マドリーvsソシエダは壮絶な打ち合いに! ラ・レアルが合計7得点の乱打戦を制す《コパ・デル・レイ》
2020.02.07 05:05 Fri
コパ・デル・レイ準々決勝のレアル・マドリーvsレアル・ソシエダが6日に行われ、3-4でソシエダが勝利した。
ラウンド16ではサラゴサを4ゴールで一蹴して駒を進めたマドリー。その後、アトレティコ・マドリーとのダービーもベンゼマのゴールで快勝し、現在公式戦21試合無敗という成績だ。好調の中で迎えるこの一戦では、アザールの復帰が期待されたがベンチ外となった。
そんなマドリーの最初のチャンスは10分、右ウイングのディアスのパスをボックス内で受けたベンゼマが、少ないタッチで相手を躱してシュートへ。だが、角度が小さかったためGKレミロに止められた。
対するソシエダは16分に初シュート。味方のスルーパスに抜け出したヤヌザイがボックス中央から狙ったが、ミリトンのスライディングブロックに弾かれた。しかし、セットプレーで奇策を講じるなど互角に戦うソシエダが先制に成功する。
22分、GKから丁寧にパスを通し右に開いたイサクへ繋ぐ。若干攻撃の人数が足りない中で、ボックス手前からシュートを選択。虚を突かれたGKアレオラは何とか弾き返すも、こぼれ球をダイレクトで狙ったウーデゴールの低弾道のシュートは、ミリトンとアレオラの股を抜けてゴールイン。ノルウェーの神童がレンタル元からゴールを奪った。
修正を加えるマドリーは後半からハメス・ロドリゲスを下げてモドリッチ投入。ソシエダもヤヌザイに代わりバレネチェアがピッチに入る。
後半開始直後、イサクにネットを揺らされたマドリーだがVARでオフサイドの判定となり胸を撫で下ろす。しかし54分、バレネチェアに右サイドを突破されクロスを許すと、イサクのボレーシュートが炸裂。マドリーは後半立ち上がりに2点目を取られてしまった。
理想的な展開となったソシエダはさらにその2分後、右サイドを突破したゴロサベルのパスがナチョに当たってボックス右のイサクに渡ると、そこから右足を振り抜き3点目を突き刺した。
マドリーが3失点したのは昨年9月のチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦以来。由々しき事態に一石を投じたのはマルセロだった。59分、右サイドから細かいパスを繋いだマドリーは、ボックス手前のディアスのパスを受けたマルセロがボックス左から左足を一閃。GKのニアを打ち抜き1点を返した。
しかしこの1点は逆転の狼煙とはならなかった。69分、右サイドでボールを持ったイサクがグラウンダーでゴール前に折り返すと、メリノが流し込んで追加点。直後に殊勲のイサクを下げてムニョスを投入し、逃げ切りを図る。
これで今季初の4失点を喫したマドリーはディアスとバルベルデをヨビッチとロドリゴに入れ替えてゴールを目指す。すると79分、右サイドのナチョのクロスをヴィニシウスが頭で押し込んで2点目…かに思われたが、VARで確認した結果、オフサイドの判定となりゴールは取り消しに。
それでも81分、マルセロの浮き球のパスで左サイド抜け出したヴィニシウスのマイナスのクロスをロドリゴが決めて、正真正銘の2点目を奪取。
さらに猛攻を仕掛けるマドリーは6分の後半アディショナルタイムで、ベンゼマのクロスをナチョが頭で合わせて3点目。ついに1点差に詰め寄った。
焦り始めたソシエダはその後、ゴロサベルが相手へのファウルで2枚目のカードを受けて退場に。
それでもどうにかリードを守り切ったソシエダが打ち合いを制し3-4で勝利。準決勝へ進出した。
ラウンド16ではサラゴサを4ゴールで一蹴して駒を進めたマドリー。その後、アトレティコ・マドリーとのダービーもベンゼマのゴールで快勝し、現在公式戦21試合無敗という成績だ。好調の中で迎えるこの一戦では、アザールの復帰が期待されたがベンチ外となった。
そんなマドリーの最初のチャンスは10分、右ウイングのディアスのパスをボックス内で受けたベンゼマが、少ないタッチで相手を躱してシュートへ。だが、角度が小さかったためGKレミロに止められた。
22分、GKから丁寧にパスを通し右に開いたイサクへ繋ぐ。若干攻撃の人数が足りない中で、ボックス手前からシュートを選択。虚を突かれたGKアレオラは何とか弾き返すも、こぼれ球をダイレクトで狙ったウーデゴールの低弾道のシュートは、ミリトンとアレオラの股を抜けてゴールイン。ノルウェーの神童がレンタル元からゴールを奪った。
してやられたマドリー。36分にマルセロのクロスのこぼれ球をハメス・ロドリゲスが狙うも、GKレミロのファインセーブに遭う。一方45分には、相手GKから見事なカウンターを発動され、イサクにあわやの2失点目を決められそうになってしまう。
修正を加えるマドリーは後半からハメス・ロドリゲスを下げてモドリッチ投入。ソシエダもヤヌザイに代わりバレネチェアがピッチに入る。
後半開始直後、イサクにネットを揺らされたマドリーだがVARでオフサイドの判定となり胸を撫で下ろす。しかし54分、バレネチェアに右サイドを突破されクロスを許すと、イサクのボレーシュートが炸裂。マドリーは後半立ち上がりに2点目を取られてしまった。
理想的な展開となったソシエダはさらにその2分後、右サイドを突破したゴロサベルのパスがナチョに当たってボックス右のイサクに渡ると、そこから右足を振り抜き3点目を突き刺した。
マドリーが3失点したのは昨年9月のチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦以来。由々しき事態に一石を投じたのはマルセロだった。59分、右サイドから細かいパスを繋いだマドリーは、ボックス手前のディアスのパスを受けたマルセロがボックス左から左足を一閃。GKのニアを打ち抜き1点を返した。
しかしこの1点は逆転の狼煙とはならなかった。69分、右サイドでボールを持ったイサクがグラウンダーでゴール前に折り返すと、メリノが流し込んで追加点。直後に殊勲のイサクを下げてムニョスを投入し、逃げ切りを図る。
これで今季初の4失点を喫したマドリーはディアスとバルベルデをヨビッチとロドリゴに入れ替えてゴールを目指す。すると79分、右サイドのナチョのクロスをヴィニシウスが頭で押し込んで2点目…かに思われたが、VARで確認した結果、オフサイドの判定となりゴールは取り消しに。
それでも81分、マルセロの浮き球のパスで左サイド抜け出したヴィニシウスのマイナスのクロスをロドリゴが決めて、正真正銘の2点目を奪取。
さらに猛攻を仕掛けるマドリーは6分の後半アディショナルタイムで、ベンゼマのクロスをナチョが頭で合わせて3点目。ついに1点差に詰め寄った。
焦り始めたソシエダはその後、ゴロサベルが相手へのファウルで2枚目のカードを受けて退場に。
それでもどうにかリードを守り切ったソシエダが打ち合いを制し3-4で勝利。準決勝へ進出した。
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