【CLグループA展望】PSG&レアル・マドリーの2強に長友のガラタサライが挑む

2019.09.18 12:00 Wed
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2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが9月17日に開幕する。レアル・マドリーパリ・サンジェルマン(PSG)というメガクラブ、日本代表DF長友佑都を擁するガラタサライ、クラブ・ブルージュの4チームで構成されたグループAでは、ガラタサライの健闘次第で2強2弱の展開も予想される。
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◆編集部予想
◎本命:パリ・サンジェルマン
○対抗:レアル・マドリー
△連下:ガラタサライ
☆大穴:クラブ・ブルージュ◆“MCN”不在の序盤戦がカギに~パリ・サンジェルマン~
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昨シーズン、VARの餌食となりマンチェスター・ユナイテッド相手のラウンド16で涙を呑んだPSG。国内リーグでも2つのカップ戦で敗れる体たらくで近年で最も厳しい1年を過ごした。続投が決定したトゥヘル監督の下、捲土重来を図る今季に向けては補強ポイントだった各ポジションにGKケイロル・ナバス、DFディアロ、MFサラビア、MFグイエ、MFエレーラと実力者を補強。さらに、負傷者続出の前線にインテルで構想外のFWイカルディを補強。実績ではマドリーに分があるものの、リーグのレベルの関係でCLに全力を捧げられることを考えれば、本命に挙げても差し支えないはずだ。
国内リーグではレンヌ相手に不覚を取ったものの、ここまで4勝1敗の首位と上々の滑り出しを見せている。イカルディやナバスを除き新戦力を早い段階で獲得できたこともチーム作りにプラスに働いている。ただ、懸念材料は2試合の出場停止処分を科されるFWネイマール、ケガのFWムバッペを使えない序盤2試合の戦いだ。幸い、FWカバーニに復帰の目途が付いており、重要なマドリーとの初戦に起用可能な見込みだが、ホーム初戦での敗戦だけは避けたいところだ。

◆PSG同様に負傷者続出の序盤戦に注目~レアル・マドリー~
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大会最多優勝に加え、昨シーズンに準々決勝で敗退するまで3連覇を記録していたマドリーだが、今回のグループではPSGに次ぐ2番手の評価とした。前述のCL4連覇逸を含め近年のクラブワーストと言える昨季から巻き返しを図るエル・ブランコだが、今夏の補強においてはDFミリトン、DFメンディ、MFアザール、FWヨビッチらの獲得に3億ユーロ以上をつぎ込む大型補強を敢行。ただ、意中のMFポグバやMFカゼミロのバックアッパー確保には至らず、CL優勝の本命に推すのは難しいところだ。
プレシーズンからの不調を引きずった開幕からのラ・リーガでの戦いでは2勝2分けの無敗を継続しているものの、守備面を中心に圧倒的な強さを見せられていないのが現状だ。前節デビューのアザールのフィット具合、エースFWベンゼマの好調が目立つ攻撃陣はある程度計算が立つが、中盤と最終ラインにケガ人が出ていることは大きな懸念材料だ。したがって、PSG同様に序盤戦の戦いが首位通過のカギを握る。

◆大型補強&ホームアドバンテージで2強に挑む~ガラタサライ~
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2強の絶対優位は揺るがないが、その牙城崩しにチャレンジするのが、トルコの名門だ。今夏の移籍市場ではFWファルカオを始め、MFエンゾンジ、MFレミナ、FWバベル、MFセリら実力者を獲得。ここにアウェイチームを震え上がらせる頼れるホームサポーターの力が加われば、2強を苦しめることは十分に可能だ。

国内リーグでは開幕2戦未勝利と苦しいスタートになったが、直近2連勝と復調気配を見せている。中盤から前は連係面が熟成すれば、破壊力抜群なだけに、長友を筆頭に一線級不在の最終ラインの奮闘が求められる。

◆目指すはEL出場の2位通過~クラブ・ブルージュ~
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2シーズン連続でグループステージ出場を決めたクラブ・ブルージュだが、今回のメンツを見ると、3位でのヨーロッパリーグ出場が目標となる。今夏の移籍市場では主砲ウェズレイ、FWダンジュマ、MFナカンバ、DFデンスウィルと主力を相次いで引き抜かれ、新戦力はリバプールからGKミニョレ、DFバランタ、今回の対戦相手ガラタサライで昨季トルコリーグ得点王に輝いたFWディアニェらを獲得。

開幕からの公式戦10試合で7勝3分けと好調を維持しているが、主導権を握って戦える国内リーグとは異なり、常に我慢を強いられる展開の中でいかに粘れるかが勝ち点奪取の重要なポイントとなる。

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