最前線起用のB・シルバが1G1Aの大活躍! 敵地でユナイテッド撃破のシティが先勝!《EFLカップ》
2020.01.08 06:55 Wed
EFLカップ(カラバオ・カップ)準決勝1stレグ、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが7日にオールド・トラッフォードで行われ、シティが3-1で先勝した。
準々決勝でコルチェスター・ユナイテッドを一蹴したユナイテッドだが、2020年の公式戦2試合ではプレミアリーグでアーセナルに0-2の惨敗。FAカップ3回戦ではウォルバーハンプトン相手に枠内シュート0での引き分け再試合と苦境が続いている。その中で新年初勝利を目指すチームは、マグワイアやショー、マルシャルといったコンディション不良のメンバーがスタメンを外れたものの、リーグ戦の主力を起用した。
一方、オックスフォードを破って4強進出を決めた前回王者シティはリーグ戦でエバートン、FAカップでポート・ヴェイルを破って新年2連勝。リーグ戦で敗れた宿敵相手にリベンジを目指すこの一戦ではアグエロとガブリエウ・ジェズスをベンチに置き、ベルナルド・シウバを最前線に配した[4-3-3]の布陣を採用した。
試合の入りこそ拮抗した展開となったが、時間の経過と共にアウェイのシティがユナイテッドを押し込んでいく。右サイドのウォーカー、デ・ブライネ、マフレズを起点に攻撃を組み立てるシティは17分、右のハーフスペースをインナーラップで突いたウォーカーから横パスを受けたベルナルド・シウバがボックス手前で左足を振り抜くと、完璧なコントロールシュートがゴール左上隅を射抜いた。
幸先よく先制に成功したシティはその後も相手のプレスを難なくいなし、スターリングとマフレズの両ウイングを起点に良い形の攻撃を続けていく。すると、33分にはハーフウェイライン付近でクリアボールを拾ったベルナルド・シウバからの絶妙なスルーパスに抜け出したマフレズがそのままボックス内まで運びGKデ・ヘアをかわして無人のゴールへシュートを流し込む。
完勝したリーグ戦でのダービーとは打って変わって前半に3点を奪われる屈辱の前半を過ごしたユナイテッドは、ハーフタイム明けにリンガードを下げてマティッチを投入。前半終了時のホームサポーターによるブーイング、スールシャール監督のロッカールームでの激しい檄が効いたか、立ち上がりにブランドン・ウィリアムズが早速枠内シュートを放つなど、アグレッシブな入りを見せた。
一方、序盤こそ受けに回ったもののすぐさま主導権を握り返したシティは55分にマフレズがポスト直撃の決定機を作るなど、後半も攻撃の精度の高さを相手に見せ付ける。
その後は拮抗した展開が続くが、ユナイテッドの若き攻撃陣が意地を見せる。70分、カウンターから中央を突破したグリーンウッドからのラストパスに抜け出したラッシュフォードがボックス右から丁寧なシュートをファーポストに流し込んだ。
この1点で流れはユナイテッドに傾いていく中、逃げ切りを図るシティはデ・ブライネ、マフレズを下げてガブリエウ・ジェズスとフォーデンを続けて投入。対するユナイテッドは最後の交代カードに体調不良から戻ってきたマルシャルを投入する。
88分にはボックス手前からラッシュフォードが強烈なブレ球のシュートを枠に飛ばすが、これはGKブラーボが冷静に阻止。その後もホームチームの猛攻を耐え抜いたシティがリーグ戦でのリベンジを果たす、3-1の完勝。
敵地での初戦を好内容で勝ち切ったシティは、今月29日にホームで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。
準々決勝でコルチェスター・ユナイテッドを一蹴したユナイテッドだが、2020年の公式戦2試合ではプレミアリーグでアーセナルに0-2の惨敗。FAカップ3回戦ではウォルバーハンプトン相手に枠内シュート0での引き分け再試合と苦境が続いている。その中で新年初勝利を目指すチームは、マグワイアやショー、マルシャルといったコンディション不良のメンバーがスタメンを外れたものの、リーグ戦の主力を起用した。
一方、オックスフォードを破って4強進出を決めた前回王者シティはリーグ戦でエバートン、FAカップでポート・ヴェイルを破って新年2連勝。リーグ戦で敗れた宿敵相手にリベンジを目指すこの一戦ではアグエロとガブリエウ・ジェズスをベンチに置き、ベルナルド・シウバを最前線に配した[4-3-3]の布陣を採用した。
幸先よく先制に成功したシティはその後も相手のプレスを難なくいなし、スターリングとマフレズの両ウイングを起点に良い形の攻撃を続けていく。すると、33分にはハーフウェイライン付近でクリアボールを拾ったベルナルド・シウバからの絶妙なスルーパスに抜け出したマフレズがそのままボックス内まで運びGKデ・ヘアをかわして無人のゴールへシュートを流し込む。
続く38分には自陣からのロングカウンターでマフレズ、デ・ブライネと左サイドでボールが繋がると、ボックス左でDFフィル・ジョーンズを巧みなフェイントで外したベルギー代表MFの高速クロスがアンドレアス・ペレイラのオウンゴールを誘い、畳み掛ける3点目とした。さらに、動揺がありありと見受けられるユナイテッドに対してスターリングやマフレズに4点目のチャンスが訪れるが、ここはイージーミスが重なって決め切ることはできなかった。
完勝したリーグ戦でのダービーとは打って変わって前半に3点を奪われる屈辱の前半を過ごしたユナイテッドは、ハーフタイム明けにリンガードを下げてマティッチを投入。前半終了時のホームサポーターによるブーイング、スールシャール監督のロッカールームでの激しい檄が効いたか、立ち上がりにブランドン・ウィリアムズが早速枠内シュートを放つなど、アグレッシブな入りを見せた。
一方、序盤こそ受けに回ったもののすぐさま主導権を握り返したシティは55分にマフレズがポスト直撃の決定機を作るなど、後半も攻撃の精度の高さを相手に見せ付ける。
その後は拮抗した展開が続くが、ユナイテッドの若き攻撃陣が意地を見せる。70分、カウンターから中央を突破したグリーンウッドからのラストパスに抜け出したラッシュフォードがボックス右から丁寧なシュートをファーポストに流し込んだ。
この1点で流れはユナイテッドに傾いていく中、逃げ切りを図るシティはデ・ブライネ、マフレズを下げてガブリエウ・ジェズスとフォーデンを続けて投入。対するユナイテッドは最後の交代カードに体調不良から戻ってきたマルシャルを投入する。
88分にはボックス手前からラッシュフォードが強烈なブレ球のシュートを枠に飛ばすが、これはGKブラーボが冷静に阻止。その後もホームチームの猛攻を耐え抜いたシティがリーグ戦でのリベンジを果たす、3-1の完勝。
敵地での初戦を好内容で勝ち切ったシティは、今月29日にホームで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。
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