ドルト残留? レアル復帰? 去就について語るハキミ「契約がいつ終了するのかわからない」

今夏の去就が取り沙汰されているドルトムントのモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ(21)がコメントした。ハキミは、レアル・マドリーの下部組織出身で、2017年7月にトップチームへ昇格。1シーズンを過ごすと、2018年7月に2年間のレンタル移籍でドルトムントへ加入した。現在は新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、サッカー活動が停止している状況。ブンデスリーガも試合が行われず、ドルトムントは選手たちが給与削減を申し出る事態となっていた。

ハキミはスペイン『カデナ・セル』のインタビューで給与削減について語る一方で、同じく給与削減に応じることとなった古巣マドリーの動きは関係ないとした。
「僕たちはこの原因を解決する必要があるし、僕たちは普通のことだと思っている。現在、お金を受け取れていないクラブのスタッフがいる。だから、給料を少し下げることにした」

「僕はドルトムントから支払われているけど、契約に関して、レアル・マドリーの給与削減は全く影響していないよ」ハキミは、ドルトムントでレギュラーポジションを掴み主力として活躍したことで、レンタル期間が終了する今夏にはマドリーへ復帰するという見方と、ドルトムントが買い取るという見方の両面が出ている状況だ。

しかし、移籍についてはよく分かっていないと語り、2020年6月までと言われているマドリーとの契約についても把握していないことを明かした。

「僕の契約がいつ終了するのかわからないけど、そのトピックは僕の代理人によって持ち出される。いずれ出てくることだと思うけど、よく分かっていない。2017年にサインしたものと同じ契約だよ」

また、シーズンが延長することが濃厚となっているヨーロッパの各国リーグ。6月30日を過ぎてもドルトムントに留まれるかどうかについては、「マドリーは僕に何も言ってきていない。そのニュースを見たけど、それが起きた場合、今のクラブでシーズン終了までプレーできるように許可を与えてくれると思う。それが普通のことだろう」と語り、今シーズンが終了するまでは少なくともドルトムントに残れるだろうと見解を示した。

また、その他のクラブからも大きな興味を持たれていることについては嫌ではないとし、何れにしてもこの夏の去就はキャリアに大きな影響を及ぼすと語った。

「誰が嫌がるんだい?自分がしていることに誇りを持っているし、チームにも満足している。6月に僕は決定を下さないといけないけど、僕のキャリアにとっては素晴らしい一歩になるだろう」

「理論的には僕の契約は6月に終了し、マドリーに戻る必要がある。この件についてマドリーと連絡をとってはいないけど、僕にとって何が最善なのかを知るための話し合いはじきにスタートするだろう」