【ラ・リーガ第23節プレビュー】苦境バルサは指揮官古巣対戦! 白熱のバスク・ダービー!
2020.02.07 19:00 Fri
先週末に行われた第22節では白熱のマドリード・ダービーを制したレアル・マドリーが首位キープに成功。また、その首位チームを勝ち点3差で追う2位のバルセロナもレバンテにリベンジを果たし、宿敵をピタリと追走。その他ではセビージャ、レアル・ソシエダが取りこぼすも、ヘタフェ、バレンシアと上位チームが順当に勝ち点を伸ばしている。
今節注目が集まるのはミッドウィークにコパ・デル・レイ準々決勝で対峙したレアル・マドリーとバルセロナの2強と、ソシエダとアスレティック・ビルバオのバスク勢の4チームだ。
前節、宿敵アトレティコ・マドリーとのダービーをFWベンゼマの決勝点で勝ち切った首位のレアル・マドリーだが、公式戦21試合無敗で臨んだ6日のコパ・デル・レイではホームで3-4の敗戦。自慢の堅守崩壊によって準々決勝の段階でタイトルを逃すことに。22戦ぶりの敗戦にコンディション面でも不安を残す形で難所パンプローナに乗り込むことになった。対戦相手である11位のオサスナは直近公式戦2連敗と元気がないが、先日苦戦したバジャドリー同様に本拠地エル・サダールでは粘り強さを見せる難敵だ。幾つかのポジションでメンバーをローテーションしていく中、コパ敗退からの奮起に期待したい。
一方、前節のレバンテ戦では新星アンス・ファティのドブレーテの大活躍で2-1の勝利を収め、バレンシア戦完敗のショックを振り払ったバルセロナ。だが、コパでは今季ラ・リーガ開幕戦で敗れたアスレティック相手に再び試合終了間際の失点によって完封負けを喫し、リベンジ失敗。さらに、FWスアレスに続きMFデンベレも長期離脱を強いられ、今冬に前線の補強を行わなかったうえ、FWカルレス・ペレスを放出した大きなツケを払う形に。
また、補強方針や監督人事を巡ってエースFWメッシとクラブ首脳の軋轢が表面化するなどチーム状況は決してよくない。その中で戦う今節はセティエン監督が昨季まで率いた8位のベティスと対戦。FWフェキルや古巣対戦のDFバルトラら実力者を揃え復調気配漂う難敵相手に、コパから中2日での過密日程を強いられるチームがきっちり勝ち点3を手にできるか。
第2集団では3位のヘタフェと5位のバレンシアが対峙する上位対決に注目が集まる。ホームのヘタフェが3連勝、アウェイのバレンシアが2連勝中と共に好調を維持しており、[4-4-2]の堅守速攻を突き詰める両者のスタイルが真っ向からぶつかり合う。
その2チームと異なり、上位の中でやや停滞感が漂う4位のセビージャと6位のアトレティコは、前者が19位のセルタと、後者が10位のグラナダとの対戦に。共に停滞の原因は得点力不足にあるため、下位相手に複数得点を奪い切って勝ち点3を手にしたい。
最後に、共に16位と17位と残留争いが続くエイバルのMF乾貴士、マジョルカのFW久保建英の日本人2選手は、乾が古巣である15位のアラベス。久保が最下位のエスパニョールといずれも残留争いのライバルとの直接対決に挑む。前節のベティス戦では古巣相手にPKを奪う決定的な仕事を見せた乾には今回の古巣対決でも同様の仕事を果たしたい。一方、直近のリーグ戦3戦連続途中出場の久保だが、チームが連敗中ということもあり、ポジション奪取に繋がるアピールを見せたいところだ。
《ラ・リーガ第23節》
▽2/7(金)
《29:00》
アラベス vs エイバル
▽2/8(土)
《21:00》
レバンテ vs レガネス
《24:00》
ヘタフェ vs バレンシア
《26:30》
バジャドリー vs ビジャレアル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs グラナダ
▽2/9(日)
《20:00》
エスパニョール vs マジョルカ
《22:00》
レアル・ソシエダ vs アスレティック・ビルバオ
《24:00》
オサスナ vs レアル・マドリー
《26:30》
セルタ vs セビージャ
《29:00》
ベティス vs バルセロナ
今節注目が集まるのはミッドウィークにコパ・デル・レイ準々決勝で対峙したレアル・マドリーとバルセロナの2強と、ソシエダとアスレティック・ビルバオのバスク勢の4チームだ。
前節、宿敵アトレティコ・マドリーとのダービーをFWベンゼマの決勝点で勝ち切った首位のレアル・マドリーだが、公式戦21試合無敗で臨んだ6日のコパ・デル・レイではホームで3-4の敗戦。自慢の堅守崩壊によって準々決勝の段階でタイトルを逃すことに。22戦ぶりの敗戦にコンディション面でも不安を残す形で難所パンプローナに乗り込むことになった。対戦相手である11位のオサスナは直近公式戦2連敗と元気がないが、先日苦戦したバジャドリー同様に本拠地エル・サダールでは粘り強さを見せる難敵だ。幾つかのポジションでメンバーをローテーションしていく中、コパ敗退からの奮起に期待したい。
また、補強方針や監督人事を巡ってエースFWメッシとクラブ首脳の軋轢が表面化するなどチーム状況は決してよくない。その中で戦う今節はセティエン監督が昨季まで率いた8位のベティスと対戦。FWフェキルや古巣対戦のDFバルトラら実力者を揃え復調気配漂う難敵相手に、コパから中2日での過密日程を強いられるチームがきっちり勝ち点3を手にできるか。
また、コパで2強相手に番狂わせを起こしたバスクの2強は、いずれも意気揚々と今季2度目のバスク・ダービーに臨む。現在、順位表ではホームの8位ソシエダが上位に位置するが、勝ち点3差で9位に位置するアスレティックは前回対戦で2-0の勝利を収めており、敵地でシーズンダブルを達成できれば、順位が入れ替わる状況だ。共にコパにフルパワーを注いでおり、コンディション面には不安を抱えるが、ダービーらしい白熱の好勝負が期待できるはずだ。
第2集団では3位のヘタフェと5位のバレンシアが対峙する上位対決に注目が集まる。ホームのヘタフェが3連勝、アウェイのバレンシアが2連勝中と共に好調を維持しており、[4-4-2]の堅守速攻を突き詰める両者のスタイルが真っ向からぶつかり合う。
その2チームと異なり、上位の中でやや停滞感が漂う4位のセビージャと6位のアトレティコは、前者が19位のセルタと、後者が10位のグラナダとの対戦に。共に停滞の原因は得点力不足にあるため、下位相手に複数得点を奪い切って勝ち点3を手にしたい。
最後に、共に16位と17位と残留争いが続くエイバルのMF乾貴士、マジョルカのFW久保建英の日本人2選手は、乾が古巣である15位のアラベス。久保が最下位のエスパニョールといずれも残留争いのライバルとの直接対決に挑む。前節のベティス戦では古巣相手にPKを奪う決定的な仕事を見せた乾には今回の古巣対決でも同様の仕事を果たしたい。一方、直近のリーグ戦3戦連続途中出場の久保だが、チームが連敗中ということもあり、ポジション奪取に繋がるアピールを見せたいところだ。
《ラ・リーガ第23節》
▽2/7(金)
《29:00》
アラベス vs エイバル
▽2/8(土)
《21:00》
レバンテ vs レガネス
《24:00》
ヘタフェ vs バレンシア
《26:30》
バジャドリー vs ビジャレアル
《29:00》
アトレティコ・マドリー vs グラナダ
▽2/9(日)
《20:00》
エスパニョール vs マジョルカ
《22:00》
レアル・ソシエダ vs アスレティック・ビルバオ
《24:00》
オサスナ vs レアル・マドリー
《26:30》
セルタ vs セビージャ
《29:00》
ベティス vs バルセロナ
バルセロナの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
バルセロナの人気記事ランキング
1
ラミン・ヤマルがキングスリーグに参戦! ヴィニシウスと共に新シーズン目玉に
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルが「キングス・リーグ」に参戦することが決定した。 キングス・リーグは、元スペイン代表DFジェラール・ピケ氏がチェアマンを務める7人制サッカーの大会。様々な大会独自のルールが設けられており、その独自性とエンターテインメント性で大きな人気を誇るコンテンツ。 今年5月から6月にかけてメキシコで行われた第1回の「キングス・ワールドカップ」ではネイマール、マリオ・ゲッツェ、リオ・ファーディナンド、エデン・アザールらスター選手や日本のゲーム実況者として知られる加藤純一氏らインフルエンサーやストリーマーら著名人も参加し、大きな話題を集めていた。 そのキングス・リーグは7日、新シーズンに向けたプロモーション動画を公開。すでに参戦が話題を集めていたレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールに加え、アメリカの世界的なインフルエンサーであるジェイク・ポール、 アルゼンチン出身の有名歌手マリア・ベセラと共にサプライズ枠として17歳FWの参戦が明かされた。 なお、現役選手であるヤマルとヴィニシウスに関しては現時点でどういった役割を担うかは明かされておらず、今月15日の新シーズン開幕直前に改めてアナウンスされることになるようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】注目集めたフードの男の正体はラミン・ヤマル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Lamine Yamal, the new star of the Kings League.<a href="https://t.co/znTeCSORb5">pic.twitter.com/znTeCSORb5</a></p>— Kings League World (@_KingsWorld) <a href="https://twitter.com/_KingsWorld/status/1832499264179859958?ref_src=twsrc%5Etfw">September 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.08 09:35 Sun2
バルサBが福岡に5発快勝! ムニルやサンドロ・ラミレスがゴール《トレーニングマッチ》
▽J2に所属する福岡は10日、本拠地レベルファイブスタジアムでバルセロナB(下部組織)とトレーニングマッチを行い、0-5で敗れた。 ▽バルセロナの地域スポンサーであり、福岡の筆頭株主でもあるアパマンショップホールディングスが縁で実現したこのトレーニングマッチ。バルセロナの下部組織出身選手で構成され、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部相当)に所属するバルセロナBでは、2014-15シーズンにトップチームデビューを果たしたムニルを筆頭に、サンペール、ドンゴウ、サンドロ・ラミレスなどが先発出場。一方の福岡は“博多のネイマール”の愛称でファンから親しまれる金森や城後、日本代表DF酒井高徳を兄に持つ酒井宣福などがスターティングメンバーに名を連ねた。 ▽平日にもかかわらず約1万7000人の観客が集まった試合は、ドンゴウとサンドロ・ラミレスがネットを揺らしてバルセロナが前半に2点を奪う展開に。両チームともに多くの選手を入れ替えた後半は56分、サンドロ・ラミレスのこの日2点目となるゴールを奪ってバルセロナが点差を広げると、57分にアダマ・トラオレ、88分にムニルがネットを揺らして福岡を突き放した。このまま試合は終了し、バルセロナBが福岡に大差をつけて白星を飾っている。 ◆福岡先発メンバー GK:神山竜一 DF:イ・グァンソン、濱田水輝、堤俊輔、 MF:亀川諒史、阿部巧、鈴木惇、末吉隼也、城後寿、金森健志 FW:酒井宣福 ◆バルセロナB先発メンバー GK:ホセ・アウレリオ・スアレス DF:ディアワンドゥ・ディアニュ、セルジオ・ジュステ、エオオル・ゴッズウィル、セルジ・パレンシア・フルタボ MF:セルジ・サンペール、ハビエル・フェルナンデス、アダマ・トラオレ、ジャン・マリー・ドンゴウ FW:ムニル・エル・ハダディ、サンドロ・ラミレス ◆交代 [前半37分] 【福岡】 末吉隼也→中原秀人 堤俊輔→高准翼 [ハーフタイム] 【福岡】 神山竜一→笠川永太 イ・グァンソン→パク・ゴン 濱田水輝→古賀正紘 亀川諒史→三島勇太 阿部巧→牛之濱拓 鈴木惇→森村昂太 城後寿→邦本宜裕 金森健志→平井将生 酒井宣福→坂田大輔 【バルセロナB】 ホセ・アウレリオ・スアレス→アドリアン・オルトラ セルジオ・ジュステ→ロベルト・コスタ エオオル・ゴッズウィル→ジョアン・カンピンス センジ・パレンシア・フルタボ→シャビ・キンテージャ ハビエル・フェルナンデス→ジェラール・グンバウ ジャン・マリー・ドンゴウ→ファン・カマラ [後半27分] 【福岡】 高准翼→田村友 [後半32分] 【福岡】 中原秀人→冨安健洋 【バルセロナB】 ロベルト・コスタ→ウィルフリッド・カプトゥン 2015.06.11 18:02 Thu3
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu4