ハーランドだけじゃない! セリエAを席巻するスウェーデンの新星を知ってるか?
2020.01.27 21:35 Mon
今や飛ぶ鳥を落とす勢いでその知名度を高めているドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(19)だが、セリエAのパルマにハーランドに負けない活躍を見せる10代の新星がいる。その名はスウェーデン代表MFデヤン・クルゼフスキ(19)。スウェーデンのストックホルム出身のクルゼフスキは、2016年にアタランタの下部組織に加入すると、2019年1月にプロデビュー。今夏レンタル移籍で加入したパルマでは、右ウイングを主戦場に今シーズンのセリエAで21試合5ゴール7アシストをマークしている。
センセーショナルな活躍を見せているクルゼフスキは、この1月にアタランタからユベントスへ移籍金3500万ユーロ(約42億6000万円)に加え、900万ユーロ(10億9000万円)の出来高ボーナス付きで完全移籍。パルマへはレンタル移籍の形で残留した。
データサイト『Opta』によると、クルゼフスキは今シーズンの欧州5大リーグでリーグ戦5ゴール以上を決めている10代の選手でハーランドの次に若い選手とのこと。ハーランドは7月21日生まれなのに対し、クルゼフスキは4月25日生まれ。その差はおよそ3カ月だ。
ドルトムント移籍後わずか2試合(56分間)で5ゴールを決めたハーランドの規格外ぶりも凄まじいが、ウイングとしてアシストも量産するクルゼフスキのスケールの大きさにも注目だ。
センセーショナルな活躍を見せているクルゼフスキは、この1月にアタランタからユベントスへ移籍金3500万ユーロ(約42億6000万円)に加え、900万ユーロ(10億9000万円)の出来高ボーナス付きで完全移籍。パルマへはレンタル移籍の形で残留した。
データサイト『Opta』によると、クルゼフスキは今シーズンの欧州5大リーグでリーグ戦5ゴール以上を決めている10代の選手でハーランドの次に若い選手とのこと。ハーランドは7月21日生まれなのに対し、クルゼフスキは4月25日生まれ。その差はおよそ3カ月だ。
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パルマに加入した日本代表GK鈴木彩艶が23日、入団会見に臨んだ。 日本代表デビューも果たし、2024年1月のアジアカップでもプレーした鈴木は、2023年8月に浦和レッズからシント=トロイデンにレンタル移籍。当時はマンチェスター・ユナイテッドも関心を寄せるなど、高く評価されていた。 海外挑戦1年目でジュピラー・プロ・リーグで32試合に出場し正守護神に君臨。その活躍を受けて、今夏再びユナイテッドも関心を寄せ、チェルシーも興味を持っているとされた中、セリエAに復帰したパルマへ完全移籍で加入。2029年6月30日までの5年契約を結んだ。 GK大国としても知られるイタリアでのプレー。パルマはイタリア代表で長らく正守護神を務めたGKジャンルイジ・ブッフォンが育ったクラブ。若くして正守護神となり、その後羽ばたいていったクラブだ。 そのクラブに加入した鈴木。パルマの印象については「まずこのチームに参加した最初から温かさを感じました。選手もそうですし、監督、コーチ、スタッフなど全ての皆さんから感じました」と、チームに歓迎されたことを喜んだ。 セリエAの印象については「レベルの高いリーグということはもちろん知っていますし、その中でGKのレベルが非常に高いと思っています」とコメント。「昨シーズンはベルギーでプレーしましたが、次のステップとして非常に素晴らしいクラブに入団できたと思うので、自分自身をアピールできるように頑張っていきたいと思います」と、5大リーグでのさらなる成長を誓った。 他のクラブからも関心があった中、パルマを選択した鈴木。「一番は熱意というのを感じましたし、このクラブで活躍したいと一番最初に思いました」と理由を語り、「このクラブの一員になれて嬉しいですし、まずは結果を残すために頑張っていきたいです」と、チームに貢献していきたいとした。 初のセリエA挑戦となる鈴木だが、まずはポジション争いが必要な状況。チームとしても昇格組ということもあり、苦しいシーズンになる可能性もある。 「まだ多くは選手たちとは話せていませんが、来た時から団結力があり、若さがありながらも団結力があるので、このチームで結果を出せると信じていますし、その力に自分がなりたいと思います」 チームの力になって結果を残していくという鈴木。自身の特徴については「自分の長所はシュートストップはもちろん、パワーがあるので、キックからチャンスを作ることは武器だと思います」とコメント。一方で、「このチームで伸ばしたいのは、結果というところでできるだけ失点を減らしたいですし、このチームのスタイルであるビルドアップで貢献できればと思います」と、ファビオ・ペッキア監督が標榜するスタイルに馴染んでいきたいとした。 自身の意気込みについては「まずはチーム内での競争に勝っていかなければいけないと思います」とコメント。「このチームはセリエAという舞台で今年から戦うので、しっかり結果を出せるように、GKとして失点を減らしたいですし、繋いでいくチームのサッカーに貢献したいです」と、やはり結果にこだわりたいという。 鈴木はパルマの食事に惚れ込んでいるようで「食事は全てが美味しいという印象で、満足しています。街の方々も皆さん優しく、頑張れと声をかけてくれるので、温かい方がたくさんいる印象です」と、ピッチ外の環境としても過ごしやすい様子だ。 一方で、前述の通りブッフォンを輩出したクラブでありGKへの期待は高まってしまう。また、日本代表として活躍したMF中田英寿氏も在籍。周囲の期待は大きい。 「中田英寿さん、ブッフォンが居たクラブというのは知っています。僕の記憶にプレーしていたものはなく、生まれる前のことだったので。ただ、そういった素晴らしい選手たちに続いて、皆さんの記憶に残る選手になりたいと思いますし、たくさんの期待もあると思いますけど、自分自身ができることをピッチの上で表現して、そういう選手に続けられるようになりたいです」 チームのためにプレーし、記憶に残りたいと意気込む鈴木。「具体的な数字というよりは、開幕戦に向けてチームにアピールしなければいけないですし、チーム内の競争で勝っていく必要があると思います」と、自身の目標についてコメント。「できる限りたくさんの試合に出たいですし、その中で結果を残していきたいと思います」と、ポジションを掴んで多くの試合でプレーしたいとした。 すでにロイヤル・アントワープとのプレシーズンマッチでパルマでのデビューを果たしている鈴木。「最後30分の出場で、途中からという難しさはありましたけど、まずは結果を出せたことは嬉しく思います」と、デビュー戦についてもコメント。「自分の特徴であるシュートストップでもチームに貢献できたので、良いスタートが切れたと思います」と、ここからさらに上げていきたいと誓った。 <span class="paragraph-title">【動画】パルマでデビューした鈴木彩艶、ビッグセーブも</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="7uwIUZhWLYo";var video_start = 85;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.24 06:45 Wed3
中田英寿氏が波乱万丈のサッカーキャリア回想…『The Atletic』のロングインタビューに答える
元日本代表MFの中田英寿氏が、『The Atletic』のロングインタビューで自身のサッカーキャリアを振り返った。 中田氏はベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートし、以降は2006年の現役引退までペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナのイタリア5クラブ、イングランドのボルトンでプレー。 また、日本代表としては1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3度のワールドカップに出場し、通算77キャップを刻んだ。 そのアジアを代表するレジェンドは『The Atletic』で29歳での現役引退を始め、キャリアにおけるトピックについて語った。 2006年ドイツW杯のグループステージ最終節のブラジル代表戦での1-4の敗戦後、スパイクを脱ぐ決断を下したMFは、その突然の引退から19年を経たなかで改めて決断の理由に言及。 「プロのサッカー選手になる夢は一度もなかったが、どういうわけかそれが実現し、ワールドカップでプレーし、イタリアとイングランドに行った。情熱のためにいつもプレーしていた。私はサッカーのファンではなく、サッカーをプレーするのが好きだった。それが私が引退した理由だ。情熱を失っていたし、情熱がなければ、自分に嘘をついているようなものだった」 「私が好きなのはプレーすることであり、コーチやコメントをすることではない。それが引退後に『別の情熱を見つけなければならない』と言った理由だった」 インタビュー冒頭で、サッカーキャリアの終わりについて語った元日本代表はここからキャリアの最初期に立ち戻り、「当時は、プロサッカー選手になることを夢見る人は誰もいなかった。日本で一番人気のスポーツは野球だった。だけど、結局、私は漫画『キャプテン翼』が大好きだったから、サッカーをやろうと決めた」と、サッカーを始めた理由を明かした。 続けて日本代表が初めてW杯に出場した1998年フランスW杯での奇抜な髪色については「(W杯前でさえ)毎日髪の色を変えていたが、海外でプレーしたかったので世界に知られることが重要だった。だから注目されたいと思っていた」と、振り返る。 その目論見通り、W杯直後にはセリエAのペルージャへ完全移籍。イタリアでのキャリアをスタート。その新天地では加入1年目から鮮烈な輝きを放ったが、プレーすること以外でサッカーに関心がなかったことが良い意味でプラスに働いたという。 「私はサッカーの大ファンではなかったし、サッカーを見たり新聞で読んだりもしなかった。そういう人間ではないんだ。ただサッカーをするのが好きで、毎日もっといい選手になりたいと思っていた」 「イタリアに来たときは、セリエAが世界最高のリーグで、ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロのような選手がいたが、私は選手をあまり知らなかった。リーグのチームの半分も知らなかった」 「でも、そのおかげで自分のプレーに集中できたし、それが私の強みだった。とにかく恐れがなかった」 そのペルージャでの活躍によって2000年にはローマへステップアップ。当時、頭角を現わしていたフランチェスコ・トッティとのポジション争いで苦戦を強いられた一方、2005年1月のユベントス戦ではクラブ史に刻まれた圧巻のロングシュートを突き刺し、ジャッロロッシのスクデット獲得に大きく貢献した。 中田氏はそのローマ時代について「ローマに戻るたびに、ファンのみんなが私のところに来て『ありがとう、ナカタ』と言ってくれる」と、自身の重要な働きに満足感を示した。 その後、1年でイタリアの首都を離れてパルマに活躍の場を移すと、コッパ・イタリア優勝に貢献。2年連続のタイトル獲得を経験。そして、日韓W杯では大会の目玉選手の一人として日本代表史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。 「もっといい結果を出せたはず」トルコ代表に敗れてのベスト16に不満を示しながらも、「雰囲気は素晴らしかった」と、自国開催のW杯をポジティブに振り返った。 「日本では誰もが、私たちがグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出するだろうと期待していたが、それはとても大変だった」 「私たちはとても若いチームで、ほとんどのメンバーがワールドカップでプレーしたことがなかった。当時、海外でプレーしていたのは数人だけで、プレッシャーは大きかった。しかし同時に、国全体が私たちを応援してくれたので、雰囲気は素晴らしかった」 その後、チェーザレ・プランデッリ監督との衝突を機に、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリア国内での移籍を繰り返した後、2005年に7年間過ごしたイタリアを離れ、プレミアリーグのボルトンへレンタル移籍。 自身最後のクラブとなったマンチェスターのクラブではキック&ラッシュでお馴染みのサム・アラダイス監督が率いたチームということもあり、イタリアと大きく異なる環境面を含めて難しい日々を過ごした。 「イタリアから来たので、サッカーはまったく違っていた。多くのチームがロングボールをプレーしていた。それは少しショックだった。そしてイタリアからマンチェスターに来て、食べ物の面でも違ったし、雨も多かった。そういった意味で少し大変だった」 その後、前述のドイツW杯での現役引退で中田氏の波乱万丈のサッカーキャリアは締めくくられた。 そして、自身のサッカーキャリアを通じて「どのように記憶されたいか?」との問いに対して、中田氏は「私は美しいプレー、優雅さが好きだ。ジネディーヌ・ジダンのようなプレーが美しい。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールである必要はない。私は優雅さが好きで、サッカーだけでなく人生でもそうだ。優雅で美しいものが好きだ。つまり美しい服、美しい建築物、デザイン、景色…」と返答している。 現役引退後は3年間に渡っておよそ100カ国以上を巡る放浪の旅に出て、以降は魅了された日本酒造りや日本茶のブランド立ち上げなど、日本の文化や食文化の発信者として活躍する48歳。 今回のロングインタビューの最後には改めて自身の生き方について語り、これからも自身の情熱の赴くがままに様々なことにチャレンジしたいと結んだ。 「29歳で引退したとき、たくさんの人から『まだプレーできるよ』とか『サッカー業界で働いてコーチでもしたらどうだ』と言われた」 「でも、できるからやることを選んでいるわけではない。やりたいからやっている」 「私は好きなことをやっている。だからファッションが好きならファッションをやるし、他の文化が好きなら他の文化。日本酒が好きなら日本酒をやる」 「他の人は時々その理由が理解できないことがある。それは私が情熱を持ってやっているからだ」 2025.03.19 00:14 Wed4
「チームの中心選手としての実力を示した」鈴木彩艶、好守連発で今季初勝利に貢献 伊メディアも大絶賛
【セリエA】パルマ 2-1 トリノ(日本時間9月30日/エンニオ・タルディーニ・スタジオ) <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">Benissimo!!<br><br>安定したフィードとセービング<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%BD%A9%E8%89%B6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#鈴木彩艶</a> パルマの今季リーグ戦初勝利に貢献<br><br>セリエA第5節<br>パルマ×トリノ<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%A8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#セリエA</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%89DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#だったらDAZN</a> <a href="https://t.co/96JtMDsaan">pic.twitter.com/96JtMDsaan</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1972794142087410137?ref_src=twsrc%5Etfw">September 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> パルマの日本代表GK鈴木彩艶が、好パフォーマンスを披露し今季初勝利に貢献した。地元メディアも高く評価している。 日本時間9月30日に行われたセリエA第5節で、パルマはトリノとホームで対戦。鈴木はリーグ戦5試合連続スタメン出場となった。 鈴木は1点リードで迎えた50分に同点ゴールを許したものの、試合を通しては安定したセービングと、得意のフィードで攻守にわたって貢献。データサイト『Fot mob』によると、90分間で3つのピンチを防ぐセーブを見せた。 チームも2ー1で今季初勝利を収めたこともあって、地元メディアの評価は軒並み高め。イタリアメディア『TUTTO mercato WEB』は「7」の評価で、「素晴らしいパフォーマンスを見せ、重要なセーブを連発。チームの中心選手としての実力を示した」と評価。他にもイタリアメディア『calciomercato.com』も「7」をつけて「ヌゴンジュの力強いプレーを止めることはできなかったが、前半のシメオネへのセーブ、後半の2つのセーブなど、重要なセーブをいくつか見せた」と鈴木のセーブを評価した。 この活躍ぶりにファンたちも反応。SNS上では「鈴木が代表選出されたばかりの頃はそのスキルに疑問符がついた事もあったけど、今やセリエAトップクラスのGKになったのは感慨深い」「安定のフィードとセービング」「安定感が増してきたな」「体も大きくなって、相手チームのストライカーもいやだよな」「セリエAでもトップレベルのGKだわ」と喜びの声が見られた。 2025.09.30 12:45 Tue5
