的だし、違いを生み出す必要があったんだ」 「多くの個々の状況では、フィジカルとスキルが必要になることがある。戦術的ではないね」 「僕は経験のためにきた。経済的な側面を求めていれば、中国や中東のクラブに行くことだってできたんだ。僕をここに連れてきたのは、パウロ・アウトゥオリだった」 「彼は僕がコンディションを整えるのを助けてくれた。ヨーロッパ以外で監督をしていたので、ヨーロッパとアフリカのサッカーを理解していた」 「カタールでは、彼は数人のアフリカ人選手を指導していた。適応するのに時間がかかることを理解していたよ」 「彼は僕とたくさんコミュニケーションをとったけど、彼がいなくなった時にコミュニケーションは崩壊した」 ボタフォゴは、本田やカルーが加入した際には鹿島アントラーズやセレッソ大阪を指揮したパウロ・アウトゥオリ監督が指揮。しかし、10月に解任されると、そこからブルーノ・ラザロニフラビオ・テニウス、ラモン・ディアス、フェリペ・ルセーナ、エドゥアルド・バロッカと監督が交代する事態に。混迷を極めていた。 カルーはクラブのこの状況にも問題があったとし、アウトゥオリ監督が去ってからはひどく、本田が退団した理由もそこにあると言及した。 「僕はここに5カ月半いたけど、6人の監督がいる」 「アウトゥオリが去ったとき、難しい状況になった。僕は最善を尽くせなかったし、責任を取らなければならなかった」 「本田は34歳、僕は35歳であることを忘れてはいけない。僕たちは、みんなをドリブルで抜いて、全部のゴールを決めてしまうような選手ではないんだ」 「僕たちはこの年齢で良いチームにいた。本田はブロジェクトを去ってしまった。彼は十分だったよ。でも、この状況に不満を持っていたね」 また、カルーはクラブの財政問題にも言及。給与の遅延があることを明かすも、問題は金銭面ではなく、プロジェクトが無計画すぎたことだと指摘した。 「彼らは僕に支払うべきものを支払おうと最善を尽くしたけど、いつも予定通りではなかった」 「クラブに入る前、彼らが経済的に困っていることは知っていたので、お金のために来たわけではないんだ。でもプロジェクトの計画はよく考えられていたものではなかったね」 史上初のセリエBに降格したボタフォゴ。クラブとして改善しないことには、難しい時代が続く可能性がたかそうだ。 2021.02.22 13:25 Mon

ヘルタ・ベルリンの人気記事ランキング

1

ヘルタ、2022年未勝利のコルクト監督を解任

ヘルタ・ベルリンは13日、タイフン・コルクト監督(47)を解任したことを発表した。 トルコ人指揮官のコルクト監督は、昨年11月末に成績不振で解任されたパル・ダルダイ監督の後任として着任。当時14位だったチームは新監督の下、リーグ戦4試合で7ポイントを獲得したが、2022年以降は9試合未勝利。直近のボルシアMG戦で5連敗を喫していた。 立て直すはずが、逆に17位に後退させてしまった47歳は、その責任をとってチームを去ることに。「残念ながら、様々な理由により、仕事を順調に始めることができなかった。信頼と常にオープンだった協力に感謝し、ヘルタの1部残留と今後の成功を祈っている」と、最後にコメントを残している。 2022.03.13 19:40 Sun
2

直近4連敗と低迷するヘルタ・ベルリン、今季から指揮を執るフィエル監督の解任を発表

2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のヘルタ・ベルリンは16日、クリスティアン・フィエル監督(44)との契約解除を発表した。 フィエル監督は昨夏に昨季限りで退任したパル・ダルダイ前監督の後任としてヘルタの監督に就任。2年ぶりのブンデスリーガ昇格を目指すチームだったが、開幕戦から黒星を喫するなど不安定なパフォーマンスが続くと、ここまでリーグ戦22試合で7勝4分け11敗の14位と期待外れの結果に。 とりわけ、2025年に入ってからはリーグ戦5試合でわずか1勝に留まっており、直近のデュッセルドルフ戦でも逆転負け。4連敗と大不振に陥っていた。 この成績不振を理由にクラブはフィエル監督の更迭を決断。後任についてはまもなく発表するとのことだ。 解任の憂き目にあったフィエル監督は、クラブの公式サイトで以下のようにコメントしている。 「私は常にヘルタ・ベルリンのために全力を尽くし、感謝の気持ちを持って働いてきた。サッカーには時として難しい決断が必要で、私はクラブの決断を尊重する」 2025.02.17 11:30 Mon
3

アトレティコの新FWはマテウス・クーニャに! 東京五輪で金メダリスト獲得に向け原則合意か?

アトレティコ・マドリーがヘルタ・ベルリンに所属するU-24ブラジル代表FWマテウス・クーニャ(22)の獲得に迫っているようだ。ドイツ『スカイ』が報じている。 アトレティコは今夏の移籍市場でウルグアイ代表FWルイス・スアレスのバックアップを担う新ストライカー獲得を優先事項としていた。ここまではセビージャ移籍が決定したU-24スペイン代表FWラファ・ミルを初め、インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネス、フィオレンティーナのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチらの獲得に動いていた。 しかし、ラウタロとヴラホビッチに関しては所属クラブの徹底抗戦に遭っており交渉が難航していた。 そういった中、同じく以前から獲得候補に挙がっていた東京オリンピックの金メダリストの獲得に本腰を入れ始め、アトレティコとヘルタは3000万ユーロ(約38億6000万円)+ボーナスという条件で原則合意に至ったようだ。 なお、クーニャに対してはエバートンも獲得に動いていた模様だが、選手自身がアトレティコ行きを望んでいるという。 『スカイ』によれば、クーニャは今週ミッドウィークにマドリードに渡り、メディカルチェックを受診した後に、アトレティコとの契約にサインする見込みだ。 母国コリチーバの下部組織出身のクーニャは2017年にスイスのシオンでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後、2018年にRBライプツィヒに完全移籍したが、在籍1年半でブンデスリーガ35試合2ゴールと思うような結果を残せず。2020年1月にヘルタに活躍の場を移していた。 そのヘルタでは昨シーズンの公式戦28試合に出場し、8ゴール7アシストを記録。また、先の東京五輪では5試合に出場し3ゴールを挙げる活躍を見せ、ブラジルの大会連覇に大きく貢献していた。 184cmという恵まれた体躯の割に相手を背負うポストプレーに課題を残すものの、ウイングでもプレー可能なスピードと突破力、オフ・ザ・ボールの動き出しにも優れる万能型のストライカー。また、依然として決定力には伸びしろを残すが、強烈なミドルシュートなど多彩なフィニッシュにも定評がある。 現在、2トップや1トップ2シャドーをメインとするアトレティコにとっては理想的なプレースタイルの持ち主と言えそうだ。 2021.08.23 23:12 Mon
4

ヘルタ・ベルリンで監督交代! ダルダイ監督解任でトルコ人指揮官コルクト氏を招へい!

ヘルタ・ベルリンは29日、パル・ダルダイ監督(45)の解任及び、トルコ人指揮官のタイフン・コルクト氏(47)の新監督就任を発表した。契約期間は今シーズン終了までとなる。 2021年1月にブルーノ・ラッバディア前監督の後任として1年半ぶりにヘルタの指揮官に復帰したダルダイ監督。当時14位と低迷していたチームの再建を託されたが、リーグ戦16試合で4勝6分け6敗と苦しみながらも14位のままシーズンを終え、チームを残留に導いた。 5シーズンぶりの上位進出に向けて、今夏の移籍市場ではFWステファン・ヨベティッチやFWイシャク・ベルフォディル、MFケヴィン=プリンス・ボアテングらを獲得したが、開幕から3連敗と低調なスタートを切ると、ここまでのブンデスリーガで4勝2分け7敗の14位と期待外れの結果に。この成績不振を受けて、クラブはダルダイ監督の解任に踏み切った。 新指揮官に就任したコルクト氏は、シュツットガルトやホッフェンハイムのユースチームの監督を経て、ハノーファーやカイザースラウテルンでトップチームの監督を歴任。直近では2018年1月末にハネス・ヴォルフ前監督の後任としてシュツットガルトの指揮官に就任。 14位と残留圏争いに巻き込まれるチームをヨーロッパリーグ(EL)争いの7位まで引き上げる手腕を発揮したが、翌シーズンは開幕から低迷し同年10月に成績不振で解任されていた。 2021.11.29 23:15 Mon
5

“鬼軍曹”マガト氏が降格危機のヘルタ・ベルリンの監督に就任…かつては鳥栖指揮の噂も

ヘルタ・ベルリンは13日、新監督にフェリックス・マガト氏(68)が就任することを発表した。 今シーズンのヘルタは、2021年11月末に成績不振でパル・ダルダイ監督を解任。トルコ人指揮官のタイフン・コルクト監督(47)を招へいしていた。 当時14位のチームを率いたコルクト監督は4試合で勝ち点7を獲得。しかし、2022年に入ってから9戦未勝利と低迷し、5連敗を喫して13日に解任。チームは降格圏の17位に転落していた。 マガト氏はハンブルガーSVやニュルンベルク、ブレーメン、フランクフルト、シュツットガルト、バイエルンなどドイツ国内クラブを指揮。バイエルン時代にブンデスリーガとDFBポカールを2度ずつ制すると、その後に主任したヴォルフスブルクでは、MF長谷部誠、FW大久保嘉人を擁してブンデスリーガ優勝を経験していた。 その後はシャルケ、ヴォルフスブルク、フルアムと指揮。一時期はサガン鳥栖の監督就任が大きく報じられたが、一転して中国スーパーリーグの山東魯能(現:山東泰山)の監督に就任していた。 “鬼軍曹”とも言われる厳しい指導法が有名なマガト監督。降格の危機にあるチームに規律とハードワークをもたらせて残留を掴むことができるだろうか。 2022.03.14 13:13 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly