ヒーロー再び…西澤の2戦連続劇的弾で名古屋撃破! 清水、篠田体制移行後リーグ5戦無敗!《J1》

2019.06.22 21:07 Sat
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明治安田生命J1リーグ第16節の名古屋グランパスvs清水エスパルスが22日にパロマ瑞穂スタジアムで行われ、2-1で清水が勝利した。

前節の大分トリニータ戦を1-1で引き分けて連敗を「2」でストップしたものの、4試合白星から遠ざかり、この間に順位を2位から5位に落としている名古屋(勝ち点25)。中位陣も徐々に勝ち点を積み重ねており、リーグ戦5試合ぶりの勝利で上位に踏みとどまりたいところだ。そんな中、清水戦に向けては前節から先発メンバーを1人のみ変更。和泉に代えてマテウスを起用した。また、古巣戦となる吉田は左サイドバックで先発している。

一方、篠田善之監督就任以降、リーグ戦では2勝2分けと無敗をキープしている清水(勝ち点16)。前節の横浜F・マリノス戦での劇的逆転勝利で最下位脱出に成功し、残留圏内の15位にまで浮上した。勝利で残留争い脱却の一歩を踏み出したい名古屋戦。横浜FM戦から中村に代えて、前節に決勝ゴールを奪いヒーローとなった西澤を先発のピッチに送り出した。
今節の勝敗次第で順位も大幅に変わる可能性がある一戦。序盤から勢いのある清水が名古屋ゴールに襲い掛かる。6分、竹内のパスに右サイドを抜け出したドウグラスがクロスを送り、中央でフリーになっていた金子が頭で合わせる。しかし、当てきることができず、ボールはゴール左外へと外れてしまう。

いきなりヒヤリとする場面を作られた名古屋はボール支配を高めて攻撃を構築。しかし、最後のところで相手守備陣にはね返されてしまい、シュートまで持ち込むことができない。それでも22分には丸山の鋭い縦パスを受けたジョーがボックス左から左足を振り抜くも、GK西部に正面でキャッチされる。
名古屋にバイタルエリアで自由を与えない清水は、前線の守備からチャンスを迎える。28分、ボックス右外で北川が相手からボールを奪い、中央のドウグラスへ。最後はボックス手前に走り込んだ竹内がミドルシュートを放つが、ここは素早い反応を見せたGKランゲラックに軍配が上がる。

前半終盤、名古屋はほとんどの時間を敵陣で過ごすが、清水も粘り強く対応し、ゴールレスで試合を折り返した。

後半に入ると、開始早々、両者に決定機。まずは名古屋が48分、左サイドで米本、マテウス、長谷川、ジョーと細かくつないで清水を翻弄し、ボックス内に走り込んだガブリエル・シャビエルへ。GK西部との一対一を迎え、チップキックでゴールを狙うも、シュートはわずかにクロスバーの上に外れた。

対する清水はその2分後、左サイドでのパスワークから竹内のパスを受けた北川がワンタッチでボックス左へ。走り込んだ松原がゴール前左から左足を振り抜くが、好判断な飛び出しでシュートコースを消したGKランゲラックにブロックされてしまう。

すると時間の経過と共に清水が主導権を握り始める。61分、味方のパスで左サイドを抜け出した松原がファーサイドにクロス。フリーになった北川がダイビングヘッドで合わせるも、GKランゲラックの右手一本で防ぐファインセーブに阻まれてしまう。

それでも清水は68分、右サイドのエウシーニョがスローインからリターンを受けると、ヘナト・アウグストの動き出しを見逃さずボックス右にスルーパス。これをヘナト・アウグストが折り返し、最後はドウグラスがすべり込みながら左足を合わせ、ゴールネットを揺らした。

ブラジル人トリオのコンビネーションから先制点を奪った清水。80分にはファン・ソッコからのボックス内への放り込みをドウグラスが競り勝ち、河井がつぶれると、こぼれ球を六平がボレーシュート。しかし、GKランゲラックの守備範囲に飛んでしまう。

その後、名古屋は猛攻を仕掛けるも最後のところで決めきれず、時間は刻々と過ぎていく。しかし、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム1分、途中出場の前田が意地のゴールを奪う。ハーフウェイライン付近左からの丸山の放り込みがボックス右に流れ、前田が拾うと、ボックス中央浅い位置までカットインし左足を振り抜く。これがゴール左に突き刺さった。

このゴールで試合は1-1の同点に。しかし、名古屋は歓喜も束の間、前節劇的ゴールで清水を勝利に導いたヒーローが再び決勝ゴールを奪う。アディショナルタイム5分、右サイドでエウシーニョからパスを受けた中村がダイレクトでボックス右手前へ。これを受けた河井がボックス右に侵攻し、中央へラストパスを送ると走り込んだ西澤が右足で合わせゴール左隅へ流し込んだ。

清水が2-1と勝ち越しに成功して試合はそのまま終了。西澤の2試合連続劇的ゴールで勝利した清水が篠田体制初のリーグ戦連勝で5試合無敗を継続した。一方の名古屋は5試合勝利なしとなった。

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