酒井復帰のマルセイユ、最下位ディジョンに苦戦の末ゴールレスドロー《リーグ・アン》

2019.09.25 03:55 Wed
Getty Images
マルセイユは24日、リーグ・アン第7節でディジョンとのアウェイ戦に臨み、0-0で引き分けた。マルセイユのDF酒井宏樹は79分までプレーしている。

3勝2分け1敗スタートのマルセイユが、1分け5敗の最下位ディジョンのホームに乗り込んだ一戦。

前節モンペリエ戦でA・ゴンサレスが負傷し、退場したカマラを出場停止で欠くマルセイユはレギュラーセンターバック2枚を欠く中、ビラス=ボアス監督は日本代表戦後、ふくらはぎの負傷で公式戦ここ2試合を欠場していた酒井を、報道されていたセンターバックではなく本職の右サイドバックで起用した。
立ち上がりからポゼッションしたマルセイユは開始3分に決定機。B・サールのスルーパスでボックス右に抜け出したマキシム・ロペスがシュート。だが、GKにセーブされた。

5分にCKからタヴァレスのヘディングシュートを許したマルセイユだったが、GKマンダンダの正面を突いて助かった。
その後、強い雨が降り出した中、試合は拮抗した展開に。19分にはママ・バルデにオンターゲットのヘディングシュートを許したマルセイユは、格下相手に互角の攻防を強いられた中、26分にジェルマンのボレーシュートで先制点に迫った。

それでも30分には決定機。CKの流れから右サイドのB・サールの入れたグラウンダーのクロスを攻め残っていたペランがシュート。だが、枠の上に外してしまった。ハーフタイムにかけては互いに決定機なく、前半をゴールレスで終えた。

迎えた後半開始2分、シュエルにボックス左から決定的なシュートを許したマルセイユは52分に大ピンチ。FKからマンガのヘディングシュートが左ポストを直撃した。

その後も枠内シュートを複数回許すなど劣勢のマルセイユは、72分にようやく決定機。スルーパスに抜け出したラドンジッチがGKと一対一に。しかし、A・ゴミスにシュートはセーブされてしまった。

終盤の79分、相手との接触で60分に左足を痛めていた酒井がピッチを後にしたマルセイユは、劣勢を強いられたままゴールレスでタイムアップ。酒井が復帰したものの、最下位相手に苦戦した中、2試合連続ドローとなった。

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