逃げ切った徳島が年間順位のアドバンテージで2回戦進出! アラーノ退場響いた甲府は3年ぶりのJ1復帰ならず…《J1参入プレーオフ》

2019.12.01 15:11 Sun
©︎J.LEAGUE
2019J1参入プレーオフ1回戦の徳島ヴォルティスvsヴァンフォーレ甲府が12月1日に鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。この結果、リーグ年間順位で上位の徳島が2回戦進出を決めた。

明治安田生命J2リーグ3位~6位のチームと明治安田生命J1リーグ16位のクラブが争うJ1参入PO。今回の一戦では今季4位の徳島(勝ち点73)と、5位の甲府(勝ち点71)が対戦した。なお、引き分けの場合は年間順位の優位性を確保するため徳島が2回戦進出となる条件だ。

クラブ記録タイの12戦無敗などシーズン後半に見事な巻き返しを見せて4位フィニッシュとなった徳島は、勝利した最終節のレノファ山口FC戦からベンチ外となった杉本に代えて島屋を起用した以外同じメンバーを起用。
対して最終盤の4連勝で5位に滑り込んだ甲府は最終節のFC琉球戦から横谷に代えて小椋を起用した以外、同じメンバーを起用。古巣対戦のピーター・ウタカが最前線に入った。

今季のリーグ戦で1勝1敗のイーブンとなった両者が雌雄を決する今回のビッグマッチ。互いに様子見の入りを見せた中、開始5分にボックス手前の野村が両チームを通じて最初の枠内シュートを放つ。
ここから試合に動きが出てくるかに思われたが、互いに中盤でのタイトな守備を敢行し、なかなかフィニッシュまで持ち込めない、停滞した状況が続く。それでも、30分過ぎに野村のスルーパスに抜け出した河田篤がボックス内でGKと一対一となる絶好機を迎えると、これはGK河田晃のビッグセーブに遭うが、ここから試合が大きく動く。

まずは37分、セットプレーの二次攻撃で相手陣内中央の野村が鋭いターンからボックス左に走り込む島屋へ絶妙なパスを展開。ここで島屋からグラウンダーの折り返しが入れられると、攻め残っていたヨルディ・バイスがニアに走り込んで右足のシュートをファーポストに流し込んだ。

これで一気に徳島優位となったが、甲府のエースが古巣に強烈な恩返し弾を決める。失点からわずか2分後の39分に左サイドの深い位置を取ったエデル・リマがマイナスのパスを送ると、ボックス右でボールを受けたウタカが乱れたトラップを逆に利用し、浮いたボールを右足アウトにかけた絶妙なロビングシュート。GK梶川が何とか手に触れるも、ボールはゴール右隅に決まった。

1-1のスコアで折り返した試合は後半立ち上がりにいきなりアクシデントが発生。47分、前半に判定への不満からボールを叩きつける非紳士的行為でイエローカードをもらっていたアラーノが、野村に対するアフターチャージでこの試合2枚目のカードをもらい、痛恨の退場処分に。

勝ち抜けには少なくとも1点が必要な中、数的不利まで背負うことになった甲府はここから守勢を強いられる。何とか流れを変えたいベンチは58分、曽根田と湯澤を下げて金園、ドゥドゥと2人のストライカーを同時投入。66分にはその金園との連携でボックス内に侵攻したウタカにシュートチャンスも、ここはDFに囲まれてシュートを枠に飛ばせない。

後半半ばから終盤にかけても一進一退の攻防が続く。徳島は消耗が激しい渡井や島屋に代えて小西、清武を投入し、このまま逃げ切りを意識した戦い方にシフト。一方、甲府は内田健の高精度の左足のキックを捨ててストライカーの佐藤洸を入れるパワープレーを選択する。

8分が与えられた後半アディショナルタイムには互いに2点目を奪うチャンスを作り合うが、気迫のこもった守備陣を上回ることはできず、試合は1-1のままタイムアップ。

この結果、リーグ年間順位で上位の徳島が2回戦進出を決め、8日に行われる2回戦では3位の大宮アルディージャを2-0で破った6位のモンテディオ山形を再びホームで迎え撃つことになった。

一方、善戦むなしく敗退の甲府は3年ぶりのJ1復帰を逃した。

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