プロなんて考えたことがなかった…17歳までテニスをしていたドイツ人MFの人生を変えた偶然の出会いとは
2020.02.13 16:55 Thu
ハノーファーに所属するドイツ人MFドミニク・カイザー(31)が、プロになるきっかけとなった“偶然の出会い”を告白した。ドイツ『ビルト』が伝えている。
ドイツのムートランゲンという山間部の村で生まれ育ったドミニク・カイザーは「サッカーは友達と趣味でやっていた程度」と話すように、どちらかというとテニスを好む少年だった。17歳からユースクラブに在籍していたものの、高校卒業後は数学やスポーツ学を学ぶため、大学進学を考えていた。
近くにフットボールクラブがある大学を探していた中で、弟のステフェンのツテで、当時ホッフェンハイムのU-23チームを率いていたマルクス・ギズドル氏(現ケルン監督)を紹介してもらうことに。だが、この出会いがドミニク青年の人生を大きく変えることになる。
大学を探していたはずが、ギズドル氏の推薦で同クラブの下部組織に入団。そこで才能が開花し、2010年にラルフ・ラングニック元監督によってトップチームに引き上げられた。
「ラルフ・ラングニック監督にはとても感謝している。でもマルクス・ギズドル監督と出会っていなければ、僕はプロになっていなかっただろう。考えたこともなかったんだ」
そして、2018年夏にライプツィヒに別れを告げブレンビーに移籍。今冬の移籍市場ではハノーファーに加入し、ブンデスリーガ2部でここまで3試合に出場している。
ドイツのムートランゲンという山間部の村で生まれ育ったドミニク・カイザーは「サッカーは友達と趣味でやっていた程度」と話すように、どちらかというとテニスを好む少年だった。17歳からユースクラブに在籍していたものの、高校卒業後は数学やスポーツ学を学ぶため、大学進学を考えていた。
近くにフットボールクラブがある大学を探していた中で、弟のステフェンのツテで、当時ホッフェンハイムのU-23チームを率いていたマルクス・ギズドル氏(現ケルン監督)を紹介してもらうことに。だが、この出会いがドミニク青年の人生を大きく変えることになる。
「ラルフ・ラングニック監督にはとても感謝している。でもマルクス・ギズドル監督と出会っていなければ、僕はプロになっていなかっただろう。考えたこともなかったんだ」
その後、2012年夏に恩師であるランゲニック氏がスポーツ・ディレクターを務めるライプツィヒへ移籍。2015年からは同氏がチームの指揮を任されるようになり、選手と監督として再会を果たした。またその頃には、カイザーはキャプテンを任されており、加入当時は4部リーグに所属していたチームがそこから4年でブンデスリーガ昇格を成し遂げた原動力として多大な貢献をした。
そして、2018年夏にライプツィヒに別れを告げブレンビーに移籍。今冬の移籍市場ではハノーファーに加入し、ブンデスリーガ2部でここまで3試合に出場している。
ハノーファーの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
ハノーファーの人気記事ランキング
1
ハノーファーCEO、戦力と見ていたMF山口蛍のC大阪復帰について「日本に戻りたがった」
▽ハノーファーは19日、日本代表MF山口蛍(25)のセレッソ大阪復帰を発表した。ハノーファーのマルティン・バーダーCEO(最高経営責任者)が山口の復帰についてクラブ公式サイトでコメントしている。 ▽今年1月に完全移籍でハノーファーへと移籍した山口は、ケガの影響などもありブンデスリーガで6試合の出場に留まった。チームは最下位で2部に降格、さらに同僚である日本代表MF清武弘嗣がセビージャへと移籍。日本代表DF酒井宏樹はマルセイユへの移籍が報じられていた。 ▽バーダーCEOは、2部で過ごす2016-17シーズンに向けて山口を戦力として考えていたと明かしたものの、本人の強い帰国の希望を認めることにしたと語った。 「ホタルが日本に戻りたいという要望を出してきた。我々はコーチングスタッフと協議し、この要望を飲むことにした」 「日本代表の選手である彼が、2部でもクオリティを示してくれると思っていた。でも、彼は日本に戻りたがったんだ」 ▽山口は「家族の近くに住み、身近な人々に囲まれて過ごしたい」とホームシックともとれるコメントを発表。わずか半年でのC大阪復帰となるが、まずは3月に負った顔面の骨折から復帰し、チームのJ1昇格に貢献することが期待される。 2016.06.19 20:35 Sun2
ちょうど3年前…原口元気がブンデスリーガのシーズンNo.1ミスに選出されてしまった“衝撃のゴール未遂”に再注目
ウニオン・ベルリンでプレーする日本代表MF原口元気だが、3年前のプレーに焦点が当てられているようだ。 2019年3月10日、当時ハノーファーに所属し「10」番を背負っていた原口は、雪の降る中で開催されたホームでのレバークーゼン戦にスタメンで出場した。 取り上げられたのは、最後方からのロングフィードに反応した原口がGKをかわして無人のゴールへ流し込もうとするシーンだ。 フィードが送られると、相手GKとDFがこれをお見合いし、隙を突いた原口がボールをさらう。GKをかわし、ボックス右からがら空きのゴールへ、グラウンダーのシュートを放った。 だが、ピッチに積もった雪のため、ボールは急激にスピードダウン。ゴールライン手前30cmで止まるという、まさかの事態に見舞われてしまった。 その後は戻ってきた相手選手にカバーされ、無情にも得点とはならず。試合も2-3で敗れ、原口はがっくりと肩を落とすこととなった。 当時は「今季最もクレイジーな瞬間」などと紹介され、ブンデスリーガ公式が選出する2018-19シーズンのトップ10ミスの1位に選ばれていた。 ハノーファーはこのシーズンに2部へ降格。原口もリーグ戦ノーゴールに終わっていただけに、ドイツ1部でのゴールは今年2月26日に行われたブンデスリーガ第24節のマインツ戦まで待たれることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】無人のゴールへ流し込むも、原口のシュートは積もった雪で急減速…</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Snow way that didn't go in from <a href="https://twitter.com/Haragen24?ref_src=twsrc%5Etfw">@Haragen24</a>. <a href="https://twitter.com/hashtag/Bundesliga?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Bundesliga</a> <a href="https://t.co/dhjvQOwgQA">pic.twitter.com/dhjvQOwgQA</a></p>— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) <a href="https://twitter.com/Bundesliga_EN/status/1500773253379461121?ref_src=twsrc%5Etfw">March 7, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.03.10 20:50 Thu3
2カ月メンバー外、浅野拓磨が過去に受けた不遇の理由が明るみに…4.4億円の移籍金回避のため
ボーフムの日本代表FW浅野拓磨が、思わぬ形で不遇の時期の理由が明かされることとなった。 2021年7月からボーフムでプレーする浅野。今シーズンはブンデスリーガで19試合に出場し2ゴールを記録している。 ウイングを主戦場に出場する浅野だが、満足のいく結果を残しているとは言えず、献身的な守備は評価が高いものの、攻撃的なポジションながらゴールに絡む回数が少ないという点が指摘されがちだ。 その浅野だが、ドイツ『ビルト』が2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)のハノーファーの特集を組み、今夏の移籍市場での選手の契約事情について触れている中、過去の話として取り上げられることとなった。 浅野はサンフレッチェ広島から2016年7月にアーセナルへと完全移籍。そのままシュツットガルトへとレンタル移籍すると、2018年7月からハノーファーにレンタル移籍。2019年8月にパルチザン・ベオグラードへと完全移籍し、現在に至る。 ハノーファー時代は、シーズン途中に負傷離脱する期間がありながらも、攻撃的なポジションで13試合に出場。ただ、4月以降は一度もメンバー入りすることなくレンタル期間が終了していた。 完全に干される状況となっていた浅野だったが、『ビルト』によるとアーセナルとの契約問題があったとのこと。15試合以上に出場すると、300万ユーロ(約4億4300万円)の移籍金が発生する契約であり、その試合数が迫っていたこと、そしてブンデスリーガからの降格が近づいたことから、資金を投じたくない思いがあり、メンバー外にしていたという。 レンタル移籍の選手にたまに起こる契約状況。チームが順調なシーズンを送っていれば決断も変わってくるが、苦しいシーズンを送っているチームでは起こり得ることだろう。 なお、ハノーファーはこのシーズン17位で終了し2部に降格。それ以降2部暮らしが続いており、今シーズンも昇格の可能性はない状況となっている。 2023.04.20 19:15 Thu4