オウンゴールで逃げ切ったヤング・リバプールが5回戦進出を決める! 5回戦ではチェルシーと激突!!《FAカップ》

リバプールは4日、アンフィールドで行われたFAカップ4回戦再試合でリーグ1(イングランド3部)所属のシュルーズベリー・タウンと対戦し、1-0で勝利した。この結果、リバプールがチェルシーの待つ5回戦に駒を進めた。なお、FW南野拓実はベンチ入りしなかった。

敵地で行われた前回対戦を終盤の失点で2-2のドローに終わったリバプールだが、リーグ戦では無敗を継続しており、直近のサウサンプトン戦も4-0と快勝した。ホームでのリターンマッチとなった今回のシュルーズベリー戦に向けては、サウサンプトン戦から先発メンバーを全員変更。U-23チームのクリッチリー監督が指揮官を務め、チリベジャやエリオットら若手選手が先発に名を連ねた。

そのリバプールは、立ち上がりからボールを保持するも、シュートに持ち込めずに時間が経過。26分には、ボックス手前で獲得したFKからC・ジョーンズが直接ゴールを狙ったが、これは相手GKが正面でキャッチした。
膠着状態が続く中、リバプールは35分にエリオットとのパス交換で右サイドを持ち上がったチリベジャがボックス右まで侵攻。右足でゴールを狙ったが、シュートはゴール左に逸れた。

ゴールレスで折り返した後半も、先にチャンスを迎えたリバプール。52分、エリオットのラストパスをゴール右手前までオーバーラップしたネコ・ウィリアムズがダイレクトで合わせたが、これは相手GKのファインセーブに阻まれた。後半も主導権を握るリバプールだったが、58分にピンチを迎える。浮き球のパスで抜け出したウドーがボックス左から侵入すると、折り返しをニアに走り込んだエドワーズがシュート。GKケレハーが弾いたボールを最後はワリーが頭で押し込まれた。先制を許したかに思われたが、VARの結果、オフサイドと判定された。

難を逃れたリバプールは75分、相手GKのロングスローを中盤でカットしたネコ・ウィリアムズがゴール前にロングパスを供給すると、クリアを試みたロ=ショーン・ウィリアムズのオウンゴールを誘い、待望の先制点を奪った。

結局、これが決勝点となり1-0でヤング・リバプールが勝利。リターンマッチをきっちり制したリバプールは、チェルシーが待つ5回戦進出を決めた。