メッシの理想になれる知性…L・マルティネスの恩師がラシン時代の逸話を明かす

バルセロナ移籍が噂されるインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスだが、意外な方面から後押しがあった。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。2018年夏のインテル加入以降、クラブでも代表でもゴールを量産し続けるラウタロ・マルティネス。バルセロナも母国のラシン時代から注目していたが、今夏の移籍市場に向けて獲得の噂はさらにヒートアップしている。

連日関連ニュースが絶えない中、ラシン時代の恩師であるファビオ・ラダエッリ氏が『ムンド・デポルティボ』の取材で逸話を明かした。「カセリア・コンタリーノという人物がいる。彼女はラシンで心理学を担当していたんだが、ある日彼女から電話がかかってきてこう言ったんだ。『彼がどんなプレーをするのか知らないけど、彼は心理テストで過去最高の成績を残したのよ』とね」
「いつかラウタロにこんな冗談を言った。彼が頭脳をフル回転させていれば、もっと野蛮な選手になっていたに違いないと」

また、頭の良さはサッカーだけに留まらず、学校でも常にトップの成績だったようだ。それは監督にとって素晴らしいことだったと、ラダエッリ氏は語っている。そして、インタビューの話題はバルセロナ移籍に移行。同胞のFWリオネル・メッシとの共存について、同氏は「スマートでなければついていけない」とコメントした。

「エリア内で何も出来なければメッシにハハハと笑われてしまう。彼はいつでも信じられないようなパスを送ってくる。だから常に気を張っておかなければならない。オフサイドにも注意しないとね」

「そしてもちろん、ラウタロにはメッシにとって理想の9番になれる素質がある。レオの考えていることに完全にフィット出来るはずだ。例えばゴール前で、彼は相手に対して(ルイス・)スアレスに似た動きが出来る。マークを外すのも得意だ」