PK戦で敗れたトッテナムが2年連続の5回戦敗退…《FAカップ》

トッテナムは4日、FAカップ5回戦でノリッジとホームで対戦し1-1のスコアで120分が終了。その後に行われたPK戦の結果、2-3で敗戦した。

2月初旬に行われた4回戦の再試合でサウサンプトンを下したトッテナムは、3日前に行われ2-3と惜敗したウォルバーハンプトン戦からスタメンを3人変更。GKガッサニーガ、B・デイビス、タンガンガに代えてGKフォルム、ヴェルトンゲン、スキップがスタメンで起用された。

試合が動いたのは12分、トッテナムは左サイドを持ち上がったベルフワインがM・ヴランチッチに倒されFKを獲得すると、ロ・チェルソのFKをファーサイドのヴェルトンゲンがヘディングで叩き込んだ。
先制点で勢いづきたいトッテナムだが、同点弾を狙うノリッジの反撃に遭う。34分、ボックス左手前でパスを受けたブエンディアが強引な縦への突破から左足でシュートを放ったが、これはGKフォルムが正面で弾く。その直後にも、ルップのロングシュートがトッテナムゴールを脅かしたが、再びGKフォルムのセーブで難を逃れた。

迎えた後半、積極的な入りを見せたノリッジがやや押し込む展開となる中、トッテナムは54分にベルフワインを下げてジェジソン・フェルナンデスを投入。さらに70分にルーカス・モウラに代えてラメラをピッチに送りだした。その後は膠着状態が続いたが、トッテナムは一瞬の隙からノリッジに同点弾を許す。79分、バイタルエリアでパスを受けたマクリーンのミドルシュートをGKフォルムが弾くと、こぼれ球をドルミッチに押し込まれた。

追いつかれたトッテナムは86分、ボックス左から侵入したロ・チェルソのクロスを逆サイドから走り込んだオーリエがダイレクトで合わせたが、このシュートは相手DFの体を張ったブロックに阻まれた。結局、90分では決着がつかず試合は延長戦に突入した。

延長戦も一進一退の展開が続く中、トッテナムは109分にチャンス。ラメラのスルーパスでボックス左深くまで侵入したロ・チェルソがシュートを放ったが、これはGKクルルのセーブに阻まれた。

その後も一進一退の攻防を続けたが、120分で決着がつかず試合はPK戦に突入。そのPK戦では3人が成功したノリッジに対し、トッテナムは2人目のラメラ、4人目のパロット、5人目のジェジソン・フェルナンデスが失敗。PKスコア2-3でトッテナムは2年連続の5回戦敗退となった。