初優勝目指すセネガルがチュニジアとの延長戦を制して9大会ぶりに決勝進出!《アフリカネーションズカップ》

2019.07.15 03:36 Mon
Getty Images
アフリカネーションズカップ2019準決勝、セネガル代表vsチュニジア代表が14日に行われ、延長戦の末1-0でセネガルが勝利した。

準々決勝でベナン代表に1-0と辛勝したセネガルと、マダガスカル代表に3-0と快勝したチュニジアの決勝進出を懸けた一戦。

マネやクリバリ、ニアンらをスタメンで起用してきたセネガルと、ハズリやスクヒリらをスタメンで起用してきたチュニジアの試合は、立ち上がりからセネガルが攻勢に出ていく。
すると26分、セネガルに決定機。左サイドからカットインして放ったサバリのシュートが右ポストに直撃した。

その後も押し込むセネガルは38分にも決定機。しかし、スルーパスでボックス右に抜け出したマネがGKをかわして放ったシュートは、角度が厳しく枠を捉えきれなかった。
セネガル優勢な中ゴールレスで迎えた後半、チュニジアが反撃に出る。まずは開始3分に決定機。ロングボールに抜け出したクニッシがGKと一対一に。だが、ループで狙ったシュートは枠の上に外れてしまった。直後にもボックス内にドリブルで侵入したサッシが枠内シュートを浴びせたチュニジアだったが、GKゴミスの好守に阻まれた。

さらに65分にもチュニジアにビッグチャンス。しかし、スルーパスに抜け出したクニッシはGKとの一対一を決めきれない。それでも73分、チュニジアにPKが与えられる。左クロスをボレーで合わせたサッシのシュートがクリバリのハンドを誘った。ところが、キッカーのサッシが枠の左を狙ったシュートはGKゴミスにセーブされてしまう。

すると78分、後半に入って防戦一方のセネガルにPKが与えられる。ドリブルでボックス内に侵入したディアニェがDFに倒された。だが、キッカーのセヴェが枠の右を狙ったシュートはGKハッセンのセーブに阻まれた。

両守護神の活躍で均衡が保たれた試合は、90分で決着が付かずに延長戦へ。その延長戦ではセネガルが押し気味に試合を進めると、同前半10分に先制する。右サイドからのFKをGKが被ると、後方のブロンに当たってゴールに吸い込まれた。

相手GKのミスで試合を動かしたセネガルは、延長後半3分にPKを献上しかける。ロングスローをS・サネがクリアすると、ボックス内のグイェの手に当たった。だが、VARの末に判定が覆り、PKは取り消された。

助かったセネガルはそのまま1-0で逃げ切り、9大会ぶりに決勝進出。初優勝を目指すセネガルはアルジェリア代表vsナイジェリア代表の勝者と19日に対戦する。

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