レアル移籍のアザール、スマホケースはチェルシー仕様のまま

2019.07.12 18:43 Fri
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レアル・マドリーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールは、チェルシー愛を忘れていないようだ。スペイン『アス』が伝えた。

2012年夏にチェルシー入りして以降、スタンフォード・ブリッジで輝かしい功績を収めてきたアザール。今夏、推定移籍金1億ユーロ(約122億円)で長らく「夢」だと公言してきたレアル・マドリー移籍を果たした。

そのマドリーは、9日からカナダでプレシーズンをスタート。その中で、モントリオール空港に降りた際、チェルシーのユニフォームを着たヤニス君、レオ君、サミー君の息子たちの写真がプリントされたスマートフォンケースを手に持つアザールの姿が激写されたという。
ブルーズ愛に溢れたアザールのスマホケースがマドリー仕様に代わることはあるのだろうか。新天地でどのようなプレーをするのか楽しみだ。

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レアル・マドリーが0-2からの逆転劇! 指揮官も一挙5発の後半を「今季最高」と評す

レアル・マドリーが力強い逆転劇だ。 レアル・マドリーは22日のチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節でドルトムントとホームで対戦。昨季のファイナル再現にもなる一戦で前半に2失点を喫したが、後半にヴィニシウス・ジュニオールのハットトリックを含む一挙5ゴールで王者らしく逆転劇を演じた。 カルロ・アンチェロッティ監督も大満足だ。『UEFA.com』が報じる。 「今季最高の後半。これまで以上にドルトムントにプレッシャーをかけられた。ヴィニシウス(・ジュニオール)は傑出したキャラクターの持ち主。前半は非常に臆病だったね。試合開始時の集中力があまりにもなかった」 そう前半の不出来を指摘したイタリア人指揮官はハーフタイムでの修正点を続けた。 「ハーフタイムに細かいところを修正するよう指示した。デュエルに勝つことだったり、パスを出すことだったり、失敗しないことだったりね。それが試合の流れを変える。より速く、より激しく、そしてより集中できてもいた」 また、0-2からの巻き返しに「大事なのは良いスタートを切ることだ。集中力と激しさをもってね」とし、改善の必要性を説いた。 「2-0にされるまで待つ必要なんてない。この点を改善しなければならないが、必ず正せると確信している」 <span class="paragraph-title">【動画】レアル・マドリーが圧巻の5発逆転劇!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="szsIh0AEDjY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.23 09:58 Wed
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エル・クラシコで4失点完敗…レアル・マドリー指揮官が痛かったと話す後半2分間の連続失点 「その後は別のゲームに」

レアル・マドリーは26日のラ・リーガ第11節でバルセロナとのエル・クラシコに臨み、0-4の敗北を喫した。 前半こそ0-0と拮抗した展開だったが、後半に大きく動き、ロベルト・レヴァンドフスキのドブレーテに17歳ラミン・ヤマルの追撃弾、さらにハフィーニャのダメ押しゴールでバルセロナに軍配。この試合前まで3ポイント差だったレアル・マドリーだが、6ポイント差に広がってしまった。 カルロ・アンチェロッティ監督は54分、56分の連続失点がその後の試合の流れを決めたと話す。スペイン『マルカ』が報じた。 「互角の試合だった。我々にもチャンスがあったし、得点できたかもしれないが、精度が足りなかったね。リードもできたが、相手に2点目を決められ、エネルギーを奪われてしまった」 「その後は別のゲームになり、カウンターから多くのダメージを受けた。タフで厳しいが、すべてを投げ出す必要なんてない。忘れるべきは最後の30分だけで、諦めてはいけないし、糧にする」 「昨季のダービーでもそうだったし、同じことをするんだ」 そう振り返ったイタリア人指揮官はまた、再三のオフサイドに決定機外しが目立ったキリアン・ムバッペについても続けている。 「彼らはハイラインでプレーしてきたが、そこを突ききれなかった。彼にも3、4回の決定機があったが、決められなかったね」 また、「スコアは試合での出来事が反映されていない」とし、改めてこの敗戦を総括した。 「敗戦から学べるものだし、多少の自己批判は不可欠。だが、すべきではないのは前半が良かったからといってすべてを投げ出すことだ」 「リスクを冒したからこその結果だが、今日の敗戦はリールでのものとは違う。あそこではインテンシティが足りなかったが、今日は違った」 <span class="paragraph-title">【動画】バルセロナがエル・クラシコで4発圧勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lspM7lBaVnE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.27 10:15 Sun
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バルセロナが強さ示すベルナベウ攻略の4発圧勝劇! 指揮官も大満足の出来に 「守りでも攻めでも全員が何をすべきか理解」

バルセロナは26日のラ・リーガ第11節でレアル・マドリーのホームに乗り込み、4-0と圧勝した。 前半こそ0-0と拮抗した展開だったが、後半に大きく動き、ロベルト・レヴァンドフスキのドブレーテに17歳ラミン・ヤマルの追撃弾、さらにハフィーニャのダメ押しゴールでバルセロナに軍配。この試合前まで3ポイント差だったレアル・マドリーを6ポイント差に突き放してみせた。 宿敵相手にも好調ぶりを示したハンジ・フリック新監督も満足げだ。スペイン『マルカ』が報じた。 「スタートがとても良かった。前半はうまくいったし、ディフェンスも前からいけたよ。危険でリスキーに感じたかもしれないが、そんなことはなく、うまくいった」 「ハーフタイムにも正しい変更を施せたよ。選手たちはうまくやってくれたし、ゴール前でクオリティを示してくれたね。守りでも攻めでも全員が何をすべきか理解してくれてもいた」 「我々は常に改善を目指すと言っている。今日は簡単じゃなかったが、よく守ったし、自分たちのアイデアに自信がある。だが、これからもしっかりと続けていく必要があるね」 そう振り返ったドイツ人指揮官はまた、ハーフタイムに「変更とともに、プレスをかけるよう指示し、後半はボールをよりコントロールできた。それが私から伝えたこと」と話す。 これでミッドウィークのバイエルンとのチャンピオンズリーグに続く強敵撃破。充実ぶりとともに、GKイニャキ・ペーニャを名指しで称賛した。 「いつも言っているが、バルセロナで働けて幸せだ。バルセロナで生活できるなんて素晴らしい仕事だよ。幸せを感じる。素晴らしい試合をしたし、誇りだね」 「それを成し遂げたイニャキのことも満足だ。そうだね。クリーンシートを続けるのも大事だし、選手たちがドレッシングルームでそれを祝ったのも嬉しい限りだ」 <span class="paragraph-title">【動画】バルセロナがエル・クラシコで4発圧勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="lspM7lBaVnE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.27 10:55 Sun
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王者マドリーが昨季決勝カードで圧巻のレモンターダ達成! ヴィニシウスのハットなど後半5発で2点差引っくり返す【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第3節のレアル・マドリーvsドルトムントが22日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが5-2で逆転勝利した。 昨シーズンのファイナルで激闘を演じた両雄による5カ月ぶりの再戦。 そのファイナルを制した前大会王者マドリーだが、第2節では格下リールにまさかの黒星を喫しており、今回はバウンスバックを図る一戦に。インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったリーグ戦のセルタ戦を2-1で競り勝ったアンチェロッティのチームは、今週末にエル・クラシコを控える中で先発3人を変更。カマヴィンガとチュアメニ、フラン・ガルシアに代えてメンディ、モドリッチ、ロドリゴを起用。[3-4-2-1]から[4-3-3]へ布陣を変更した。 一方、昨季準優勝チームのドルトムントは、今季CLでは2戦連続の大勝で36チーム中の首位に立つ。苦戦するリーグ戦では直近のザンクト・パウリ戦を2-1で勝利し、良い形で今回の一戦を迎えた。シャヒン監督は古巣初対戦に向けてそのリーグ戦から先発3人を変更。アントンとグロス、ジャンに代えてジューレ、エンメチャ、バイノー=ギテンスを起用した。 立ち上がりから主導権争いが繰り広げられる。開始6分にはギラシーが両チームを通じて最初のシュートを放つが、以降はボールの主導権を握ったマドリーが押し返し、ムバッペやロドリゴら前線の選手がフィニッシュへ持ち込んでいく。 以降はマドリーがドルトムントにボールを持たせてミドルブロックからカウンターを意識する形を取り、試合は徐々に膠着状態に陥る。 しかし、前半半ばを過ぎてスローテンポだった試合が大きく動いた。まずは30分、左サイドのベンセバイニがグラウンダーで斜めに差し込んだパスからペナルティアーク付近でブラントがDFルーカス・バスケスからボール奪取。その流れからボックス中央でDF2枚を背負ったギラシーがゴール右でフリーのマレンに絶妙なラストパスを通し、最後はオランダ代表FWが強烈な右足シュートを突き刺す。 鮮やかな崩しで先制に成功したドルトムントは直後の34分にもカウンターから右サイド深くで仕掛けたマレンがDFメンディを振り切ってポケットに侵入。グラウンダーで折り返すと、ファーにフリーで飛び込んだバイノー=ギテンスが左足ワンタッチで流し込み、瞬く間にリードを広げた。 あっさりとした形で連続失点を喫したマドリーはすぐさま反撃を開始。37分にはリュディガーのフィードに抜け出したロドリゴが胸トラップから放った左足ボレーがクロスバーを叩く。さらに、こぼれに反応したベリンガムがゴール至近距離からすかさずシュート。だが、再びクロスバーを叩いたボールはゴールライン上に落ちてギリギリラインを割らず。 ここから一気にオープンな展開になると、ドルトムントがブラント、バイノー=ギテンスのミドルシュートでGKクルトワにファインセーブを強いれば、マドリーもロドリゴが枠のわずか左に外れる際どいシュートを放った。 アウェイチームの2点リードで折り返した試合。ハーフタイムでのマドリーの修正に注目が集まったが、アンチェロッティ監督は前半と同じ11人で臨んだ。それでも、立ち上がりから攻勢を仕掛けると、53分には左CKの流れからヴィニシウスが後半最初の枠内シュートを記録。 これに対してドルトムントは55分、バイノー=ギテンスを下げてアントンを投入。[5-4-1]の布陣に変更し、重心を後ろへ下げた。だが、結果的にこの変化が裏目に出た。 マドリーは60分、セットプレーからの波状攻撃でボックス右のムバッペが浮き球のクロスを上げると、攻め残っていたリュディガーが古巣のゴールへヘディングシュートを叩き込む。 これで一気にスタジアムの空気が一変すると、直後の63分にはモドリッチのスルーパスに抜け出したムバッペとDFの交錯プレーからボックス左に流れたボールをドフリーのヴィニシウスが難なく流し込む。一度ムバッペの抜け出しの場面でオフサイドを取られたが、オンサイドでのゴールが認められた。 これで一気にレモンターダの機運高まるベルナベウだったが、追いついたことで少しバランスを取る意識も出てきたか、やや攻撃の勢いが弱まる。この間にドルトムントはグロス、ジャンのベテランにバイアーを投入し、守勢の中でも徐々に落ち着きを取り戻した。 後半半ば過ぎ以降は一進一退の攻防が繰り広げられると、82分にはドルトムントに決定機。鋭いカウンターからジャン、ブラントと繋いで最後はゴール前のバイアーがシュートを枠に飛ばすが、これはGKクルトワがビッグセーブ。 すると、守護神のビッグプレーから攻撃に転じたマドリーは83分、相手陣内右サイドのゴールライン際でボールを残したロドリゴからマイナスのパスを受けたルーカス・バスケスがルーズボールに反応してボックス右に持ち込み、GKコベルの右の肩口を抜く見事な右足シュートを突き刺す逆転ゴールを挙げた。 これで完全にドルトムントの心を折ると、86分には自陣左サイド深くでベリンガムからパスを受けたヴィニシウスがそのまま80メートル近くを独走。最後はボックス手前から得意のカットインを仕掛けて右足シュートをゴール右隅に流し込む、スーペルゴラッソを決める。 さらに、試合終了間際の93分には途中出場ギュレルの粘りから再び前向きで仕掛けたヴィニシウスがボックス内に持ち込んで右足シュートを突き刺してハットトリックを達成した。 前半の2失点でCL連敗の悪夢もよぎった中、これぞベルナベウ劇場と言える圧巻のレモンターダ(大逆転劇)を演じた王者マドリーが昨季決勝に続いてドルトムントを撃破。今週末のバルセロナ戦へ大きな弾みを付けた。 レアル・マドリー 5-2 ドルトムント 【レアル・マドリー】 アントニオ・リュディガー(後15) ヴィニシウス・ジュニオール(後18、後41、後48) ルーカス・バスケス(後38) 【ドルトムント】 ドニエル・マレン(前30) ジェイミー・バイノー=ギテンス(前34) 2024.10.23 06:21 Wed

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