イブラは強気な後輩がお好き! 「クソアタッカー」と言い返した後輩を可愛がる

2019.12.12 03:00 Thu
Getty Images
元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチは小生意気な後輩を好んでいるようだ。
PR
同選手のパリ・サンジェルマン(PSG)時代の後輩で、現在リールで守護神を務めるフランス代表GKミケ・メニャンが『フランス・フットボール』のインタビューで興味深いエピソードを明かした。
PSGの下部組織出身のメニャンは、イブラヒモビッチが在籍していた時代にシュート練習の相手を務めることが多かったという。

その際、簡単なシュートを止められずにいると、同選手は当時17歳だった若手GKに対しても厳しい罵声を飛ばしていた。ただ、ある時にメニャンが反抗する態度を見せると、百戦錬磨のストライカーはそれに怒ることなく、逆に褒め称えてくれたという。

「僕たちはここ最近連絡を取り合うことはないけど、今でも彼のことを熱狂的に慕っているんだ。彼はいつでも面と向かってハッキリ思っていることを伝えてくれるんだ」
「もちろん、あの感じだから過去には辛い状況に追い込まれたこともあるよ。17歳の若者が彼から叱責を受ければ、それはショックなことだけど、あるとき僕は普通では考えられないけど、彼に言い返したことがあったんだ」

「トレーニング中にズラタンは時速400kmぐらいに感じる強烈なシュートを打ってきたんだ。それは彼にとって簡単なことだと思うけど、ボックス内の至近距離であんなシュートを打たれたら、(ジャンルイジ・)ブッフォンやジュリオ・セーザルだって止められなかったはずさ」

「それなのに彼は僕に向って『お前はクソGKだ』って言ってきたんだ。それは個人的に受け入れられないものだった」

「でも、その後に彼のシュートを今度は止めることができたんだ。だから、僕も何か言い返してやろうと思って、『クソアタッカー』って叫んだんだ」

「彼は僕のことを見ていたけど、その後に何も言ってくることはなかった。だけど、ロッカールームに戻ってから彼は僕のところに来て、『あれ(言い返したこと)は良かった。お前の振る舞い、性格を気に入った』と話してくれたんだ。それ以前から彼のことが好きだったけど、あの出来事がより彼への尊敬を強めたよ」

若手時代から現在に至るまで強烈なパーソナリティーを放ち続けるイブラヒモビッチだが、自身の存在に臆せず向かってくる強気な後輩を好んでいるようだ。それにしてもサッカー界最強の部類に入る同選手に対して、「クソアタッカー」と言い放った当時17歳のメニャンの勇気に称賛の言葉を送りたい。

PR
関連ニュース

PSGが守護神ドンナルンマとの契約延長を計画、選手側もクラブ残留を希望か

イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(25)は、パリ・サンジェルマン(PSG)と契約延長する可能性が高いようだ。 ドンナルンマは2021年夏に、フリーでPSGへ加入。加入当初はケイラー・ナバスの存在もあり控えGKの立ち位置だったが、徐々に出場機会を増やすと翌シーズンからは守護神に定着した。 今シーズンも公式戦40試合に出場。ややパフォーマンスに波があり時折見られるミスが批判の的となることもあるが、抜群の反射神経や優れたセービング能力によってPSGの守備を支えている。 移籍市場に精通するジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、PSGも2026年夏まで契約を残す守護神を高く評価しており、新契約を計画している模様。来シーズン開幕前には、話し合いの場を設けたいと考えているようだ。 ドンナルンマもまた、PSGへの残留を希望。将来的なキャプテン就任を望んでいるとも報じられており、交渉は順調に進むと予想されている。 2024.05.07 11:15 Tue

弟テオが長期離脱の兄リュカへ励ましのメッセージ「必ず強くなって帰ってくることも知っている」

ミランのフランス代表DFテオ・エルナンデスが、左ヒザ前十字靭帯断裂の重傷を負った兄のDFリュカ・エルナンデスへメッセージを送った。 リュカは1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのドルトムント戦に先発出場したが、この試合で左ヒザを負傷すると、翌日に行われた精密検査の結果、左ヒザ前十字靭帯断裂と診断された。 今夏に行われるユーロへの出場が絶望となったリュカに対し、テオは自身のイスタグラムで以下のように励ましのメッセージを送った。 「兄さん、人生は再び君を試そうとしている……。僕は君の気持ちを理解しているし、君が必ず強くなって帰ってくることも知っている!いつだって一緒にだよ、兄さん」 2024.05.03 08:40 Fri

CL途中交代のリュカがACL断裂で数カ月の離脱へ…ユーロ出場は不可能に

パリ・サンジェルマン(PSG)は2日、フランス代表DFリュカ・エルナンデスが近日中に手術を受けることを明かした。 リュカは1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのドルトムント戦に先発出場。しかし、35分にロングパスに抜け出したフュルクルクのシュートをブロックしようとした際に左足を負傷。治療を受けて一度はピッチに戻ったが、再びピッチに座り込むと、42分にDFルーカス・ベラウドと交代した。 クラブの発表によれば、2日にMRI検査を受けたリュカは左ヒザ前十字靭帯断裂と診断され、近日中に手術を受けるとのことだ。 なお、離脱期間については明かされていないが、イタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は6~7カ月の離脱になると伝えており、6月から7月にかけて行われるユーロ2024の出場は不可能となった。 今夏に行われるユーロ2024においてフランス代表は、6月18日のオーストリア代表戦を皮切りに、22日にオランダ代表戦、26日にポーランド代表戦が予定されている。 2024.05.03 08:00 Fri

紆余曲折のPSG入りから1年弱…指揮官と亀裂のシュクリニアルが退団も?

パリ・サンジェルマン(PSG)がスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル(29)の売却を水面下で検討か。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 紆余曲折を経て、今季インテルからPSGへ加入のシュクリニアル。 開幕当初は不動のレギュラーも、ケガで1月〜3月をほぼ全休し、復帰後もチャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝1stレグから3試合連続で起用されていない。リーグ・アンでも5試合中3試合が途中出場だ。 どうやらケガ直前の昨年12月、リーグ・アンでの3試合連続ベンチスタートからルイス・エンリケ監督との亀裂が生じたとされており、この段階から序列が低下。そのためか、PSGは水面下でシュクリニアルの売却も検討段階に。 元々昨年1月にインテルへ移籍金を支払ってでも獲得を望んでいたところから、最終的に昨夏のフリートランスファー獲得となったわけだが、支払わなくてよかったのは移籍金のみで、ミラノへ出向いての交渉等、諸経費にあれこれ投じたことは想像に難くない。 年俸も推定900万ユーロ(約14億9000万円)。買い手がつくかは不明で、現段階でひとつのアイデアに過ぎないとされる「シュクリニアル売却」だが、PSGが人件費を抑えたい、可能なら削減したい思惑なのは確かだとみられている。 『カルチョメルカート』いわく、高年俸からか、シュクリニアルのセリエAへの復帰は不可能とのことだ。 2024.05.02 20:05 Thu

PSG主将がホームでの2ndレグで逆転期す 「とにかく巡ったチャンスを生かし、攻守にわたって決定的に」

パリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表DFマルキーニョスが振り返った。 4年ぶり進出の準決勝でドルトムントと激突のPSG。1stレグは1日に行われ、敵地に乗り込んで先勝を狙ったが、36分に崩れると、攻撃陣もシュートがポストを叩くなどの運を欠き、0-1で敗れた。 グループステージでも同居とあって手の内を知る相手だったが、最初の90分を落とし、主将マルキーニョスもフランス『Canal+』でチャンスを生かせずの攻撃面を指摘しながら、肩を落とした。 「前に進み、ボールを保持しながら、プレスをかけていくのを好む2チームの戦いだった。フィジカルが試される場でもあったと思う」 「特に、後半はチャンスが多かったし、CLの決勝を目指すなら、絶対に逃してはならないものだった。ホームでは確実に仕留めないと」 「ここでのプレーはいつだって難しくなる。どれほどの試合になるかはわかりきったことだった。とはいえ、まだ0-1だし、これまでも乗り越えてきた」 「特に、ホームではサポーターと一緒にね」 7日にホームで行われるリターンレグでは追いかける展開での戦いを強いられるが、29歳センターバックは地の利も生かしての逆転を目指した。 「パルク・デ・プランスにサポーターだ。今日よりもはるかに優れたプレーができる。とにかく巡ったチャンスを生かし、攻守にわたって決定的にならないといけないだけだ」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】ドルトムントvsパリ・サンジェルマン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ZpfQoYQrFv8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.02 09:45 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly