昨季シーズンダブルを喫したビルバオ、今季初のバスク・ダービーに完勝しリベンジ達成!《リーガエスパニョーラ》

リーガエスパニョーラ第3節のアスレティック・ビルバオvsレアル・ソシエダによるバスク・ダービーが30日に行われ、ホームのビルバオが2-0で勝利した。共に開幕無敗(1勝1分け)のビルバオと、ソシエダが相まみえる今季初のバスク・ダービー。好調な開幕となったバスクの両雄による注目の一戦は、早い時間に動く。11分、右サイドでスローインを受けたムニアインがワンタッチではたくと、これに反応したカパがボックス右まで駆け上がり折り返しを供給。これを中央のイニャキ・ウィリアムズが右足で流し込んだ。
先制を許したソシエダだが、20分に反撃。右サイド深くから仕掛けたサルドゥアがボックス内でコルドバに倒されると、主審はPKを宣告。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、倒れた場所はボックスの外と判定され、PKは取り消された。

VARでピンチを脱したビルバオは28分、ボックス左手前でボールを受けたラウール・ガルシアが狙いすましたシュートを放つと、GKモジャの弾いたボールが左ポストに当たりそのままゴールに吸い込まれた。リードを広げたビルバオは、43分にも左サイドから切り込んだユーリが強烈なロングシュートでソシエダゴールに迫ったが、これはGKモジャに阻まれた。

迎えた後半、2点を追うソシエダは55分にウィリアン・ジョゼを下げてイサクを投入。すると62分、中盤左サイド寄りの位置で獲得したFKからウーデゴールがクロスを供給すると、ボックス内で飛び出した相手GKとDFが接触。こぼれ球はジェライ・アルバレスが収めるも素早くインターセプトしたメリノの浮かせたパスから最後はゴール前のイサクが頭で押し込んだ。

このゴールでソシエダが1点を返したかと思われたが、この試合2度目のVARによる検証の結果、イサクのポジションがわずかにオフサイドと判定され、ゴールは取り消された。

その後、ビルバオは74分にイバイ・ゴメス、86分にアドゥリスを投入し試合をクローズ。バクス・ダービー3連敗中だったビルバオが、前半の2ゴールで逃げ切り5試合ぶりにダービーを制した。