ファンによる人種差別的チャントが発生したアタランタが声明を発表

2019.09.24 12:50 Tue
Getty Images
アタランタは23日、人種差別主義者によるチャントについて声明を発表した。
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22日に行われたセリエA第4節のアタランタvsフィオレンティーナで、フィオレンティーナのDFダウベルト・エンリケに向けて人種差別チャントが歌われ、主審のダニエル・オルサト氏が試合を中断。スタジアム放送で、チャントを止めるように警告させる一幕があった。予てからサポーターによる人種差別が相次いでいるイタリアサッカー界。FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長も、この事態に苦言を呈しており、何らかの措置が求められている。
そんな中、今回の当事者であるアタランタが声明を発表。人種差別主義者によるチャントから、チームを“切り離す”旨を主張した。

「アタランタとフィオレンティーナの試合が中断したことに関して、クラブは発生した可能性があるあらゆる種類の差別から、切り離して考えます」
「アタランタは、サポーターそしてファンとともに、常に連帯と平等の価値のための代弁者です」

「いくつかの愚かさは一緒に戦う必要があり、色もジャージもないと信じている。分離させる必要があるでしょう」

今シーズンだけでも、インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクやミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエらが被害に遭っており、これまでもナポリのセネガル代表DFカリドゥ・クリバリらは何度も被害に。イタリアサッカー界に蔓延する人種差別を無くす事はできるだろうか。

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