中村復帰も大島負傷交代の川崎F、13試合無敗継続も鳥栖と手痛いドロー《J1》

2019.07.07 21:07 Sun
©超ワールドサッカー
明治安田生命J1リーグ第18節の川崎フロンターレvsサガン鳥栖が7日に等々力陸上競技場で行われ、ゴールレスドローに終わった。

前節のジュビロ磐田戦を3-1で勝利し、リーグ戦では12試合負けなしと絶好調の2位・川崎F(勝ち点31/1試合未消化)。昨日行われた今節で横浜F・マリノスが勝利で暫定2位に浮上しているため、来週の天王山に向けて負けられない一戦だ。その一戦に向けて川崎Fは前節と同様のメンバーを先発に選んだ。
一方、前節の清水エスパルス戦を4-2で勝利し、連敗を「3」で断ち切った16位・鳥栖(勝ち点16)。残留争い脱却に向けて連勝で勢いを加速させていきたいところ。その一戦に向けては、川崎Fと同じく前節と同じメンバーをピッチに送り出した。古巣戦の原川はダブルボランチの一角に入った。

雨の中で行われた試合は序盤から川崎Fが後方からのビルドアップで鳥栖の寄せをかわし続ける。3分、最前線でボールを収めた小林が右サイドの家長とのパス交換で前を向き、ボックス左手前の長谷川に預けると、ボックス中央浅い位置から右足を振り抜く。しかし、これは枠を捉えることはできない。

立ち上がりを経過すると、鳥栖も応戦し始めるも、川崎Fの集中したディフェンスの前にシュートをゴールまで飛ばすことができない。対する川崎Fは17分、谷口の左サイドへのパスに抜け出した登里が縦への仕掛けからクロスを供給。ファーサイドの小林が相手DFと競り合い、自身の真上にはねたボールをジャンピングボレーで合わせるが、シュートはゴール右外に外れた。
その後両者は雨風の影響かなかなかチャンスを創出できず。川崎Fは35分に大島のクロスの流れ球をボックス左で拾った登里が左足で低い弾道のシュートを放つも、GK高丘の正面に飛んでしまう。

さらに川崎Fは41分、左サイドでキープした田中からボックス左手前でパスを受けた家長がワンタッチでボックス左へ。これに抜け出した脇坂がシュートを放つも、GK高丘にセーブされる。

ゴールレスで試合を折り返すと、川崎Fにアクシデントが起きる。55分、ボールを持った大島が切り返そうとした際、足を滑らせて足首を負傷。守田をスクランブル投入する事態に見舞われる。さらに63分には脇坂を下げて中村を投入する。中村はJ1第12節以来のリーグ戦出場となった。

その川崎Fはボールこそ保持するものの、ラストパスが合わず、シュートまでは持ち込めない。77分には守田、田中とつなぎ、最後はボックス手前から小林が右足を振り抜くも、GK高丘の正面に。

鳥栖は時折、敵陣に侵攻するもゴールを脅かすには至らない。対する川崎Fは79分、長谷川に下げて阿部を投入して攻勢を強める。

しかし、終盤に鳥栖がチャンスを迎える。83分、原川の右CKを高橋祐治がファーサイドで触ると、ボールはゴール前で混戦に。最後は金崎がシュートを放つが、相手DFの懸命なブロックに阻まれた。

対する川崎Fは89分、中村のワンタッチパスから家長がボックス左外からクロスを送る。ファーサイドの小林が頭で合わせるも、再びGK高丘の守備範囲に飛んでしまう。

結局、両者に最後までゴールは生まれずゴールレスドロー。川崎Fは13試合無敗を継続も暫定ながら3位後退。一方の鳥栖は2試合無敗となった。
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