【CLプレビュー】好調ライプツィヒに飛車角抜きのスパーズに勝機は? 初対戦の“エナジードリンクダービー”!

2020.02.19 18:00 Wed
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チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の1stレグ、トッテナムvsRBライプツィヒが日本時間19日29:00にトッテナム・ホットスパースタジアムでキックオフされる。グループBを2位通過したトッテナムと、グループGを首位通過したライプツィヒによる、初対戦の“エナジードリンクダービー”だ。

バイエルンとツルヴェナ・ズヴェズダ、オリンピアコスと同居したグループBを2位通過したトッテナムは、3シーズン連続の決勝トーナメント進出。ただ、ポチェッティーノ、モウリーニョと2人の指揮官の下で戦ったグループステージでは格下2クラブに勝ち切って2位を死守したものの、首位通過のバイエルンには2戦連続大敗を喫しており、昨季準優勝チームらしからね厳しい戦いとなった。

国内リーグにおいては前体制での大きな躓きによってトップ4圏外の5位に甘んじているが、直近のアストン・ビラ戦ではFWソン・フンミンの劇的アディショナルタイム弾で3-2の勝利。今季初のリーグ戦3連勝を飾ったチームは、モウリーニョ就任後、首位独走のリバプールに次ぐ勝ち点を叩き出しており、4位のチェルシーとの勝ち点差を「1」に縮めている。
一方、ベンフィカとリヨン、ゼニトと同居した本命不在のグループGを首位通過したライプツィヒは、2度目の挑戦で初の決勝トーナメント進出を成し遂げた。3勝1敗2分けと決して盤石の戦いではなかったが、3位敗退となった2年前の反省を生かし混戦模様のグループでしぶとく勝ち点を積み重ねた印象だ。

また、国内リーグではバイエルン、ドルトムントの序盤戦の取りこぼしを生かしてヘルプストマイスターとして前半戦を終えることに成功。後半戦に入ると、その2強の復調もあってバイエルンに首位の座を明け渡したが、直近のブレーメン戦では3-0の快勝を収め4戦ぶりの勝利と共に2位を死守。今回の大一番に向けて弾みを付けている。
なお、両チームの対戦は今回が初となる。トッテナムは直近2シーズン連続でドルムント、今季グループステージでバイエルンとドイツ勢と対戦してきたが、ライプツィヒはUEFAコンペティションで初のイングランド勢との対戦に。ちなみに、世界的飲料メーカーの『レッドブル』社がスポンサードするライプツィヒに対して、トッテナムは昨年から同じく世界的飲料メーカーの『モンスタービバレッジ』とパートナー契約を結んでおり、レッドブルvsモンスターエナジーによる“エナジードリンク・ダービー”としても注目を集めている。

◆トッテナム◆
【4-3-3】

▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ロリス
DF:オーリエ、アルデルヴァイレルト、D・サンチェス、タンガンガ
MF:ロ・チェルソ、ウィンクス、エンドンベレ
FW:ルーカス・モウラ、デレ・アリ、ベルフワイン
負傷者:DFフォイス、MFムサ・シソコ、ラメラ、FWケイン、ソン・フンミン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはケインとシソコに続き、直近のアストン・ビラ戦で右腕を骨折したソン・フンミンが欠場となる。一方、ラメラに関してはリハビリが最終段階に入っておりベンチ入りの可能性がある模様だ。

システムに関しては幾つかの形が想定されるが、ソン・フンミンの緊急離脱を受けてデレ・アリを前線のフリーマンに配した[4-3-3]の採用を予想する。スタメンに関しては22日のランチタイムキックオフとなるチェルシーとのリーグ戦を控えることもあり、幾つかのポジションでターンオーバーが見込まれる。アスリート揃いの対戦相手を考慮し、タンガンガが最終ラインに入り、エンドンベレとロ・チェルソが先発復帰するはずだ。

◆ライプツィヒ◆
【3-4-1-2】

▽ライプツィヒ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:グラーチ
DF:ムキエレ、クロステルマン、ハルステンベルク
MF:ザビッツァー、ハイダラ、ライマー、アンヘリーニョ
MF:ダニ・オルモ
FW:シック、ヴェルナー
負傷者:DFオルバン、コナテ、MFアダムス、カンプル
出場停止者:DFウパメカノ

グループステージでの累積警告によってウパメカノが出場停止となる。負傷者に関してはオルバン、コナテ、カンプルの長期離脱組に加え、アダムスが欠場となる。

可変式システムや試合中にもシステム変更を行う智将ナーゲルスマン率いるチームだが、ウパメカノとコナテの屈強なセンターバックを欠くため3バックの採用が濃厚だ。スタメンに関してはエースのヴェルナーを除く前線の組み合わせに注目。シックとダニ・オルモの起用を予想するが、エンクンクやポウルセン、フォルスベリの起用も十分に考えられる。

★注目選手
◆トッテナム:FWステーフェン・ベルフワイン
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トッテナムの注目プレーヤーはソン・フンミンの代役が期待されるベルフワインだ。今冬の移籍市場締め切り間際にPSVから加入した22歳のオランダ代表FWは、デビュー戦となったマンチェスター・シティ戦でいきなり決勝点を記録する鮮烈デビューを飾った。また、ウィンターブレーク期間を利用して周囲との相互理解を深めると、直近のアストン・ビラ戦ではマン・オブ・ザ・マッチこそ2ゴールの韓国代表に譲ったものの、ボールのオン・オフ両面で質の高いプレーをみせ、抜群の存在感を放っていた。

爆発的なスピードと緩急自在のドリブルテクニックに加え、視野と判断の良さを生かした利他的なプレーも兼ね備える万能型アタッカーは、ケインとソン・フンミンの2大エースを欠くスパーズの攻撃陣の鍵を握る存在だ。ターンオーバーの応酬が予想されるオープンな展開の中、圧倒的な個の力を武器に相手を1枚、2枚と剥がして局面を打開し、チームに勝利をもたらす決定的な仕事を果たしたい。

◆ライプツィヒ:FWティモ・ヴェルナー
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ライプツィヒの注目プレーヤーはエースのヴェルナーだ。今シーズンここまで公式戦31試合25ゴール10アシストの圧巻のスタッツを叩き出している23歳のドイツ代表FWはここ数週間、CL王者リバプールへの移籍の噂が盛んに報じられており、イングランド上陸となる今回の一戦において最も注目を集める選手だ。

ただ、1月18日のウニオン・ベルリン戦の2ゴールを最後に、直近の公式戦5試合連続で無得点に終わっているところは気がかりなところ。もちろん、ゴール以外の局面での貢献は十分に果たしているが、決定機での判断ミスや技術的ミスは要改善。自身や指揮官を含め初の決勝トーナメントにおいてはワンプレーの重要性がより増してくるだけに、ワンチャンスで決め切るエースの仕事を期待したい。

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レーティング:アヤックス 2-3(AGG:3-3)トッテナム《CL》

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグ、アヤックスvsトッテナムが8日に行われ、2-3でトッテナムが勝利した。この結果、2戦合計スコアが3-3となり、アウェイゴール差でトッテナムが決勝に進出した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽アヤックス採点<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190509_1_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK 24 オナナ 6.5 キックがやや不安定だったが、2つのファインセーブを見せるなどショットストップで存在感 DF 12 マズラウィ 6.0 ソン・フンミンの対応で前半は攻撃参加を自重。途中からボランチをそつなくこなした 4 デ・リフト 6.5 ユベントス戦に続くゴール。守備面でも身体を張った 17 ブリント 5.0 ミスパスが目立ち、ルーカス・モウラのスピード、ジョレンテの高さに苦しんだ 31 タグリアフィコ 5.0 守備重視のプレー。耐えきれなかった MF 20 シェーネ 5.0 前半はベテランらしく攻守のバランスを取ったが、後半に2失点に関与 (→フェルトマン 6.0) 右サイドバックでプレー。守備を締め、ゴールライン上でのクリアも見せた 6 ファン・デ・ベーク 6.0 相変わらずの運動量。2点目に関与 (→マガジャン -) 21 F・デ・ヨング 6.5 攻守に存在感。ビルドアップの起点となり、ピンチの芽も摘んだ FW 22 ジイェフ 7.0 ラマダンの影響なし。幅広く動いて起点となり2点目を決めた。惜しいシュート2本が入っていれば… 25 ドルべリ 5.0 ネレスの負傷により急遽スタメン。ほぼボールが収まらなかった (→シンクフラーフェン 5.5) 左サイドでプレー。守備に追われた 10 タディッチ 6.5 本職ウイングでのプレー。2点目をアシスト。後半途中から最前線でプレーし起点に 監督 テン・ハグ 6.5 前半はいつも通りの戦いを見せたが、後半は押し込まれ過ぎて無念の準決勝敗退 ▽トッテナム採点<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20190509_1_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div>GK 1 ロリス 6.5 試合立ち上がりと終盤に2つのファインセーブを見せて奇跡を起こさせる DF 2 トリッピアー 5.0 セットプレー時、デ・リフトとのミスマッチを突かれる。2点目を演出したが、2失点に関与 (→ラメラ -) 4 アルデルヴァイレルト 6.0 後半に入って高い位置を取り攻撃の起点に。守備も落ち着いていた 5 ヴェルトンゲン 6.0 フェイスガードを付けての出場。その影響を感じさせないプレー 3 ローズ 5.5 後半に入って攻撃参加を増やし、アクセントとなった (→B・デイビス -) MF 23 エリクセン 6.0 アクセントを付けるパスで攻撃にリズムを与えた。後半からボランチでプレー 17 ムサ・シソコ 6.0 馬力あるプレーでチームに勢いを与える 20 デレ・アリ 6.0 デ・リフトに競り負けて1失点目に関与。前半は消えていたが、後半に盛り返して決勝点をアシスト 12 ワニャマ 4.5 ボールを受けられず展開もできなかった。そして2失点目はジイェフに付ききれず (→ジョレンテ 6.5) 後半から出場。前線で起点となり反撃の要因に 7 ソン・フンミン 6.0 出場停止明け。仕掛けのプレーで攻撃を牽引 FW 27 ルーカス・モウラ 8.0 劇的過ぎるハットトリックでチームを決勝に導いた 監督 ポチェッティーノ 7.0 過密日程と勤続疲労の影響もあって前半は苦労したが、後半のジョレンテ投入で流れを大きく変えた ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! ルーカス・モウラ(トッテナム) この大一番で見事な活躍。決定機をことごとく決め、最後のチャンスをモノにして決勝に導いた。 アヤックス 2-3(AGG:3-3) トッテナム 【アヤックス】 デ・リフト (前5) ジイェフ (前36) 【トッテナム】 ルーカス・モウラ (後10) ルーカス・モウラ (後14) ルーカス・モウラ (後51) ※2戦合計スコア3-3、アウェイゴール差でトッテナムが決勝進出! 2019.05.09 06:35 Thu

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