バルサ相手に完璧な試合運びを見せたマドリー、完封勝利で首位返り咲き!《ラ・リーガ》
2020.03.02 06:59 Mon
ラ・リーガ第26節、レアル・マドリーとバルセロナによる“エル・クラシコ”が3月1日、サンティアゴ・ベルナベウで行われ、2-0でマドリーが勝利した。
前節、レバンテ相手に0-1の敗戦を喫したマドリー(勝ち点53)はラ・リーガで16戦ぶりの黒星を喫するとともに、ホーム開催のクラシコを前に首位陥落。さらに、26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグでは、マンチェスター・シティ相手にホームで1-2の逆転負けを喫し、今シーズン初の公式戦連敗となった。
一方、前節エイバルをカンプ・ノウで迎え撃ったバルセロナ(勝ち点55)は、ラ・リーガ4戦無得点だったメッシがここ数試合の鬱憤を晴らすポーケルの大暴れ。さらに、レガネスからの緊急補強でデビュー戦となったブラースヴァイトが2点に絡む上々のデビューを飾り、実りある4連勝で首位奪還。25日に行われたCLではナポリの堅守に手を焼き、枠内シュート1本に抑え込まれたが、グリーズマンのアウェイゴールによって1-1のドローに持ち込んだ。
フォーメーションは、マドリーは[4-3-3]、バルセロナは[4-4-2]。まずはお互いに出方を確認しながら、両チームとも慎重な入りを見せる。初シュートを放ったのはベンゼマ。7分、左CKの跳ね返りをダイレクトで狙ったがクロスバーを越えた。一方、バルセロナは21分にジョルディ・アルバのパスを受けたグリーズマンがボックス中央からシュートを打つも、こちらもクロスバーを越えてしまう。
中盤での潰しあいが続く中、バルセロナは34分に決定機を迎える。グリーズマンのスルーパスに2列目から飛び出したアルトゥールがGKと一対一に。GKのタイミングを外す巧みなシュートを試みたが、惜しくも枠に収まらなかった。続く38分には、今度はブスケッツのスルーパスにメッシが反応。ボックス中央に抜け出すもDFに体を当てられながらのシュートはGKクルトワのビッグセーブを招いただけだった。
さらに62分にもカルバハルのクロスをイスコがヘディング。ここでもテア・シュテーゲンが躍動。直後の63分には、高い位置でボールを奪ったマドリーがカウンターに転じ、ベンゼマがフィニッシュを請け負うも、シュートは上へ外れた。
後半はここまでプラン通りに進めるマドリー。嫌な流れになりつつあるバルセロナは69分にビダルを下げて新加入のブラースヴァイトを投入。すると直後、セメドの足の長いスルーパスでマルセロの裏をとった同選手がボックス右に侵入。迷わずシュートを放つと、GKに当たったボールはヴァランのクリアに遭った。
バルセロナがここからギアを上げようと狙っていた矢先の71分、マドリーはクロースのパスでヴィニシウスがボックス左に侵入。様々な選択肢の中でシュートを選択すると、止めにはいったピケの足に当たってゴールイン。再三の好セーブを披露していたテア・シュテーゲンも成す術はなかった。
このゴールで試合はオープンになっていく。75分、攻勢を弱めないマドリーを跳ね返したバルセロナは、デ・ヨングが持ち上がりメッシへスルーパス。チャンスとなったが、マルセロの対応に遭い、いい形に持ち込めなかった。
その後、マドリーはイスコを下げてモドリッチ、バルセロナはグリーズマンとアルトゥールを下げてファティとラキティッチを投入。終盤にはマドリーは残り2枚の交代カードを使って時間を進める。
だがマドリーは、この交代が守備固めではなく勝利を決定づけるラストピースとなった。後半アディショナルタイムの92分、カルバハルからロングボールを受けたマリアーノが快速を生かしてボックス右に侵入。そのままあっさりゴールを奪ってしまった。
ファーストプレーでゴールを奪った驚愕のマリアーノのダメ押し弾でマドリーが勝利。バルセロナを躱して首位に返り咲いた。
前節、レバンテ相手に0-1の敗戦を喫したマドリー(勝ち点53)はラ・リーガで16戦ぶりの黒星を喫するとともに、ホーム開催のクラシコを前に首位陥落。さらに、26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグでは、マンチェスター・シティ相手にホームで1-2の逆転負けを喫し、今シーズン初の公式戦連敗となった。
一方、前節エイバルをカンプ・ノウで迎え撃ったバルセロナ(勝ち点55)は、ラ・リーガ4戦無得点だったメッシがここ数試合の鬱憤を晴らすポーケルの大暴れ。さらに、レガネスからの緊急補強でデビュー戦となったブラースヴァイトが2点に絡む上々のデビューを飾り、実りある4連勝で首位奪還。25日に行われたCLではナポリの堅守に手を焼き、枠内シュート1本に抑え込まれたが、グリーズマンのアウェイゴールによって1-1のドローに持ち込んだ。
中盤での潰しあいが続く中、バルセロナは34分に決定機を迎える。グリーズマンのスルーパスに2列目から飛び出したアルトゥールがGKと一対一に。GKのタイミングを外す巧みなシュートを試みたが、惜しくも枠に収まらなかった。続く38分には、今度はブスケッツのスルーパスにメッシが反応。ボックス中央に抜け出すもDFに体を当てられながらのシュートはGKクルトワのビッグセーブを招いただけだった。
ゴールレスで迎えた後半は圧倒的にバルセロナがボールを保持。だが、カウンターを狙うマドリーの守備網をなかなか突破出来ない。しっかりバルサ対策を続けるマドリーは56分にイスコがボックスの外からミドルシュートをトライ。ゴール右上を捉えたシュートだったが、GKテア・シュテーゲンがスーパーセーブ。
さらに62分にもカルバハルのクロスをイスコがヘディング。ここでもテア・シュテーゲンが躍動。直後の63分には、高い位置でボールを奪ったマドリーがカウンターに転じ、ベンゼマがフィニッシュを請け負うも、シュートは上へ外れた。
後半はここまでプラン通りに進めるマドリー。嫌な流れになりつつあるバルセロナは69分にビダルを下げて新加入のブラースヴァイトを投入。すると直後、セメドの足の長いスルーパスでマルセロの裏をとった同選手がボックス右に侵入。迷わずシュートを放つと、GKに当たったボールはヴァランのクリアに遭った。
バルセロナがここからギアを上げようと狙っていた矢先の71分、マドリーはクロースのパスでヴィニシウスがボックス左に侵入。様々な選択肢の中でシュートを選択すると、止めにはいったピケの足に当たってゴールイン。再三の好セーブを披露していたテア・シュテーゲンも成す術はなかった。
このゴールで試合はオープンになっていく。75分、攻勢を弱めないマドリーを跳ね返したバルセロナは、デ・ヨングが持ち上がりメッシへスルーパス。チャンスとなったが、マルセロの対応に遭い、いい形に持ち込めなかった。
その後、マドリーはイスコを下げてモドリッチ、バルセロナはグリーズマンとアルトゥールを下げてファティとラキティッチを投入。終盤にはマドリーは残り2枚の交代カードを使って時間を進める。
だがマドリーは、この交代が守備固めではなく勝利を決定づけるラストピースとなった。後半アディショナルタイムの92分、カルバハルからロングボールを受けたマリアーノが快速を生かしてボックス右に侵入。そのままあっさりゴールを奪ってしまった。
ファーストプレーでゴールを奪った驚愕のマリアーノのダメ押し弾でマドリーが勝利。バルセロナを躱して首位に返り咲いた。
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