【CLグループ第5節プレビュー①】マドリーvsPSG、ユーベvsアトレティコのビッグマッチ開催!
2019.11.26 17:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第5節が26日と27日に開催される。ここではA~Dの第5節のマッチプレビューを紹介していく。
★CLグループステージ第5節
▽11/26(火)
《26:55》
◆グループA
ガラタサライ vs クラブ・ブルージュ
◆グループD
ロコモティフ・モスクワ vs レバークーゼン
《29:00》
◆グループA
レアル・マドリー vs パリ・サンジェルマン
◆グループB
トッテナム vs オリンピアコス
ツルヴェナ・ズヴェズダ vs バイエルン
マンチェスター・シティ vs シャフタール
アタランタ vs ディナモ・ザグレブ
◆グループD
ユベントス vs アトレティコ・マドリー
◆グループA:好調マドリーが首位通過狙うPSGと激突

3週間前に行われた前節ではパリ・サンジェルマン(PSG)が無傷の4連勝で早くも決勝トーナメント進出を決めたグループA。また、レアル・マドリーがDF長友のガラタサライに6-0と圧勝し、2位の座を確固たるものとしている。迎える第5節、決勝トーナメント進出を目指すマドリーと、首位通過を目指すPSGのビッグマッチが開催される。
FWロドリゴのハットトリックなど6発圧勝してガラタサライに2連勝とした2位マドリー(勝ち点7)は、PSG戦で勝利すれば他会場の結果に関係なくグループステージ突破が決まる。そのマドリーは現在、直近の公式戦3試合で3ゴール以上を挙げての勝利と好調で、ラ・リーガでは首位バルセロナと勝ち点で並んでいる。各選手のコンディションも上がっている中、9月の試合では完敗したPSGにリベンジといきたい。
一方、FWイカルディの決勝弾でクラブ・ブルージュを1-0と退け4連勝としたPSGは、引き分け以上で首位通過が決まる。直近のリール戦ではケガに泣かされ続けているFWネイマールが復帰しており、万全の状態でマドリー戦に臨める状況だ。サンチャゴ・ベルナベウ帰還となるGKケイロル・ナバスにも注目が集まる。
長友のミスパスなどからマドリーに大量6失点を喫して惨敗となった最下位ガラタサライ(勝ち点1)は敗退が決まった中、ヨーロッパリーグ(EL)に回るためにも3位クラブ・ブルージュ(勝ち点2)との下位対決を制したい。
◆グループB:モウリーニョ就任のスパーズ、最終節前に突破なるか

グループBでは前節、コバチ監督を解任したバイエルンがグループステージ突破を決め、トッテナムが2位の座を死守している。迎える第5節、バイエルンは首位通過を、モウリーニョ監督の就任したトッテナムが決勝トーナメント進出を決める可能性がある。
絶好調が続くFWレヴァンドフスキのCL4戦連発弾などでオリンピアコスを退けたバイエルンは、フリック暫定監督の下、チーム状態は上向き。ブンデスリーガではドルトムントを粉砕した他、直近のデュッセルドルフ戦も4発快勝とした。ツルヴェナ・ズヴェズダ戦では引き分け以上で実質首位通過が決まる状況だが、敵地での試合で勝ち点を持ち帰れるか。
対するトッテナムは代表ウィーク中にポチェッティーノ前監督を電撃解任。モウリーニョ監督を招へいし、直近のウェストハム戦では怒涛の追い上げに遭いながらも3-2と逃げ切り、初陣を白星で飾った。一先ず悪い流れを断ち切った中、オリンピアコス戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるため、最終節のバイエルン戦前に決めておきたい。
◆グループC:シティは勝利で決勝T進出&首位通過が決定へ

グループCでは前節、マンチェスター・シティがアタランタに引き分け、決勝トーナメント進出がお預けとなった。また、熾烈な2位争いを展開しているシャフタールとディナモ・ザグレブは壮絶な3-3の引き分け試合を演じ、勝ち点5で並んでいる。迎える第5節、シティはシャフタール戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるとともに、首位通過が決まる。
引き分けでもグループステージ突破を決められるシティは、2-1で逆転勝利したチェルシー戦でFWアグエロが負傷。エースが離脱した中、代役が見込まれるFWガブリエウ・ジェズスの奮闘に期待したい。また、チェルシー戦をツイッターでの人種差別行為により出場停止処分を受けた、休養十分のMFベルナルド・シウバの奮起にも期待だ。
前節シャフタール戦を終了間際被弾で惜しくも引き分けに持ち込まれたディナモ・ザグレブは、アタランタとのアウェイ戦で2位浮上を目指す。ここまで大会前の予想を覆す善戦を見せているディナモ・ザグレブだが、直近の試合でユベントスを大いに苦しめたアタランタを下すことはできるか。
◆グループD:首位通過を懸けたユーベとアトレティコの激突

グループDでは前節、ユベントスがロコモティフ・モスクワに劇的勝利を飾って決勝トーナメント進出を決めた。一方でアトレティコ・マドリーはレバークーゼンに敗れ、グループステージ突破はお預けとなった。迎える第5節、首位通過を目指すユベントスと決勝トーナメント進出を目指すアトレティコが激突する。
前節ロコモティフ・モスクワ戦では後半追加タイムのFWドグラス・コスタ弾で2-1と逆転勝利を飾った首位ユベントス(勝ち点10)は、1-1か0-0の引き分けでも首位通過が決まる。そのユベントスは不調が続くFWロナウドとは対照的に引き続きFWディバラとドグラス・コスタが好調を持続。さらに直近のアタランタ戦では大苦戦を強いられながらもFWイグアインの2発で勝利をもぎ取った。他の攻撃陣が結果を残す中、アタランタ戦を欠場したロナウドは昨季の再現とばかりにアトレティコ戦で爆発となるか。
一方、レバークーゼンの攻勢を耐え切れず1-2と敗戦したアトレティコは、勝利すれば他会場の結果に関係なく決勝トーナメント進出が決まる。1-1と引き分けた直近のグラナダ戦では好調を維持していたFWモラタの連続ゴールが6試合で止まったが、古巣相手にゴールとなるか。FWジエゴ・コスタが長期離脱となった中、グラナダ戦で負傷から復帰したFWフェリックスにも期待が懸かる。
ユベントス相手に善戦しながらも2連敗となった3位ロコモティフ(勝ち点3)は、アトレティコに勝利して首の皮一枚繋がった最下位レバークーゼン(勝ち点3)とのホーム戦で決勝トーナメント進出に望みを懸ける勝利を目指す。
★CLグループステージ第5節
▽11/26(火)
《26:55》
◆グループA
ガラタサライ vs クラブ・ブルージュ
◆グループD
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◆グループA
レアル・マドリー vs パリ・サンジェルマン
◆グループB
トッテナム vs オリンピアコス
ツルヴェナ・ズヴェズダ vs バイエルン
◆グループC
マンチェスター・シティ vs シャフタール
アタランタ vs ディナモ・ザグレブ
◆グループD
ユベントス vs アトレティコ・マドリー
◆グループA:好調マドリーが首位通過狙うPSGと激突

Getty Images
3週間前に行われた前節ではパリ・サンジェルマン(PSG)が無傷の4連勝で早くも決勝トーナメント進出を決めたグループA。また、レアル・マドリーがDF長友のガラタサライに6-0と圧勝し、2位の座を確固たるものとしている。迎える第5節、決勝トーナメント進出を目指すマドリーと、首位通過を目指すPSGのビッグマッチが開催される。
FWロドリゴのハットトリックなど6発圧勝してガラタサライに2連勝とした2位マドリー(勝ち点7)は、PSG戦で勝利すれば他会場の結果に関係なくグループステージ突破が決まる。そのマドリーは現在、直近の公式戦3試合で3ゴール以上を挙げての勝利と好調で、ラ・リーガでは首位バルセロナと勝ち点で並んでいる。各選手のコンディションも上がっている中、9月の試合では完敗したPSGにリベンジといきたい。
一方、FWイカルディの決勝弾でクラブ・ブルージュを1-0と退け4連勝としたPSGは、引き分け以上で首位通過が決まる。直近のリール戦ではケガに泣かされ続けているFWネイマールが復帰しており、万全の状態でマドリー戦に臨める状況だ。サンチャゴ・ベルナベウ帰還となるGKケイロル・ナバスにも注目が集まる。
長友のミスパスなどからマドリーに大量6失点を喫して惨敗となった最下位ガラタサライ(勝ち点1)は敗退が決まった中、ヨーロッパリーグ(EL)に回るためにも3位クラブ・ブルージュ(勝ち点2)との下位対決を制したい。
◆グループB:モウリーニョ就任のスパーズ、最終節前に突破なるか

Getty Images
グループBでは前節、コバチ監督を解任したバイエルンがグループステージ突破を決め、トッテナムが2位の座を死守している。迎える第5節、バイエルンは首位通過を、モウリーニョ監督の就任したトッテナムが決勝トーナメント進出を決める可能性がある。
絶好調が続くFWレヴァンドフスキのCL4戦連発弾などでオリンピアコスを退けたバイエルンは、フリック暫定監督の下、チーム状態は上向き。ブンデスリーガではドルトムントを粉砕した他、直近のデュッセルドルフ戦も4発快勝とした。ツルヴェナ・ズヴェズダ戦では引き分け以上で実質首位通過が決まる状況だが、敵地での試合で勝ち点を持ち帰れるか。
対するトッテナムは代表ウィーク中にポチェッティーノ前監督を電撃解任。モウリーニョ監督を招へいし、直近のウェストハム戦では怒涛の追い上げに遭いながらも3-2と逃げ切り、初陣を白星で飾った。一先ず悪い流れを断ち切った中、オリンピアコス戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるため、最終節のバイエルン戦前に決めておきたい。
◆グループC:シティは勝利で決勝T進出&首位通過が決定へ

Getty Images
グループCでは前節、マンチェスター・シティがアタランタに引き分け、決勝トーナメント進出がお預けとなった。また、熾烈な2位争いを展開しているシャフタールとディナモ・ザグレブは壮絶な3-3の引き分け試合を演じ、勝ち点5で並んでいる。迎える第5節、シティはシャフタール戦で勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるとともに、首位通過が決まる。
引き分けでもグループステージ突破を決められるシティは、2-1で逆転勝利したチェルシー戦でFWアグエロが負傷。エースが離脱した中、代役が見込まれるFWガブリエウ・ジェズスの奮闘に期待したい。また、チェルシー戦をツイッターでの人種差別行為により出場停止処分を受けた、休養十分のMFベルナルド・シウバの奮起にも期待だ。
前節シャフタール戦を終了間際被弾で惜しくも引き分けに持ち込まれたディナモ・ザグレブは、アタランタとのアウェイ戦で2位浮上を目指す。ここまで大会前の予想を覆す善戦を見せているディナモ・ザグレブだが、直近の試合でユベントスを大いに苦しめたアタランタを下すことはできるか。
◆グループD:首位通過を懸けたユーベとアトレティコの激突

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グループDでは前節、ユベントスがロコモティフ・モスクワに劇的勝利を飾って決勝トーナメント進出を決めた。一方でアトレティコ・マドリーはレバークーゼンに敗れ、グループステージ突破はお預けとなった。迎える第5節、首位通過を目指すユベントスと決勝トーナメント進出を目指すアトレティコが激突する。
前節ロコモティフ・モスクワ戦では後半追加タイムのFWドグラス・コスタ弾で2-1と逆転勝利を飾った首位ユベントス(勝ち点10)は、1-1か0-0の引き分けでも首位通過が決まる。そのユベントスは不調が続くFWロナウドとは対照的に引き続きFWディバラとドグラス・コスタが好調を持続。さらに直近のアタランタ戦では大苦戦を強いられながらもFWイグアインの2発で勝利をもぎ取った。他の攻撃陣が結果を残す中、アタランタ戦を欠場したロナウドは昨季の再現とばかりにアトレティコ戦で爆発となるか。
一方、レバークーゼンの攻勢を耐え切れず1-2と敗戦したアトレティコは、勝利すれば他会場の結果に関係なく決勝トーナメント進出が決まる。1-1と引き分けた直近のグラナダ戦では好調を維持していたFWモラタの連続ゴールが6試合で止まったが、古巣相手にゴールとなるか。FWジエゴ・コスタが長期離脱となった中、グラナダ戦で負傷から復帰したFWフェリックスにも期待が懸かる。
ユベントス相手に善戦しながらも2連敗となった3位ロコモティフ(勝ち点3)は、アトレティコに勝利して首の皮一枚繋がった最下位レバークーゼン(勝ち点3)とのホーム戦で決勝トーナメント進出に望みを懸ける勝利を目指す。
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【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat3
マドリーがスペイン代表DFハイセン獲得合意を正式発表!プレミアリーグ終了後にチームに合流
レアル・マドリーは17日、ボーンマスに所属するスペイン代表DFディーン・ハイセン(20)の獲得合意を発表した。契約期間は2025年6月1日~2030年6月30日までの5年間となる。 なおボーンマスによれば、マドリーは契約解除金として5000万ポンド(約97億円)を支払ったとのことだ。 ハイセンは197cmの高さを備え、両足でボールを扱えるモダンなセンターバック。ユベントスの下部組織に所属し、昨シーズン後半にはローマへ加入して公式戦13試合に出場するなど存在感を示した。 その後、ユベントスへ復帰するもクラブは売却に動き、昨夏の移籍市場でボーンマスに完全移籍。アンドニ・イラオラ監督から徐々に信頼を得ると、20歳ながらチームの主力センターバックに定着。 プレミアリーグ30試合3ゴールを記録し、3月にはスペイン代表を選択してデビューしていた。 2025.05.17 20:00 Sat4
リーグ中断中の久保建英、普段はどんな生活?「まずは8時半に起きます」
マジョルカに所属する日本代表MF久保建英がスペイン『アス』の独占インタビューに登場。リーグ中断中の日頃の生活を明かした。 『アス』が久保にインタビューを行った11日、本来はラ・リーガ第31節でレアル・マドリーとマジョルカが激突する日だった。久保は初のサンティアゴ・ベルナベウ上陸の夢を果たせず悔しい思いを滲ませながら、一刻も早いリーグ再開を願った。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiI1dFRuZUZUZiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 「今は出来るだけ早くこれまでの生活に戻れることを期待していますが、重要なのは健康です」 「あまり今の生活を良いとは言えません。全てのフットボーラーと同じように、僕もフットボールの為に生きています。それが僕たちの偉大な情熱だからです。だからこの状況はハードと言うしかありません。しかし、クラブは自宅で出来る体型維持やトレーニング方法を考えてくれています」 また、久保は基本的な1日のスケジュールも明かしてくれた。 「朝8時半に起きてクラブが用意した3分間の心拍テストを受けます。朝食を取るのは10時頃になりますね」 「それから予防のためのエクササイズを行い、11時にビデオ通話でテクニカルスタッフを含めた4~5人のチームトレーニングをします」 「それが12時15分に終了し、僕は個別ワークをしてからシャワーを浴び、13時半に昼食を食べます。15時半から16時がフリータイムなので、連載を読んだりしてますね」 「その後は18時ぐらいまでボールを使った練習をし、シャワーを浴びて夕食。いつも23時までには寝ています」 これを聞くと、しっかりしたルーティーンが形成されている久保。一流選手には欠かせないことなのかもしれない。 2020.04.12 21:03 Sun5