スパーズ解任のポチェッティーノ、次の職はバイエルン指揮官か

2019.11.21 10:30 Thu
Getty Images
マウリシオ・ポチェッティーノ氏(47)にバイエルン就任の可能性が浮上している。イギリス『デイリー・メール』がドイツ『ビルト』を引用して伝えた。

2014年にサウサンプトンからステップアップする形でトッテナムの監督に就任したポチェッティーノ氏。クラブを近年のプレミアリーグでトップ4の常連にすると共に、昨シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)準優勝に導くなど躍進させてきた。しかし、今シーズンはここまでプレミアリーグでプレミアリーグで3勝4敗5分けの14位と低迷。早くもトップ4フィニッシュに暗雲立ち込め、20日に解任が発表された。

そんなポチェッティーノ氏、早くもドイツ王者が注目している模様。バイエルンのスポーツディレクターを務めるハサン・サリハミジッチSDが同氏を高く評価しており、現在、ニコ・コバチ監督を解任し、空位となっている監督に招へいしたい意向のようだ。
だが、ポチェッティーノ氏はドイツ語を話すことができない。そこで、今シーズンいっぱいは、暫定的に指揮官を務めるハンジ・フリック氏の体制を継続し、ドイツ語の習得期間を与えることで、来夏に就任させることも考慮しているという。

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トッテナムが4選手の退団を発表! レンタル中のダイアー、ペリシッチ、タンガンガにセセニョンも契約満了

トッテナムは5日、2023-24シーズン限りでの4選手の退団を発表した。 今回発表されたのは、イングランド代表MFエリック・ダイアー(30)、クロアチア代表FWイバン・ペリシッチ(35)、DFライアン・セセニョン(24)、DFジャフェット・タンガンガ(25)となった。 ダイアーは、2014年7月にスポルティングCPから完全移籍で加入。今年1月にバイエルンへとレンタル移籍するまで9年半在籍した。 公式戦通算365試合に出場し13ゴールを記録。しかし、今シーズンはアンジェ・ポステコグルー監督の下で出番に恵まれずバイエルンへとレンタル移籍。ブンデスリーガで15試合、チャンピオンズリーグ(CL)で5試合に出場していた。そのままバイエルンにフリーで加入することになる。 ペリシッチは、2022年7月にインテルから完全移籍で加入。1年目は公式戦44試合に出場し1ゴールを記録したが、今シーズンは開幕から5試合で起用されるもその後は負傷離脱。1月に出番を求め、母国のハイドゥク・スプリトへレンタル移籍していた。 セセニョンは2019年8月にフルアムから完全移籍で加入。スピードを武器とした左サイドバックとして大きな期待が寄せられていた。 しかし、2020年10月からはホッフェンハイムへとレンタル移籍。その後はトッテナムでプレーを続けたが、4シーズンで公式戦57試合に出場し3ゴールに終わり、今季はケガでプレミアリーグでのプレーはなかった。 タンガンガはトッテナムのアカデミー育ちで、2020年1月にファーストチームに昇格。今シーズンはアウグスブルク、そしてミルウォールと武者修行が続いた。 センターバックと右サイドバックでプレーできる中、2シーズン半分で公式戦50試合の出場に終わった。 また、U-21のDFチャーリー・セイヤーズ(20)、MFビリー・ヒープス(19)も退団。U-18のMFキーラン・モーガン(18)、MFハン・ウィルホフト・キング(18)も退団する。 2024.06.05 17:59 Wed

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