過去の誤解から激しい侮辱…スペイン2部で試合が途中で中止に

2019.12.16 10:30 Mon
Getty Images
ラ・リーガ2部の試合がハーフタイムで中止された。原因は相手ファンからの容赦ない罵声だった。

事件が起きたのは、15日に行われたラ・リーガ2部のラージョ・バジェカーノvsアルバセテの一戦。ラージョのファンがアルバセテのウクライナ代表FWロマン・ゾズリャに対し、ナチスだとのチャントを歌ったのだ。

ゾズリャは、2017年1月にレアル・ベティスからラージョ・バジェカーノへとレンタル移籍。しかし、この際にもラージョファンから猛抗議があり、わずか16時間半でレンタル移籍が解除になっていた。
ことの発端は、ドニプロからベティスに加入した際、ゾズリャが来ていた服にネオナチ団体のマークがついていた報じられたこと。しかし、実際は勘違いであり、そのマークはウクライナに関する記章であり、ゾズリャに対しての誤解が生まれてしまった。

メディアは誤解であったと謝罪し、ゾズリャ本人も関与を否定したがそれでも非難はやまず。約3年越しに同じ問題が再燃することとなってしまった。
リーグはこの件を受け、「重大な侮辱と脅威」が与えられたとし、両チームはホセ・アントニオ・ロペス・トカ主審へ試合中止を求めたようだ。

「ラージョ・バジェカーノ、アルバセテ、リーガ・エスパニョーラのサポートにより、審判はバレカスでの試合を中断した」

「この決定は、我々の論争と我々全員が愛するスポーツの価値を守ることを目的としている」

勝手な憶測から風評被害を受け続けているゾズリャ。ファンの行き過ぎた行動は悲しいものだ。

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